樽前山、風不死山 7合目登山口から

2021年07月04日(日) [日帰り]

• GPS: 06:13
• 距離: 14.2km
• 登り: 1,113m
• 下り: 1,133m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:14
• 休憩: 0:55
• 合計: 6:09

2:59 樽前山７合目登山口
3:34 3:34 東山分岐
3:40 3:45 樽前山 東山ピーク
4:06 4:11 北側外輪壁ガリー侵食崩壊部
4:18 4:19 932m峰方向分岐
4:21 4:24 932m峰コル岩
4:45 4:45 砂れきのコル
5:10 5:10 963mコブ
5:38 5:38 ニセピーク
5:42 5:58 風不死岳
6:02 6:10 ニセピーク
6:28 6:28 963mコブ
6:47 6:47 砂れきのコル
7:10 7:13 932m峰コル岩
7:13 7:14 932m峰方向分岐
7:44 7:45 西山尾根突端
7:46 7:46 西山尾根分岐
7:51 7:57 樽前山 西山ピーク
7:58 7:58 西山尾根分岐
8:06 8:06 南側外輪壁ガリー侵食崩壊部
8:14 8:17 樽前山神社奥宮
8:17 8:17 西山
8:36 8:39 東山分岐
9:08 樽前山７合目登山口

天候

晴れ、気温14〜18℃、最大風速7m/s程度

アクセス

利用交通機関：

自家用車

7合目登山口の駐車場は、前日21時で5台程度。50台くらい駐車可能。トイレはあるが、水は出ない。
下山時9時は、満車の上、管理人の管理の下でかなりの路駐となり、5合目登山口のゲートから車両通行不可となっていた。5合目登山口にも、7合目登山口駐車場満車の場合は、5合目から車両通行不可になる旨の看板あり、

コース状況／危険箇所等

危険箇所無し。とても良く整備されたトレイル。
樽前山は活火山。登山口から少し登ると森林限界。お鉢周りはこれ以上ない絶景。中心部の溶岩ドームからは噴煙が上がっている。その周辺には、巨大な噴石や、爆発で吹き飛んだと思われるドームの溶岩の残骸が落ちており、爆発の凄さを感じ取れる。そして、その凄まじい景色を360度から存分に眺めることができる外輪山周遊が素晴らしい。
樽前山の東のピークとなる東山から続く風不死山へのコースは、東山からコルまで下るとダケカンバの美しい樹林帯となる。樹林帯は風不死山の山頂手前まで続く。途中に3箇所程度、急登の鎖場やロープがあるが、普通に登れば危険はない。風不死山山頂からは樽前山の全景が素晴らしい角度で見える。また、恵庭岳、羊蹄山、紋別岳なども見える。
樽前山の外輪山周遊は晴れていれば素晴らしいの一言だが、丁度一年前は、ホワイトアウトの爆風だった。そのような場合は、GPS装備はもとより、森林限界、独立峰という特性から、標高に関係なく、防寒防風装備がないと低体温症のリスクが格段に跳ね上がり危険。

写真

7/4 3:29

今日は北海道最後の日。
飛行機で飛び立つ日だ！！
去年の今日、ガスで何も見えなかった樽前山。
その山に再訪した。
きっと素晴らしい山なんだろうな・・・とガスと爆風の中で感じた樽前山は、どんな姿を見せてくれるだろう。
楽しみで仕方がない。

7/4 3:34

そして、できれば山頂でご来光を見たい。
疲れ切って車中で休むと言い張るお嫁様（そう呼べと命令されている）に、「樽前山はきっと凄いご来光が見える。行かないと絶対後悔する」と前日から呪文のように繰り返し、なんとか3時出発に付き合ってもらった。
そして早速、夜と朝の境界線で照らされた雲海が始まるのだった。

7/4 3:40

立ち上がる溶岩ドームの噴煙を見て確信した。
これは予想以上の絶景が見れそうだ！！

7/4 3:40

山頂はすぐそこだ！！

7/4 3:41

すでに先客がいた。
彼はバズーカのような望遠レンズを構えていた。

7/4 3:43

2人で静かに山頂を祝う。

7/4 3:46

礼文島の日の出は3:50だったが、ここでは4時だ。そして名古屋では4：43だ。
緯度の差で、これほどの時差がでる。
同じ日本であっても、相当、北に来ていることを実感する。
とりあえず人込みが予想される山頂を後にして、前に進む。

7/4 3:46

7/4 3:48

素晴らしい外輪山の稜線だ！！
この稜線でご来光を迎えよう。

7/4 3:48

しばし夜と朝の境を楽しむ。
空の色が素晴らしく美しい

7/4 3:50

広がる雲海

7/4 3:50

山頂を振り返る

7/4 3:51

赤く染まる空

7/4 3:54

溶岩ドームも見え始める。
溶岩ドームは1909年の噴火でできたというが、一体、どんな様子だったのだろうう。

7/4 3:54

夜明け前の稜線を進む

7/4 3:57

羊蹄山も顔を出し始めた

7/4 3:58

巨大な噴石に驚愕する

7/4 3:59

7/4 4:02

紋別岳が見える

7/4 4:05

7/4 4:06

歩いてきた稜線と山頂が美しい

7/4 4:07

来た！！

7/4 4:08

うっすらとガスの中から浮かび上がる太陽

7/4 4:09

赤いシルエットが幻想的だ

7/4 4:12

周囲のガスを赤く染めながら

7/4 4:17

次第に浮き上がっていく

7/4 4:10

7/4 4:19

これ以上ない素晴らしいトレイルが浮かび上がる

7/4 4:20

ナイアガラ現象まで・・・

7/4 4:26

7/4 4:26

至極の時だ

7/4 4:26

赤く照らし出される稜線を

7/4 4:30

歩く

7/4 4:33

陽光が光を増し

7/4 4:33

赤い朝。モルゲンロートが始まる

7/4 4:34

7/4 4:44

花たちも目覚めの時間だ。
次第につぼみが開いていく

7/4 4:58

樽前山とバックに風不死岳へ進む

7/4 4:59

コルまで下るとダケカンバの美しい森が始まる

7/4 5:00

多少の鎖場やロープ場があるが問題はない

7/4 5:29

美しい森だ！！

7/4 5:32

さっきまでいた外輪山だ

7/4 5:33

高くあがった太陽が雲海を照らす。
標高1000mそこそこで、この絶景とは！！
やはり山は標高ではない。周囲も含めた地形や自然が織りなす現象が美しい景色を形作る。そんな当たり前のことが、目の前でまざまざと繰り広げられる。

7/4 5:33

7/4 5:36

7/4 5:37

7/4 5:38

山頂が見えてきた

7/4 5:39

振り返ると、たおやかに伸びた外輪山のすそ野が広がっていた。
溶岩が、ただただ重量によって流れ下ったその斜面は、火山特有の美しさだ。

7/4 5:40

7/4 5:42

あと少し

7/4 5:46

風不死山山頂です。

7/4 5:48

標高1100mでこの絶景。
遠く羊蹄山が見える。

7/4 5:49

紋別岳も。
少し休んで戻ります。

7/4 6:08

どれだけ見ても美しい樽前山

7/4 6:09

7/4 6:10

7/4 6:34

裾野の美しさに惚れる

7/4 6:48

花々たちはすっかり目を覚ましたようだ。
往路よりも花が開いている。

7/4 6:50

7/4 7:03

コルからのトレイルはよだれ物だ。
これはトレランにはたまらないだろう。

7/4 7:04

7/4 7:07

7/4 7:10

7/4 7:16

7/4 7:21

7/4 7:22

7/4 7:24

巨大な噴石の間を走るトレイル

7/4 7:32

7/4 7:36

7/4 7:38

噴火口だけでなく、噴石や溶岩ドームの破片が噴火のすさまじさを物語る

7/4 7:39

7/4 7:43

これから進むトレイルが美しい緑の中に一筋。

7/4 7:43

もう一つの山頂が見えてきた

7/4 7:44

7/4 7:45

7/4 7:53

西山山頂。

7/4 7:57

7/4 7:57

ここの景色も素晴らしい。
この山頂から男性が一人、海に向かって南の尾根へ下っていかれた。
後で調べると、海へとつながるコースがあるらしい。
これは素晴らしいコースだろう。
いつか行ってみたい。夢が広がるなあ。

7/4 7:59

これは外輪山からはるか下まで続いている雨裂の谷だ。
これまた美しい。

7/4 8:00

7/4 8:02

溶岩ドームは外輪山のどこからでも見えます。
本当に凄い。

7/4 8:03

7/4 8:05

7/4 8:11

7/4 8:11

7/4 8:11

7/4 8:24

7/4 8:24

7/4 8:31

7/4 8:33

7/4 8:37

以前はここから噴火口は行けたらしい。
噴火口付近には、木杭が並んでおり、その痕跡が見えた。

7/4 8:37

さあ、そろそろ帰りましょう。

7/4 8:50

最後の下りのトレイルで、なんと支笏湖が！！
なんて美しい！！

7/4 8:57

この辺からは樹林が出てくる。

7/4 9:03

7/4 9:06

下山。
想像以上だった。
お嫁様も感動してくれた。
本当に素晴らしく良い山だった。
千歳市民や苫小牧市民が本当にうらやましい。

7/4 9:15

駐車場に戻ると、満車。
しかも駐車場の整備員の方まで数名いました。
7号目のこの駐車場が満車のため、5合目からゲートで通行止めとなっていた。
それだけ多くの人を引き付ける素晴らしい山。

7/4 10:24

帰りに、ホッキガイで有名なこのお店で

7/4 10:51

お弁当と

7/4 11:00

おにぎり、ホッキ焼き（お嫁様用）を買いました。
おにぎりが特に旨かった。
これほど素晴らしい絶景の北海道。
しかし、北海道のラストは、なぜか食べ物で終わるのだった。

また、来よう。北海道。
いつも心に感動をくれる北海道。
ありがとう。北海道。

おしまい。

撮影機器：

OLYMPUS Tough TG-6 オリンパス

装備

個人装備

防寒着（モンベルウィックロンジオサーマルロング） ウィックロンクールライト長袖 ロングパンツ（モンベルリッジライン薄手） スーパーグリップ手袋 サロモントレランシューズ（スピードクロス５GTX） ザック(グラナイトギア　クラウン2 38) 非常食（クッキーパワーバランス） 水2L（内1Ｌ消費） 地図（地形図） ヘッドランプ（レッドレンザーＭＨ5を2個） 予備電池 GPS(ガーミンmap66sを1個) カメラ（TG-6） スマホ 筆記用具 ファーストエイドキット 保険証 ココヘリ ツェルト（juzaのＥＭシェルター） サングラス パン1個 総重量8ｋg