聖岳〜兎岳〜中盛丸山〜大沢岳 遂にリベンジ!
- GPS
- 51:45
- 距離
- 25.0km
- 登り
- 3,713m
- 下り
- 3,710m
コースタイム
05:20便ヶ島登山口
05:55西沢渡
06:30痩せ尾根取付き06:40
07:501800m地点08:00
09:35薊畑09:45
12:00聖岳山頂12:40
14:35兎岳避難小屋
歩行時間8時間5分
【第2日目】
05:10兎岳避難小屋
07:00中盛丸山
07:30大沢岳07:35
09:35兎岳避難小屋09:50
12:00聖岳山頂12:25
14:10聖平小屋
歩行時間8時間15分
【第3日目】
05:05聖平小屋
08:10西沢渡08:30
09:05便ヶ島登山口
歩行時間3時間40分
過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
西沢渡に木橋がかけられていました ちょっと斜めなのが怖いですが、助かります 痩せ尾根の急坂で下山時、踏み跡が多く迷いかけました 登山時には、気が付きませんでしたが、ご注意ください 薊畑からの登山道ははっきりしていて 危険箇所は特にありませんが 岩場、ザレ場での擦れ違いによる落石等にご注意ください 聖岳から兎岳の間、崩壊地を通過します 転倒、滑落に注意してください |
写真
感想
去年、低気圧のせいで、百間洞で敗退以来、地図で睨んでいた百高山三座。
なかなかまとまった休みが取りにくく、半ば諦め気味でしたが
何と奇跡的に四連休が取れ、この機を逃すわけにはいかず
今回は、五月初めに林道の開通した便ヶ島から入山することに。
一日目の天気予報があまり良くなく、早朝出かけるのも億劫で
便ヶ島で前泊と決め、昼頃のんびりと家を出発し、三時間以上かかって到着。
国道152号線から一歩入ると道は細く、
カーブあり、時には未舗装ありで、対向車もありますし、運転に気が抜けません。
テントの設営に慣れる為、便ヶ島でテントデビューしました♪
明日、光岳や聖岳に登る為に遠方から来られた方々と話が弾み、
ワインが進んでしまい、一寸大丈夫なの?と心配になるほど。
車ですし、嬉しくて大量に持って来た自分が悪いのですが…
早朝の谷間は重い雲に閉ざされ、初回の聖岳と同じかと
ちょっと、がっかりしながらも、天気は分からないからと言い聞かせつつ、
長い樹林帯の薄暗い道を抜けて薊畑に辿り着き、
小聖からジグザグの辛いザレ場をひたすら耐えて登りました。
意外なことに、聖岳山頂の北側に、赤石岳が見えるではありませんか。
雲が次々に通り過ぎる為、なかなか完璧に山頂の写真は撮れませんでしたが
周囲の山々も切れ切れにではあるものの、見渡せて満足でした。
それに明日は嫌でもこの山頂に戻って来なくてはなりませんから
明日に期待して、聖岳山頂を後にしました。
今夜泊まる兎岳避難小屋は、数年前改装されたと聞いています。
一体どんな小屋でしょうか?不安がつきまといますが、泊まるしかありません。
聖岳からの下りは結構長く、左側に崩壊地を見ながら幾つか鞍部を越え
いよいよ兎岳への急坂が始まると、いつもよりぐんと重いザックが辛く、
とにかく、兎でなくて亀でいいから止まらないで歩こうと言い聞かせながら登ります。
避難小屋には既に三人の方が休んでいて、私は最後の一人でした。
場所を開けていただき、休む場所が確保でき、ほっと一安心。
食欲があまりなく、そうかといって眠れる感じでもなくて
ザックの重さに泣きべそをかきながら持って来たワインに癒されます。
翌朝、三人の方は聖岳に、私一人だけ兎岳山頂から大沢岳に向かいました。
大沢岳に向かうと言っても、また今日中に聖岳に登り返し、
聖小屋までは何としても帰りつかなくてはなりません。
ザックの重さや登り返しのきつさをあまり深く考えないことにし、
とりあえず、水と雨具だけの軽装に喜びをかみしめ
舞うように(実際はとぼとぼといった方が適切かと思われますが)
百高山三座の山頂を、しかと踏みしめてきました♪
正午に着いた聖岳でしたけれど、雲が見る見るうちに周囲を覆い隠し
昨日より、天気が随分早く悪化して行くように思えました。
広い山頂に一人だけの心細さもあって、早く下ろうと急ぎ足に。
あわよくば、便ヶ島まで下ってしまおうとの思いもありましたが
かなり疲労している自分に気づき、やはり聖平小屋にお世話になろうと決意。
夕食の豚汁がとても美味しくて、お代りしたいほどでした。
食事が美味しく食べられて、安心して眠りに着いたのですが
真夜中、屋根を叩く雨の音に何回も目を覚まし、帰り道が大丈夫かと心配に。
翌朝は雨と霧の中を、全く人に出会うことなく下山しました。
ちょっと体調を崩し気味で、自信もなかったのですが
念願だったコースを、時間的にはともかく無事に歩けて
様々に反省点やら、改善点など、自分なりに収穫の多かった山行でした。
広大な南アルプスで、しかも大きな独立峰が三つも並んでいる姿を思い浮かべると
辛かったザックの重さもすっかり忘れて、またわくわくしてきます♪
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