剱岳・テン泊(悪天のため登頂断念)


- GPS
- 24:14
- 距離
- 10.8km
- 登り
- 921m
- 下り
- 926m
コースタイム
10:00立山室堂 - 10:35雷鳥沢キャンプ場 - 12:00剱御前小屋 - 12:40剱沢キャンプ場(テン泊)
【2日目】
7:40剱沢キャンプ場 - 8:20剱御前小屋 - 9:20雷鳥沢キャンプ場(休憩)9:35 - 10:10立山室堂
天候 | 1日目:曇り時々雨(午後から雷雨) 2日目:雨のち曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
この日は車が多く、かなり遠くの駐車場に停めることとなった。 立山駅からは立山ケーブルカーで美女平まで。 美女平〜立山室堂までは高原バスを利用。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■コース状況 【立山室堂〜雷鳥沢キャンプ場】 ・整備された遊歩道で観光客も多く危険個所なし。 【雷鳥沢キャンプ場〜剱御前小屋】 ・危険個所なし。 ・雷鳥沢キャンプ場から先は雷鳥坂を登るルートと大日岳方面を周り新室堂乗越経由のルートがあるが、雷鳥坂からのルートの方が雪渓を歩く距離が短く時間も短縮できる。 ・アイゼン・ピッケルは不要。 【剱御前小屋〜剱沢キャンプ場】 ・危険個所なし。 ・ほぼ夏道のみで行ける。 ■ドコモ電波状況 ・全般的に電波状態は良い。 ・剱沢キャンプ場でも電波は良好。 |
予約できる山小屋 |
雷鳥沢ヒュッテ
|
写真
感想
本来なら7月27日(土)に日帰りで赤谷山へ登り剱岳を眺める予定だったが、直前に連れの都合が悪くなったため単独で登ることになった。
単独で登るなら剱岳を眺めるのではなく念願の剱岳にテン泊で登ってやろうと思い、すかさず計画変更することにした。
天気予報では初日は大気の状態が不安定とのことだったが、翌28日(日)の天気は回復しそうだったので、とにかく立山室堂へ向かうことにした。
この時期はさすがに夏休みということもあってか立山駅付近の駐車場は既に一杯。
これまでになく遠い駐車場に停めることになった。
初日は剱沢キャンプ場に行くだけ…ということで遅めの出発になった点も理由のひとつかもしれない。
室堂に到着するとやはり多くの観光客でにぎわっていた。
登山客も多いが、観光客が圧倒的に多い。
公共交通機関が発達するのは便利なことだが、個人的にはアクセスが多少悪くても静かな山の方がいいと思った。
少なくともお気に入りの白山はこうなってほしくない・・・そう思った。
そして肝心な天気は・・・やはり稜線は雲に覆われている。
元々初日の天気はあきらめていたので剱沢キャンプ場への移動日だと割り切って歩きだす。
それでも時折見せてくれる青空が心をなごませてくれる。
登山道の脇に咲く花も多かった。
ハクサンイチゲやチングルマ、コバイケイソウ等、この時期ならではの花が咲き誇っていた。
剱沢のキャンプ場につくと、天気が悪い割にはテントの数が多かった。
自分もテントの設営を始めるとポツポツと雨が降り始め、やがて本降りになってきた。
カッパを着てザックをガードしつつ手早くテントを張る。
荷物と自分の体をテントに収めるとホッと一息つく。
結局その後も雨があがることはなかった。
翌朝、3時に起床しテントの外を眺めてみる…が、星は見えない。
そして時々雨がテントを叩く。
天気予報は完全に外れた。
辺りを見ると、既にあきらめて撤収している人もたくさんいるようだ。
自宅が近いのをいいことに、ギリギリまで待つことにした。
7時まで待とう・・・そう決めてテントの中で過ごしてみたものの、一向に雨があがる気配はなく、あがったと思っても辺りはガスで覆われたままだった。
さすがにタイムリミットだ。
このまま登っても眺望は望めないし、岩も滑って危険だ。
剱岳なら来ようと思えばすぐ来れる、そう自分に言い聞かせ、今回は止むなく撤退することにした。
後ろ髪を引かれる思いで来た道を引き返す。
撤退することで剱岳登頂への思いが更に強くなった気がした。
今年中に必ずリベンジを果たそう…そう誓うのであった。
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