金峰山、瑞牆山【瑞牆山荘BS→金峰山→瑞牆山→瑞牆山荘BS】


- GPS
- 14:42
- 距離
- 18.3km
- 登り
- 2,091m
- 下り
- 2,054m
コースタイム
金峰山小屋0330→金峰山0410-0440→金峰山小屋0500-0615→砂払ノ頭0650→大日岩0730→大日小屋0755→富士見平小屋0830-0850→天鳥川0910→瑞牆山1045-1155→天鳥川1250→富士見平小屋1310-1330→瑞牆山荘BS1400
天候 | 晴れときどき曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
http://yamanashikotsu.co.jp/jikoku/town/705-1-2.htm ■山交タウンコーチ 増富温泉郷→韮崎駅 http://yamanashikotsu.co.jp/jikoku/town/841-1.htm ■山梨峡北交通 茅が岳みずがき田園バス(みずがきルート) http://www.kyohoku.jp/modules/pico/index.php?content_id=5 |
写真
感想
週末の天気が変わりやすい季節。
取り敢えず色んな山域の計画を練っておいて、後はヤマテンの前日発表に身を委ねることにします。
瑞牆山と金峰山、2座とも未踏峰であれば地図を見ただけで「1回の行程で2座とも踏みたいな・・・」と思うのは自然なことです。
じゃあ、どういう行程で攻めるかを考え始めると迷走してしまいますね。
今回この行程に行き着いた理由は、これだけは譲れないポイントを「金峰山の稜線歩きで絶景を見たい!」としたからです。瑞牆山からの展望は二の次にしました。
なので、1日目の昼と2日目の朝に通過するようにすれば、仮にどっちかガスったとしても、もう1チャンスあるだろうと踏みました。
夏場は午後にはガスが湧きやすくなるので、勝負を挑むなら昼がタイムリミットでしょう。
ただし、金峰山小屋は幕営禁止であるが故に、テン泊派と小屋泊派で事情が異なります。
この2山はグローブの装着をお勧めします。
とにかく、岩や木の根を掴んで昇り降りする場面が多いです。
なので、ストックも基本的には仕舞っておいた方が安全だと思います。
アップダウンが激しいエリアでは、逆に邪魔になってしまいます。
■瑞牆山荘→砂払ノ頭
土曜の朝の韮崎駅には縦走スタイルのハイカーが・・・誰も居ません。
07:45発の増富温泉行きで終点まで行って、08:45発の瑞牆山荘行きのバスに乗り継ぐ人は少ないようです。
瑞牆山荘からの登りは最初こそ緩やかな歩きだしも、徐々に急登に変わり汗だくに。
前にも後にも常に人がいる苦手な状態で、自分のペースを掴めないまま富士見平小屋に到着します。
富士見平小屋では、これから瑞牆山に登るであろう人たちで混雑していました。
この辺りの山域の百名山の中では、群を抜いてCTが短いからでしょうか。展望も良いですし。
賑やかな富士見平小屋を通り過ぎて、奥の裏手から金峰山を目指します。
ここも、なだらかな登りだしから始まり、そのまま飯盛山のトラバースに移ります。
平坦な巻道を粛々と歩き、岩稜を一登りすると開けた場所の大日小屋に到着します。
ここのテン場の受付は富士見平小屋で行っているようです。
水場への指導標は見当たりませんでした。よく探す必要がありそうです。
再び樹林帯に入り、少しずつ傾斜を増しながら標高を稼いでいきます。
大日岩で、また一旦視界が開けますが、そこから砂払ノ頭まで樹林帯で休憩に適した場所がないので、ランチする場所は考えておきたいところ。
段々とガレてくる登山道を、グリーンロープに従って登り詰めると、徐に森林限界を突破して砂払ノ頭に到着します。
地図上の迷アイコンに該当するような難しい場面は、ありませんでした。
■砂払ノ頭→金峰山→金峰山小屋
ランチがてら砂払ノ頭の展望を一頻り堪能して、今回の山行のメインイベントに突入します。
ヤマレコで散々見せつけられてきた、憧れの金峰山への稜線が眼前に広がっています。
地図上の危アイコンは、恐らく斜めに渡る大きな一枚岩を指しているのでしょうか。
何にせよ、岩稜とガレで危険なエリアなので、疲労で足元がフラフラな状態での突入は避けたいところ。
最後に五丈岩を左から巻いて、賑やかな山頂エリアに到着します。
日本百名山の山頂標と三角点は、更に東側の小高い丘の上にあります。
登山道の脇に、そっと建てられたような地味さが謙虚ですね。
一通り写真撮影を終えたら、今日の宿である金峰山小屋へと向かいます。
金峰山小屋は水場がないので、予め担いでいくか小屋で買うか、になります。
この時期は水の摂取量が多くなりがちなので、翌日の分や小屋で使う分も考慮したら、3L担ぎ上げても大袈裟ではないです。
ちなみに、金峰山ピストンで2L、瑞牆山ピストンでも2Lを消費しました。
金峰山小屋の夕食は評判通りにお洒落です。
まさか奥秩父でナイフとフォークのディナーが提供されるとは・・・ただし、ちゃぶ台の上ですが(笑)
金峰山小屋は特に西側への展望が開けているので、八ヶ岳の全景や夕焼を手軽に楽しむことができます。
この日は、宿泊一番乗りの方の雑学ネタを肴に楽しく酔わせて頂きました。
夕食は17:30、消灯は20:30でした。
ちなみに朝食は05:30なので、ご来光を見てから小屋に戻って朝食も可能です。
■金峰山小屋→金峰山ピストン→富士見平小屋
山頂にほど近い山小屋に泊まったのなら、山頂からの朝焼けも楽しみの一つですよね。
小屋から山頂まで2〜30分で行けますが、全てガレ場なので寝起きの足元に注意です。
この日は残念ながら朝焼けには出会えずに、雲海だけ堪能して戻ります。
吹きっ曝しの山頂は夏場でも肌寒いくらいなので、アウターを持っていくと心強いです。
小屋に戻って朝食と出発準備、忘れてはいけないお弁当の受け取りを済ませて、巻道を経て稜線に乗ります。
朝日を背に浴びて、歩きにくくも気持ちいい稜線歩きを堪能しました。
正直、森林限界から樹林帯に戻ってしまったら、もう歩くという作業でしかありません。
富士見平小屋までの800mの下りは、まるで嫌がらせにしか思えないほど。
日曜の早朝から金峰山へ登ってくる人が多かったです。朝から挨拶の連呼はキツい。
1日目は瑞牆山をピストンして富士見平小屋か大日小屋でテン泊、2日目は金峰山をピストンして下山が効率的なようです。
富士見平小屋にザックをデポして、水場でハイドレに満タン補給します。
ここから瑞牆山への2時間の登り返しは相当な厳しさを予感させるものの、金峰山だけ登って下山じゃ、何となく勿体なくて。
■富士見平小屋→瑞牆山ピストン→瑞牆山荘BS
徐々に標高を稼いで、天鳥川を目指して一気に吐き出す、嫌がらせの序盤戦。
これ復路だと太ももヤバいかな・・・と危惧するレベルです。
天鳥川から山頂まで断続的に岩稜が現れます。
頻繁に岩に赤スプレーで矢印が描かれているので、注視しながら登りたいところ。
何も考えずに前の人に追随して、進めずに困っている人も居ました。
ロープは何箇所も出てきますが、特に難しいことは無いです。手繰れば登れます。
それよりも無数に現れる岩稜登りに対応できないと、あっと言う間に渋滞を引き起こしてしまいます。
山頂は緩やかに斜度のある岩稜ながらも、東西に広くて混雑時でも何とか座ってランチにはありつけそうです。
展望は北側以外に開けていて、色々な山脈を見渡せることができるので、あちこちから歓声が上がっていました。
帰路はホールドとか要らないので、割とスムーズに下りられます。
ややザレている個所が多数あるので、スリップしないように注意が必要なくらい。
案の定、天鳥川からの登り返しで太ももが悲鳴を上げました。
富士見平小屋の水場で休憩がてら、顔を洗ったり靴の汚れを落としたりします。
瑞牆山荘への下りは、何度かスリップするほど急峻で、滑りやすいです。
瑞牆山からの下りで足を使い果たしてしまうと、転倒する可能性が高いです。
特に急ぐ用事もないので、同じ行程で来られていたソロの方と談笑しながら下りました。
金峰山小屋に一緒に泊まった何組かは、翌日に瑞牆山へ足を延ばしたようです。
無事に2日間の行程を終えて、瑞牆山荘の入り口横の缶ビール・・・でなくて売店受付で生ビールをオーダーします。
加齢臭を撒き散らしながら電車に乗るとか出来ないので、増富の湯で途中下車して汗を流します。バス車内で100円の割引券を貰いました。
増富の湯の玄関口まで乗り入れるのは山梨峡北交通だけです。山交タウンコーチは橋まで戻らないと乗れないので注意です。
そして、忘れてはいけない参院選の投票に行って、週末の全行程を終えるのでした。
相変わらず歩いてますねぇ
ジメジメとガスがかかりやすい今年の夏、
これだけの天候に恵まれたのはやっぱりSuSEさんは晴れ男ですね!
そしてお山でメロン、なんてセレブな夕食
どれもこれもうらやましいぃ〜
7月からプロジェクトの立ち上げで連日連夜残業が続き、
お山に行く準備、体力、夏休みなく、お友達のレコのみが
今の楽しみです
ぅぅぅ、早くSuSEさんと金色の飲み物で乾杯したい><
天気と食事に恵まれた金峰山と瑞牆山、お疲れサマーでした
立ち上げからキツいと、軌道に乗せるのも苦労しそうですねぇ
ウチも嵐の前の静けさ的なものを感じるので、いつ週末が消え失せても不思議ではないですが・・・。
いつもお盆の時期は混雑を避けて登らないようにしているのですが、今年は洗礼を浴びようかなと画策中です。
行程表は書いたのですが、電車やら宿やら確保できなくて計画倒れになりそうですけど
取り敢えず週末を平和に過ごすために、また働きますかね
登ったらレコ書くので、少しでも溜飲を下げてください。
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