ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 304939
全員に公開
ハイキング
谷川・武尊

天神平から高倉山・湯蔵山を経て水上駅へ

2013年06月01日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
7.2km
登り
217m
下り
1,035m

コースタイム

土合駅7:30…7:55谷川岳ロープウェイ土合口8:05=8:20天神平…(散策)…9:25高倉山9:30…10:25湯蔵山10:30…11:05廃小屋…11:20ホワイトバレースキー場上部…11:30今倉山…11:55鉄塔下12:20…12:50車道(大曲り)…13:05水上駅13:42=13:50土合駅
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 自家用車
コース状況/
危険箇所等
 天神平から高倉山へは明瞭な道。高倉山からは急で足場の悪い下りとなる(ワイヤーロープ設置あり)。但しこの道は送電線巡視路で湯蔵山の山腹を左に巻いて下ってしまうので、巻く地点から右手のヤブの中を湯蔵山山頂へ登る。
 湯蔵山から南南東の尾根には薄い踏み跡があるがそれも尾根の突端の廃小屋まで。廃小屋の右脇を真南に下る。道はないが下草は少ない。ホワイトバレースキー場の最上部の上の高まりが今倉山。三角点がヤブの中にある。今倉山から少し下ると二重山稜のような複雑な地形となるのでルートファインディングを確実に。その地形がまとまってわかりやすい尾根になったところで尾根は右に曲がる。そこを急降下すると左手から送電線巡視路が合わさる。あとは巡視路を下れば、谷川温泉に向かう県道252号線の大曲りに出る。
 そこから水上駅まではゆっくり歩いて約15分。
朝の土合駅。もう何台も車がとまっていた。
2013年06月01日 07:31撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
6/1 7:31
朝の土合駅。もう何台も車がとまっていた。
これから乗る谷川岳ロープウェイ。
2013年06月01日 07:53撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
6/1 7:53
これから乗る谷川岳ロープウェイ。
天神平到着。谷川岳がきれい。
2013年06月01日 08:20撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
6/1 8:20
天神平到着。谷川岳がきれい。
シラネアオイがお出迎え。
2013年06月01日 08:25撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
1
6/1 8:25
シラネアオイがお出迎え。
ゲレンデに群生するカタクリ。
2013年06月01日 08:32撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
1
6/1 8:32
ゲレンデに群生するカタクリ。
ショウジョウバカマもたくさん咲いていた。
2013年06月01日 08:37撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
1
6/1 8:37
ショウジョウバカマもたくさん咲いていた。
ミズバショウとサンショウウオの卵塊。
2013年06月01日 08:47撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
2
6/1 8:47
ミズバショウとサンショウウオの卵塊。
高倉山ゲレンデ最上部から見た天神平全景と谷川岳。
2013年06月01日 09:06撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
6/1 9:06
高倉山ゲレンデ最上部から見た天神平全景と谷川岳。
これから行く高倉山。
2013年06月01日 09:10撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
6/1 9:10
これから行く高倉山。
高倉山山頂。雪の重みか三角点が斜めになっていた。山名板はなかった。
2013年06月01日 09:32撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
6/1 9:32
高倉山山頂。雪の重みか三角点が斜めになっていた。山名板はなかった。
高倉山直下の道の真ん中にカタクリが頑張って咲いていた。踏まないように気をつけて下る。
2013年06月01日 21:18撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
1
6/1 21:18
高倉山直下の道の真ん中にカタクリが頑張って咲いていた。踏まないように気をつけて下る。
高倉山の下りからこれから行く湯蔵山を見る。この道は登山道ではなく送電線巡視路。
2013年06月01日 21:18撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
2
6/1 21:18
高倉山の下りからこれから行く湯蔵山を見る。この道は登山道ではなく送電線巡視路。
クモイイカリソウが咲いていた。谷川岳と至仏山にしか咲かない固有種。
2013年06月01日 09:14撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
2
6/1 9:14
クモイイカリソウが咲いていた。谷川岳と至仏山にしか咲かない固有種。
ナエバキスミレ。こちらも上越国境付近にしかない。
2013年06月01日 09:35撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
1
6/1 9:35
ナエバキスミレ。こちらも上越国境付近にしかない。
イワウチワも群生していた。
2013年06月01日 09:52撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
1
6/1 9:52
イワウチワも群生していた。
湯蔵山直下。ここから右手のヤブを登る。
2013年06月01日 10:19撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
6/1 10:19
湯蔵山直下。ここから右手のヤブを登る。
湯蔵山山頂。ブナ林の中に手製のプレートが取り付けられていた。
2013年06月01日 10:31撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
6/1 10:31
湯蔵山山頂。ブナ林の中に手製のプレートが取り付けられていた。
湯蔵山からの下り。薄い踏み跡が続いている。
2013年06月01日 21:18撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
6/1 21:18
湯蔵山からの下り。薄い踏み跡が続いている。
道の真ん中にあった熊の糞。まだ新しい。内容物を見たらタケノコを食べているようだ。
2013年06月01日 10:57撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
1
6/1 10:57
道の真ん中にあった熊の糞。まだ新しい。内容物を見たらタケノコを食べているようだ。
湯蔵山からの尾根の突端にある高床式の廃小屋。リフトの監視小屋のようでもあるが、何でこんなところにあるのか不明。小屋の右側の小尾根を下る。
2013年06月01日 11:06撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
6/1 11:06
湯蔵山からの尾根の突端にある高床式の廃小屋。リフトの監視小屋のようでもあるが、何でこんなところにあるのか不明。小屋の右側の小尾根を下る。
ホワイトバレースキー場までは気持の良いブナ林の下りとなる。
2013年06月01日 11:12撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
6/1 11:12
ホワイトバレースキー場までは気持の良いブナ林の下りとなる。
ホワイトバレースキー場最上部に出た。奥に谷川岳、左に天神平、その右に高倉山、湯蔵山と歩いてきた稜線が見えた。
2013年06月01日 11:27撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
3
6/1 11:27
ホワイトバレースキー場最上部に出た。奥に谷川岳、左に天神平、その右に高倉山、湯蔵山と歩いてきた稜線が見えた。
今倉山の三角点。
2013年06月01日 21:19撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
6/1 21:19
今倉山の三角点。
送電線巡視路に出合う。ここから巡視路を下る。
2013年06月01日 11:51撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
6/1 11:51
送電線巡視路に出合う。ここから巡視路を下る。
「上杉謙信屋敷跡」とあるが鉄塔が立っている。
2013年06月01日 12:44撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
6/1 12:44
「上杉謙信屋敷跡」とあるが鉄塔が立っている。
下山地点。真ん中に見える細い階段を下りてきた。ここから水上駅まで車道歩き。
2013年06月01日 12:50撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
6/1 12:50
下山地点。真ん中に見える細い階段を下りてきた。ここから水上駅まで車道歩き。
今日はSL運転日だった。水上駅にSLみなかみ号C61が待機中だった。
2013年06月01日 13:02撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
1
6/1 13:02
今日はSL運転日だった。水上駅にSLみなかみ号C61が待機中だった。
土合駅で電車を降りる。
2013年06月01日 13:50撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
6/1 13:50
土合駅で電車を降りる。
これから改札口まで486段の階段を登る。さすが日本一のもぐら駅。
2013年06月01日 13:53撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
6/1 13:53
これから改札口まで486段の階段を登る。さすが日本一のもぐら駅。
撮影機器:

感想

 天神平の南方には、高倉山、湯蔵山という二つの山があり、地形図にも載っている。ガイドブックなどによれば高倉山から先は登山道はないらしいが、気になるこの山を登ってみようと思った。そこで、土合駅に車を置き、天神平から二つの山を登って、尾根伝いに下って谷川温泉に向かう県道の大曲りに出て車道を水上駅まで歩き、そこから電車で土合駅に戻る計画を立てた。
 午前7時すぎに土合駅に着くと、もう何台も車がとまっている。山ヤらしき人もいるが、鉄道ファンらしき人もいて無人の駅に出入りしていた。7時30分出発。ロープウェイ土合口駅までは25分で着いた。ゴンドラで天神平に着くと天気は快晴。谷川岳が良く見える。ほとんどが谷川岳に向かうかリフトで天神峠に登る人だ。反対に歩き出す人は自分たちだけ。不思議そうにこっちを見ている人もいた。今日は天神平に咲く花も見たいという思いもあり、高倉山に向かう前にゲレンデを散策する。まずはシラネアオイがお出迎え。ゲレンデ上部にはカタクリが群生していた。そのほか、ショウジョウバカマやミズバショウなども咲いていたガ、思ったよりも花は少なかった。
 高倉ゲレンデ最上部まで登ると、谷川岳や白毛門が素晴らしい眺めだった。しばし展望を楽しんでから高倉山に向かう。一旦下って登り返し、15分ほどで高倉山の山頂に着いた。山名標識などは見当たらず、斜めになった三角点標柱が立っているだけの静かなところだった。ここからは急降下となる。一般登山道ではなく、送電線巡視路として使われている道とのこと。少し下ったところで道の真ん中に一輪のカタクリが咲いていた。踏まないように気を付けて歩く。岩混じりの急降下となり、足場が悪いがワイヤーロープが何箇所か取り付けられていた。湯蔵山との鞍部までは意外に花が多く、クモイイカリソウ、ナエバキスミレ、エチゴキジムシロなどがたくさん咲いていた。イワウチワの群生にも出会った。今日一番の見どころといっても過言ではないほど咲いていた。
 巡視路は鞍部から湯蔵山の山腹を左に巻いて下って行くので、右手のヤブに入り湯蔵山山頂と向かう。ヤブはそんなに深くない。10分ほどで山頂に着いた。湯蔵山山頂はブナに囲まれた何もないところで、手製のプレートが細いブナに掛けられていた。ここにもイワウチワがひっそりと咲いていた。湯蔵山は双耳峰なので、ここ北峰から南峰に向かう。南峰は何も無いのでそのまま通過、下りにかかる。踏み跡がだんだんしっかりしてきて分かりやすくなる。途中からヤセ尾根となり左右が切れ落ちている場所もあった。道が緩やかになったところで、道の真ん中に熊の糞が落ちていた。まだほかほかした感じで真新しいヤツだ。つついて内容物を確認すると、ネマガリタケの皮がほとんどだった。近くにまだいるかもしれないので、鈴を思い切り鳴らして大声も出しながら下る。
 尾根が平らになった突端部にまるでリフト監視小屋のような高床式の小屋があった。かなり朽ち果てている。何でこんな小屋がこんなところにあるのか不思議だ。ここで尾根は二股になっていて小屋の右側を真南に下る。もう踏み跡も何もなく、尾根を外れないように下るが、気持の良いブナ林で下草も少なく歩きやすい。そうして下っていくとホワイトバレースキー場の上部に出た。今まで歩いてきた稜線が見渡せた。ここの少し高まったところが今倉山と呼ばれる三角点だが、ヤブが濃くて見つけづらかった。何とか見つけ写真に収める。
 今倉山から下っていくと、尾根が広がって二重山稜のようになり、自分の現在地が分かりづらくなった。地形図では広い尾根のようになっている場所だ。自分の位置を確かめながら慎重に下る。尾根がまとまって狭くなったところで右に折れ、少し下るとブナの幹に赤のペンキマークを見つけた。消えかかっているのもあったがマークに沿って下っていくと、左下の山腹からくる送電線巡視路に出た。最初の鉄塔下で昼食を摂り、あとは巡視路を下っていく。途中で「上杉謙信館跡」と書かれた石碑が立っている場所があったが、そこには鉄塔が立っていた。さっきの廃小屋といいこの石碑といい、この尾根には不思議な構造物がいくつもある。
 そこから5分ほどで車道が見えた。谷川温泉に向かう県道252号線だ。この尾根を回り込む大曲りのところに出た。狭い階段を下りて車道を水上駅に向かう。ゆっくり歩いて15分ほどで水上駅に着いた。電車の時間までまだ時間があるので、運行していた「SLみなかみ号」を眺めたりして午後1時42分発の電車に乗って土合駅まで戻った。土合駅の下り線ホームは新清水トンネルの中の地下70メートルにある。ここから地上の改札まで486段の階段を登る最後の試練が待っていた。山歩きと違ってキツイ登りを終えて車に戻った。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:5339人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら