【ヘソマガリな周回、テント場の快眠】赤岳・横岳(県界尾根〜杣添尾根)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 17.2km
- 登り
- 1,791m
- 下り
- 1,782m
コースタイム
08:30 小天狗
09:45 大天狗
11:45 赤岳頂上山荘(小休憩)
12:15 赤岳山頂
13:30 行者小屋
08:00 行者小屋
09:00 地蔵の頭
10:10 三叉峰
10:25 横岳山頂(奥の院)
10:40 三叉峰から下山開始
13:10 東屋
14:40 県境尾根防火線の頭登山口
天候 | 11日:くもり時々はれ後に雨 12日:あめ |
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過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
コンビニは高原大橋の交差点にセブンイレブン。 八ヶ岳牧場の入り口通過してヤツレンの先にもセブンイレブンあり。 県境尾根防火線の頭登山口ゲート前の駐車スペースを利用。 八ヶ岳牧場から先は未舗装路を進み、志木市立八ヶ岳自然の家を越えて少し進んだところに開閉可能なゲートあり、さらに先の鍵のかかったゲートの脇が駐車スペース。 復路:長坂IC〜高井戸IC |
コース状況/ 危険箇所等 |
・県界尾根の上部は残雪あり。アイゼン等は要らないが去年よりも多く残っているので注意。 ・最近も事故が起こったという二つ目の鎖場も、途中で鎖が雪に埋もれている。今回はピッケルで確保しながら後続の為にステップ切りながら登りました。 ・文三郎尾根の階段は雪なし。森の中に入ると残雪あるが特に危険な所はなし。 ・地蔵尾根にもチラホラ残雪。雪解けの泥濘がひどいので、足下慎重に。 ・杣添尾根はかなりの量の雪が残っている。ポール等使って慎重に進めば滑落はないと思うが、高低差のある場所や踏み跡脇は大きく踏み抜くので注意。 ・下山後は甲斐大泉の駅近くの「パノラマの湯」へ。大きな露天、サウナなどのある広々とした施設。大人700円。 ・お風呂から天女山方面に少し登ったところにある「ヴィラ・アフガン」にて、名物ベーコンエッグカレー。味、ボリュームともに大満足。 |
写真
感想
ツクモグサの季節である。ヤマレコの山行記録にもツクモグサを求めた記録が次々と上がり、きらきらと輝く産毛に会いに行きたいという欲望は高まるばかりだ。
もちろん王道は美濃戸から入り、硫黄横赤と三座を回るハンマー型の周回コースなのだが、どうにもこうにもヘソマガリな性格。ここは一つ東側から攻めて見るかと思い立ち、コース計画。まだ歩いた事のない杣添尾根と県界尾根の野辺山側をつなぐ林道を使ったヘソマガリ周回の出来上がり。
そこに間もなく誕生日を控えた山仲間シホが、今シーズン初の2連休が取れそうだと。それならばと行者小屋もしくは赤岳鉱泉で一泊して誕生日の前祝いとしゃれ込もうと、テント泊計画に予定変更。
3時間弱の仮眠の後、3時にシホをピックアップし中央道、長坂で下車し野辺山へ。どうも空模様がおかしく、午後から雨が降るかもという予報。さっさとテント場に行こうという事になり、県界尾根から登ることに。去年の全く同じ時期に美し森から入ったコース、去年より雪が多く残っていて、テント泊のフル装備。厳しい登攀になったもののなんとか山頂へ。
山頂では去年も同じ場所で煙草を吸っていた赤岳頂上山荘の小屋番の方と会いしばしお話。やはり先日も滑落した方が居たとか、居ないとか。今回のヘソマガリコース話したら「いいね」と言われ、ニンマリ。山頂は案の定視界なし、余裕があれば行こうと行っていた阿弥陀も全く見えず、さっさと降りてテント張ろうという事に。
幕営を終えて少し寝ようかなんて言っていたのだが、ビールで乾杯してそのまま宴会になだれ込む。お誕生日祝いに担いで来たシャンパンのコルクを天高く打ち上げ、ホットサンド食べながらダラダラと飲み。おかげで16時には気絶するように就寝。どうせ夜には目が醒めるだろうなんてタカを括っていたのだが、気がついたら朝の5時半。夢の中で雨音を聞いたような、聞かないような。
何はともあれ、目覚めスッキリ。どうせ雨だし、視界も無いしって事で硫黄岳はパス、地蔵から上がって雨の稜線歩き。幸い風もそれほど無く、イワヒバリを愛でながらの稜線歩き。念願のツクモグサとも会え、真っ白な山頂を後に杣添尾根へ。
ダラダラとゆるい下山を想像していたのですが、ハイマツ帯抜けるといきなり雪渓、というか上部のコースの半分近くが雪道。大きく踏み抜いたり、ズルッと滑ったりしながら何とか森の中へ。雨の降る森はコケやらキノコやら、南八ヶ岳らしからぬ鬱蒼としていて、いい感じ。
東屋で林道に合流し、最後はのんびりハイキング。ワタスゲの綿やら、コナシの花びらがヒラヒラと舞い、時々太陽も顔を出すピースフルな道。1時間強かと思っていた林道歩きは意外とアップダウンもあり、1時間半。無事下山して、時折小雨の降る牧場の中をガタゴト走っていたら、キツネの親子が飛び出して来た。
パノラマの湯で汗を流し、欧風カレーの有名店「ヴィラ・アフガン」に開店と同時に飛び込み貸し切り状態でベーコンエッグカレー。コースを端折って、飲んで食べてばかりの山行。カロリーは完全にプラマイプラ。
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晴れ男の称号のもと、けっこうな日数山に出かけているのだが、今回がなんと2回目の雨登山。久々に背負ったテント泊装備はずっしりと肩に食い込み、それはそれで心地よく感じたり。テントで12時間以上眠り続ける事が出来る自分に驚いたり。まだまだ山で発見する事がたくさんある。
まったくもって、愉快な話である。
otkmeさん、今晩は。
なかなか面白いルート図ですね 自分好みです。
東屋〜県境尾根防火線の頭登山口間、歩くと1時間半ですか。参考になりました。やっぱり自転車の方が速いですが、この位なら手間を考えたら自分でも歩きますね。
次回も面白いルート図を描いて下さい
ありがとうございます。
貧乏性なのか、どうしてもピストンより周回。
ヘソマガリなのか、メジャーよりマイナーばかり選んでしまいます。
林道は思っていた以上に気持ちよく、アップダウンがありますよね。1時間少々だと思っていましたが、やっぱり1時間半かかってしまいました。
この夏も八ヶ岳周辺をふらふらしていますので、よろしくお願いします。
訪問していただきありがとうございました。
過去の記録を拝見すると、八ヶ岳どっぷりあるいてますねー。
特に北八つの記録は良かったです。たまには北八つもいいなー。近いうちに行ってみようと思いました。
僕もへそ曲がりな性格なのかなぜかひねったルートを行きたがるのです。
それにしても、ヤマ飯豪勢ですねー。さぞかしザック重いんじゃないですか。
もともと諏訪地方の出身なので、何となく八ケ岳に足が向いてしまいますね。
北八ケ岳は知人も多く、冬にスキー場に入り浸っているので、愛着が深いのです。
山ごはん。多少重かろうと、楽しみ優先であれもこれも詰め込むので、ザックは20kg越えですが、トレーニングと割り切り背負っています。
お互いにへそ曲がりルート、楽しみましょう。
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