合戦尾根〜燕山荘〜大天井岳〜常念小屋縦走



- GPS
- 16:54
- 距離
- 26.7km
- 登り
- 2,115m
- 下り
- 2,284m
コースタイム
二日目 6:45大天荘-9:50常念小屋10:20-13:30一ノ沢登山口
天候 | 両日晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
帰りは一ノ沢登山口からタクシー4400円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは中房温泉登山口のトイレ前にあり 通して危険箇所は特に無し 大天井岳の手前、切通岩の鎖場だけ若干緊張する 周辺温泉施設:ほりでーゆ〜四季の郷 500円 宿泊施設に併設された日帰り湯 http://www.holiday-you.co.jp/spa.html |
予約できる山小屋 |
中房温泉登山口
|
写真
感想
世間はお盆に入ろうかという週始めに2日休みが取れたので北アルプスでも人気の高い燕・常念の縦走を計画。
いつもなら独り幕営で行きたいところだったが、今回は初心者を一人連れて行くのと日本(北アルプス)三大急登とも呼ばれる合戦尾根との闘いに少々ビビって初の山小屋泊に決定(笑) そのためテント・シュラフ食料など大幅に軽減、共同装備を全部入れても軽い軽い。 日程は一泊二日、他の方のブログなど拝見すると二泊が妥当な行程らしく不安もあったが気合入れて深夜自宅出発。
3:30コンビニで朝食と行動食を調達してしゃくなげ荘駐車場に到着。さすがお盆休みに入ってるだけあってほぼ満車状態、危なかった! ちなみにここが満車だった場合、穂高駅の近くの補高神社が無料駐車場だそう。登山口の中房温泉にも駐車場はあるが、今回は縦走だったのと満車は目に見えていたのでしゃくなげ荘がベストチョイス。
5:15仮眠の後、支度を整えてバス停へ。すでにバスを待つ人で列ができてて、一台目には乗りきれずあとから来た増便の二台目に乗車。ここから中房温泉まで45分1200円 少し狭い道をどんどん登っていく。案の定中房駐車場は満車らしく路上にもたくさん停まってた。
6:10バスを降りると前夜泊してた方々とも併せて登山口はかなりの混雑ぶり、トイレもそこそこの渋滞。登山届を出して6:30いざ合戦尾根へ取り付く。
さすがに三大急登だけあってなかなかの勾配はあるが道はよく整備されててとても歩きやすく快適。樹林帯の中は蒸し暑いが次第に高度を上げるにつれ尾根上を吹く風が気持ち良い。樹木の丈が低くなってくると表銀座の縦走路から大天井岳まで見えるが今日中にあそこまで行くのかと思うとプレッシャーを感じる。
9:30合戦小屋に着く頃には相方の足はすでに悲鳴をあげてた。やっぱり初心者にこの登りはきつかったかぁ、、今回は燕岳までで撤退かとも思われたが思いのほか頑張ってくれて縦走は成功したのだが。
合戦小屋では名物のスイカを頬張る!でっかいスイカを8分の1にカットしてくれて800円。割高ではあるが急登で喉カラカラの身、人生でこんな美味いスイカは初めてだった♪
燕山荘まではあとひと登り、常念山脈の稜線が近づいてくるとテンションも上がってくる。
10:40燕山荘到着。テント場の横を抜けて稜線の上に立つと右手には白く美しい燕岳、正面には野口五郎岳水晶岳、左を見れば槍、穂高がぁーー!この日いちばんテンション上がった瞬間だった!小屋でコーラをゲット、雄大な景色を堪能しながらしばし休憩。燕岳のピークは踏みたかったがこの日の行程はまだ半分、この先も未知の領域なので断念 先を急ぐ。
ここからは槍ヶ岳へと続く表銀座縦走路を行く。さすが北アルプス、展望のスケールが半端ない!天気も上々稜線を吹く風も気持ち良い。
15:30今日の宿 大天荘に到着。手前の大天井岳の登り返しがキツかったけど小屋の屋根が見えた時に一気に疲れが吹き飛んだ。受付を済ませて寝床へ上がってみる。初の山小屋泊でどんなものかと思ったが予想したとおりの蚕部屋。2畳弱くらいのスペースを与えられたが2人ならまったく快適、封筒型の布団もあってテント泊に比べれば寝ることに関しては下界と大差ないと思った。混雑するとあと2人詰め込むらしく「定員4人」って書かれてある、、4人でぎゅうぎゅう詰めならテン泊のほうがいいかもな(笑)
夕食は17:00 その前に談話室で生ビールを頂く。やっぱり一日歩いたあとのビールは格別の美味さだった。がしかし、このころ体調の異変に気がついてた。。夕食は肉と魚のチョイス!何とも贅沢なこと、ちなみにこの日はハンバーグor鯖の味噌煮。もちろんご飯味噌汁はおかわり自由!「いっぱいありますからどんどん食べてくださいね〜」っていうスタッフのお気遣い、遠慮なく3杯頂いて満足!いつもは幕営で自分で担いで行くインスタントな食料ばかり、しかし3000m近い稜線上でこんな食事ができるものかと感動した。でもお客さんの中にはたくさん残す人とか結構居る。いやそれまたゴミになって降ろさなきゃいけないんだけど、、と悲しくなってしまった。
夕食を食べながら体調の異変をますます感じ、食べ終わった頃には原因不明の高熱で動けなくなり20:00までダウン。小屋で風邪薬をもらってなんとか落ち着いたが、かなり辛かった^^; 後で調べたら日焼けのせいで熱が出ることがあるらしく、その日は両腕こんがりだったのでそれが原因だったかも。。今までこんなことはなかったが日焼け止めはやっぱり大事だと実感した。
熱が下がって少し外に出てみたが満天の星空!天の川のような小さい星まではっきりで手が届きそうな感じ、思えば唐松山荘のテン場で見た以来の星空だった。
翌朝4:00起床、まだ暗いうちから大天井岳頂上を目指す。安曇野のほうは一面の雲海。標高2922m今回の山行で唯一のピークを踏む。間も無く雲海の上に朝日が昇ると反対側の槍・穂高が赤く染まりキレイだった。
6:00小屋に戻って朝食を頂く。食欲は旺盛やっぱり3杯完食、ありがたや。。
6:45支度を整えて出発。初の小屋泊、満喫できたありがとう!
ここからはまた小さなアップダウンを繰り返し常念小屋まで稜線歩き。常念小屋前で軽く昼食として下山口へタクシーを予約。稜線から下ると携帯電話も電波入らなくなるとかで注意が必要。
常念乗越分岐から一ノ沢まで一気に下る。ここもなかなかの急坂、登ってくる人たちも大変そうだったなぁ。沢沿いまで下ると冷たくて美味い水が好きなだけ飲んだり顔を洗ったり♪水のありがたみを実感。
下山開始から約3時間、13:30無事に登山口到着。予約してたタクシーでしゃくなげ荘へ。車を回収して恒例の温泉 ほりでーゆ〜四季の郷 登山者多い、キレイな施設で良かった。2日分の汗を流して帰宅。
やっぱり北アルプスはいい!今度は槍とか穂高とか行きたいーーー! 3日間くらい休みくんないかなぁ。。
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