玄倉川水系 女郎小屋沢


- GPS
- 09:32
- 距離
- 17.8km
- 登り
- 2,533m
- 下り
- 2,536m
コースタイム
天候 | くもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
小川谷下山路はヒルいっぱい |
その他周辺情報 | さくらの湯 http://www.town.yamakita.kanagawa.jp/0000004250.html 日曜は営業している(木曜、土曜はワクチン接種会場なので利用できない模様) みっちゃん食堂 https://tabelog.com/kanagawa/A1409/A140902/14025178/ L学御用達とKさんに連れてきてもらって2回目… 潰れてなくて良かった。 |
写真
感想
会の先輩と沢登りへ。
taka10さんと谷川一ノ倉予定だったが、色々あって天気も良くなさそうなので、天気持ちそうな丹沢の沢へ転身。
takaさんとなので中途半端なのは出さなくていいので、いつかやってみたかった西丹沢難渓シリーズを提案する。
セレクトは迷ったが、難渓シリーズの中でも入門的らしい女郎小屋沢を選ぶ。
井戸沢、モロクボ沢と日帰り沢を連日やってきて、最後の日に1番難しいやつを持ってきてしまったのを多少後悔しつつ、でも楽しみにしつつ当日を迎える。
まずは玄倉駐車場からスタート。ひたすら林道歩きをこなす。
途中で看板があるところの尾根を下りて、玄倉川本流へ。少し渡渉してから、女郎小屋沢出合へ。
出合はとても貧相で言われなかったらよくわからないなと言う感じ。
入ってみると、堤防を左岸側から巻いてから沢に下りる。
しばらくは平凡な沢歩きで、しばらくすると3条15m滝が現れる。
事前情報で登れるとのことで、登ってみることに。観察すると右側から入り、途中トラバースしながら左上しつつで中央へ行き、最後は右に抜けるルートが見えた。難しそうだなぁ。takaさんが譲ってくれたので、自分がリードで登ることに。
そこまであんまりアップになる滝もなかったので、だいぶ自分を奮い立たせて、登攀スタート。
下部はかなり右寄りになりつつ、細かいホールドを刻んで、上がる。すると残置の紐が垂れてるので、そこでランナーとる。
その後は流心をトラバースしつつ左上して、中央へ移る。そのあとは中央ラインを直上するように見えたが、けっこうヤバそうに見えたので、なんとかカムでとれそうなところを探してランナーをとる。まだ心もとないが、しょうがないので直上を開始。思っていた通り悪くて、ホールドの持ち感が悪いのばかりの上に足がちゃんと置ける場所がない。パンプしかけつつ、なんとか騙し騙し気合いで登っていき、少し安定したところへ。そのあたりでハーケンを2本打って、ランナーをとり小休止。ふぅ、やばかった。
とりあえずレストしつつ、その上も悪そうだったので、ハーケンでa0しつつ、登攀ムーブとラインを探る。何回も試行錯誤していたら、やっといい感じにムーブが起こせたので、そのままやや右上に抜けていく。抜け口手前で残置ハーケンひとつあり。そのままなんとか抜け口へ。
うおー、なんとか登れた〜!良かった〜!
takaさんはスイスイと登ってくる。さすがです。
追記)
https://splasher.jp/waterfalls/joroukoya.html
その後調べていたら右端からも登れるみたい。
ひろたさんもそっちから登っていたが、ひろたさんもa0していた笑
どちらにしても中間部が悪いみたい。
これだけでも楽しかったが、まだまだ始まったばかり。
その後、何個か悪めの滝を挟みつつ、野猿棚へ。
野猿棚はいくつかの滝が段々になっていて、登攀が発生するとは全部で5段ある。
1段目、2段目の登攀はtakaさんリードで繋げて。
1段目(6m)
右側を細かいカチで繋げて登る。かなり細かくてムズい。グラグラの残置ハーケンあり。その少し上に杭?みたいな人工物あり。
2段目(8m)
右ルンゼ状を登る。これは難しくない。
3段目(7m)
トポでは倒木使ってテイクオフと書いてあるが、そんな倒木はない。右コーナーを登るらしいが、残置も見当たらず、かなり難しそう。うーん、ということで右岸巻き。この巻きも悪くて、むりくりマントル起こしたり、泥を這い上がったりでなんとか。
4段目(15m)
下から見るとフリーで行けそうだったのでコンテ状態のまま自分が登っていくが、上部で手がかりがなくなり、難しくなる。なので、takaさんにセルフとってもらいビレイに切り替えて貰って、さらに上部手前まであがるが、抜け口あたりが全然手がかりなく、どうみても難しそう。ちゃんとランナーとれてる状態でないと突っ込めない感じ。ということでハーケンうてないか探すが、いいリスがなく、岩自体が脆すぎてハーケン打っても岩が剥がれてしまう。なんとか浅打でハーケンを1本打ち、takaさんを同じ場所まで引き上げる。その後、リード代わってもらい、takaさんが右岸巻き気味に突破。巻きとはいってもめちゃくちゃ悪い壁を登っていく感じなのでこれまたよく登ったなぁという感じでした。フォローで登らせてもらう。
なお、以前はこの苦しんだあたりにハーケンなどの残置があったらしいが影も形もありませんでした。
5段目(8m)
自分がリード。右ルンゼを登る。今までのに比べたら簡単だった。
これにて野猿棚完了。短いけどしんどかったー。
その後V字ゴルジュになる。
丹沢でこんな狭くて深いゴルジュには来たことがない。凄かった。そして薄暗い笑
そして、CS滝。takaさんリード。バック&フットで登っていき。最後は岩掴んで這い上がる。残置スリングが大量にある。
その後もう一個CS滝が出てくる。記録では胎内くぐりになる的な話だったが、岩で塞がっており通れない。左側から登ったが、登ったら落石の雨で崩れてヤバい感じに。自分はなんとか登れたので、takaさんにお助け出しつつ登ってきてもらう。
これで滝は終了で、あとは急傾斜のツメをこなすと女郎小屋沢乗越へ。反対側の東沢支流に懸垂加工25mで下りる。その後はひたすら下降し、東沢へ出て、東沢を下降し、小川谷終了点へ。そこからは作業道使ってひたすら下山。林道含めてなかなか長かった。。。
本当にお疲れ様でした。
いやー、短い沢でしたが、めちゃくちゃ痺れました。ちゃんと難しかったです。やっぱりここらへんの沢をこなしておくと他の登攀系沢に行っても面食らわないで処理できそう。
久しぶりのガチ登攀沢でギリギリ一杯で、楽しくてモチベーションもすごく上がりました。もっと頑張らなきゃな。
takaさんお付き合いありがとうございました〜。久しぶりに2人でいろんな話して楽しかったです。次は同角沢?行けるように鍛えておきます。来月再来月も1本2本ぜひご一緒しましょーう。
総遡行本数110本
今年15本目
まだまだ行くぞー!
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