【道東遠征の巻】2日目・ハラハラドキドキの羅臼岳（知床富士）

2013年08月03日(土) [日帰り]

• GPS: 07:50
• 距離: 14.0km
• 登り: 1,455m
• 下り: 1,439m

コースタイム

（06:25）木下小屋　　　　　　　　　 　（14:15）
　　↓　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ↑　
（07:00）オホーツク展望台　　　　　　 （13:45）
　　↓　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ↑　
（07:25）650m岩峰　　　　　　　　　 （13:25）
　　↓　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ↑　
（07:45）弥三吉水　　　　　　　　　　 （13:15）
　　↓　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ↑　
（07:55）極楽平　　　　　 　　　　　　（13:05）
　　↓　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ↑　
（08:15）仙人坂　　　　　　　　　　　 （12:45）
　　↓　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ↑　
（08:30）銀冷水［携帯トイレブース］　 （12:35）
　　↓　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ↑　
（08:50）大沢入口　　　　　　　　　　 （12:25）
　　↓　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ↑　
（09:30） 羅臼平　　　　　　　　　　　（12:00）
　　↓　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ↑　
（09:50）岩清水分岐
　　↓　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ↑　
（10:00）岩清水
　　↓　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ↑　　
（10:35）羅臼岳山頂［休憩40分］　　　（11:15）下山開始

登り4時間10分、下り3時間、休憩40分

天候

曇り→小雨→晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

ウトロの道の駅で車中泊しました。木下小屋登山口までは車で1時間ほどです。鹿や熊などに注意しましょう。

コース状況／危険箇所等

登山ポストは木下小屋の登山口にあります。記入式です。

大沢の雪渓までは危険箇所はありませんが、ヒグマの生息地なので、積極的に熊鈴やホイッスルを鳴らして、自分の存在をアピールしながら、歩きましょう。木下小屋で熊よけのスプレーを貸し出ししてくれるそうですが、すぐになくなってしまうようなのであまり期待しない方がいいかも。
大沢の雪渓は時期によって、アイゼンが必要になるそうです。この日は歩きやすく、登山靴で問題なかったです。
岩清水から山頂までの岩場の登りが難関だと思いますが、このぐらいの登りは登山道としては普通かなと思いました。

下山後の温泉は、岩尾別温泉「ホテル地の涯」を利用しました。日帰り入浴800円でした。ホテル近くに無料の混浴露天風呂がありますが、脱衣所もないようですので、抵抗がない人はぜひ。

写真

8/3 6:20

岩尾別温泉「ホテル地の涯」。ホテル前の駐車場に停めさせてくれないかな〜と思いましたが、いっぱいでした。ホテル裏にも駐車スペースがあるようです。

8/3 6:20

仕方がないので、車道に停めておきました。後続車も続々とやってきます。

8/3 6:24

木下小屋。ここにも3〜4台ほどの駐車スペースがありました。

8/3 6:23

（06:25）入山
入山届を書いて入山します。私はもちろん初めてですが、まみたんも初めてです。

8/3 6:25

ヒグマに遭わずに、無事に下山できますように。しっかりと祈願しておきます。

8/3 6:25

お賽銭忘れたけど、よろしくね。

8/5 6:00

整備されていて、とても歩きやすい登山道です。

8/5 6:00

今朝は天気がイマイチなんですが、昼頃には晴れる予報です。

8/3 6:56

花番号1　スミレ？
お花情報いただきました〜。

8/3 7:00

（07:00）オホーツク展望台
何も見えません。アレレ、テンキダイジョウブ？

8/3 7:17

花番号2　クルマユリ
他の方のレコで見ました。ボケてる〜。

8/3 7:19

花番号3　黄色い花
見たことあるような気がします。

8/3 7:22

わかってるけど、ヒグマ出没注意ですね。(^^ゞ

8/3 7:24

（07:25）650m岩峰
入山から1時間経過しました。展望はなく、ひたすら歩く感じです。

小雨がパラついてきたので、ザックカバー装着です。私はカバーを持ってないので、雨具を着せたりします。(^^ゞ

8/3 7:45

（07:45）弥三吉水
読み方がわからなかったので、調べてみました。「やさきちみず」と読むそうです。

8/5 6:00

飲み水にも使えるそうですが、飲んでません。(^^ゞ

8/3 7:53

（07:55）極楽平
昨日、雌阿寒で会った人が前日に熊を目撃したという場所がここです。

8/3 8:01

少し歩くともう一つ極楽平の標識があるんです。いつになく小走りです。(^^ゞ
先を急ぎましょう。

8/3 8:06

登山道にごっそり熊の毛？
ブレすぎ、ビビリすぎ〜。

8/3 8:14

（08:15）仙人坂
お腹が空いたら、歩きながら行動食を食べます。止まりません。

8/3 8:32

（08:30）銀冷水
入山から2時間ほど経ちました。ずっと霧雨の中を歩いている感じです。

8/3 8:32

ここには、携帯トイレブースがあります。山ガールのパーティが休憩していました。

8/5 6:00

（08:45）大沢入口
雪渓を歩きます。私は雪渓を歩いた経験が少ないんです。大丈夫かな？

8/5 6:00

7月上旬はアイゼンが必要だそうですが、シャバシャバになってきているので、登山靴で大丈夫です。。

8/5 6:00

振り返ると、うっすら青空が出てきました。

滑らないように慎重に歩いてます。ノロノロ歩行です。

8/5 6:00

空が明るくなってきました。ここからはお花畑が広がります。

8/3 9:00

花番号4　エゾコザクラ？
時々見かけますね。名前合ってるかな？

8/3 9:02

花番号5　チシマフウロ？
似ているけど、違うかな？

8/3 9:05

花番号6　エゾツツジの蕾？
濃いピンクで可愛いね。

8/3 9:06

花番号7　エゾノツガザクラ
これも覚えました。

8/3 9:07

花番号8　チングルマ
群生していました。

8/3 9:09

花番号9　ジムカデ
お花情報いただきました。イワヒゲかと思ったら違うんですね。

後ろはすごい雲海♪　写真を撮りながら、登っていきます。

8/5 6:00

雲を抜け、気温が高くなってきました。

8/5 6:00

まだ雪渓がありました。

8/5 6:00

今日も影ショット♪
雪渓渡ったど〜!!

8/3 9:18

花番号10　ミネズオウ
淡いピンクの小さい花。

8/3 9:20

花番号6　エゾツツジ？
6と同じかな。ちょっぴり毛深い。

8/3 9:21

花番号11　チシマノキンバイソウ
お花情報いただきました。夕張より南西は「シナノキンバイ」だそうです。

8/5 6:01

花番号8　チングルマ
チングルマは綿毛状が可愛いね。

8/3 9:24

花番号12　ゴゼンタチバナ
このお花もあちこちで見かけます。

8/3 9:24

花番号8　チングルマ
あちこちに群生していました。

8/3 9:25

花番号13　イワギキョウ
このお花もあちこちで見かけますね。

8/3 9:25

花番号14　ハイオトギリ？
合ってるような違うような。

8/3 9:27

花番号15　アザミ？
アザミの種類は色々ありますね。ミヤマアザミとかチシマアザミとか...区別がつきません。

8/3 9:27

花番号16　マルバシモツケ？
あちこちの山で見かけますね。

8/3 9:29

完全に雲を抜けて、すっかり青空です。

8/3 9:30

休憩している人もちらほら。

8/5 6:01

（09:30）羅臼平
約3時間経ちました。この辺りまでは、ヒグマの目撃情報があるようです。

8/3 9:32

見てないけど、石碑があるようです。ここは広くてゆっくり休憩できそうです。

8/3 9:34

フードロッカーがあります。テン泊の時は食べ物をここに保管すれば、ちょっとは安心かな。

8/3 9:37

花番号16　イワブクロ
日陰でひっそり咲いていました。

8/3 9:40

雲海の向こうに国後島が見えます。雲の上に飛び出しているのは、爺爺岳（ちゃちゃだけ）の山頂だと思います。

8/3 9:53

（09:55）岩清水分岐
羅臼岳と羅臼平の分岐ってことなのかな？

8/3 9:54

こちらは羅臼側。国後島が見える方です。雲が少なくなってきました。

8/3 9:54

こちらはウトロ側。あの雲の下から登ってきました。厚い雲海。

8/3 9:55

旭川西高山岳部。この後、何度も会うことに。

8/5 6:01

（10:00）岩清水
山頂まではあと少しです。

8/5 6:01

コップが置いてあるので、飲んでいいのね。飲まないけど。

8/3 10:00

花番号17　チシマクモマグサ？
群生していました。

8/3 10:05

ウトロ側が雲海で、羅臼側が晴れていますね。こういう天気が多いようです。知床連山の端に見えるのが硫黄山。

8/3 10:08

岩場にもお花がたくさん咲いています。

8/3 10:10

花番号18　アオノツガザクラ
黄緑の小さいお花。可愛いね。

8/3 10:09

「エゾノツガザクラ」と「アオノツガザクラ」と「チングルマ」のセッション。

8/5 6:01

大きな岩が増えてきましたが、足の置き場を迷うことなくスラスラと登っていく最強の山ガール。

8/5 6:01

ちょっと急なところもありますが、足の置き場はたくさんあるので大丈夫です。

8/5 6:01

大きな岩ですが、ザレ場よりも登りやすいです。

8/3 10:34

さすが百名山ですね、大渋滞しています。
昨日、雌阿寒岳で見かけたおじ様2人組がまたしても山頂に！

8/3 10:35

（10:35）羅臼岳山頂
4時間10分で、山頂に到着しました。標準タイムぐらいかな。
ウトロ側は雲海、上は青空で硫黄山まで見渡せて、右端には国後島の爺爺岳がちっちゃく映っています。1994年には皇太子様と雅子様も登ったそうです。

8/3 10:37

山頂はあまり広くないので、座る場所を確保するのも大変です。

8/3 10:46

お楽しみのコーヒータイム。お湯を沸かしてもらいました。

8/3 10:50

本日のマグは水玉です。新作がないので、ローテーションしています。

8/3 10:46

今日は予備のヨレヨレの手袋を履いてきましたが、ついに穴が空きました〜。4〜5年前に買ったものかな。これだけ使えば手袋冥利に尽きるよね。

8/3 10:59

羅臼方面は雲がなくなり、晴れてきました。

8/3 11:03

斜里方面はちょうど青空と雲海の半々です。

8/3 11:07

お山情報いただきました。
手前から知西別、遠音別（カッコよく尖ってます）、海別（平らな長い山）、斜里岳（裏から見るとカッコ悪いです）それと右端、雄阿寒？

8/3 11:03

ウトロ方面は、厚い雲海です。行ったことないけど、天国みたい〜。

8/3 11:05

短パンで、傘を持った外人さん。

8/3 11:11

（11:10）下山
登山者が次々と登ってきます。そろそろ下山しましょう。登ってくる人が多いので、すれ違いの待ち時間が意外と長いです。

8/3 12:00

（12:00）羅臼平
旭川西高の学生さんたち。休憩中に地図読みなどのトレーニングをしているようです。歩き出すとめちゃくちゃ速い！

8/5 6:02

雪渓の下りも大丈夫でした。

8/5 6:02

軽装の外人のパーティ。サンダルだし。(-_-;)
楽しそうにしてるけど、良い子は絶対に真似しちゃいけませんね。

8/5 6:02

（12:25）大沢入口
雪渓終了しました。あとはヒグマに遭わないようにひたすら下るだけです。

8/5 6:02

（12:35）銀冷水
雲の中なので、展望は何もありません。

8/5 6:02

（12:45）仙人坂
立ち止まることもなく、ひたすら歩き続けるだけです。

8/5 6:02

（13:05）極楽平
ここで熊に遭ったら、極楽じゃないけどね。

8/5 6:02

（13:15）弥三吉水
写真だけです。無論、止まりません。

8/5 6:02

（13:25）650m岩峰
だいぶ下りてきたかな。

8/5 6:02

（13:45）オホーツク展望台
登りのときは、この標識に気付きませんでした。

8/3 14:12

お賽銭入れなかったけど、無事に下りてこられました。
最後にもう一度、手を合わせておきました。

8/3 14:14

（14:15）木下小屋
ヒグマにも鹿にも遭わずに無事下山しました。

8/3 15:32

たっぷり汗をかいたので、温泉に入りましょう。
記念に熊鈴を買っておきました。

8/3 17:19

ウトロの道の駅でお土産を買っておきました。金欠ケチケチ山ガールなので、お土産を買うのは3座で1回ぐらいです。(^^ゞ
お腹が空いたので、腹ごしらえをしましょう。

8/3 17:32

つぶの掻き揚げが有名なお店のようです。カレーとつぶのかきあげセットは、こんなにボリュームがあるのにお値段なんと、880円！

8/3 17:32

冷たいお蕎麦とつぶのかきあげセットです。たしか、こちらも880円！

撮影機器：

D50 ニコン

Xperia UL SOL22 au SONY

感想

dominon

ウトロの道の駅で車中泊をして、4時に目覚ましをセットしておきましたが、どんよりした空模様でした。天気予報を見てもこの近辺はどこも変わらない感じでした。せっかく知床まで来たし、午後からは雲がなくなる予報だったので、日本百名山の一つである「羅臼岳」に登ることにしました。

【良かった点】
体力が心配でしたが、前日の疲労がたまっていなくて、筋肉痛もなかったのが何よりです。
相変わらず歩くペースは違いますが、2人とも初めての山なので、離れないようにして、積極的に鈴を鳴らしたり、声を出しながら歩いていきました。登山道はとても整備されているし、雪渓も歩きやすかったので、特に問題はなかったです。

【悪かった点】
途中で雨が降ってきましたが、ザックカバーを持っていないので、雨具の上をザックに被せて歩きました。透明の大きなゴミ袋なども持っていますが、去年、ずぶ濡れになった経験があるので、そろそろザックカバーを買った方がいいかな〜と思いました。

【食料・行動食】
水1.5リットル、クエン酸330ml、予備の水330ml、おにぎり2個、菓子パン、カロリーメイト、塩ようかん、くるみ黒糖、干し梅、バナナ、ミックスナッツ、ブドウ糖、ゼリー飲料、ドリップコーヒーなど。

水分は全部合わせて750mlぐらい飲みました。山頂まではほぼノンストップで歩いてるので、お腹が空いた時は歩きながら行動食を食べるようにしています。

【全体を通して】
かなり前に日帰りドライブで知床まで来たことがありました。その頃は登山に全く興味がなかったので、知床峠から羅臼岳を見ただけでしたが、あの山に自分が登っているなんて、「人ってずいぶん変わるもんだな〜」と不思議な気分になりました。特に意識している訳ではありませんが、北海道の百名山を次々と制覇しています。ミーハーなので「一度は登っておかないと」という感じですかね。羅臼岳の登山道はキレイに整備されているので、とても歩きやすかったです。浜益の黄金山の方がずっとハードだった印象があります。(^^ゞ
田舎暮らしに慣れているので、人が多い山頂はあまり好きじゃないんですけど、人が少なければ熊が出てくる心配もあるので、難しいですね。

ウトロ側は厚い雲海でしたが、山と空と雲が好きな私にピッタリの眺めでした。道東遠征はまだ続くのかな〜？

コメント

h2013m

雲海の羅臼も良いですね。
　こんにちは。御同行の方は羊蹄ナイトハイクをこなす程の方だったようで、レコ見落としてました。女性２人で車中泊連登とはすごいですね。明日は何処でしょうか？

　で、今回も写真のコメントを。

　花番１と３は自信が無いのでスルー。花番５、スミレのようです（何スミレかは難しいのでスルー）。
　花番９、おしいです、ジムカデ。葉っぱがムカデの足のように見える？から、イワヒゲは糸のように線です。
　花番１１チシマノキンバイソウ、亜種みたいなものなので夕張より南西はシナノキンバイになり、個人的にはどっちでもいいような・・・。
　花番１５私もアザミ以上は不明。
　写真８１　丁度判り易く雲に分けられています。手前から知西別、遠音別（カッコよく尖ってます）、海別（平らな長い山）、斜里岳（裏から見るとカッコ悪いです）それと右端、雄阿寒でしょうか？

　長くなりましたが、まだちょっと休みが来なくて登れない暇人のたわごととお許しください。

　とても綺麗な写真で大変楽しませてもらいました。ありがとうございました。
　

ゲスト

おぉアップ早い♪
お花の名前、テキトーですみません(笑)
羅臼の感想はとにかく人が多い!!

やっぱり人が少ないトコが好きです♪
熊が怖いけどね(^_-)

atomic

うらやましいです
羅臼岳も制覇されましたね。
いいですね〜！

ここはホントヒグマ怖いですね〜。
私も1年前に登った時、どれだけビクビクしながら登ったことか…。
2枚目の路駐は意外に車少ないですね。私が行った時は朝5時で路駐も満車でした。
車少ないと人も少ないから怖いです。
山頂から見える硫黄山方向の景色は最高ですね。
ほんとうらやましいです。

dominon

h2013mさんへ
お花＆お山情報ありがとうございます。書き換えておきます。黄色と白い花はたくさんあるので、すぐに忘れてしまいます。(^^ゞ

今回は道東の百名山＆郷土富士を三連荘で登るという山行になりましたが、羅臼岳は人が多くて驚きました。

同行の山ガールは、「最強」なんです。（汗）

dominon

まみたん〜♪
羅臼は本当に人が多いし、羅臼平まではずっとヒヤヒヤだったね〜。

もう何百回も登山してると思うけど、ヒグマに遭遇した経験がないのもすごいね。まみたんには「お天気レーダー」の他に「ヒグマレーダー」も内蔵されてるのかな？（笑）

dominon

atomicさんへ
道東遠征の２日目は羅臼岳でしたが、atomicさんの去年のレコにヒグマの写真があったので、行く前からハラハラしていました。

ウトロ側は雲海、羅臼側は晴れという天気だったので、一度で二度美味しい景色が見られました。知床連山はかっこいいですね。