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Yamareco

記録ID: 318435
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

北岳

2013年07月06日(土) 〜 2013年07月07日(日)
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yogins その他1人
GPS
27:54
距離
12.3km
登り
1,987m
下り
1,980m

コースタイム

2013.07.06
06:56 広河原
09:05 御池小屋
11:10 北岳肩ノ小屋
11:59 北岳
13:00 北岳山荘

2013.07.07
06:00 北岳山荘
07:00 北岳山頂
10:50 広河原
天候 2013.07.06 ガス+強風
2013.07.07 ガス+強風時々雨
過去天気図(気象庁) 2013年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス タクシー
2013.07.06
22:00 新宿発広河原行き 山梨交通 \6,600
コース状況/
危険箇所等
天気予報は悪くなさそうだったが、稜線上はガス+強風でなかなかの状況。
肩ノ小屋〜北岳山荘の間は常時10m以上で時折15m以上の風と思われた。
まっすぐ立っていられないくらいの風は久しぶりだった。

広河原〜御池小屋:夏道。危険個所なし
御池小屋〜草滑り:一部雪渓が残っているがトレースばっちりで危険はなし。
草滑り〜肩ノ小屋:夏道。お花畑はほとんどなし。
肩ノ小屋〜北岳山頂:夏道。強風時と濡れによるスリップ注意。
北岳山頂〜北岳山荘:夏道。ガレ場あり。落石注意。強風時注意。
広河原出発。天気は、どうだろう…
広河原出発。天気は、どうだろう…
御池小屋まで2時間。結構いいペースじゃね?おにぎりで補給。
御池小屋まで2時間。結構いいペースじゃね?おにぎりで補給。
池に映る北岳は拝めず。
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池に映る北岳は拝めず。
草滑りを下から。ほんの少し雪渓がある。
草滑りを下から。ほんの少し雪渓がある。
よく分からん花。
よく分からん花。
ガスっているため撮影意欲が湧かず。
ガスっているため撮影意欲が湧かず。
肩ノ小屋。湿ったガスで強風のため、雨具を身につける。
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肩ノ小屋。湿ったガスで強風のため、雨具を身につける。
北岳山頂への道。何も見えん。
北岳山頂への道。何も見えん。
相変わらずガスガスの北岳山頂。さっさと山荘まで降る。
相変わらずガスガスの北岳山頂。さっさと山荘まで降る。
山頂付近はお花畑が結構あったが、強風で全然撮れず。ブレまくり。
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山頂付近はお花畑が結構あったが、強風で全然撮れず。ブレまくり。
13時に4張り目で設営したゴアメスナー。最終的には20張り近く設営されていたんじゃないかな?
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13時に4張り目で設営したゴアメスナー。最終的には20張り近く設営されていたんじゃないかな?
夕飯は炊飯したご飯とペミカン豚汁。
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夕飯は炊飯したご飯とペミカン豚汁。
雨が降りつ付けた翌朝の結露。少し垂れているくらいでふき取りは楽だった。まぁ、こんなもんか。
雨が降りつ付けた翌朝の結露。少し垂れているくらいでふき取りは楽だった。まぁ、こんなもんか。
樹林帯に降りてから。新緑が素晴らしい。
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樹林帯に降りてから。新緑が素晴らしい。
自分。あまりにも黒過ぎてちょっとショック。
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自分。あまりにも黒過ぎてちょっとショック。
何かのキノコ。
ようやく見つけたギンリョウソウ。異質な植物で不気味。
ようやく見つけたギンリョウソウ。異質な植物で不気味。
開花前のギンリョウソウも発見。群生地あるのね。
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開花前のギンリョウソウも発見。群生地あるのね。
遠くに青空見えるもまだ雨が降ったりやんだり。
遠くに青空見えるもまだ雨が降ったりやんだり。
広河原の吊橋。下山完了!
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広河原の吊橋。下山完了!
芦安の日帰り温泉にて。とろろ蕎麦美味い!
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芦安の日帰り温泉にて。とろろ蕎麦美味い!

感想

ジャンダルムに向けての練習その二として北岳に行ってきた。
天気予報では悪くなさそうだったが、現実は厳しくガスと強風+雨の2日間となった。
やはり強風時の設営に抜群の安定感を見せるメスナーテント。特に煽られることもなく安心して設営できた。

2013.07.06
06:30 広河原に到着。今回利用した山梨交通の登山バスは途中12:00〜04:30まで横になって仮眠でき、良かった。
06:56 広河原出発。予定通り御池小屋経由で北岳山荘を目指す。天気は微妙だがなんとか好転してくれないかとか期待していた。
09:00 御池小屋到着。2時間程度なら悪くないペースかな。相方は昨夜から炭水化物を摂取していなかったらしく、ここまでだいぶ顔色が悪かったから無理やりにでも行動食を食べてもらう。ソフトクリームは、下山時に通れば、かな。
10:10 ようやく樹林帯を抜けてお花畑に突入か!と思ったらまだ全然咲いていなかった。ちょっと早かったかな?写真も撮れないんで進むことに。ここから先は風も強くなるだろうしと雨具のジャケットを着込む。

稜線に出てからの風は正直言って予想をはるかに超えていた。10mは出ていそうな感じで時々身体がふらつく。雨が降っていないのがせめてもの救いか。

11:10 北岳肩ノ小屋に到着。軽く行動食を食べる。今回もフランスパン+ツナマヨの組み合わせ。どうも上はさらに風が強そうなため、ここで雨具のパンツも着用することにした。

ここからがまた笑えて来るほどの強風で常時10m以上か?お花畑が広がる場所が点在したが風の影響でブレまくり。全然撮れなかった。とりあえず安全第一に進む。

11:59 北岳山頂。登山客は結構いるが真っ白で展望はゼロ。サクッと記念撮影して山荘まで降りることにする。
ここでわりと普通目の恰好した兄ちゃんが途中まで付いてきたけどすぐに見えなくなった。どこ行く予定だったんだろう?

ちなみに山頂〜北岳山荘までの間がこの日一番風が強かった。ふらつきながら進む始末で鎖などの人工物に極力頼らないという自分のポリシーをいとも容易く砕いてくれた。
あんなところで稜線から落ちたら痛いじゃ済まなさそうだし…

13:00 北岳山荘到着。テント泊装備、休憩込みで6時間弱はなかなかのペースでないかね。
受付を済ませると前日はこんなものではなかったと話してくれて笑うしかなかった。確かに昨日の予報は雨だったし。
テントは3張りほど張ってあったが、西面に風除けの石垣があるスポットが空いていたんで遠慮なく張らせてもらう。グランドシートの上に本体を置いて四隅をペグダウン後、ポール立てて幕体を連結する。最後に張り縄を固定して10分ほどで設営完了。
中でゴロゴロしてると続々と登山者が到着した模様で、テントの人は強風に苦労してた。
14:00頃には雨も降ってきた。早く到着して良かったと言いながら温かいお茶を入れる。

15:30 熱湯に米を投入し、30分ほど放置。その後炊飯し、夕飯はペミカン豚汁とした。
チタンのクッカーにアルミ蒸着したEPIのATSクッカーなるものなら炊飯も楽かもしれない。それならわざわざメスティンを持つこともないし、下山後検討しよう。

19:00 就寝。相方はU.L.S.S.#3、俺はポリゴンネスト2×2。気温は10℃以下でやはり寒かった。21:00頃には雨足が強くなり、風も相変わらず強かった。

2013.07.07
04:10 起床。03:00時に一度起きたがガスっていたため中白根山へのピストンは中止して二度寝していた。パスタの朝食を取り、どうするか考える。

06:00 晴れればヘリの荷揚げがあるため06:00時にはテント撤収しておくようにと言われていたため撤収完了。最後まで悩むもガスの中で大樺沢雪渓を降るのは危険と判断し、来た道を戻ることにする。

07:20 山頂と肩ノ小屋の途中にある小さな残雪の傾斜で相方の雪渓下り訓練をしばらく行った。雪渓下降時のキックステップの要領をまだつかみ切れていないようだった。
尻もちつくと下まで止まらない傾斜だったこともあり、完全に腰が引けていた。
大樺沢用にチェーンスパイクは持っていたけど、やはりまずは基本のキックステップだなー。
身体をまっすぐにして踵から体重をかけて踏み込み、後ろ脚に体重を残さないようにする。後ろに体重残すと腰が引けてしまうから。もっと傾斜の緩い場所で練習してからと言っていたが、とにかく慣れだね、こればかりは。

御池小屋までさっさと降り、ソフトクリームを頬張って一息してから広河原まで降った。途中でそういえば去年歩いた時に友達がギンリョウソウの写真を撮っていたことを思い出し(俺は全く気付かず、下山してカメラ見せてもらい愕然とした)、注意深く歩いていると登山道脇に白いものがあることに気付いた。良く見るとギンリョウソウではないか!?
初めてナマで見たけど、不気味な植物だ。半透明なのと形がまるで幽霊みたい。開花前の株なんてモンスターみたいな姿。
でも見れて良かった。

10:50 広河原到着。乗り合いタクシーに並んで芦安まで行き、温泉入ってとろろ蕎麦食って帰路についたとさ。

今回の山行で35Lザックに2人用テント一式と、ヘルメット、お助け紐系が全て収まることを確認したので連休のジャンダルムに向けて、後は体調を整えるのと天気を祈るだけだね。

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