谷川岳 〜花咲き誇る西黒尾根から絶景の山頂へ〜

2021年06月12日(土) [日帰り]

• GPS: 08:40
• 距離: 8.5km
• 登り: 1,394m
• 下り: 807m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:00
• 休憩: 1:35
• 合計: 8:35

7:08 土合口駅／谷川岳ベースプラザ
7:16 7:17 西黒尾根登山口
9:44 9:44 ラクダのコル
10:50 11:23 氷河跡
11:37 11:39 ザンゲ岩
12:02 12:02 谷川岳・肩の小屋
12:11 12:18 トマノ耳
12:44 13:08 谷川岳
13:11 13:25 富士浅間神社奥の院
13:29 13:35 谷川岳
13:49 13:49 トマノ耳
13:58 14:05 谷川岳・肩の小屋
14:22 14:22 天神ザンゲ岩
14:42 14:42 天狗の留まり場
15:07 15:07 熊穴沢避難小屋
15:32 15:33 天神尾根・田尻尾根分岐点
15:43 天神平

天候

曇り時々晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

・谷川岳ベースプラザ駐車場を利用（500円）
・ロープウェィは片道1250円、往復2100円（JAF割引は往復のみ100円割引）
　現在営業時間が短縮となっており、土日は8:00〜16:30

コース状況／危険箇所等

・西黒尾根は蛇紋岩の急斜面があり、滑りやすいので登りで利用することをお勧めします。
・肩の小屋から天神尾根を下る際には、上部に雪渓が残っています。軽アイゼン等を利用した方が安全です。

写真

6/12 7:03

ベースプラザ出発。ロープウェィを利用して茂倉岳の予定でしたが、運行開始が8時だとわかり、急遽ルート変更。茂倉岳を諦め、西黒尾根からオキノ耳を目指すことに。

6/12 7:04

今日から2人ともニューブーツ。相方のサロモンのX Ultra 4 Mid GTXウィメンズ超軽い！

6/12 7:04

同じくX Ultra 4 Mid GTX。軽くてとっても歩きやすいけど岩場ではソールが少し柔らかいかな。

6/12 7:15

ベースプラザから8分ほどで西黒尾根登山口

6/12 7:23

大きなブナやサワグルミの樹林帯を登ります

6/12 7:58

ツクバネソウ

6/12 8:00

この時期の定番ギンリョウソウ

6/12 8:01

ガマズミ

6/12 8:11

タニウツギ

6/12 8:14

ドウダンツツジの白い花

6/12 8:19

樹林帯で一番咲いていたベニサラサドウダン

6/12 8:27

6/12 8:32

マイヅルソウもいたるところに群生しています

6/12 8:33

お花が雪の結晶のようなユキササ

6/12 8:57

2時間ほどで森林限界となり、視界が開けます。目の前に天神平

6/12 9:01

群馬県方面の山並み

6/12 9:01

武尊山アップ

6/12 9:03

かすかに見える至仏山（右奥）と燧ヶ岳（左奥）アップ

6/12 9:11

チゴユリ

6/12 9:17

雪渓に映える真っ赤なベニサラサドウダン

6/12 9:19

山頂付近のガスがとれ、トマノ耳が現れました。マチガ沢の雪渓も大迫力

6/12 9:21

クモイイカリソウ（雲居碇草、蛇紋岩変異種）初めて見ました。

6/12 9:32

開花直前のウラジロヨウラク

6/12 9:33

この先険しそうなラクダのコルへの道。でも花街道でした！

6/12 9:42

イワカガミ

6/12 9:45

ここだけに咲いていたノビネチドリ

6/12 9:49

エチゴキジムシロ？

6/12 9:50

ナエバキスミレ！

6/12 9:51

岩場に咲く姿が健気でいとおしい！

6/12 9:53

ユキワリソウ

6/12 9:54

ラクダのコル直下の岩場にいっぱい咲いています

6/12 9:58

こちらはホソバヒナウスユキソウ！

6/12 10:01

至仏山と谷川岳近辺にしか咲かないお花

6/12 10:03

先に進めません！

6/12 10:07

蛇紋岩にしっかり根をはり、必死に咲いています

6/12 10:08

ユキワリソウとウスユキソウ。この付近の岩場は彼らの天地

6/12 10:13

標高を上げるとハクサンイチゲも現れます

6/12 10:16

苦しいけれど花に癒されまくる西黒尾根

6/12 10:17

あちこちにユキワリソウとウスユキソウが仲良く咲いています

6/12 10:24

純白のハクサンイチゲもあちこちに

6/12 10:26

開花直前のコバイケイソウと天神尾根

6/12 10:32

振り返ってラクダのコル。

6/12 11:23

氷河跡で昼食。目の前に迫力の朝日岳！

6/12 11:28

6/12 11:31

オキノ耳の大迫力の岸壁

6/12 11:34

6/12 11:38

振り返って西黒尾根。よく登ってきたもんだ

6/12 11:39

左を見ると朝日岳と左奥に巻機山

6/12 11:49

山頂が近づくと天神尾根の登山道がすぐ横に見えます。あちらの雪渓を登っている登山者の多さにビックリ！

6/12 11:49

こっちは登山者も少ないし、雪渓も短く斜度も緩いです

6/12 11:49

2つのルートはやがて肩の小屋で合流します。（西黒尾根は直接トマノ耳手前に行くルートもあります。こちらは雪渓なし）

6/12 11:52

トマノ耳（左）とオキノ耳（右）。いい天気だぁ！山頂までもう少し

6/12 11:55

雪渓手前の融雪直後に咲いたショウジョウバカマのペア

6/12 12:13

トマの耳到着！山頂は凄い人です。

6/12 12:14

トマノ耳からオキノ耳方面の眺望。右手前からオキノ耳、一ノ倉岳、茂倉岳。

6/12 12:14

すぐにオキノ耳へ向かいます。この稜線も高山植物の宝庫。

6/12 12:20

開花直前のツガザクラ

6/12 12:22

青空に向かってすくっと咲くミツバオウレン

6/12 12:27

この稜線にもユキワリソウ

6/12 12:28

新潟県側の斜面にはシャクナゲ

6/12 12:31

オキノ耳山頂直下から眺めるトマノ耳。左側へ延びるのが西黒尾根

6/12 12:34

大好きなチングルマだ！

6/12 12:37

ハクサンイチゲ！言葉がでないほど美しい！

6/12 12:41

ユキワリソウ。蕾も多くこれからが本番のようです。

6/12 13:01

平標山まで続く谷川連峰主稜線

6/12 13:10

オキノ耳も大混雑のため、富士浅間神社奥ノ院へ向かい、小休止。

6/12 13:15

稜線に咲き誇るチングルマ

6/12 13:30

奇跡的に人がいなかったオキノ耳で記念撮影。下山開始です。

6/12 13:35

ハクサンイチゲとマチガ沢の雪渓！

6/12 14:01

肩の小屋から振り返ってトマの耳を望む

6/12 14:05

ここから雪渓を下ります。

6/12 14:13

滑る滑る！みんなへっぴり腰で慎重に下ります。中には諦めてお尻で降りる人も。おかげで斜面はつるつるになり、ますます滑りやすくなっていました…

6/12 14:21

ここを乗り切れば見晴らしの良い天神尾根。西黒尾根に比べればはるかに歩きやすい。

6/12 14:42

隣には西黒尾根。でもあっちの方がお花はいっぱい。

6/12 15:05

あっという間に熊穴沢避難小屋。ここから天神平までは山を巻いてほぼ水平移動

6/12 15:36

途中もしやと思ったらサンカヨウの群落！かすかに水が流れる沢筋の登山道下に咲いていました。

6/12 15:42

無事天神平到着です。目の前に山頂まで続く急登の西黒尾根。花いっぱいの山旅でした！

撮影機器：

α6400 ILCE-6400 ボディ SONY

感想

masamasa03

平標山は大混雑と予想し、ロープウェイを利用して茂倉岳を目指し家を出ましたが、まさかの運行開始8時。ホームページでは7時と記載がありましたが、コロナの影響で時間を短縮しているそうです。（トップページにはちゃんと8時と記載がありました）
私たちの脚力を考慮し、急遽、西黒尾根からオキノ耳まで行くことにしました。

西黒尾根にはホソバヒナウスユキソウ、ユキワリソウ、ハクサンイチゲが咲き誇り、急登を感じさせないすばらしい尾根歩きを堪能できました。標高差があるのでたくさんの種類の木々や花々を見ることができるのが大きな魅力です。
（かつてあった幹が90度に曲がったベンチブナを見かけなかったのが気がかり…）

トマノ耳からオキノ耳にかけての稜線も咲き始めた高山植物に彩られ、残雪が残る雄大な景色と美しい花々の両方を楽しむことができました。

これから梅雨の時期となり山に行けない日も多くなると思い、ぎっくり腰が完治しない中、思い切って登った谷川岳。可憐で健気なお花たちに大いに癒された山旅となりました。