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Yamareco

記録ID: 323587
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥秩父

金峰山、瑞牆山【瑞牆山荘BS→金峰山→瑞牆山→瑞牆山荘BS】

2013年07月20日(土) 〜 2013年07月21日(日)
情報量の目安: S
都道府県 山梨県 長野県
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
14:42
距離
18.3km
登り
2,091m
下り
2,054m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

瑞牆山荘BS0920→富士見平小屋1005→大日小屋1050→大日岩1125→砂払ノ頭1225-1245→金峰山1345-1405→金峰山小屋1425
金峰山小屋0330→金峰山0410-0440→金峰山小屋0500-0615→砂払ノ頭0650→大日岩0730→大日小屋0755→富士見平小屋0830-0850→天鳥川0910→瑞牆山1045-1155→天鳥川1250→富士見平小屋1310-1330→瑞牆山荘BS1400
天候 晴れときどき曇り
過去天気図(気象庁) 2013年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
■山交タウンコーチ 韮崎駅→増富温泉郷
http://yamanashikotsu.co.jp/jikoku/town/705-1-2.htm

■山交タウンコーチ 増富温泉郷→韮崎駅
http://yamanashikotsu.co.jp/jikoku/town/841-1.htm

■山梨峡北交通 茅が岳みずがき田園バス(みずがきルート)
http://www.kyohoku.jp/modules/pico/index.php?content_id=5
■写真1 - 瑞牆山荘
登山口を背にして。
バスで来たのは自分ひとり。殆どが車で来るようです。
2013年07月20日 09:19撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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7/20 9:19
■写真1 - 瑞牆山荘
登山口を背にして。
バスで来たのは自分ひとり。殆どが車で来るようです。
■写真2 - 富士見平小屋
夕食が美味しそうなのですが、予約とキャンセル受付のリミットが1週間前なので無理です。
2013年07月20日 10:03撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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7/20 10:03
■写真2 - 富士見平小屋
夕食が美味しそうなのですが、予約とキャンセル受付のリミットが1週間前なので無理です。
■写真3
飯盛山を緩やかに巻きます。
鷹見岩への分岐には指導標があります。石楠花が綺麗に咲くのだとか。
2013年07月20日 10:47撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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7/20 10:47
■写真3
飯盛山を緩やかに巻きます。
鷹見岩への分岐には指導標があります。石楠花が綺麗に咲くのだとか。
■写真4 - 大日小屋
登山道から少し低い場所にあります。
反対側はテン場になっているようです。
2013年07月20日 10:52撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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7/20 10:52
■写真4 - 大日小屋
登山道から少し低い場所にあります。
反対側はテン場になっているようです。
■写真5 - 大日岩
徐に視界が開けると、大日岩の裾にあたる部分に到着します。
2013年07月20日 11:15撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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7/20 11:15
■写真5 - 大日岩
徐に視界が開けると、大日岩の裾にあたる部分に到着します。
■写真6 - 大日岩
指導標は林の中に落ちたまま放置されていました…。
2013年07月20日 11:17撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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7/20 11:17
■写真6 - 大日岩
指導標は林の中に落ちたまま放置されていました…。
■写真7 - 大日岩
なので、通過時刻の計測点を八丁平への分岐とします。
指導標にも大日岩とあるし。
2013年07月20日 11:25撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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7/20 11:25
■写真7 - 大日岩
なので、通過時刻の計測点を八丁平への分岐とします。
指導標にも大日岩とあるし。
■写真8 - 大日岩
八丁平方面に少し進むと、大日岩の頭にあたる部分がよく見えます。
2013年07月20日 11:26撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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7/20 11:26
■写真8 - 大日岩
八丁平方面に少し進むと、大日岩の頭にあたる部分がよく見えます。
■写真9
見頃を過ぎたハクサンシャクナゲが、わずかに咲いているだけでした。
2013年07月20日 11:42撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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7/20 11:42
■写真9
見頃を過ぎたハクサンシャクナゲが、わずかに咲いているだけでした。
■写真10
見誤りやすい分岐点。
ここは青テープを頼りに左側の倒木の方へ進みます。
2013年07月20日 11:57撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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7/20 11:57
■写真10
見誤りやすい分岐点。
ここは青テープを頼りに左側の倒木の方へ進みます。
■写真11
暑い夏の間、トンボは涼しい山で過ごします。
2013年07月20日 12:17撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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7/20 12:17
■写真11
暑い夏の間、トンボは涼しい山で過ごします。
■写真12 - 砂払ノ頭
樹林帯が終わり、ここから森林限界を超えます。
八ヶ岳は今日もガスの中です。残念。
2013年07月20日 12:28撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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7/20 12:28
■写真12 - 砂払ノ頭
樹林帯が終わり、ここから森林限界を超えます。
八ヶ岳は今日もガスの中です。残念。
■写真13 - 砂払ノ頭
南アルプス方面。
今日の稜線歩きは気持ちが良さそうです。
2013年07月20日 12:28撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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7/20 12:28
■写真13 - 砂払ノ頭
南アルプス方面。
今日の稜線歩きは気持ちが良さそうです。
■写真14
砂払ノ頭のすぐ先のピークを越えると、ヤマレコでよく見る光景が…!
五丈岩まで明確に視界に捉えることが出来ます。
2013年07月20日 12:45撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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7/20 12:45
■写真14
砂払ノ頭のすぐ先のピークを越えると、ヤマレコでよく見る光景が…!
五丈岩まで明確に視界に捉えることが出来ます。
■写真15
梯子が掛けられていますが、ちょっと脆くなってるので慎重に足を乗せてください。
2013年07月20日 12:53撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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7/20 12:53
■写真15
梯子が掛けられていますが、ちょっと脆くなってるので慎重に足を乗せてください。
■写真16
wikipediaと同じアングルで。
大きく登り返した先に聳える五丈岩が見えます。
その奥の小ピークが本物の山頂です。
2013年07月20日 13:02撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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7/20 13:02
■写真16
wikipediaと同じアングルで。
大きく登り返した先に聳える五丈岩が見えます。
その奥の小ピークが本物の山頂です。
■写真17
休憩がてら振り返って八ヶ岳。
景観はいいのに、ガレ場なので常に足元を見ながらでないと歩けないのがもどかしい。
2013年07月20日 13:23撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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7/20 13:23
■写真17
休憩がてら振り返って八ヶ岳。
景観はいいのに、ガレ場なので常に足元を見ながらでないと歩けないのがもどかしい。
■写真18 - 金峰山
肉眼で見て初めて知る、圧巻の五丈岩。
常に誰かが登ろうとしています。
2013年07月20日 13:43撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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7/20 13:43
■写真18 - 金峰山
肉眼で見て初めて知る、圧巻の五丈岩。
常に誰かが登ろうとしています。
■写真19 - 金峰山
山頂部の岩稜から五丈岩方面の展望です。
登頂に成功した人がいますね。
2013年07月20日 14:00撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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7/20 14:00
■写真19 - 金峰山
山頂部の岩稜から五丈岩方面の展望です。
登頂に成功した人がいますね。
■写真20 - 金峰山
反対側の国師ヶ岳方面の展望です。
北側と南側は雲が湧いて、あまり展望が利きませんでした。
2013年07月20日 14:01撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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7/20 14:01
■写真20 - 金峰山
反対側の国師ヶ岳方面の展望です。
北側と南側は雲が湧いて、あまり展望が利きませんでした。
■写真21 - 金峰山
岩稜の脇の登山道に建つ山頂標と、ガレに埋もれた三角点。
百名山の割には、何となく不憫です。
2013年07月20日 14:05撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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7/20 14:05
■写真21 - 金峰山
岩稜の脇の登山道に建つ山頂標と、ガレに埋もれた三角点。
百名山の割には、何となく不憫です。
■写真22 - 金峰山小屋
ちょっと早いですが、今日の宿にチェックインです。
混み合うかと思いきや、この日の宿泊客は15名ほどでした。
2013年07月20日 14:24撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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7/20 14:24
■写真22 - 金峰山小屋
ちょっと早いですが、今日の宿にチェックインです。
混み合うかと思いきや、この日の宿泊客は15名ほどでした。
■写真23 - 金峰山小屋
寝室は2階で、左側の列は2段ベッドで天井が低いです。
羽毛布団は少し暑かったかな…。
2013年07月20日 14:45撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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7/20 14:45
■写真23 - 金峰山小屋
寝室は2階で、左側の列は2段ベッドで天井が低いです。
羽毛布団は少し暑かったかな…。
■写真24 - 金峰山小屋
ユズヒコくんは寝てばかりで相手してくれませんでした…。
2013年07月20日 14:46撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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■写真24 - 金峰山小屋
ユズヒコくんは寝てばかりで相手してくれませんでした…。
■写真25 - 金峰山小屋
夕食は名物のワンディッシュプレートでのチキンソテー。白ワインも付きます。
美味しかったです。特に女性には好評だったようです。
2013年07月20日 17:36撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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7/20 17:36
■写真25 - 金峰山小屋
夕食は名物のワンディッシュプレートでのチキンソテー。白ワインも付きます。
美味しかったです。特に女性には好評だったようです。
■写真26 - 金峰山小屋
夕焼けの時間なので、外でウィスキーを飲みながらシャッターチャンスを待ちます。
2013年07月20日 18:54撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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7/20 18:54
■写真26 - 金峰山小屋
夕焼けの時間なので、外でウィスキーを飲みながらシャッターチャンスを待ちます。
■写真27 - 金峰山小屋
んー、今日はこれが限界でした。
波打ち際のように押し寄せる雲海を、夕陽で照らしてくれたら最高だったんだけどなぁ。
2013年07月20日 19:13撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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7/20 19:13
■写真27 - 金峰山小屋
んー、今日はこれが限界でした。
波打ち際のように押し寄せる雲海を、夕陽で照らしてくれたら最高だったんだけどなぁ。
■写真28 - 金峰山
お早うございます。日付が変わりまして翌日の朝4時の金峰山頂です。
雲海に島のごとく浮かび上がる八ヶ岳が綺麗です。
2013年07月21日 04:37撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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7/21 4:37
■写真28 - 金峰山
お早うございます。日付が変わりまして翌日の朝4時の金峰山頂です。
雲海に島のごとく浮かび上がる八ヶ岳が綺麗です。
■写真29 - 金峰山
昨日はイマイチ見えなかった富士山も、雲海から顔を覗かせています。
肝要の朝焼けは不発だったので、肩を落として小屋に戻ります。
2013年07月21日 04:38撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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7/21 4:38
■写真29 - 金峰山
昨日はイマイチ見えなかった富士山も、雲海から顔を覗かせています。
肝要の朝焼けは不発だったので、肩を落として小屋に戻ります。
■写真30 - 金峰山小屋
朝食は、すぐエネルギーに変換できるお粥。
7種類の漬物を、お好みでトッピングできます。
2013年07月21日 05:27撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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7/21 5:27
■写真30 - 金峰山小屋
朝食は、すぐエネルギーに変換できるお粥。
7種類の漬物を、お好みでトッピングできます。
■写真31
振り返れば朝日が差し込む五丈岩。
今日も好天。来て良かったです。
2013年07月21日 06:34撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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7/21 6:34
■写真31
振り返れば朝日が差し込む五丈岩。
今日も好天。来て良かったです。
■写真32
いきなり桃太郎岩です。
瑞牆山は、オマケなので枚数が少ないです(笑)
2013年07月21日 09:13撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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7/21 9:13
■写真32
いきなり桃太郎岩です。
瑞牆山は、オマケなので枚数が少ないです(笑)
■写真33
ロープは傾斜のついた岩稜ばかりなので、難易度は総じて高くないです。
慣れた人ならロープに頼らなくても登れます。
2013年07月21日 09:19撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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7/21 9:19
■写真33
ロープは傾斜のついた岩稜ばかりなので、難易度は総じて高くないです。
慣れた人ならロープに頼らなくても登れます。
■写真34
ロープや梯子は足場が安定している方が譲りましょう。
そんなのお構いなしにガンガン進んでこられたりしますけど。
2013年07月21日 10:42撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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7/21 10:42
■写真34
ロープや梯子は足場が安定している方が譲りましょう。
そんなのお構いなしにガンガン進んでこられたりしますけど。
■写真35 - 瑞牆山
大人気の山頂に到着しました。
調子に乗って朝から金峰山とか登っていたので、ヘロヘロで恥ずかしい状態です。
2013年07月21日 10:45撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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7/21 10:45
■写真35 - 瑞牆山
大人気の山頂に到着しました。
調子に乗って朝から金峰山とか登っていたので、ヘロヘロで恥ずかしい状態です。
■写真36 - 瑞牆山
大ヤスリ岩の4P目を登攀しているPTが見えます。
無事に3人とも登頂したとき、瑞牆山頂のハイカーたちから惜しみない拍手が送られました。
2013年07月21日 10:48撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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7/21 10:48
■写真36 - 瑞牆山
大ヤスリ岩の4P目を登攀しているPTが見えます。
無事に3人とも登頂したとき、瑞牆山頂のハイカーたちから惜しみない拍手が送られました。
■写真37 - 瑞牆山
金峰山小屋で作ってもらったお弁当。
梅しそのおにぎり*2です。
2013年07月21日 10:58撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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7/21 10:58
■写真37 - 瑞牆山
金峰山小屋で作ってもらったお弁当。
梅しそのおにぎり*2です。
■写真38 - 瑞牆山
足を休めながら、折角なので展望を撮影します。
お馴染みの八ヶ岳は今にも雲を被ってしまいそう。
2013年07月21日 11:14撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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7/21 11:14
■写真38 - 瑞牆山
足を休めながら、折角なので展望を撮影します。
お馴染みの八ヶ岳は今にも雲を被ってしまいそう。
■写真39 - 瑞牆山
今日の出発地も捉えることが出来ました。
2013年07月21日 11:37撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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7/21 11:37
■写真39 - 瑞牆山
今日の出発地も捉えることが出来ました。
■写真40
せまっ!
案の定、ザックが擦れて涙目です。
2013年07月21日 12:20撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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7/21 12:20
■写真40
せまっ!
案の定、ザックが擦れて涙目です。
■写真41 - 富士見平小屋
天鳥川からの登り返しで、太ももが攣りそうになって危ない状態に。
この先も急峻な下りが続くので、少し休みます。
2013年07月21日 13:32撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
7/21 13:32
■写真41 - 富士見平小屋
天鳥川からの登り返しで、太ももが攣りそうになって危ない状態に。
この先も急峻な下りが続くので、少し休みます。
■写真42 - 瑞牆山荘
生ビールを天に掲げて乾杯しようと思ったけど、こぼしそうだったので甘めの角度で。
2013年07月21日 14:06撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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7/21 14:06
■写真42 - 瑞牆山荘
生ビールを天に掲げて乾杯しようと思ったけど、こぼしそうだったので甘めの角度で。

感想

週末の天気が変わりやすい季節。
取り敢えず色んな山域の計画を練っておいて、後はヤマテンの前日発表に身を委ねることにします。

瑞牆山と金峰山、2座とも未踏峰であれば地図を見ただけで「1回の行程で2座とも踏みたいな・・・」と思うのは自然なことです。
じゃあ、どういう行程で攻めるかを考え始めると迷走してしまいますね。

今回この行程に行き着いた理由は、これだけは譲れないポイントを「金峰山の稜線歩きで絶景を見たい!」としたからです。瑞牆山からの展望は二の次にしました。
なので、1日目の昼と2日目の朝に通過するようにすれば、仮にどっちかガスったとしても、もう1チャンスあるだろうと踏みました。

夏場は午後にはガスが湧きやすくなるので、勝負を挑むなら昼がタイムリミットでしょう。
ただし、金峰山小屋は幕営禁止であるが故に、テン泊派と小屋泊派で事情が異なります。

この2山はグローブの装着をお勧めします。
とにかく、岩や木の根を掴んで昇り降りする場面が多いです。

なので、ストックも基本的には仕舞っておいた方が安全だと思います。
アップダウンが激しいエリアでは、逆に邪魔になってしまいます。


■瑞牆山荘→砂払ノ頭
土曜の朝の韮崎駅には縦走スタイルのハイカーが・・・誰も居ません。
07:45発の増富温泉行きで終点まで行って、08:45発の瑞牆山荘行きのバスに乗り継ぐ人は少ないようです。

瑞牆山荘からの登りは最初こそ緩やかな歩きだしも、徐々に急登に変わり汗だくに。
前にも後にも常に人がいる苦手な状態で、自分のペースを掴めないまま富士見平小屋に到着します。

富士見平小屋では、これから瑞牆山に登るであろう人たちで混雑していました。
この辺りの山域の百名山の中では、群を抜いてCTが短いからでしょうか。展望も良いですし。

賑やかな富士見平小屋を通り過ぎて、奥の裏手から金峰山を目指します。
ここも、なだらかな登りだしから始まり、そのまま飯盛山のトラバースに移ります。

平坦な巻道を粛々と歩き、岩稜を一登りすると開けた場所の大日小屋に到着します。
ここのテン場の受付は富士見平小屋で行っているようです。
水場への指導標は見当たりませんでした。よく探す必要がありそうです。

再び樹林帯に入り、少しずつ傾斜を増しながら標高を稼いでいきます。
大日岩で、また一旦視界が開けますが、そこから砂払ノ頭まで樹林帯で休憩に適した場所がないので、ランチする場所は考えておきたいところ。

段々とガレてくる登山道を、グリーンロープに従って登り詰めると、徐に森林限界を突破して砂払ノ頭に到着します。
地図上の迷アイコンに該当するような難しい場面は、ありませんでした。


■砂払ノ頭→金峰山→金峰山小屋
ランチがてら砂払ノ頭の展望を一頻り堪能して、今回の山行のメインイベントに突入します。
ヤマレコで散々見せつけられてきた、憧れの金峰山への稜線が眼前に広がっています。

地図上の危アイコンは、恐らく斜めに渡る大きな一枚岩を指しているのでしょうか。
何にせよ、岩稜とガレで危険なエリアなので、疲労で足元がフラフラな状態での突入は避けたいところ。

最後に五丈岩を左から巻いて、賑やかな山頂エリアに到着します。

日本百名山の山頂標と三角点は、更に東側の小高い丘の上にあります。
登山道の脇に、そっと建てられたような地味さが謙虚ですね。

一通り写真撮影を終えたら、今日の宿である金峰山小屋へと向かいます。
金峰山小屋は水場がないので、予め担いでいくか小屋で買うか、になります。

この時期は水の摂取量が多くなりがちなので、翌日の分や小屋で使う分も考慮したら、3L担ぎ上げても大袈裟ではないです。
ちなみに、金峰山ピストンで2L、瑞牆山ピストンでも2Lを消費しました。

金峰山小屋の夕食は評判通りにお洒落です。
まさか奥秩父でナイフとフォークのディナーが提供されるとは・・・ただし、ちゃぶ台の上ですが(笑)

金峰山小屋は特に西側への展望が開けているので、八ヶ岳の全景や夕焼を手軽に楽しむことができます。
この日は、宿泊一番乗りの方の雑学ネタを肴に楽しく酔わせて頂きました。

夕食は17:30、消灯は20:30でした。
ちなみに朝食は05:30なので、ご来光を見てから小屋に戻って朝食も可能です。


■金峰山小屋→金峰山ピストン→富士見平小屋
山頂にほど近い山小屋に泊まったのなら、山頂からの朝焼けも楽しみの一つですよね。
小屋から山頂まで2〜30分で行けますが、全てガレ場なので寝起きの足元に注意です。

この日は残念ながら朝焼けには出会えずに、雲海だけ堪能して戻ります。
吹きっ曝しの山頂は夏場でも肌寒いくらいなので、アウターを持っていくと心強いです。

小屋に戻って朝食と出発準備、忘れてはいけないお弁当の受け取りを済ませて、巻道を経て稜線に乗ります。
朝日を背に浴びて、歩きにくくも気持ちいい稜線歩きを堪能しました。

正直、森林限界から樹林帯に戻ってしまったら、もう歩くという作業でしかありません。
富士見平小屋までの800mの下りは、まるで嫌がらせにしか思えないほど。

日曜の早朝から金峰山へ登ってくる人が多かったです。朝から挨拶の連呼はキツい。
1日目は瑞牆山をピストンして富士見平小屋か大日小屋でテン泊、2日目は金峰山をピストンして下山が効率的なようです。

富士見平小屋にザックをデポして、水場でハイドレに満タン補給します。
ここから瑞牆山への2時間の登り返しは相当な厳しさを予感させるものの、金峰山だけ登って下山じゃ、何となく勿体なくて。


■富士見平小屋→瑞牆山ピストン→瑞牆山荘BS
徐々に標高を稼いで、天鳥川を目指して一気に吐き出す、嫌がらせの序盤戦。
これ復路だと太ももヤバいかな・・・と危惧するレベルです。

天鳥川から山頂まで断続的に岩稜が現れます。
頻繁に岩に赤スプレーで矢印が描かれているので、注視しながら登りたいところ。
何も考えずに前の人に追随して、進めずに困っている人も居ました。

ロープは何箇所も出てきますが、特に難しいことは無いです。手繰れば登れます。
それよりも無数に現れる岩稜登りに対応できないと、あっと言う間に渋滞を引き起こしてしまいます。

山頂は緩やかに斜度のある岩稜ながらも、東西に広くて混雑時でも何とか座ってランチにはありつけそうです。
展望は北側以外に開けていて、色々な山脈を見渡せることができるので、あちこちから歓声が上がっていました。

帰路はホールドとか要らないので、割とスムーズに下りられます。
ややザレている個所が多数あるので、スリップしないように注意が必要なくらい。

案の定、天鳥川からの登り返しで太ももが悲鳴を上げました。
富士見平小屋の水場で休憩がてら、顔を洗ったり靴の汚れを落としたりします。

瑞牆山荘への下りは、何度かスリップするほど急峻で、滑りやすいです。
瑞牆山からの下りで足を使い果たしてしまうと、転倒する可能性が高いです。

特に急ぐ用事もないので、同じ行程で来られていたソロの方と談笑しながら下りました。
金峰山小屋に一緒に泊まった何組かは、翌日に瑞牆山へ足を延ばしたようです。

無事に2日間の行程を終えて、瑞牆山荘の入り口横の缶ビール・・・でなくて売店受付で生ビールをオーダーします。
加齢臭を撒き散らしながら電車に乗るとか出来ないので、増富の湯で途中下車して汗を流します。バス車内で100円の割引券を貰いました。

増富の湯の玄関口まで乗り入れるのは山梨峡北交通だけです。山交タウンコーチは橋まで戻らないと乗れないので注意です。
そして、忘れてはいけない参院選の投票に行って、週末の全行程を終えるのでした。

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コメント

SuSEさん、お暑うございます^^
相変わらず歩いてますねぇ

ジメジメとガスがかかりやすい今年の夏、
これだけの天候に恵まれたのはやっぱりSuSEさんは晴れ男ですね!
そしてお山でメロン、なんてセレブな夕食
どれもこれもうらやましいぃ〜

7月からプロジェクトの立ち上げで連日連夜残業が続き、
お山に行く準備、体力、夏休みなく、お友達のレコのみが
今の楽しみです

ぅぅぅ、早くSuSEさんと金色の飲み物で乾杯したい><

天気と食事に恵まれた金峰山と瑞牆山、お疲れサマーでした
2013/7/27 17:51
今週末はサボりのSuSEです^^
立ち上げからキツいと、軌道に乗せるのも苦労しそうですねぇ
ウチも嵐の前の静けさ的なものを感じるので、いつ週末が消え失せても不思議ではないですが・・・。

いつもお盆の時期は混雑を避けて登らないようにしているのですが、今年は洗礼を浴びようかなと画策中です。
行程表は書いたのですが、電車やら宿やら確保できなくて計画倒れになりそうですけど

取り敢えず週末を平和に過ごすために、また働きますかね
登ったらレコ書くので、少しでも溜飲を下げてください。
2013/7/28 23:18
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