皇海山 〜銀山平からクラッシックルートで

2021年06月05日(土) [日帰り]

• GPS: 13:46
• 距離: 29.6km
• 登り: 2,444m
• 下り: 2,447m

コースタイム

日帰り

• 山行: 10:48
• 休憩: 2:58
• 合計: 13:46

3:07 スタート地点
3:51 3:52 笹美木橋
4:05 4:08 一の鳥居
4:09 4:10 庚申七滝
4:50 4:52 猿田彦神社跡
4:56 5:16 庚申山荘
5:35 5:53 大胎内(分岐)
6:10 6:14 庚申山
6:18 6:31 庚申山展望台
6:37 6:37 御岳山
6:53 6:53 駒掛山
6:58 7:05 渓雲岳
7:30 7:30 薬師岳
7:32 7:39 白山
8:36 8:47 鋸山
9:09 9:20 不動沢のコル
9:51 10:20 皇海山
10:52 10:54 不動沢のコル
11:22 11:39 鋸山
12:19 12:22 女山
12:28 12:30 六林班峠
14:36 14:38 天下の見晴分岐
14:42 15:04 天下の見晴
15:09 15:09 天下の見晴分岐
15:16 15:18 庚申山荘
15:23 15:23 猿田彦神社跡
15:59 16:00 庚申七滝
16:16 16:16 笹美木橋
16:53 ゴール地点

ガーミンウオッチログです。

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

銀山平駐車場から。
トイレは、手前のキャンプ場入口にあります。

コース状況／危険箇所等

・地図上、庚申山以降破線ですが、実際に危険度が増すのは薬師岳・白山以降。そこから先は鎖場が連続し、不動沢のコルまで続きます。最初に出てきた白山裏の鎖場が少々濡れていたこともあり、もっとも厄介だった印象。
・鋸山への登り長いロープ場・鎖場は、引き合いしないように声を掛け合って。
・鋸山〜不動沢のコル間は浮石が多く、斜度も急なので落石に注意。ヘルメット・手袋装着しておきたいです。途中撮影時に足を滑らせ、素手で木の根を掴んで宙吊りになった際、指先をすりむきました。。
・鋸山から六林班峠までの倒木は、噂ほどに気になりませんでした。
・笹はかなり刈り込まれていますが、笹に隠れた古木の切れ端で脛を2度ほどぶつけました。半ズボンでハイクする際は、足元注意です。。
・六林班峠以降のロングトラバースは歩きにくいところ、滑落に気を付けないといけない箇所がいくつもあります。とにかく「長〜い」

ヤマレコおすすめルート
https://www.yamareco.com/modules/yamainfo/guide_detail.php?route_id=138

その他周辺情報

かじか荘で山バッジ購入。庚申山のバッジは売り切れ。。

写真

6/5 3:38

今日は長丁場になるので、暗闇の中、銀山平の駐車場、標高約830m地点から早めのハイクスタート。

6/5 3:55

まずは4kmの林道歩きでウォーミングアップ。山肌から沢水があちこちで溢流・・歩行中に跳ね上げて、足首にぴしゃり(;´Д｀)

6/5 4:07

1時間弱で一の鳥居に。標高1100mほど。

6/5 4:25

少し明るくなってきました。

6/5 4:42

6/5 4:52

6/5 4:57

出発から2時間弱、鳥居から50分ほどで庚申山荘に。標高は1500メートルくらいでしょうか。バイオトイレがありました。

6/5 5:26

山荘の先に水場。その先に巨大な岩。。

6/5 5:27

6/5 5:29

コウシンコザクラ。
コウシンソウも見かけましたが、うまく撮影できず・・・。

6/5 5:36

しっかりした梯子が岩にかかってます。絵になりますね。。

6/5 5:38

標高1670mくらいで少し開けた地点から、見事な雲海が拝めました。

6/5 5:40

この先、岩窟が続きます。左上にいた先行者から「こっちじゃないですわ〜」で、右に上がっていきました( ´艸｀)

6/5 5:44

6/5 5:45

6/5 5:46

一の門(^^ゞ

6/5 5:47

6/5 5:49

大きな岩窟ですね・・雨宿りできます。。

6/5 5:59

標高1800mあたりです。

（honさんからの頂き物写真）夢中に撮影中♪

6/5 6:08

山頂手前のビクトリーロードを経て

6/5 6:13

庚申山ピークに到着！

6/5 6:13

出発から3時間ですが、

6/5 6:14

まだまだ元気！

6/5 6:14

ピンピンしてます！（笑）

6/5 6:16

アズマシャクナゲ。深い色合い・・。

6/5 6:25

庚申山頂から先、少し進んだところに素晴らしい展望地。左に鋸山、右に皇海山がばっちり見えます！そう遠くないように見えるんですが、これが遠いんだな・・・。

6/5 6:20

先ほど、左に見えた鋸山にズーム。

6/5 6:21

その右に皇海山。

6/5 6:18

皇海山の右に見える稜線をおっかけると

6/5 6:18

左から　錫ヶ岳、日光白根、太郎山

6/5 6:19

先のショット、左側をズームして奥に見えた冠雪稜線は巻機、至仏山あたりでしょうか。

6/5 6:19

さらに右（東）にパーンすると、左に錫ヶ岳、右が日光白根山。

6/5 6:20

もういっちょ右（東）に向くと、左が太郎山、そこから女峰山、右端に男体山。名峰たちをこんな間近で見れるとは。。
さて。覚悟を決めて鋸山へ、出発！

6/5 7:02

庚申山から先が破線ルートですが、しばらくは軽いアップダウン

6/5 7:08

満開のシロヤシオがこの先のハードルート制覇を応援してくれてるかのよう・・

6/5 7:18

平易なアップダウンルートが続きます

6/5 7:30

6/5 7:36

鋸山、

6/5 7:36

皇海山が

6/5 7:36

徐々に近づいてきました！

6/5 7:37

白山、とあるピーク。ここがのんびりできる最後のポイント、でした。

6/5 7:45

鋸山山頂へのえげつない斜面が丸見え。

6/5 7:45

皇海山から東側の

6/5 7:45

日光の稜線もくっきり。

6/5 7:48

この先の鎖場で山荘から歩かれていた先行者さんに追いつきました。間隔をあけるべく、しばし順番待ち・撮影タイム。

6/5 8:02

一つ目の鎖場を下ります。盤面の傾きが変わる下半分が少し濡れていて、滑りやすそう・・。数ある岩場の中で、このポイントが一番緊張しました。

6/5 8:03

対面の崩落斜面、ロープを手繰って登っておられる先行者をパチリ。

6/5 8:05

斜面の下部に取り付きました。これから登る斜面を見上げてパチリ。迫力ありますね。

6/5 8:08

振り返ると、さっき降下した斜面に後続者。

6/5 8:07

途中のトラバースポイント。ここには十分に足がおけるスペースがあります。

6/5 8:10

ロープが長く固縛点が見えない・・大きな声をかけながら、急がずに先へ進みます。。

6/5 8:13

登ってくるhonさんをぱちり

6/5 8:13

6/5 8:17

リッジ。途中、ミスって踏み跡少ない高低差の大きな危なっかしい岩稜を歩きましたが、その後、すぐ復帰・・(;'∀')

6/5 8:20

登り面に架けられた梯子。

6/5 8:21

こちらは下り・・断然、難易度が下がります。ありがたい。。

6/5 8:37

この看板を越えると

6/5 8:37

1998m鋸山に無事到着！

6/5 8:39

途中、間隔をあけて慎重に進んだこともあり、少し時間がかかりました。。

6/5 8:42

オウレン　ですかね。

（honさんからの頂き物写真）ラスボス、皇海山へと進みます！

6/5 8:45

鋸山の北斜面、浮石を蹴散らしやすいので注意・・。

6/5 8:52

西に広がる美しい景色。左には雲取・甲武信あたりから八ヶ岳、浅間山、妙高、谷川、武尊なんかが見えているのかな。。

6/5 9:35

不動沢のコルまで150mほど下って、皇海山へと260mほど登り返し。途中に看板二枚。「残り0.7km」で「やったー！」と思い、かなり進んだ先の二枚目が「残り0.4km」で「え？！まだそんなに〜？！」　これは、その2枚目。ここからも長い。。

6/5 9:50

宝剣を越えると

6/5 9:52

捉えたり、日帰り最難関百名山！

6/5 9:55

途中で前後しつつ、山頂でご一緒した皆さんと写真を撮りあいました！

6/5 9:56

二等です。山頂には、約30分滞在。少し時間が押しているので、簡単な食事を済ませ、下山開始です。

6/5 10:39

ガスが増えてきてるような。。。

6/5 11:00

累積標高2000mは越えているでしょうか。出発から8時間。歩行距離15km。疲れが出始めてきますね・・

6/5 11:15

鋸山への登返し(*´з`)

6/5 11:23

ずり落ちないように・・

6/5 11:24

6/5 11:29

大展望を背に、急坂を登り返すhonさん

6/5 11:30

1時間ちょいで復帰！

6/5 11:30

足が売り切れるぅ〜(;´Д｀)

6/5 11:33

日光山塊に迫る雲・・

6/5 11:31

間近で見る皇海山、見納めです。さ、長距離笹ロードへ出発だ！

6/5 11:38

六林林峠への斜面を覆いつくす笹原。

6/5 11:40

6/5 11:44

鋸山を振り返ってパチリ。

6/5 12:01

咲いたばかりのきれいなシャクナゲ。

6/5 12:08

ルート上には倒木がいくつも出てきます。跨ぐのはOKですが、足が疲れているのでリンボーは勘弁(-_-メ)
この辺で、笹に潜んだ老木の枝で、脛を2度ほど打付けました。(脛をすりむきました・・）

6/5 12:22

女山　三角点ありますが、ピーク表示ありません。

6/5 12:26

ありがたいことに、笹が刈り込まれてます。皆さん、「GT3効果」だって言っておられました( ´艸｀)

6/5 12:29

六林班峠。ここを左へ。ここまでの歩行距離は16.5km。まだ12kmもある、ってことで・・。この先が本当に長いんですわ・・・

6/5 12:44

この先、渡渉ポイントが10か所くらい出てきます。崩れているところも多々あり、ずり落ち注意、です。

6/5 12:45

honさん、火照った頬をぴしゃりとクールダウン。

6/5 12:52

6/5 12:55

崩落部分、少々補強されていました。

6/5 12:58

ニリンソウでしょうか。

6/5 13:08

6/5 13:11

崩落地。踏み外すと、一気に落ちちゃいますので気を付けて。。

6/5 13:18

満開のシロヤシオ。

6/5 13:20

なんだろ・・

6/5 13:27

うっすら貼りついているのはサルオガセでしょうか。

6/5 13:32

6/5 13:42

フジ色のヤシオもいっぱい咲いてます

6/5 13:56

一面にヤシオ。見事でした。

6/5 14:13

地味な上り下りが堪えます。。。

6/5 14:28

クワガタソウ。雑なショットです・・・
他にもたくさんの花を見つけましたが、写真に収める気力が・・・

6/5 14:38

峠から2時間、ほぼ予定通りのタイムで天見見晴分岐に到着。休憩がてら、寄り道することに。。

6/5 14:42

怖っ・・・( ゜Д゜)

6/5 14:45

見晴台、残念ながら周囲はガスに

6/5 14:45

覆われちゃいました

6/5 14:46

達成感を味わうhonさん

6/5 14:47

素直にはしゃぐmar
ここでお茶タイム。庚申山荘から来られた8人の団体さんと団らんしました！

6/5 15:22

山荘から先、

6/5 16:02

鳥居をくぐって

6/5 16:12

朝見えなかった景色を確かめながら、駐車場まで戻りました。

6/5 17:15

かじか荘でバッジを購入し、銀山平を後にしました！
おつかれ山、でした！

撮影機器：

EOS 5D Mark II CANON

装備

MYアイテム

marsee

重量：-kg

個人装備

長袖シャツ タイツ ズボン 靴下 グローブ 日よけ帽子 着替え 靴 ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 飲料 地図（地形図） 笛 計画書 予備電池 GPS ファーストエイドキット 携帯 時計 タオル カメラ

感想

marsee

気力、体力が欠かせないハードコース、皇海山のクラッシックルートにチャレンジしてきました。
鎖とロープのアドベンチャー、たくさんの渡渉、長い長い笹原歩行…。このコースは、日帰りだと早朝出発しても忙しない計画になります。
少し覚悟のいる企画でしたが、山友のhonさんとご一緒出来ることとなり、チャレンジしてきました！

ハイク距離（28km）・総高低差（2700m前後）とも長めですが、これを日帰りで通すロングハイク自体は過去にも経験があります。
が、今回の破線ルート、鋸山の岩場は正直緊張しました。雨上がりで濡れた岩場の下りからスタートということもあり、ハイク2年目に中アの宝剣に初Challengeした時と同じくらい、ドキドキしました。

皇海山から鋸山への下山途中、デジイチが岩峰に接触してしまい、それをかばおうとした瞬間に足を滑らせ、素手で辛うじて根っこを掴んで、空中ぶらんこに。掴めてなければ、足下数メートルはズリ落ちたかも…。大いに反省です。岩峰通過時は横着せず、カメラはホルダーに、グローブは装着、腕まくりはしない、今後の教訓にします。。

他の方もレコに書かれてますが、六林班峠経由ではなく鋸山庚申山荘ピストンとした方が距離的にかなり短くなります。もちろん、岩場の登り下りに不安がないことが前提ですが、次に選択をもし迫られたら、一度経験したこともありピストンを選びそうな気がします。今回歩いた六林班峠から庚申山荘までの笹原、ななめった湿地、崩落地のロング歩行は、他の方々の感想同様、とても疲れました。。

ともあれ、気負わないとチャレンジしなかったであろう百名山・皇海山クラッシック、無事に完歩できました。honさん、色々ありがとうございました！また次の機会も宜しくお願いします。

hontonosora

marさん❗️とってもとってもお世話になりました〜😭ロープや鎖場での注意点や行程の中でのペース配分など、今後活動する上で大変勉強になりました🙇‍♂️途中からヘロヘロで正直嫌になってきましたが、登頂達成できた事、今では自分の限界を知るいい機会だったと思えるし、達成感でいっぱいです😆もっと色々な山に挑戦していきたいです。お時間がとれそうな時はまたぜひお声がけ下さい！福島の舎弟より😉