針ノ木岳と蓮華岳

2021年08月08日(日) 〜 2021年08月09日(月)

• GPS: 09:37
• 距離: 11.6km
• 登り: 1,452m
• 下り: 1,530m

コースタイム

1日目

• 山行: 9:04
• 休憩: 0:30
• 合計: 9:34

距離 8.1km 登り 1,485m 下り 598m

6:17 扇沢駅
7:50 7:51 大沢小屋
11:54 11:55 針ノ木小屋
12:51 13:15 針ノ木岳
13:54 13:55 針ノ木小屋
14:59 15:05 蓮華岳
15:52 針ノ木小屋

2日目

• 山行: 3:43
• 休憩: 0:00
• 合計: 3:43

距離 3.5km 登り 7m 下り 961m

4:49 針ノ木小屋
7:24 大沢小屋
8:30 扇沢駅
8:32 ゴール地点

天候

1日目曇り
2日目雨

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

信濃大町駅前から5時35分始発のバス　扇沢まで

写真

8/8 5:19

一晩お世話になったルートイン信濃大町駅前
9,400円
大浴場のほか、洗濯機（400円）、電子レンジ完備
ここのサイトから予約するとソフトドリンク一本サービスとの事

8/8 5:22

バス停前にある受付で事前にバスの往復券2,500円を購入します　
この券は途中下車は許されていませんので、ここで下山後の薬師の湯は諦めます
5時20分、扇沢へいざなう「くろべぇ」が来ました

8/8 6:05

乗客は4名ほどでした
6時過ぎには扇沢に到着

8/8 6:06

今回はどれにも乗りませんが、黒部ダム観光に思いを馳せてみる
昔はトロリーバスだったけど、今は電気バスに
電気バスの始発は7時半　登山者には遅めのスケジュール感

8/8 6:07

帰りに美味しいお水をお土産に汲んで帰りますね

8/8 6:07

扇沢からは１時間位おきに出ていて助かります

8/8 6:18

扇沢駅の左手からスタート
ここでも登山届を出せます
私は事前にネットで提出していたのでスルーしたかったのですが、ここにテントを張って在中している方に、紙でも出すよう促されました
ネットで出していたとしても本当に登ったかを確認したいんだそう…（もー、心配性なんだから！）

8/8 6:27

登山届の細々した部分にツッコミを入れるおばさんをいなすとやっと登山道に取り付けます
こんなアスファルトに３回出ますので心の準備を

8/8 6:27

ようこそ針ノ木へ

8/8 6:28

葉っぱの上に突起物を出す、キャラの立った草

8/8 6:32

アスファルト２回目

8/8 6:34

登山道に入り直す

8/8 6:38

こんな河原も２回ほど横切ります

8/8 6:50

３回目のアスファルト、左側に駐車場らしき場所があり、その中に登山道があります
この標識を探してください
アスファルトをそのまま進んでしまうと檻の付いたトンネルへ行ってしまいます（しまいました）

8/8 6:50

この赤いドラム缶が目印です
ドラム缶の左手に登山道があります

8/8 6:56

これで一安心　このまま進みましょう

8/8 7:07

ボケちゃいました

8/8 7:15

紫陽花に似てますね

8/8 7:19

8/8 7:19

緑の花　みんな見てくれてるかな？

8/8 7:27

湧き水の看板
背中には２リットルあるので継ぎ足しなし

8/8 7:27

この川でコップ一杯、喉を潤す

8/8 7:42

いい天気ではないでしょうか！

8/8 7:42

さすが200名山、ブッシュ感が増している

8/8 7:50

百瀬慎太郎さんのレリーフ　
針ノ木小屋のご主人も百瀬さんだったかと…

8/8 7:50

峠まではあと4キロですね

8/8 7:51

大沢小屋の張り紙には「今年はやってません！
針ノ木小屋は只今完全予約制です」といった内容が書かれています

8/8 8:18

雪渓とたわわな花

8/8 8:20

雪渓前はちょっとした岩場

8/8 8:21

鮮やかな世界に突進！

8/8 8:31

百合も綺麗に咲いていました

8/8 8:35

かしがってますねー　
でも掛けてくれてありがとうございます

8/8 8:35

いよいよお待ちかねの雪渓タイム
チェンスパを履きます

8/8 8:40

クレバスがパックリ！

8/8 8:40

クレバス
それは雪渓の表面で隠した暗い空洞

8/8 8:40

雪渓汚い（失礼！）
この前の白馬の雪渓の方が白かった

8/8 8:55

あー、こわっ！　ペラペラやん

8/8 8:55

ここまではいいんですけどね、登るに連れて傾斜が強くなっていきます

8/8 9:11

足元の大きな岩がこわい！
こんなもの落ちてきたらいやだなぁ。。
たまに見上げ、耳を澄ませて登ることに

8/8 9:15

たまに吹く風は先日の白馬雪渓を彷彿とさせる涼しさ！

8/8 9:20

ここのノドあたり、結構エグい！（急斜面）

8/8 9:27

ノドを過ぎるまで急斜面が続き、その先が見えず

8/8 9:32

ノドを見下ろす
ピッケルもないし、このあたり滑りたくない(~_~;)

8/8 9:43

雪渓を登り詰めると針ノ木の頭がみえてくる

8/8 9:55

まだまだ見上げる高さ

8/8 9:55

登ってきた雪渓を振り返る

8/8 9:55

チェンスパを脱いでさらに進みます

8/8 10:00

ポワポワの花

8/8 10:01

ポワポワの花を見上げる黄色い花

8/8 10:02

ポワポワさん、背が高いなぁ…

8/8 10:05

ダイモンジソウ
花びらの長さが違うのがまたイイね

8/8 10:19

最終水場に来ました！
地図に示された水場よりも結構下でした

8/8 10:28

ここで水を汲めるだけ汲み尽くします
針ノ木小屋では水は潤沢ではありません
今回は小屋素泊まりなので自炊用、身体を拭く用など4.5リットルほど

8/8 10:34

重んもーーー！　
鯉のぼりを目印に登ります（何故鯉のぼり）

8/8 10:48

針ノ木峠直下はじわじわ系

8/8 10:57

針ノ木の稜線でも眺めて気分転換（現実逃避）

8/8 11:05

名物、九十九折

8/8 11:28

有り余る体力にものを言わせず、ペースを上げず、心拍数130台をキープしながら修行者のように無心で登ること１時間
ほとんど疲労を感じずに到着

8/8 11:29

登山者の出迎えですか、ご苦労さま
ありがとう

8/8 11:32

針ノ木小屋に到着（水重い）
素泊まり7,000円　お水1リットル無料券を頂く
チベットから通年やって来る従業員が今年は来られず、小屋のご主人がお友だちに声かけをして人を集めて運営しているとのこと　若主人も奮闘中　がんばれ！

8/8 11:39

窓側になりました
お世話になります

8/8 11:39

はーーい

8/8 11:39

窓からの景色

8/8 11:41

ヤマネ⊂((・⊥・))⊃
本日は通称女子部屋

8/8 11:41

綺麗に掃除されてます

8/8 11:42

ピカピカですね　
人が足りていないながらお部屋までご案内してくれるところなんてホテル並み

8/8 11:53

アーティスティックにアイゼンがディスプレイ

8/8 11:55

針ノ木小屋からみるテン場方向

8/8 11:55

あの有名な槍見トイレ　どれどれ…

8/8 11:55

おーーー！！　なるほど
（そっと扉を閉める）

8/8 11:58

槍見トイレも見学できたし満足満足
では荷物をデポして針ノ木へ　すでに正午

8/8 12:11

おやおやあなたはチングルマさん
すでに秋の気配ですか、そうですか
ちょっぴりきゅんと寂しい気持ちに

8/8 12:19

ここがねー　雪があるとこわいトラバースになるんですよね

8/8 12:40

登山道から見える針ノ木の背ビレ
ツンツンしてますね

8/8 12:52

着きました　デポしてもほぼコースタイム通りの13時

8/8 12:53

ズバリ岳方面
んーー、ビミョー！

8/8 12:55

黒部ダムがたまに顔を出す程度

8/8 13:00

こんな天気じゃ稜線歩きもご褒美旅にはならなそう

8/8 13:09

黒部ダム、立山を待つ登山者たち

8/8 13:11

丸いのはロッジくろよんでしょうか

8/8 13:14

15分ほど待ちましたが雲はなくならず、諦めて下山開始

8/8 13:43

めしべを生え散らかす花

8/8 13:56

平の渡しを経て五色ヶ原ですか！
標識もスケールが違いますねぇ^ ^

8/8 14:07

コースタイム通り14時に小屋着
ここから往復2時間の蓮華旅を始めます

8/8 14:12

蓮華岳はまた針ノ木とは違った装い

8/8 14:13

いいですねぇ　とてもいい散歩道です
のらりくらりと歩きましょう

8/8 14:21

のらりくらり

8/8 14:35

散歩道を飾る紫の花

8/8 14:35

もはや登山道ではない　ただの天国だ

8/8 14:36

雲に覆われても雰囲気はたおやかな蓮華岳

8/8 14:41

コマクサとこんな白い花で蓮華岳を飾っています

8/8 14:54

岩の色と同化してますが、雷鳥のご夫婦と子供たち3匹の御一行様　コマクサ踏まないでね

8/8 14:55

タカネシオガマ（高嶺塩釜）
コマクサだけじゃないぞ
鮮やかな赤ピンクのお花も見てね

8/8 14:56

奥は祠かな

8/8 14:57

誰かが植えたんじゃないかと思えるほどコマクサがところどころに咲いている

8/8 14:57

でーーん！　ほこら着

8/8 14:59

ひとりぼっちの山頂
15時

8/8 15:02

こっちは七倉岳方面
あまりそそられないルックス　では帰りましょう

8/8 15:59

16時、予定通り小屋に到着
ランチは15時までですのでこちらのメニューで食べたいものがある人は時間の確認を

8/8 15:59

食堂の風景

8/8 15:59

バス時刻表まで用意されてます
ありがたやー

8/8 16:00

明日を知りたい…

8/8 16:00

さっき登った蓮華方面
今日はこんなにいい天気なのになー

8/8 16:25

では夕食を作ります
ツナとビーフン、水を入れて煮ただけ　
しょっぱ過ぎてツラい一品に

8/8 16:39

鮭のトバを炙る　これもしょっぱいなー
持参した日本酒と和らぎ水（さっきの水）で緩和
汗をかいてしょっぱいものを欲しがるはずだったがアテが外れる

8/8 16:55

焼いたお餅とお湯に羊羹をちぎり入れたもの
おしるこをイメージした作品　
味はそれに近いものを感じた

8/8 18:48

テント場の勇者たち

8/8 18:49

「山を想へば人恋し　人を想へば山恋し」
夜の小屋のカウンター、無人ながら味出てます

8/9 6:01

朝6時から早々に雨予報のため、3時起床、日の出時刻となる5時から下山スタート
ちょうど6時、雪渓のノド手前で雨が降り出す( T_T)
雨の中一歩一歩着実に足を置くことに神経をすり減らし、足元が少しでも滑ったら青ざめる事数回、疲労度と苛立ちマックス！

8/9 6:01

雪渓が急過ぎるよーー:(；ﾞﾟ'ωﾟ'):
滑落した時、摩擦抵抗が得られないので雨具を着ることに躊躇っていたけど、あまりに降り出してきたので落石に警戒しながら急いで上だけ着用　ザックカバーとレインパンツはお預け　
ここで滑って止められなかったらクレバスに喰われる…
ガスで視界が利かず、一晩経った踏み跡とベンガラを血眼で探す孤独な旅

8/9 6:39

やっと雪渓の終わりを知らせる丸太橋と再開
昨日とは打って変わって川も荒々しい

8/9 6:40

三途の川を渡り切り振り返った風景
いやー、雨の中の孤独な雪渓下りは地獄だった
この辺りでチェンスパを外し、レインパンツ、ゲーター、ザックカバー、レイン手袋を装着

8/9 6:54

下りの途中
左に見える小道っぽいところに下ってはダメです

8/9 6:54

ここで左を見るとピンクテープが見えますね
（見えねーよ怒）
登ってる時は道間違えしませんが、下っている時は先程の小道の方が目の前に見えてくるのでそのまま下ってしまう方が自然な感覚かと思います

8/9 6:55

で、さきほどの小道を進んでしまうと、本来の登山道よりも下に出て、大きめの川に出くわします
「こんなチャレンジングな渡渉したっけ？」と疑ってください　イケイケで進んでしまわないように！

8/9 7:01

濡れてる岩の通過ってレインパンツを痛めそうでイヤですねー

8/9 7:01

昨日はコントラストが綺麗だった雪渓の景色がこんな事に…
この後、この雨でiPhone が一時的に機能停止します
iPhone は防水ではなく防滴ですのでその能力に過信せず大人しくジップロックに入れときましょう

8/9 12:12

チェンスパを付けたり脱いだり、レインを着たり脱いだり、慎重な雪渓の下山でいつもなら下山でまけるコースタイムも45分プラス、濡れねずみで扇沢に到着
登山口にテントを張って待機していた世話好きおばさんはその影もありませんでした（ホントに心配してるんかいな）
8時55分発のバスで扇沢から信濃大町、そして下諏訪まで濡れねずみのまま突き進む
下諏訪の熱湯に入って息を吹き返し、フレンチとビールを堪能

8/9 12:52

今日は天気が荒れるので早々に下山してここでランチにしようと、昨日針ノ木小屋からレストランへ電話予約しておいたんです
ザックを背負って来店するも快く対応してくれて嬉しいな
昨日の自炊ビーフンは美味しくなかったから、味の高低差が凄いぞ（笑）

8/9 13:20

まーーーー！
羊羹をお湯で溶いた餅とはまるで異次元！
おわり

撮影機器：

iPhone XS Apple

感想

Riko121

先日いった白馬の雪渓が涼しく心地よかったので雪渓のおかわりに針ノ木に行く事にしました
白馬の雪渓のほうがさすがに長く、足場も良く、王道の登山道といった気風でした
こちらはマイナーというか、ひっそりとしていて、整備もほどほどのレベルで、作り込まれていない良さがあると思います
雪渓はチェンスパでも十分登れるんですが、一定条件から外れるとやはりアイゼンの方が安全性が高いことを身を持って学びました　
山で運任せはいけないなと
次回からは過剰であっても雪渓ではアイゼンを持っていきます