赤石岳(大倉尾根)〜荒川岳〜椹島周回


- GPS
- 72:45
- 距離
- 24.2km
- 登り
- 2,928m
- 下り
- 2,924m
コースタイム
7/22 赤石小屋5:10-6:40水場-8:20赤石岳9:00-小赤石岳9:50-10:45大聖寺平-11:23荒川小屋
7/23 荒川小屋4:40-6:20荒川前岳-6:44中岳避難小屋7:05-8:30荒川東岳9:30-10:55千枚岳11:10-11:40千枚小屋
7/24 千枚小屋5:15-6:20見晴台-10:00椹島
天候 | 曇り時々晴れ。夕方から雨。毎日ほぼ同じ。雷雨なし。 行動中の降雨は最終日の最後の1ピッチのみ。 |
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過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
189号富士見峠は災害復旧工事のために規制があり通行できなかった。 う回路の口坂本温泉経由は舗装はされているが道も細く、夜間はかなり走りにくい。 21日深夜01:30に夏季駐車場に着いたが車道にカモシカ3回、ニホンジカ1回、タヌキ2回、イタチ、テンなどなどが出没。 なかなかワイルドなドライブ。動物がたくさんいますのでコーナーなどはスピードを控えめに。夏季駐車場は蒸し暑く蚊がたくさんおります。車中泊の場合は対策が必要です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道で気になった危険個所。大聖寺平〜荒川小屋間の小沢に1か所だけ雪渓があり横断が必要。ただしかなり縮小しているためもう数日後には登山道から消えそう。 荒川小屋〜中岳間のお花畑は鹿避けの柵にある扉を開閉して通過する。柵沿いに踏み跡があるが使わないこと。 千枚岳〜丸山間には不安定な浮石の多い短い岩場の登下降がある。鎖が必要ではないかと思える傾斜だが。フィックスロープも設置されていないため要注意。 椹島から滝見橋を経て千枚小屋へのルートは最初の急登(今回は下降)が急斜面のトラバースが多い。踏み外し滑落に注意。 |
写真
感想
会社の夏休み。4日間は山行時間が取れるので、なかなか行く機会のなかった南アルプス南部へ行くことにした。
まずは定番?の赤石岳、荒川三山の椹島起点周回コースへ。一般的というか比率的には圧倒的に反時計まわりが多いようなので。我々は逆コースへ。
混雑を避けたいのもあるけれど、初日の行動時間の短い方を選択したのが最大の理由。結果的には天候の巡り会わせでメインの赤石岳で荒天に恵まれて大正解だった。
20日深夜。新東名高速を走り新静岡インター経由。あらかじめヤマレコの情報で得ていた道路の通行規制を知っていたおかげで、悩むことなく口坂本温泉経由の山道を行く。すれ違いがしにくいほど細い場所もある道で、霧も立ち込め通行する車両もほとんどいない。しかもカーブを曲がると突然カモシカが立ちはだかっていたりして。ちょっと1人で深夜に運転するには・・「妙なもの」が出そうで怖い。
無事に夏季登山者用の臨時駐車場に到着。車中泊とするが蒸し暑くて。仕方なくわずかに窓を開けるが、これが「大変なこと」の始まり。あとで思えば。ちょっと頭を使えばわかったのに。草原を切り開いた臨時駐車場に周りの藪。窓がら侵入した無数の蚊が耳元を飛び交うはめに。夜通し蚊と格闘して、結局一睡もできなかった。
頭がボーッとしたままなかなか来ないバスを待つ。やっと乗ったと思えば想像以上の悪路で眠れないし。さらに。乗せていただいて申し訳ないけれど。思うに。ほとんど登山者の乗るバスなのに始発時間が遅すぎる。あと2時間。だめならせめて1時間。早い便をお願いしたいです。
今回の計画はとにかくめったに来られない山域を堪能しようとの計画でとても余裕のあるものです。高山植物を愛でたり写真を撮ったり。山頂で遊んだり。で・登山記録はあまり参考にならないと思いますので大きく割愛です。
ルートの状況で気になる点のみ残します。
椹島から大倉尾根は寝不足に堪える急登だけど(トホホ)特に問題なし。
小赤石岳から大聖寺平への下りだけ注意すれば大丈夫。そこから荒川小屋までのトラバース道の途中に雪渓を1か所横切るだけです。荒川小屋から中岳の途中にある、山と高原地図記載の「涸れていることの多い水場」はなんとか水が確保できそうなさみしい水量でした。
中岳避難小屋は宿泊も可能で管理人さんもいらっしゃいました。休憩もさせてもらえます。とても貴重な位置にあるので助かります。荒川岳よりも千枚岳周辺の岩場が注意です。痩せ尾根やちょっとした傾斜のきつい登降があります。ストックはザックに付けた方が無難です。ガス(霧)の場合。荒川東岳〜丸山までの大岩地帯ではルート(赤ペンキ)を見失わないように注意。
いつもテント山行なのですが。今回は送迎バスとの理由で千枚小屋のみ宿泊しました。
テント場や山小屋について。赤石小屋は張る場所が非常に少ないので注意。4人以上の大型テントは困難かもしれません。荒川小屋はかなり快適なテント場。水場も近く。しかも湧水。オススメです。千枚小屋は小屋もトイレとも遠く、往復6分くらいかかります。それだけに静かですけど。
千枚小屋の宿泊は素泊まりがオススメ。離れの月光荘。百枚小屋に泊まれます。団体さんも来ないのでとっても快適で静かです。食事が必要なら別途注文できます。バスは素泊まりでも乗車可能です。
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