梅雨開け間近の夏日に権現岳（八ヶ岳）へ

2021年07月11日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 10.2km
• 登り: 1,249m
• 下り: 1,247m

コースタイム

観音平4：30→雲海展望所5：30→6：10押手川6：20→7：20青年小屋7：30→権現小屋8：40→8：50権現岳山頂9：00→10：00青年小屋10：10→押手川11：00→雲海展望所11：30→観音平12：00　【歩行時間：6時間50分】

天候

曇り一時小雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車

東京都日野市→中央道・八王子IC→小淵沢IC→八ヶ岳高原ライン（山梨県道・長野県道11号北杜富士見線）→山梨県道618号観音平下久保線→観音平

※小淵沢ICを下りて正面を右折し、八ヶ岳高原ラインに入ると間もなくにセブンイレブン小淵沢インター店、ローソン小淵沢インター店があり、どちらも24時間営業をしています。道なりに4kmほど進むと県道618号に入る三叉路（標識あり）が見えてきますので、ここで左折します。標高を上げながらヘアピンカーブを抜けて約4km先の突き当たりが観音平で、約30台駐車可能の無料駐車場があります。駐車場には仮設トイレや登山ポストが設置されています。
https://www.hokuto-kanko.jp/guide/kannondaira

※7月2日から、山梨県北杜市とNORTH FACE 包括連携事業によるマウンテンタクシー事業が開始されています。小淵沢〜尾白駐車場、小淵沢〜観音平の2路線あるとのこと。観音平の駐車場入口付近に看板が立てられていました（写真参照）。
　予約サイト　https://www.mountaintaxi.jp/

コース状況／危険箇所等

編笠山、権現岳、三ツ頭に近い南八ヶ岳登山の起点、観音平から権現岳を往復しました。

【観音平→権現岳】
　登山口からは、カラマツの樹林帯を地味に高度を上げて行きます。雲海展望台は富士見平からの道と合わせ、更に1時間ほど木の根が張り出した岩ゴロの道を抜けると押手川に到着します。
　直進すると編笠山への急登となりますが、右手へのトラバース道を取ると青年小屋への近道で、登降しながら小さな沢へ出ると、左手にゴーロが迫ってくる辺りに青年小屋があります。
　小屋脇のテント場を見ながら奥へ進むと、権現岳への縦走路の入口。勾配の増した山道を登ると、やがて岩場が目立つようになります。西ギボシに到着すると東ギボシまではひと登り。その後は、断続的に現れる稜線直下の鎖場を通過していきます。足元の覚束ない箇所もありますが、権現小屋まで来れば荒々しい岩場の山頂は近いです。

【全体的に】
　青年小屋までは、雨で濡れた木の根や石が滑りやすく感じます。岩ゴロ箇所は石が浮いた場所が多く歩きにくいです。ギボシ付近からは露岩帯が現れ、鎖場では足の置き場に気を遣う箇所があります。
　今回ルートに天然の水場は無く、トイレともども青年小屋のお世話になります。私のau携帯は概ね電波が入っていました。
　なお、この時期はアブが飛んでいます。今回は雲海展望所から下で腕の裏などに止まられました。アブにも効くはずの虫除けしても、なかなか振り切れず・・・甘噛み程度で済みましたが皆様ご注意を。

その他周辺情報

●井筒屋（小淵沢駅近くのうなぎ店）
　食べログを見て、小淵沢にウナギの名店があると知りました。火水曜定休。新型コロナの影響か、昼はAM11:00〜PM2:00（事前予約制で店内飲食）、夜はPM5:00〜PM7:00（時短営業中）とか。しかし、店のホームページを拝見したら「店主の体調不良により、当面の間休業（7月9日より）とさせて頂きます。」とのこと。残念。
　https://www.itutuya.com/

●翁（蕎麦店）
　こちらは蕎麦の名店。営業時間11：00〜15：00で、定休日は月火曜不定休（祝日の場合は営業）。
　https://yamanashiokina.com/

写真

7/11 4:33

梅雨の合間の晴れ予報。朝4時30分に観音平に到着しました。

7/11 4:38

もうすぐ梅雨明け。空は明るくなってきましたね。

7/11 4:39

では、スタートしましょう。

7/11 4:39

森の中を歩きます。

7/11 4:40

少しだけ朝焼けが見えました。

7/11 4:47

雲海展望所ヘ向けて、しっかり高度を上げて行きます。

7/11 4:55

樹林帯の笹原に付けられた道。

7/11 5:09

手入れがされているのか、鬱蒼としておらず、明るくて綺麗な森です。

7/11 5:19

この大岩を超えると雲海展望所が近いです。

7/11 5:27

標識が見えてきました。

7/11 5:27

雲海の文字。歩行開始から小1時間で到着しました。

7/11 5:31

次の目標は押手川です。

7/11 5:34

引き続き森の中を歩きます。

7/11 5:44

岩が目立つようになってきました。

7/11 6:10

写真がボケましたが、前の写真から更に30分ほど歩くと押手川に到着です。

7/11 6:10

標識あり。

7/11 6:19

綺麗な水。

7/11 6:19

では、青年小屋へとトラバース道に入りましょう。

7/11 6:21

どんどん高度を上げます。

7/11 6:26

木の根が滑りやすいので注意。

7/11 6:29

要所に赤テープがありますし、道は明瞭。

7/11 6:42

結構登ってきました。

7/11 6:44

ミツ頭が綺麗に見えてきました。

7/11 6:55

道は下りに変わります。

7/11 7:00

シャクナゲだ。綺麗ですねぇ。

7/11 7:02

道が沢状になってきました。

7/11 7:18

少々、歩きにくいです。

7/11 7:19

「遠い飲み屋」に到着。

7/11 7:19

編笠山には雲がかかっています。

7/11 7:21

こちらは権現岳方面。青空に期待ですね。

7/11 7:21

ほいじゃ、行ってまいります。

7/11 7:30

午前7時30分。昨日は雨がよく降りましたが、テント場はそこそこ賑わっています。

7/11 7:30

権現岳への登山口。

7/11 7:33

勾配が増していきます。

7/11 7:44

露出した岩。

7/11 7:46

小屋からは15分ほど経過しました。

7/11 7:50

だいぶ上の方まで来ました。

7/11 7:54

空の色からは、晴れ間が覗きそうなのですが・・・

7/11 7:55

まだ真っ白。

7/11 7:56

ここは「のろし場」です。

7/11 7:57

この先のギボシが、時折うっすらと見えたりするのですが・・・

7/11 7:59

灌木帯を抜けていきます。

7/11 8:01

景色が良い場所なんですけどねぇ。

7/11 8:02

足元はこんな感じです。

7/11 8:03

ガレ場を登っていきます。

7/11 8:06

朝8時を過ぎました。

7/11 8:15

鎖場に差し掛かっています。

7/11 8:15

稜線は近い。

7/11 8:17

太陽よ出でよ〜〜！

7/11 8:19

真っ白。

7/11 8:19

当面の目標は権現小屋です。

7/11 8:21

稜線には高山植物が可憐な花を付けています。

7/11 8:21

少々、風が出てきました。

7/11 8:22

今日も疲れましたよ。山頂が恋しいです。

7/11 8:22

花の名前が分かりません。pikachanさんに教えてもらいたい感じ。

7/11 8:22

これも。

7/11 8:23

これも。

7/11 8:24

pikachanレコの写真には遠く及びませんが、私も花の写真を撮ってみました。

7/11 8:24

目を楽しませてくれます。ありがとうね。

7/11 8:24

岩場は続きます。

7/11 8:25

断続的に現れる鎖場。

7/11 8:26

勇気をください。

7/11 8:26

鎖がしっかりサポートしてくれます。

7/11 8:27

いかにも火山性の岩といった割れ方。柱状節理ですね。

7/11 8:29

可愛い。

7/11 8:34

もうじき小屋です。

7/11 8:36

7/11 8:38

山頂直下の権現小屋が見えてきました。

7/11 8:41

こんにちは。

7/11 8:42

ひと登りで権現岳ピークです。

7/11 8:45

山頂の岩稜。

7/11 8:45

pikachanさ〜〜ん、名前が分からないです〜。

7/11 8:49

険が刺さっております。

7/11 8:49

ふ〜、山頂にとうちゃこ。

7/11 8:58

晴れていれば赤岳の雄姿がバッチリ見られるのですが、晴れ予報だったのに残念。

7/11 9:00

赤岳への縦走路の分岐。時間的にはキレット経由で赤岳へも行けますけれど、今日は帰ります。

7/11 9:20

トボトボ・・・

7/11 9:40

下り始めてから40分ほど。なんと晴れ間が見えてきました。

7/11 9:40

おいおい・・・

7/11 9:40

下り始めたら晴れる。山あるあるですねぇ。もうちょっと、ゆっくり出発すれば良かったな。

7/11 9:45

美しい景色がようやく見えてきました。

7/11 9:46

編笠山もよく見えています。

7/11 9:48

下ります。

7/11 9:55

青年小屋と編笠山。

7/11 9:58

お腹空いてきました。

7/11 10:00

小屋前でコンビニおにぎりを食べています。

7/11 10:28

編笠山には寄らず、トラバース道で帰ります。八ヶ岳は苔が美しいですね。

7/11 10:33

一段と明るくなってきました。

7/11 10:40

小淵沢の町が遠目に見えています。

7/11 10:58

押手川へ向かって登降しています。

7/11 11:02

押手川。

7/11 11:14

この辺りは岩が多くて道が見えにくく、赤テープも頼りに下ります。

7/11 11:31

雲海まで戻りました。左は観音平、右は富士見平への道になります。

7/11 11:59

ようやく駐車場が見えてきました。

7/11 12:00

丁度12時。お疲れ様〜。

7/11 12:04

真新しいマウンテンタクシーの看板を発見しました。

撮影機器：

SCV36 samsung

装備

個人装備

Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 レジャーシート 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 タオル カメラ

感想

さとたけ

この1か月ほどは、雨や仕事で週末の登山がご無沙汰になってしまいました。間もなく梅雨が明けるそうですが、まだ天候が不安定で雷雨が多いこの頃。それでも折角の日曜日なので、天気予報とにらめっこし、山梨県に出た☀晴れマークにつられて八ヶ岳へ来ました。

近く、北海道へ遠征する予定もあり、体を動かしておかないと北海道登山が辛くなります。慣しに選んだのは、東京からのアクセスがよい観音平からの権現岳。天候がよければキレットを経て赤岳も狙うつもりでした。

結果として、雲に巻かれて眺望こそ楽しむことができませんでしたが、沢山の綺麗な花に出会うことができましたし、満足しました。いや、久しぶりの登山でだいぶ疲れましたので、編笠山にも寄らずに下山したのが本当のところでしょうか。
それにしても、南八ヶ岳の荒々しい岩稜帯と赤岳の姿を写真に納めたかったのですが、地味な写真ばかりのレコになってしまいました。

さて、これからが夏山のハイシーズンですね。新型コロナウイルスのワクチン接種が進められているとはいえ、2年目の「いつもと違う夏」。感染対策を万全に安全登山を楽しみましょう。

コメント

pikachan

こんばんわ(^o^)/
satotakeさん、こんばんわ(^o^)/

権現岳に行って来られたんですね
私は最近権現岳に行っていませんが、5回ぐらい行ったでしょうか？
なんだか好き山です

satotakeさんは、本当はキレット越え、赤岳予定だったんですね
私も一度行ってますが、コマクサも咲いてて楽しいコースだった記憶があります

お花 の名前ですか〜〜〜

間違っていたら、ごめんなさい
55、56の黄色い花：イワベンケイ
56の白い花：タカネツメクサ
57：ミヤマミミナグサ（咲いてないし、？？）
58：キバノコマノツメ
59：ハクサンイチゲの残りでしょうか？
62：コケモモ
65：チシマギキョウ
72：ミヤマシオガマ
かな？？
すみません、当てにならないで・・

今週どこに行こうか調べたてて、一人なら比較的近場の未踏300名山でも！
と思ったりしてますが、権現岳にも行きたくなっちゃいました〜

さとたけ

Re: こんばんわ(^o^)/
さすがpikachan。花を見て名前の見当がつくんですね😃。
権現岳では、ついpikachanさんの🌸花レコを思いながら歩いてきたのです。

梅雨が明けますね。夏山シーズンを楽しみましょう。また美しい花レコに👣訪問させていただきます。