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Yamareco

記録ID: 334129
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

復讐の奥穂→西穂縦走

2012年09月25日(火) 〜 2012年09月26日(水)
情報量の目安: A
都道府県 長野県 岐阜県
 - 拍手
GPS
32:00
距離
17.3km
登り
2,134m
下り
2,134m

コースタイム

6時00分:新穂高登山口→8時56分:重太郎橋→9時46分:荷継沢→13時00分:穂高岳山荘

小屋泊

5時30分:穂高岳山荘出発→6時7分:奥穂高岳山頂→7時55分:天狗のコル→8時56分:間ノ岳→10時5分:西穂高岳→11時4分:独標→12時4分:西穂山荘→13時15分:ロープウェイ乗車
天候 9月25日:快晴
9月26日:早朝は超強風→その後快晴
過去天気図(気象庁) 2012年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
新穂高の登山者用駐車場は平日の為、問題なく駐車できた。
体を慣らすためにゆっくり歩く林道
2012年09月25日 07:26撮影 by  DSC-HX9V , SONY
9/25 7:26
体を慣らすためにゆっくり歩く林道
終わらない坂、白出沢の登り。
2012年09月25日 10:58撮影 by  DSC-HX9V , SONY
9/25 10:58
終わらない坂、白出沢の登り。
夕食まで窓の外の景色を眺めながらくつろぐ。単独行ならではの至福の時間。
2012年09月26日 19:23撮影 by  DSC-HX9V , SONY
9/26 19:23
夕食まで窓の外の景色を眺めながらくつろぐ。単独行ならではの至福の時間。
天気良し!明日に期待。
2012年09月26日 19:23撮影 by  DSC-HX9V , SONY
9/26 19:23
天気良し!明日に期待。
ラマのトラス構造のテールに萌える。
2012年09月25日 16:42撮影 by  DSC-HX9V , SONY
9/25 16:42
ラマのトラス構造のテールに萌える。
夕暮れの時間。
2012年09月25日 17:36撮影 by  DSC-HX9V , SONY
9/25 17:36
夕暮れの時間。
気ままにサンセットの写真を撮る。
2012年09月25日 17:46撮影 by  DSC-HX9V , SONY
9/25 17:46
気ままにサンセットの写真を撮る。
翌日、強風が治まり、奥穂高へと向かう。
2012年09月26日 05:46撮影 by  DSC-HX9V , SONY
9/26 5:46
翌日、強風が治まり、奥穂高へと向かう。
まずは、奥穂高。バラクラバ装着は自分だけ(恥)。
2012年09月26日 19:24撮影 by  DSC-HX9V , SONY
9/26 19:24
まずは、奥穂高。バラクラバ装着は自分だけ(恥)。
馬の背は下からの写真が恐ろしい。
2012年09月26日 19:24撮影 by  DSC-HX9V , SONY
9/26 19:24
馬の背は下からの写真が恐ろしい。
コースタイムと現在時刻を考慮して、ジャンダルム登頂は見送る事に。
2012年09月26日 19:24撮影 by  DSC-HX9V , SONY
9/26 19:24
コースタイムと現在時刻を考慮して、ジャンダルム登頂は見送る事に。
鎖があるだけ親切。
2012年09月26日 08:46撮影 by  DSC-HX9V , SONY
9/26 8:46
鎖があるだけ親切。
一般登山道エリアまで到達してホッとする。
2012年09月26日 19:25撮影 by  DSC-HX9V , SONY
9/26 19:25
一般登山道エリアまで到達してホッとする。
独標からは一転してメルヘンな雰囲気(癒)
2012年09月26日 11:41撮影 by  DSC-HX9V , SONY
9/26 11:41
独標からは一転してメルヘンな雰囲気(癒)
ロープウェイの麓の温泉にて、安倍さんの総裁選勝利のニュースを見る。
2012年09月26日 14:24撮影 by  DSC-HX9V , SONY
9/26 14:24
ロープウェイの麓の温泉にて、安倍さんの総裁選勝利のニュースを見る。
撮影機器:

感想

新穂高から入り、南岳からキレットを超え、西穂高までを1泊2日で縦走する計画を試みるも、
高山病と疲労にて穂高岳山荘までで断念した先月。

それ以来、思い出す度にやり残した感を感じる。
9月最後の連休を前に、どうしても行きたい気持ちが抑えられなくなる。

高山病で断念した前回と違って、ゆとりのある行程を組む。

白出沢は相変わらず。
小屋が見えているのにいつまでたっても終わらない。

しかし、初めてこの沢を登った時に比べると、余裕を持って登れている。

「体の調子は悪くないかもしれない。」

明日へ向けて、期待が高まる。



13時頃に小屋に到着。

平日の小屋泊は、いつもよりゆっくりと時間が流れる気がする。

夕食まで談話室で外の景色を眺めながら考え事をしたり、
本棚の本を読んだり、
気ままに写真を撮りながら小屋周りをうろついたりと、気ままで幸せな時間を過ごす。

ゆったり連泊という計画も良いな、と思う。
いつかそんな山行もしてみたい。



朝起きると、吹き荒れる強風に驚く。
すさまじいと形容できるほどの強風。
小屋の外に出てみたが、西穂までの縦走路に挑戦することは難しいかもしれない。

折角登ってきた。前回の続きをする為に。
しかも、前回と違い体調も良く、昨日の疲れも回復している。
この機会を逃すと、計画を来年まで見送ることになってしまう。
準備は万端なのだが・・・。

そのようなことを考えると、「きっと大丈夫だろう」という気持ちが表れてくるが、
やはり冷静に考えてみると、とても挑戦することはできない。

「今日は挑戦できないかもしれない・・」

そう思うと、残念な気持ちになる。
しかし、肩の荷が降りるような気持ちも少し混ざっているような気もする。

ひとまず朝食を頂き、しばらく様子を見る事にする。

すると、さっきまでの強風が嘘のように風が止む。

早速準備を整え、出発する。
緊張感が高まる。

奥穂高まで到着した時点で、天候はすっかり回復。
その先に進む決断をする。

進むか退くか、その判断は自分自身が下すべきであるが、
他の登山者が西穂方面に向かうのを見て安心してしまうのは、人間の理性・自意識の副作用なのだろうか。

時間とコースタイムを見比べ、ジャンダルム登頂は見送るが、また来ることを誓う。

先行していたおじちゃんに、「ジャンはこっちだぞ〜」と声をかけて頂くが、
今回は見送りますと答える。

その先も難所が続くが、失敗が許されない状況であればあるほど、自分の意識と体が一体となった感覚を感じる。体の調子は悪くないということだと思う。天気も良い。

そう思うと、ジャンで声をかけてくれたおじちゃんに追いつかれる。
道をゆずり先行してもらうも、とても健脚なおじちゃんで付いて行くことが難しい。
調子が良いはずなのに!!

結局そのおじちゃんとは下山まで同じようなペースで歩いたのだが、自分の疲労さと比べておじちゃんの余裕さがすごい。無意識のうちにおじちゃんにペースを合わせていたのだと思う。

そんな健脚のおじちゃんを見て改めて、山は永く続けられる良い趣味なんだな、と思う。


無事に下山して、麓の温泉で安倍さんの総裁選勝利のニュースを見てくつろぎながら、
奥穂・西穂ルートをクリアできた充実感に満たされる。

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