燕岳〜空、雲海、星…そして感動のご来光


コースタイム
【2日目】6:20燕山荘〜6:47燕岳山頂〜7:07北燕岳(直下まで)〜8:25燕山荘〜9:25合戦小屋9:45〜10:15富士見ベンチ、ランチ10:45〜11:25第三ベンチ11:35〜12:05第二ベンチ12:15〜12:50第一ベンチ13:00〜13:35中房温泉登山口
天候 | 【1日目】曇りのち雨のち晴れ 【2日目】晴れ(登山日和(^^)/) |
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過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
【帰り】14:15中房温泉〜バス〜15:22JR穂高駅、あずさ26号〜18:36(この日はさらに遅れ有り)JR新宿駅 ■中房温泉定期バス http://nan-an.sakura.ne.jp/bus/bus/nakafusa-teiki-bus21.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
■燕山荘 http://www.enzanso.co.jp/sansou/index.html ■中房温泉(立ち寄り湯) http://www.nakabusa.com/daytrip/daytrip.html |
写真
感想
コースタイムを公開するのが恥ずかしいほど、ゆっくりゆっくりと、燕岳へ登ってきました。
いつも近場の低山ばかり歩いてる私ですが、今年はアルプスに行ってみようと思い立ちました。
アルプス入門に最適な山と聞いたこともあり「つばくろだけ」という名前の響きもかわいらしく、
以前から気になっていた山でした。
登山口の中房温泉が既に標高1462m。
いつも登る低山よりも、高い所がスタート地点です。
登り始めは足が重く、
北アルプス三大急登の一つと言われるこのコース、本当に歩き通せるのかなと、
不安がよぎりつつも、ゆっくりと登っていきました。
登山口から燕山荘までのコースは、距離にすれば5.5キロとそれほど長くないのですが、
標高差では1000メートルを超えるので、やっぱり大変です。
それでも、山の中にいると、不思議と元気になり、
本当に超スローなペースで、ちょこちょこと休憩を取りながら高度を重ねていきました。
下界では、駅の階段でも息が切れてしまうのに、山の中ではこんなに歩けるなんて、
ちょっと不思議だったりもします。
最初の頃、雨が落ちましたが、どんどんお天気も回復してくれました。
樹林帯を超え、どんどん現れてくる新鮮な光景にワクワクしているうちに、何とか上までたどり着きました。
燕山荘と燕岳の分岐点にたどり着いた時は、この山の美しさに、思わず声をあげてしまいました。
写真ではよく見る山姿でしたが、やっぱり実物を目の当たりにすると、
その圧巻の迫力と繊細な美しさに心奪われるばかりでした。
燕山荘は、噂にたがわず本当に居心地のいい山小屋でした。
ご飯もおいしく、夕食時のオーナーのお話にも、アルプスホルンの演奏にも、
いつもの何倍もの聴力で耳を傾けてしまいました。
そしてビール党の私…別世界の山並みの中で生ビールをいただいて、すっかり気分もよくなってしまいました。
夜中…半分眠りながらも、星空がめちゃくちゃきれいと聞きつけ、起きだして表に出てみました。
星が…宝石みたいに大きい!手が届きそうなほど近い!
一瞬ですが、流れ星も目に入りました。願い事をいう暇もないホンの一瞬でしたが、嬉しい気分でした。
そして、下界の灯りもきれいに見えました。
カメラがまだ新しく、夜景モードに変える方法を把握してなくて、まともな写真は撮れなかったです…。
山の天気は本当に変わりやすく、昨日は雨の中登ってきたのに、天上ではお天気に恵まれ、
翌朝はご来光も拝むことができました。
宿の方のお話では、ご来光を見られる日はそう何日も無いとのことだったので、ひときわ感激でした。
さて、燕岳山頂。
初日にも行ったけど、2日目も朝の晴天に誘われてもう一度行ってきました。
まさに360度大展望パノラマです。
山頂はそれほど広くなく、高度感もあります。
実は高所恐怖症の私ですが、不思議と恐怖心はなく、ひたすら山頂の空気に浸ってきました。
燕山荘とは反対側に見える、北燕岳にも足を延ばしてみました。
北燕岳の山頂直下は、完全に崖のような岩になっていて、コースもよくわからなくて、
万年初心者の私は、実は一番テッペンまでは行けず、その手前で引き返してしまったのですが。
それでも、燕岳にはいなかったお猿がいたり、コマクサのさらなる大群生があったり、
北燕岳から燕岳を見返すのも楽しいし、
北燕岳への道も、味わい深いものでした。
帰りに燕山荘に寄り、預けていたザックを回収し、
名残惜しくも帰路に向かいました。
私は、登りよりも下りが大の苦手。
急登コースの下山は、山旅がだんだん終わってしまう寂しさもあって、ちょっとしんどいものがありました。
それでも、途中までは、帰りも山を楽しむつもりで歩いてきましたが、
第二ベンチあたりから、足に力が入らない感じになってしまいました。
意識してスピードをさらに落とし、一歩一歩降りてきました。
あまりにスローペース過ぎて、ようやく登山口についたときは、
バスの出発時間が迫ってしまいましたが、
中房温泉で、あわただしくも気持ちよく汗を流して、バスに乗り込みました。
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