火打山(2461.8m)
- GPS
- 28:20
- 距離
- 19.6km
- 登り
- 1,544m
- 下り
- 1,545m
コースタイム
8:00高谷池ヒュッテー9:20黒沢ヒュッテー10:00大倉乗越ー10:30黒沢ヒュッテ11:30ー14:20登山口
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
積雪は2メートルくらいありそうなところもある。 火打山に関してはルート目印多いが、妙高側はほぼなし。 |
写真
感想
今回初のテント泊。そして初の百名山。
わりとノリで決めた今回の山行。
一番思い出に残る山行になりました。
まずは食事計画とザックパッキングから。
2日昼飯:コンビニで買うおにぎりなど
夕飯:家でもなかなかしないような高級お肉のすき焼き
3日朝飯:スープ系とドライバナナなどなど
昼飯:レトルトカレーとアルファ米
ぬーん。すき焼きはそばつゆで味付け、国産和牛に白菜、ネギ、しらたきに生卵で締めはうどん。
すき焼きのためにチタンのフライパンも買い、卵入れも買った。
次に今回はDIY GPSのデビュー戦。
ついにカシミール3Dから地図を取り込むことに成功し、火打山にてデビュー。自宅の位置を正確に指し示していたので期待度高し。
結果的には積雪がすごくて途中から道はまったくわからないし、道なき道を行くことが多かったのでGPSがなかったらおそらく迷っていたであろう。
火打を登る分には問題ないけど、こっち側から妙高山を狙う人はあると心強い。
地図だけではぼくは無理。
朝は六時半に出発、朝ご飯食べたり、買い足したり準備運動して登り始めたのが10時。うーん。予定より1時間遅い。
高谷池ヒュッテの水が要煮沸と聞いてめんどくささを感じてなぜか二人で5Lの水を担ぐという愚行にでたため、僕の荷物は19キロに。
おとなしく煮沸すればよかった。。。
未知の重量を担ぎながらぐんぐん歩いていく。
十二曲がりが終わったところで最初の休憩。
沢の音と鳥の鳴き声、そしてたくさんの花があってなんとも心地よい空間だった。
そのあとは岩場が続いてからモミの木々?みたいなとこを歩くゾーン。
ここいらから積雪が一気に増加。ルートは細かく目印があるので道迷いはない。
2mくらい積雪があって木もかなり埋まっていた。
ここらへんからすれ違いが多くなる。
2000m地点からのトラバースは人一人分くらいしかトレースがないのですれ違いが困難に。
親子に道を譲ってもらったけどその少年は10歳くらいだったけど、サングラスもして自信に満ちあふれた表情をしていた。
将来は息子と山にこよう。
コースタイム3時間を4時間で2時ころにヒュッテに到着。
荷物の重さと雪道だったからしょうがないのか。
幕営料はまさかの100円。もっとお金とってもいいような。
初のテント設営は家での自主練効果もあり、スムーズに完成。
整地とかも含めて20〜30分くらいだったかなー
ちなみにテント泊は俺たち1組のみ。なんと贅沢なことか。
ひとまず天気もよくて安心。
そして2mmの銀マットを持ってきたんだけど大正解。
やはり雪の上はかなり寒い。銀マットとシュラフマットでやっと底冷え回避といった感じだった。
その後身軽になって火打山登頂。
途中では雷鳥を4羽程みたし、写真もとれて満足。
なにより開けた空間に池(凍ってる)があったり穏やかな空間がよかった。
最後は傾斜がかなりきつくてキックで登っていった。
こうして人生初の日本百名山。ちょいとガスってたけど北アルプス方向はまあまあ見えた。
ヒュッテにもどり、夕飯の支度。
往復は2時間半くらいだったかなー
陽が沈むととにかく寒かった。足の冷えが特にすごくて。びっくり。
気温は5度くらいとのことなので、氷点下にだいぶ恐怖を感じる。たしかに装備は貧弱だったけど。
下界で食べないような高級すき焼きを食べてビールタイム。なかなか入っていかない。1缶でよかったな。
そういえばヒュッテの牛田さんが二人が夕日に包まれている写真をとってプレゼントしてくれた。向こうとしてはHPやFacebookに載せさせてください、というスタンスだったけど、とにかくうれしかった。
21時に就寝。
24時起床。
星を見るためだ。
外にでてみると、ヒュッテのトイレへのわずかな光はあるものの真っ暗な状態。
星が無数に輝いていた。
なかでも北斗七星の輝きはすごかった。下界からでもよく見えるんだから当たり前よな。
天の川もうっすらと確認。
星の数が多すぎて有名な星を探すのに苦労するくらいだった。
そこで星空の撮影に挑戦。
画角を求めて14mmのでとったけど20mmのf1.7のレンズでとればよかった。光量が少し足りない。ぬーん。
さそり座はきれーに写すことができた。他はいまいち。要勉強ですな。
レリーズとか買ってみようかな。
あとはなんなんだろなーあの雑誌でみる星の数は。実際の4分の1くらいしか写らない気がする。
ミラーレスの限界でしょうか。
1時間ほどまったりして就寝。朝5時半起床。
ぬーなんだか頭が痛い。二日酔いかな。
とか思ったけどよく考えて見ると高山病の症状だった。
確かに水分摂取量は少なかったし、ビール2缶飲んだけど2000mで高山病なっちゃうの?軽いけど頭痛とむくみあり。
あとその後かなり息を切らす登りをしたときは頭痛がでた。もしかして高所に弱い体質なのかなー今後不安である。
ただ起きたときに何十羽もの鳥の鳴き声に包まれていたのは感動した。
すぐ近くの木の上でさえずり合ってる。
まさに異世界。テント泊でしか味わえない経験。
朝ごはん撤収に手間取り8時に妙高山に向けて出発。
牛田さんに聞いてみると10人中8割は敗退するとのこと。
理由は夏道が見つけられずに登りきれないからとのこと。
GPSあるから余裕だぜ!とか思ってたけど傾斜きつすぎ。
大倉乗越の時点でスキー場の上級者コースくらいの傾斜。
キックでやっとのぼって下りはグリセードか斜めに切ってくか。
妙高山の最後の登りが地図で見る限り明らかにここより急なので諦めて帰りました。やっぱアイゼンピッケル必要だったかな?
いつかリベンジですな。
黒沢ヒュッテ(7月まで休業)で昼飯にしてそっから3時間でスピード下山。
ただ黒沢の湿原?雪原?はただ広いだけだけどそっからのトラバースルートが夏道隠れていてまったくわからず。GPSなかったら遭難してたかもなー
一回沢に降りっちゃったし。
ちなみに今回使ったアイフォンあぷりのDIY GPS。450円です。
カシミール3Dを使って地図の切り取りとかめんどくさいことはあるけど大活躍でした。とにかく安い。
バッテリーにさえ気を付ければ、問題なし。めちゃくちゃお勧めです。
結局初のテント泊は大成功に終わりました。
2日間で13時間くらいの行動時間だったけどめちゃくちゃ疲れた。
まさかの高山病になった。
アイゼンは必須とのモンベル店員のアドバイスを無視して果敢に妙高山挑むも敗退。無謀でした。
などなど反省点は多くあるけどとにかく充実した山行になりました。
次は飯豊か燕か。
アルプス縦走もしたいけど毎日8時間とかは意外ときつそうですな。
これからの山行に期待!!
おはようございます、父親です。
高谷池ヒュッテ便りと同じ写真だな、と思い拝見いたしました。
大倉乗越で引き返して正解、トレースとGPS頼りでは非常にキケンでしょう。
次は燕が良さそうですね。”安全登山”で楽しんできて下さい
あぁ、若さが羨ましすぎる(笑
コメントというものがあったのですね!自分のための日記、というつもりで書いていたので気づきませんでした。
ヒュッテまでのトラバースですれ違ったことをまだ覚えています。
去年はその後燕に。今年もGWに火打行きました!
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