白馬岳(1泊2日;猿倉〜大雪渓〜頂上宿舎、頂上宿舎〜白馬岳〜栂池)
- GPS
- 29:57
- 距離
- 30.1km
- 登り
- 2,952m
- 下り
- 3,427m
コースタイム
8:08◆猿倉ー8:58◆白馬尻小屋ー(休憩)ー9:14◆白馬尻小屋ー9:27◆大雪渓ー(アイゼン装着)ー9:35◆大雪渓ー11:04◆大雪渓終了地点ー(休憩・昼食)ー11:36◆大雪渓終了地点ー12:05◆葱平(ねぶかっぴら)ー13:28◆頂上宿舎
【2日目】
6:35◆頂上宿舎ー6:50◆白馬山荘ー(買い物)ー7:00◆白馬山荘ー7:15◆白馬岳ー(撮影)ー7:23◆白馬岳ー(?馬の背の途中でコーヒー休憩)ー8:29◆三国境ー9:09小蓮華山ー(休憩)ー9;16◆小蓮華山ー9:50◆船越の頭ー10:21◆白馬大池ー(休憩)ー10:36◆白馬大池ー11:13◆乗鞍岳ー11:59◆分岐(風穴大地方面と栂池方面)ー12:04◆天狗原(てんぐっぱら)ー12:44◆栂池山荘
天候 | 1日目:晴れ時々曇り 2日目:晴れ時々曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
【復路】14:00◆栂池高原駅(ゴンドラリフトの駅)ータクシーー第5駐車場 |
コース状況/ 危険箇所等 |
このコースでは特段に危険個所はありませんでした。 もう秋コース(?)のため、小雪渓は渡らないルートとなっていました。 このコースで回る場合、第5駐車場に車を停めると、両方の登山口(猿倉と栂池)から比較的近いので、便利のようです。タクシーに乗っても、共に3000円程度なので、複数人いれば大して問題になりませんし、一人の場合であれば、バスも使えます。 |
写真
装備
個人装備 |
替えのシャツ 2
手ぬぐい 3
雨具 1 上下
帽子 1
グローブ 1
ゲイター 1 必要時のみ
フリース 1
ソフトシェル 1
行動食 2 2日分
昼食 2 2日分
インスタントコーヒー 6 最低6袋
ジェットボイル 1
コッヘル 2
カップ 1
スプーン 1
箸 1
ハイドレーションシステム 1 2リットル
キズパワーパッド 6 靴擦れ用
トイレットペーパー 1
お腹の薬 1
風邪薬 1
ウェットティッシュ 1
ポケットティッシュ 2
テーピング 1 靴擦れ等用
ボディーペーパー 1
歯ブラシ 1
歯磨きガム 1
虫よけ 1
日焼け止め 1
メモ帳 1
筆記具 1
免許証 1
保険証 1
カメラ用三脚 1
カメラ用バッテリー予備 1
メモリカード予備 2
携帯用エネループ 1
接続用コード 1
携帯電話 1
懐中電灯 1
ヘッドライト 1
ランプ 1
雨天時用カメラのフード 1
腕時計 1
GPS 1
コンパス 1
地図 1
地図用ケース 1
ツェルト 1
マット 1
アンダーウェア 1
靴下替え 2
サンダル 1
アイゼン 1 必要時のみ
ヘルメット 1 必要時のみ
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感想
今回はソロではなく、友人たちと一緒に。
車に乗せてもらって、白馬岳まで行きました。
本当は、去年に行くという話が出ていたのですが、なんだかんだで行くことができず、今年に決行と相成ったのでした。
車での移動は16日の金曜夜から開始したので、事実上は前夜泊付きですが、1泊2日の行程で、猿倉からスタートして、栂池自然園の方に降りてくるコースでした。
■1日目(猿倉〜頂上宿舎)
帰りの栂池高原からもアクセスしやすいということを考えて、第5駐車場に車を停めてそこでみんなで仮眠。
その後、タクシーで猿倉まで移動しました。タクシーには5人まで乗れるので、ちょうどよかったです。
猿倉からの登山道は、最初は林道が続き、白馬尻小屋までのんびりとした感じでいきました。遠くには北アルプスらしい光景が見え始め、気分も自然とあがってきます。ただ、生憎と曇りの天候で、今一つ、空が開けてきません。
白馬尻小屋からさらにちょっといくと、いよいよ大雪渓。手前でアイゼンとヘルメットを装着しました。アイゼンはともかく、ヘルメットまで付けている人は、うちのパーティー以外は、非常に少なかったです。まあ、落石があったとしても、頭に落ちてくるということは少なそうだからかもしれませんね。
大雪渓は、きちんと足跡があり、道も解るようになっているので、よほどガスってない限りは、道を見失うことはないでしょう。そもそも、私たちが行った時には、人がたくさんいたので、むしろ渋滞のようになっており、道を見失うも何もありえませんでしたが。
大雪渓、思っていた以上に長かったです。あと、想像していたような真っ白ではなく、すでに多くの人が歩いているので、土が多くあり、やや汚い(という表現は適切じゃないかもしれませんが)感じでした。まあ、それでも、白い景色が広がっている景色が壮観であることには変わりはありませんでしたが。
地表を走る空気が冷やされて、天然のクーラーのようになっており、とても涼しくてよかったものの、私にとってはそれでも暑くて暑くてたまらず、思った以上にバテました。パーティーの他のメンバーからはだいぶ遅れて大雪渓を抜けきり、なんとか一休み。いやー、しかしなんでこんなにバテちゃったんだろ。
他の登山客の方々もみんな、ここで水を汲んでました。
モノの本とかには、この辺では落石の危険性があるから、まだ休憩するべきじゃないとあったのですが、大丈夫そうな場所を見つけて昼飯を食べました。
少しリフレッシュして、再度登ります。
やや急な登りが続くので、私は引き続きバテバテ。
夏の早いシーズンだと、このあと、さらに小雪渓を渡るそうですが、私たちが行った時にはすでに迂回路ができており、渡りません。
頂上宿舎が近づいて来ると、両脇に綺麗なお花畑が広がります。本当はここでもじっくり写真を撮るべきなんでしょうが、暑さとバテでなかなかカメラを構える気力がなく。。。まあ、天候がずーっと曇りだったので、今一つだなーと思っていたのもあったんですけど。
どうにかこうにか頂上宿舎に到着です。
■頂上宿舎
多くの人は、頂上宿舎よりも白馬山荘に行っているようでした。
それ故か、頂上宿舎はだいぶ空いており、私たちだけで一つの部屋が割り当てられ、非常に快適でした。たとえそうでなくても、1人分の寝床のスペースが通常の山小屋よりも広い感じがします。スタッフの方も感じが良く、いい山小屋です。
ちなみに、チェックインの時にモンベルのカードを見せると500円引きになるのですが、持っていたのが私だけなので、私だけ500円引きになり、周りの仲間からは白い目で見られました。
レストランでおつまみとともに、さっそくみんなでビールを。生憎と生ビールが売り切れだったので、缶ビールで乾杯。
私は普段、そんなにビールが格別に好きというわけでもないのですが、このビールは本当に美味しく感じました。
少し仮眠をとった後に、夕日を撮りに近くの丸山頂上まで。15分程度で行けます。丸山頂上は、ほぼ四方に渡って眺望が見えるので、夕日も朝日も見ることが出来ます。
雲がけっこうひろがっていたので、夕日が山々を赤く染めるような光景はとることができませんでしたが、雰囲気のある夕暮れでした。
夕食は整理券が渡されて、その順番で入ってバイキング形式の夕食を頂きます。
その後、夜空を写真でとったり、再びお酒を飲んだり。持ってきた日本酒「大雪渓」を飲みながら、つまみを食べて、みんなで他愛もないことを喋ってました。非常に贅沢な時間です。
■2日目(頂上宿舎〜白馬岳〜白馬大池〜栂池山荘)
朝、朝日を撮るために再び丸山頂上に。登っていく時には、ガスがひどくて、視界が50m位しかなく、「こりゃーだめだなー」と友人と話していたのですが、あきらめかけたその時、ふわっと雲に隙間が出来て、太陽が顔をのぞかせました。うおーっと思いながら、写真を撮り、朝日を堪能。やっぱ山の天気ってふしぎだなーと思いました。
朝飯を食べて、準備をして、改めて白馬岳へ向けて出発。
白馬山荘をちょっと覗いてどんな感じなのかを視察。レストランの雰囲気が、評判通り良さそうでした。
白馬岳へ向かう道では、右手から差し込んでくる太陽に対して、左手に広がる雲・ガスにブロッケン現象が時々生じました。その度に、あわててカメラを向けて撮る。風が強く、雲の動きが両側で速かったので、なかなか見え続けるということはなく、難しかったです。
白馬岳山頂でもガスっている状態が続いてました。
この辺に来ると、風が非常に強く、また、まだ早朝ということもあって、それなりに気温は低かった筈なのですが、私は昨日に引き続きやたらと暑く感じてしまって、半袖でちょうどよいくらい。友人からは、「見てるこっちが寒い」と言われる始末。元来、暑がりなんですが、こんなに暑く感じたのは初めてでした。いやはや。
山頂を越えてからしばらくは、やや急な下りがあったりしますが、三国境、小蓮華山、船越ノ頭を経て白馬大池へと至る山道は、比較的なだらかな稜線歩きとアップダウンが続きます。森林限界を超えた稜線で、視界が非常に開けており、大変に気持ちのよいルートです。
白馬大池で一息入れて、さらに乗鞍岳を越えていくと、いよいよ本格的な下りになります。
小さな雪渓を途中で渡ると、今度はゴツゴツとした岩と岩を渡っていく感じの箇所がしばらく続きます。ここ、天候が崩れて雨だったりしたら大変にアブナイ場所だと思います。
岩場は、樹林帯に突入してもしばらく続き、そこをようやく乗り越えると、今度は木道が見えてきます。ここから天狗原まではしばらく木道が続きます。
この辺になってくると、下山後の温泉に頭が行き始めます。
当初予定では白馬大池辺りで昼食を食べる予定だったのですが、一気に降りきってしまおうということで、栂池山荘までそのまま降りきりました。
天狗原を超えると、その後は普通の樹林帯の山道が続きます。昼飯と温泉を考えながら、黙々と下山。
ようやく栂池山荘に到着。
ここは、ゴンドラリフトとロープウェイであがってこれるので、一般客も多く、人がごったがえしてました。
ソフトクリームとお昼ご飯を食べて休憩し、無事、下山しました。
■下山後
下山後、第5駐車場まで送ってくれたタクシーの運ちゃんのアドバイスに従い、露天風呂から遠景の見える近くのみみずくの湯で汗を流しました。登山後に温泉はいれると、やっぱり気持ちが全然違いますね。
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