美瑛岳〜美瑛富士
- GPS
- 06:46
- 距離
- 16.5km
- 登り
- 1,618m
- 下り
- 1,591m
コースタイム
天候 | 曇りのち晴れ強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
トムオプの時にオプの山頂で会ったガッツある若人kiri-chan。その後偶然にも芦別岳、増毛オートルートの時に遭遇した。同じ山域で会うので話を聞くと僕達と同じロングアタッカーを目指していると言う。
過去の記録を見ると山スキー1年生だが数々のビッグマウンテン登っている。が、内容はウ〜ン…昨今この種族は絶滅危惧種なので若い芽を摘むわけにはいかない。手合わせする事になった。
林道を歩いて行くが、僕たちの普通ペースは普通の人にはかなり速いはずだが話をしながら並んで歩いている。さすが普段からしっかりトレーニングしているだけある。
広い平尾根を真っ直ぐ歩く方法などレクチャーしながら登り、森林限界を超えると山頂には特濃ガスがベッタリ張り付いている。まぁこれも良い訓練になると歩いていると、ぶぁっとガスが無くなり青空が広がった。これだから山はやめられない。
山体に取り付くと斜度もキツくなり上に行くほどテクニカルになる。僕的にはパウダーなので登り易いがkiri-chan一気にペースダウン、やはり経験不足が露呈する。体重の掛け方やシールの利かせ方を教えて頑張って登ってくる。
核心部はラスト100のカチカチハードバーン。クトーを付けるが刃がよく効くので問題無い。しかしkiri-chan一気に老けてヨチヨチお婆ちゃんに変身。無理せずシートラにするよう言うがこのまま頑張ると。危なっかしいのでウィペットを貸したその数歩後に刃が抜けて危機一髪!しっかりウィペットを刺してその場に留まった、無かったらヤバかったな。慎重に進み美瑛岳に到着。
シールを剥がすか迷ったがガリとモナカなのでシートラでコルまで下降しそのまま富士へ向かう。風は強くなり、中腹はジェットストリームの横風が吹いている。突っ込むと氷粒飛んできて顔が痛ってぇー。
付いてきているか時折振り返るが、風に煽れてユラユラしながらニコニコ登っている。中々の変態だな。
山頂はシビれる強風で記念撮影などできる状態ではないのでさっさと安全圏へ逃げ帰ろう。
いくら降りてもしつこい強風が続く。北東の沢なら風が無くなるだろうと中に入ると予想通り弱くなった。シールを剥がしたらGo!
出だしは硬めだが中腹から薄パウでパラダイス銀河。今日の辛かった部分は一瞬で楽しい記憶に上書きされた。楽しい森スキーで林道トレースに戻り無事に下山。
今日晴れた意外は普通的に泣きが入る環境だったが、臆せず常にニコニコのkiri-chanガッツの塊だ。週一のポイント練を入れてトレーニングを積めば若いのであっという間にモリモリ強くなる。技術はまだまだ未熟だが、今後は惰性で登らずに毎回課題を持って挑み続ければ自ずと結果は付いてくるだろう。
好きな事を続けるのは楽しいだけじゃない。無理しすぎずに、怪我なく事故なく永く山を続けて下さい。ベクトルが同じ方向で脚が合い、気の合う仲間が早く出来るといいね。僕が今の仲間達と出会えた様に。
“明日も死ぬなよ”、”シロさんもね”と言い。僕達はその場を後にした。
繋ぐNew generationに幸多からんことを
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