涸沢岳
- GPS
- 20:46
- 距離
- 41.5km
- 登り
- 2,618m
- 下り
- 2,617m
コースタイム
12日:6:00涸沢ヒュッテ-9:00穂高岳山荘-10:20涸沢岳-13:30涸沢小屋-14:00涸沢ヒュッテ
13日:6:00涸沢ヒュッテ-7:10本谷橋-10.:10明神館-10:50上高地
天候 | 3日間とも快晴!! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
平湯のあかんだな駐車場(1日500)円に車を止めました |
コース状況/ 危険箇所等 |
言わずと知れた上高地からの超メジャールートです。 涸沢までの距離はそこそこ有るものの行き届いた整備と 景観もあり明るい山道は誰でも安心して楽しめます。 ザイテングラードも整備が行き届き初心者でも楽しめる 非常に良いルートです(が、死亡事故も起きています慎重に ヘルメットも装着していきましょう)。 |
写真
感想
さて、遂に今年もお盆休み突入です。
北アへの遠征は決めていたのですが妻のリクエストもあり
家族4人で涸沢ルートで穂高と決定しました。
テーマは「マッタリ山行」
夏山ですが子供達はもちろん3,000m峰は未経験、
計画は思案しましたが先ず涸沢ヒュッテまで行き
その様子を見て2日目に何処に登るか決める事にしました。
前日は20時ごろに自宅を出発し平湯温泉へは翌日の2時ごろに
到着しました。少し迷いながら結局あかんだな駐車場を拠点に
する事に決めました。駐車場は4時に開くのでゲートの前にできた
車の列に混じり時間まで仮眠を取ります。
じき駐車場が開き比較的バス停まで近い所に車を止める
事ができました。早速出発の準備です。
家族全員山装備に着替え、と言っても子供たちは
ジャージ姿に靴だけ山用です。準備が出来たら速やかに
バス停へ移動です。バスチケットは片道分購入しました。
(帰り場合によってはタクシーもありえるので)
間もなくバスが到着し上高地へ向け出発です。
上高地BTへ到着した時には6時前、家族全員へ昼には涸沢ヒュッテに
到着する予定であると伝え丁度6時に上高地を出発しました。
歩き始めからずっと高低差の無い道を歩いていきます。
子供たちは山登りだと聞いていたのに少し不思議だった事でしょう。
私は新穂高から白出出会いまでの林道に比べれば快適で楽チンでしたが・・。
しかも明神・徳沢・横尾と休憩も出来ますし売店、トイレもあります。
「う〜ん、これは快適すぎだね」
と妻も少々戸惑っていました。私は
「上高地という観光地やから登山道と思うな」と説明しておきました。
(・・・登山っぽくなるのは本谷からです)
横尾大橋を渡れば屏風の頭を見上げつつ本谷へ向かいます。
観光客も減ってやっとハイキングモードです。本谷橋では多くの
登山者が休憩されていました。この頃には日も高くなり
暑くなって来たので少し沢で休息します。
本谷を出発した後はどんどん高度を上げて行きます。
また残雪箇所もあり面白い登坂がラストスパートです。
最後の雪渓を過ぎると涸沢ヒュッテが見えてきました。
ここで何故か妻と子供たちは休憩を取ります・・。
目の前にヒュッテがあるのに何故休息を取るのか解らないのですが
時間的にはそう遅れていなかったのでのんびりヒュッテに向かいます。
そして涸沢ヒュッテに到着しました。
到着後はお約束の生ビールとおでん、子供たちはカレーとラーメン
いきなりマッタリモードに突入です・・。
一息ついたところで小屋泊とテン泊の申し込みをして私と息子は
テントを設営します。その後は夕方まで小屋組とテント組み
それぞれの寝床で昼寝です。
夕方、私と妻はヒュッテ見学です。
と、その時・・・
「あっ!社長がいてはる!!」
ヒュッテ受付に社長が居るではありませんか。
昨日まで居なかったそうですが今日上がってきたそうです。
その後3日間ずっといらっしゃいました。
(社長の勧めでヘルメットもお借りしました)
夕食は家族揃ってヒュッテのごはんです。
これがボリュームあって更に生ビールも入り満腹です!!
大満足の夕食後は家族それぞれの寝床に戻り就寝です。
妻と息子は夜中に「ペルセウス座流星群」を見る為に
起きていたようです。(私は前日の駐車場待ちの時に見ました)
2日目の朝がやって来ました。
もちろんモルゲンロートを見るので早起きです。
妻と私はテラスでコーヒーとココアを飲みながら
涸沢カールの朝焼けを楽しむことが出来ました。
しかし妻は・・・
「もっとマッカッかに赤くなると思ってた」
と少し勘違いしていたようです・・。
2日目の計画はザイテングラートから穂高岳山荘へ行き
奥穂高岳か涸沢岳へ登ろうという事になりました。
再び6時から行動開始です。ザイテングラートの取付きまでは
問題なく順調に来ました。が、ザイテングラートの前にくると
子供たちの顔が少し曇りました・・。
「これどうやって登るの?」
という問いに私は・・
「問題は登りじゃなく下りや」
と適当に答えましたが子供たちは岩場の登山道が見た目に
分からないので疑問だったのでしょう。
結局全員問題なく穂高岳山荘までやって来ました。
時間的にも余裕があり天気もいい。少しの時間
板張りの木台でごろ寝です。
「天空のごろ寝・・・至福の時です」
で、そろそろピークへ向かいます。妻は去年夜明け前の奥穂に
登っているので問題ないのですが子供たちはザイテングラードで
少しおっかなびっくりな所があったので涸沢岳に決定しました。
娘は穂高岳山荘の木台で昼寝です。よって3人で登頂です。
まもなく涸沢岳山頂に到着しました。
山頂には他の登山者も居ましたが幸いにも疎らで
少し長居する事が出来ました。写真を撮ったり景色を楽しんだ後は
速やかに下山です。無事穂高岳山荘に帰り家族4人で涸沢ヒュッテに帰ります。
ザイテングラートも慎重に下り予定通りヒュッテに戻ってきました。
涸沢ヒュッテの県警詰所横にある「ひるね岩」で夕方までのんびりします。
夕方は持ってきた食材を全て使ってテラスで宴会です。
その夜は再び小屋泊とテン泊に別れて2泊目です。次の朝は
ヒュッテの朝食をしっかり食べて下山します。
最終日も6時行動開始です。社長にお礼を言って上高地を目指します。
4人とも調子良く下って(私が30分ほど早く着きましたが)
河童橋に到着です。すぐさま上高地BTで休憩し食事を取って
あかんだ駐車場まで戻ります。ほんの少し贅沢ですが
帰りはバスではなくタクシーを利用しました。
(4人だと有料道路代分アップします)
3日間の予定を完了し無事車まで戻ることが出来ました。
荷物を片付けた後はお楽しみの温泉です。
直ぐ近くにある「ひらゆの森」(一人500円)に行き
3日間(4日間?)の汗を流しました。
今年のお盆休みは計画通り北ア山行を実行できたのですが
やはりというか家族4人というのは自由が利きません。
夫婦2人でも難しい場合もあるのに楽しかったとはいえ
考えものです。しかも家族4人で今回使った費用は
なんだかんだで10万円以上掛かりました(私の生ビール代も含む)。
リッチな山行も妻曰く「お金持ちのリゾート登山」だそうです。
たまにはいいけど今度は元通りエコな山行となりそうです。
ま、でもやっと涸沢でマッタリできたからイイや。
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