ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 328915
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥秩父

念願の松姫逃亡路(大菩薩峠〜牛ノ寝通り〜鶴峠) 気持ちよいコース

2013年08月04日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
07:27
距離
23.2km
登り
1,597m
下り
1,606m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

08:06 大菩薩峠登山口
09:45 ロッヂ長兵衛
10:49 大菩薩峠 11:09
11:35 石丸峠
12:30 榧ノ尾山
13:19 棚倉
14:14 松姫峠
15:27 鶴峠
天候 曇り、夕方雨
過去天気図(気象庁) 2013年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス タクシー
往路
 JR塩山駅〜大菩薩峠登山口 300円

復路
 鶴峠〜JR上野原駅 タクシー 9800円
  ※鶴峠からのバスは春と秋のみ運行。鶴峠から約3km下った
   飯尾からバスは有ります。
    
コース状況/
危険箇所等
大菩薩峠登山口〜上日川峠
 危険な場所は有りません。大菩薩峠登山口のバス停にはトイレと売店があります。

上日川峠〜大菩薩峠
 危険な場所はありません。ロッヂ長兵衛ではバッチや桃を販売しています。
 トイレもあります
 桃は福ちゃん荘や介山荘でもありました。

大菩薩峠〜松姫峠
 介山荘では食事、トイレなどあり。ここから松姫峠までトイレはありません。
 大マテイ山、鶴寝山の登りは有りますが、私は巻いてしまったのでほぼ平坦。
 危険な場所もありません。

松姫峠〜鶴峠
 3か所ほど急な坂で滑りやすいところがありますが、危険な場所はありません。
 鶴峠はバス停以外何もありません。
松姫逃亡路の始まりです。本当は塩山からバスで来た道を歩いてこなければならないのですが、バスです。結構登ってきました。幼児がいたので辛かったでしょう。
3
松姫逃亡路の始まりです。本当は塩山からバスで来た道を歩いてこなければならないのですが、バスです。結構登ってきました。幼児がいたので辛かったでしょう。
上日川峠まで8キロ。前回このコースを歩こうと思った時は、この区間が長いので止めました。今回は三頭山越えを鶴峠までと短くして挑みます。
上日川峠まで8キロ。前回このコースを歩こうと思った時は、この区間が長いので止めました。今回は三頭山越えを鶴峠までと短くして挑みます。
最初だけは花を探していました。
3
最初だけは花を探していました。
大菩薩峠登山口から行く方は、きっと丸川峠経由なのでしょうね。どなたも会いませんでした。
大菩薩峠登山口から行く方は、きっと丸川峠経由なのでしょうね。どなたも会いませんでした。
ここから林道に入ります
ここから林道に入ります
途中、第二展望台だそうですが、全く見えず
途中、第二展望台だそうですが、全く見えず
ブナ林をかなり急いで進んだため、途中息切れ。全く足が止まってしまいました。とりあえず、ゆっくりとすすみます。
ブナ林をかなり急いで進んだため、途中息切れ。全く足が止まってしまいました。とりあえず、ゆっくりとすすみます。
ロッヂ長兵衛にたどり着いた時は、ぼろぼろ状態。でもここからゆっくりと進み持ち直します。山バッチゲット。もちろん、逃亡時には休憩所はありません。
ロッヂ長兵衛にたどり着いた時は、ぼろぼろ状態。でもここからゆっくりと進み持ち直します。山バッチゲット。もちろん、逃亡時には休憩所はありません。
水があり、涼しい風が心地よい。
水があり、涼しい風が心地よい。
ゆっくりとでしたが大菩薩峠に到着。いつもよりも少なめで20名ほど。
1
ゆっくりとでしたが大菩薩峠に到着。いつもよりも少なめで20名ほど。
見えるのはこちらの大菩薩嶺方面だけ
1
見えるのはこちらの大菩薩嶺方面だけ
本当は南アルプスなど見えるはずが、本日は雲だらけでした。残念。
本当は南アルプスなど見えるはずが、本日は雲だらけでした。残念。
介山荘は何時もよります。
介山荘は何時もよります。
定番のラーメン。普通の醤油味ですが山で食べるとうまい。
3
定番のラーメン。普通の醤油味ですが山で食べるとうまい。
遠くに見えるは大菩薩湖。そういえば、松姫湖は本日見えませんでした。
2
遠くに見えるは大菩薩湖。そういえば、松姫湖は本日見えませんでした。
石丸峠に降ります
石丸峠に降ります
花2が一面咲いていました。
1
花2が一面咲いていました。
小金沢山?
振り返って熊沢山。この辺りは開放的で気持ち良いです。
6
振り返って熊沢山。この辺りは開放的で気持ち良いです。
石丸峠から玉蝶山の間では紅葉? 早くない?もう秋ですか。
石丸峠から玉蝶山の間では紅葉? 早くない?もう秋ですか。
石丸峠から登ると、標識があります。トレランの方がこの標識が間際らしく間違えたそうです。
石丸峠から登ると、標識があります。トレランの方がこの標識が間際らしく間違えたそうです。
上の標識でまっすぐ進みむと行き止まり。左の路が正解です。石丸峠に降ります。
上の標識でまっすぐ進みむと行き止まり。左の路が正解です。石丸峠に降ります。
私は初めての牛ノ寝通りに向かいます。この平坦なコースを逃げたのではないかというある方の説を今回は採用しています。
私は初めての牛ノ寝通りに向かいます。この平坦なコースを逃げたのではないかというある方の説を今回は採用しています。
出だしは小金沢山方面と同じような道です。しかし、ほとんどが下りか平坦。殆ど登りは有りません。ここから焦って進みます。バスの時間まで4時間20分。CTは約6時間。
1
出だしは小金沢山方面と同じような道です。しかし、ほとんどが下りか平坦。殆ど登りは有りません。ここから焦って進みます。バスの時間まで4時間20分。CTは約6時間。
やっと、松姫の名が登場。本当は昔の山梨県知事が松姫人気にあやかって勝手につけたという話です。
2
やっと、松姫の名が登場。本当は昔の山梨県知事が松姫人気にあやかって勝手につけたという話です。
榧ノ尾山頂上がいきなり現れます。
2
榧ノ尾山頂上がいきなり現れます。
頂上前はこんな道。全く平坦です。
頂上前はこんな道。全く平坦です。
先はちょっとだけ下っています。これで山?
先はちょっとだけ下っています。これで山?
思ったよりも早く棚倉の分岐に到着。これで殆どバスに間に合いそう。
思ったよりも早く棚倉の分岐に到着。これで殆どバスに間に合いそう。
松姫峠に到着。ここまで自転車の二人組の方と抜きつ抜かれつ。ここまでで時間をかなり確保し、バスの時間は問題ないと安心。ここで急激に足が痛み出します。
松姫峠に到着。ここまで自転車の二人組の方と抜きつ抜かれつ。ここまでで時間をかなり確保し、バスの時間は問題ないと安心。ここで急激に足が痛み出します。
途中、真っ暗な林などもあります。
途中、真っ暗な林などもあります。
足を痛めながらも、時間的に余裕があるのでゆっくりと下ります。
足を痛めながらも、時間的に余裕があるのでゆっくりと下ります。
しかし、急な坂はきつい。
しかし、急な坂はきつい。
やっと鶴峠に到着。安堵。
1
やっと鶴峠に到着。安堵。
鶴峠バス停。
16時20分と思っていたのに、全く違う時間。15時35分があるのはラッキー。でもバスは来ません。バス会社に電話すると、季節運航なので有りませんと、つれないお言葉。
16時20分と思っていたのに、全く違う時間。15時35分があるのはラッキー。でもバスは来ません。バス会社に電話すると、季節運航なので有りませんと、つれないお言葉。
確かによく見ると来ないような書き方。ネットの情報は何だったんだと怒りますが、追い打ちをかけるように雨
確かによく見ると来ないような書き方。ネットの情報は何だったんだと怒りますが、追い打ちをかけるように雨
タクシーを40分かけて呼び、40分かけて上野原駅に行きます。反省多い山行でした。
タクシーを40分かけて呼び、40分かけて上野原駅に行きます。反省多い山行でした。
追加。ここからは2年前に撮影した松姫が八王子に逃げて最初にいた新源院。八王子城の落城時に逃れています。
3
追加。ここからは2年前に撮影した松姫が八王子に逃げて最初にいた新源院。八王子城の落城時に逃れています。
信松尼が建てた信松院
1
信松尼が建てた信松院
1回は喫茶店になっています。
1
1回は喫茶店になっています。
松姫のお墓です。
3
松姫のお墓です。

感想

2年前に計画した、武田信玄の4女松姫の逃亡路に挑戦しました。
松姫は織田信長の長男の信忠と婚約していましたが、織田と武田が手切れし、
婚約のまま終わっています。
最後織田軍が武田を攻め滅ぼしたときの総大将は婚約者の織田信忠でした。
その落城の前に幼い姪を連れて塩山から八王子城に落ち延びます。
その際の逃亡路は逃亡路は諸説あるようですが、一番平坦な今回の道の説を
採用しました。
松姫峠の名前は史実ではないとのことですが、案外と本当だったかも
しれないなと感じました。

そもそも松姫(のちの信松尼)がなぜ気になるかというと、
20年くらい前に民放でやっていた女風林火山というドラマを見ていたからです。
主役はデビュー間もないころの鈴木保奈美でした。
松姫の逃亡イメージが若い当時の鈴木保奈美になっていました。
ま、という不純な動機ですね、今回は。

それと今回は長らく仕事のため離れていて、復帰3戦目でした。
2戦目で体力、筋力が落ちていることを実感したため、
今回は20Km超えを狙ってみました。

今回の失敗はバスの時間をよく見なかったことです。
実際には7,8月は鶴峠にはバスが来ていないのに、鶴峠方面のPDFを開き、
時間のみを見ていました。実際には鶴峠ではなく山の下の飯尾の名前に
なっているのに鶴峠だと勘違いしてしまいました。
タクシーを呼んで9800円と大出費でした。

今回のコースは大菩薩峠登山口から上日川峠まで8kmあり、結構体力を
消費してしまいます。
それでも後半は平坦な道で歩きやすく、何とかなりました。
大菩薩峠だけでは距離が短く感じる方にはよいコースだと思われます。
秋の紅葉シーズンは綺麗なようです。
小菅の湯方面に降りるルートもあります。

前回に引き続き今回も疲労感が大きく、体力的にはまだまだ復活できて
いないことが分かりました。
もう少しトレーニングが必要です。

今回の鳥
 アオバトがいろいろな場所で鳴いていました。アオバトの声は幻想的な
 感じがします。
 久しぶりにホオジロが目の前に現れてくれました。
 

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:3896人

コメント

松姫ルート
toratora48さん、こんばんは
yamaheroと申します。

松姫の話は知っていましたが、このルートなんですね。
甲州街道は敵だらけでダメでしょうから
当然、大菩薩峠越えになるんでしょうね。

以前、小屋平から小菅まで牛ノ寝を歩いたことあるのですが、
toratora48さんのレコ見て失敗したと思いました。
ちゃんと松姫峠まで歩けば良かった!

私もこういう、歴史のヒーロー・ヒロインの
辿った道を歩くの好きなんですよ。

GWに歩いた甲州街道の締めくくりには、諏訪湖巡って
武田勝頼の母の祭られた小坂観音まで、
ゆう姫ルートを歩いて来ました。

次は裂石から大菩薩越えて松姫峠まで歩きたいと思います。
2013/8/5 21:14
松姫逃亡ルートは・・・
yamaheroさん、こんばんは。
初めましてなんですね。
よく拝見していたので、初めてとは思っていませんでした。

この逃亡ルートも実は正確ではありません。
実ははっきりしていないようです。
でも、この説を見たときにこれはありうるなと
勝手に思った次第です。

勝頼の母、諏訪御寮人ですね。
山梨は武田関係の史跡が多く、歴史ファンとしては
楽しめますよね。

このルートは結構春、秋は綺麗そうなので
お勧めですよ。
是非お試しください。
2013/8/5 22:48
いつかは…
toratora48さん、こんにちは

このルートはいつか歩いてみたいと思っていたルートです。

足の痛みはその後大丈夫ですか?
タクシーの出費の方がもっと痛かったりして。バスの時間を目標に歩いて、そのバスがないなんて、ショックの大きさは半端でないですね。

私も初めて乗るバスはいつも心配で、バス会社に問い合わせすることもしばしばです。

お疲れ様でした。
2013/8/6 18:21
ご無沙汰しました
復活ですね!
山を始めて新田次郎を読み始め、武田信玄から歴史本を
読むようになりましたが、記憶に残せないバカなので松
姫のことは全く知りません。
でもよいルートみたいですね。
タクシー9,800円がなければ
2013/8/6 19:06
脚の痛みは筋肉痛?
Happiさん、こんばんは。

脚の痛みは筋肉痛でしょうか?
もう大丈夫です。
確かにフトコロの方がずっと痛かったです。
朝も時間がないので、
バスではなくタクシーで行こうかとも
考えていました。
これで行きもタクシーでバスも無かったら
目も当てられないところでした。

バス外社へ事前確認ですか、
それは重要ですね。
こんどはきをつけますます。

牛ノ寝通りは気持ち良いルートでした。
平坦すぎますけど。
秋とか良さそうですよ
機会があればお出かけください。
2013/8/6 22:00
本当に御無沙汰してしまいました
kurihさん、こんばんは。

やっと復活できました。
まだまだ体がついてきませんが、心だけは
復活ですね。

新田次郎の武田信玄ですね。
私も読みました。
松姫はほとんど出ていなかったはずです。
油川氏の娘、恵理(大河ドラマでは池上季実子)の
娘です。
マニアックな回答になってしまいました?
最近見たものですから。

9800円あれば結構いい酒飲めたのに残念です。
でもいい教訓になりました。
2013/8/6 22:13
松姫峠
toratora48さん、こんにちは。

北海道から帰ってきて、ようやっとレコを見る時間
が出来ました。

私、歴史にはうとく、toratoraさんとは動機が違い
ますが、松姫峠から三頭山は近いうちに繋げたい
と思っています。

みなさん、コメントされていますが、タクシー代は
痛いですね。
私も6月に鶴峠スタートの山歩きを計画した時に
バス時間を調べたのですが、分かり難いなあと
思った記憶があります。
2013/8/8 12:31
私は鶴峠から
youtaroさん、こんばんは。

帰って来られたのですね。
ご両親もお元気そうで良いですね。
うちは今年両親を連れて皇海山、松木を見せるための
旅行を企画していたのですが、父の健康の理由で
取り止めになってしまいました。

松姫峠から三頭山は赤線繋ぎですね。
私も残してしまった鶴峠から再開予定です。

今回のタクシーは痛かったですが良い教訓に
なりました。
携帯電話は基本はsoftbankですが、通常タクシーを
呼ぼうにもそんな場所では繋がりません。
予備にdocomoを持っていたので呼ぶことができました。
また近くのタクシー会社情報を持っていないのも
反省の一つです。
高いけど、授業料だったと思っています。
バスも事前確認が必要ですね。
次回に生かさないと。
2013/8/8 20:23
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 奥秩父 [日帰り]
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら