鹿島槍ヶ岳 南峰

2013年06月28日(金) [日帰り]

• GPS: 06:00
• 距離: 20.8km
• 登り: 2,310m
• 下り: 2,306m

コースタイム

扇沢出合AM09:00〜柏原新道〜種池山荘〜爺ヶ岳南峰AM10:40〜爺ヶ岳中峰〜冷乗越〜冷池山荘〜布引岳〜鹿島槍ヶ岳南峰PM12:10〜布引岳〜冷池山荘〜種池山荘〜柏原新道〜扇沢出合PM03:00

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

黒部立山アルペンルートの扇沢駅の1km手前に鉄橋があります。柏原新道の入山口はこの橋の手前にあります。駐車スペースは橋の両側にあります。トップシーズンは駐車出来ない場合もあります。

コース状況／危険箇所等

　柏原新道上部で雪渓を横切る場所が数カ所あります。小屋の皆さんが定期的にカットして通りやすくしてありますが、恐る恐る渡る人も少なくありません。足腰の弱い人は軽アイゼンを出したほうが無難だと思います。特に雪上トラバースの途中で嶽樺を潜ったり跨いだりする場所があります。疲れているときはご注意を。
　稜線は夏道が露出しております。冷池山荘をすぎてからテン場をすぎると、長野県側に残った雪上を歩きますが、これは問題ないと思います。

写真

柏原新道入山口。

爺ヶ岳南峰から進む方を望む。冷池山荘までの稜線には残雪がありません。

爺ヶ岳から棒小屋沢を見下ろす。ズッと下ると下の廊下の十字峡に合流します。劍岳は雲の中。

爺ヶ岳北・中・南の各峰。

コメバスガザクラ群落で見る事が出来ます。

メジャーなルートで沢山の人が踏んできたので、歩きやすくなっています。

冷乗越は赤岩尾根ルートと出合う地点。

季節が違いますが晴れるとこんな感じです。（参考までに）

キバナノコマノツメ　…　かな？

冷池山荘のカワイイ看板。

冷池山荘から鹿島槍に向かって10分ぐらい進むと、長野県側に積もった残雪の区間が500mぐらいあります。夏道の起伏が隠れていて楽チンです。

イワカガミの群落。肩寄せ合っている感じが健気です。

イワウメは布引岳の標柱のそばに咲いています。

鹿島槍ヶ岳の頂上。霧で展望がききません。

「キリマンジャロの雪」風に言うと。
…こんな場所に蝉が何を求めてやってきたのか誰も説明したものはいない…

　別の機会に撮った写真。
　鹿島槍から北側の稜線が続きます。一番低い所が八峰キレット。その先に五竜岳を見る事が出来ます。参考までに。

別の機会に撮った写真。
鹿島槍から南へ伸びる稜線。槍ヶ岳へと続きます。参考までに。

ミヤマキンバイ。

鹿島槍ヶ岳から少し南側に下った所にハクサンイチゲの群落があります。稜線から黒部側の斜面を埋め尽くしています。

天気が悪いとよくお会いするライチョウさん。左が♀で右が♂です。♀のほうは砂浴びの最中です。登山道のザレた所が丸くくぼんでいたら、ライチョウの砂浴び場かもしれません。

エンレイソウ。

ふたたびライチョウさん。

キヌガサソウ。

7月でも桜が見られます。

ゴゼンタチバナ。

同じ桜でもこちらはツガザクラ。

キバナシャクナゲはハイマツと仲良し。

雪の解け際に咲くショウジョウバカマ。

柏原新道上部にあるトラバース区間。

この山並みの下をアルペンルートが通る。

オオカメノキはカモシカが食べる草の一つ。これを多く食すカモシカは脂身が多いということらしい。

ムラサキヤシオツツジ。

シャクナゲ。後立山連峰の中でも大町あたりの山間部に多く咲いています。五竜岳以北ではあまり見かけません。

扇沢出合いの橋。扇沢駅の手前1kmぐらいの地点にあります。

感想

Tyonanonee

　間もなく7月。夏山シーズン到来です。混雑する前に一度様子をみておきたかったので出かけました。本当は鹿島〜五竜の間も見たかったのですが…。
　鹿島槍直下のハクサンイチゲは綺麗でした。ガスっているとライチョウにもよく会う事が出来ます。
　晴れていると裏劍の眺めも抜群です。爺ヶ岳南峰から見る劍岳は手前に見える赤い屋根の種池山荘がアクセントになって、私のフェイバリットな風景の一つです。