奥穂高岳・涸沢岳 − 涸沢テント泊(初!北アルプス・お腹の調子との戦い(-_-;))


- GPS
- 56:00
- 距離
- 36.2km
- 登り
- 1,926m
- 下り
- 1,915m
コースタイム
2日目-0607涸沢出発-0614涸沢小屋-ザイテン取付-0758穂高岳山荘-0841奥穂高岳山頂0928-1006穂高岳山荘-1027涸沢岳山頂1056-1112穂高岳山荘1121-1224パノラマコース分岐-1237見晴岩-1259涸沢テン場
3日目-0536涸沢出発-0645本谷橋-0725横尾-0802新村橋-0810徳沢-0844明神-0915上高地バスターミナル到着
天候 | 1日目 曇り〜晴れ、夜は一時雨時々雷、のち晴れ、夜は満点の星空! 2日目 晴れ〜午後から曇り、夜は雨がぱらつく 3日目 雨〜一時曇り〜雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
【上高地までの行き】 AM5:15乗合タクシーにて上高地に移動 駐車場ゲート横でタクシーの方が声を掛けてくれたので単独者でも大丈夫でした。 5人乗合で一人あたり800円負担でした。やはりバスよりは移動時間は早いです。 25分位で上高地に到着。 またバス始発前から移動できたので良かったです。 【上高地からの帰り】 シャトルバスの場合は、バスターミナルの自動券売機で乗車券購入します。 手が濡れていたのでお札が濡れてしまい、券売機で詰まってしまい交換してもらいました。 料金¥1200 シャトルバスに乗る際には座席が濡れてしまわない様に、ザックカバー等は外すように注意があります。 バス亭は足湯公園前で下車。ピンポン押します。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは上高地バスターミナルにあり。用紙もあり。 上高地〜横尾は遊歩道のようなほぼ平坦な道 横尾からは登山道らしくなるが本格的な登りは本谷橋以降 涸沢小屋からザイテングラートルートは涸沢小屋からが急登が続く 穂高岳山荘から奥穂高岳は直後に鎖場、ハシゴが続く。 落ち着いて慌てずに3点確保で行けば特に困難ではない。 タイミングによってはすれ違い箇所に注意 また、譲りは明確に行わないと変なところで譲りあう必要がでて、危険も伴うので人数を見極めながら注意する。 ザイテングラート取り付きからヘルメット着用率増える。 今回印象では約50%か。 |
写真
感想
8月中旬、既にリタイヤされた仕事上の恩師の2人と3人で呑む機会がありました。
その際、やはり出来るうちにやりたい事はやっておかないと、後でやろうと思っても体や気力がついていかなくなるよ。と。
また今年初めから秋・冬前には一度は北アルプスには行っておきたいと思っていたことや、他にも色々と思う事があり行く事にした。
【沢渡→上高地】
沢渡での駐車場は事前に足湯のある第二駐車場がよい?とネットで調べていたので、ここに駐車。
最初駐車場ゲート横の駐車スペース枠が空いていたので、一旦そこに止めたのだが本当に勝手に止めて良い場所なのかどうか不安があったので、やはりゲート内の有料スペースに止めることにした。3日間も車を離れることですし変な不安要素は持つのもよくないですしね。
止めたのは良いけどはっきり言ってバスどこで乗ればよいのか分からない状態だったので、身支度が終わってからとりあえずゲート前のタクシ―止まっている方に行った。そうしたら案の定タクシー関係者の方が声を掛けてくれて丁度自分が5人目で一人あたり800円で出発。
【上高地→横尾】
上高地到着後、流石にいるのは登山者の方々がたくさん。
初めてなのでなんとなくウダウダあっちウロウロ、こっちウロウロしたけど、まぁそろそろ行くか、と出発。
河童橋はテレビでよく出てくるところなので、リアル河童橋にちょっと感動。
川の上流方面には穂高連峰は残念ながら雲で見えなかった。
ここから先、横尾までは平坦な遊歩道という感じの道が続く。まだ登山という感じにはほど遠い感じだが、周りは徐々に山に入ってゆく感じ。
明神、徳沢と要所で小休止しつつ横尾に到着。
横尾には避難小屋もありそこに遭難事故・行方不明、事故発生位件数関連の掲示
物が張ってある。やはり北アルプスだな、ということを妙に実感する。
【横尾→涸沢】
横尾橋を渡り、しばらくすると左側に見事に屏風岩が。迫力を感じます。
本谷橋を過ぎるとやっと山登りが始まるという感じになります。
ほどなくすると涸沢のカール上の穂高の山々が見えて涸沢に到着。
【涸沢カール】
涸沢ヒュッテを通り、まずはテント張りの場所を探して設営。結構回りが岩に囲まれる感じになるので風を遮れそう。また直近によそ様のテントが張られても物理的にある程度距離がとられるので良いですね。しかし難点は岩場なので下がゴツゴツ。コンパネ貸出1日500円?だと思いましたが、借りた方が確かに快適かもしれません。 自分の場合は借りなくても大丈夫でした。たまたま背中への当たりも悪くなかったので良かったです。
テント設営後にヒュッテで生ビールおでんセットでのんびり。明日の為にくつろぎました。
夜は雨が結構降ってきましたが、その後晴れてテントから空を見上げたら満天の星空。最初空が雲っている中に月の明かりが見えるな〜、なんで月が3つも4つもあるの?と思ってみていたらすぐ目が慣れてなんと空は快晴。物凄く明るい星がいくつもあったのです。天ノ川?や物凄い星達。プラネタリウムで見た時の様です。
感動しました。
【涸沢→奥穂高岳】
2日目朝、サブザックに必要なものを詰めて出発。
行きは涸沢小屋からのルートで登ります。こちらは小屋からは急な上りが続きました。パノラマルートから合流するあたりからは少し緩やかになりますが、ザイテングラート取り付きからはそれなりになって行きます。
ここら辺からはヘルメット着用率が高くなり自分のタイミングの時は50%?ほどの人は装着。自分も次の時にはやっぱり用意した方が良いなと思いました。
鎖場、ハシゴはある箇所に集中しているので渋滞が出来てしまっていました。
でも2〜3分待つ程度だったかな。
ちょっと苦言ですが、ザイテングラートの時だったのですが渋滞して先を急ぎたい気持ちは分かりますが、前を行く人間の鎖の支点が変わるまで同じ鎖に取り付くのは危険だから止めて欲しいですね。
2回ほど後続の方が取り付いてきたので、次きたら流石に「お互い危ないから支点変わるまでは取り付かないで下さいね」と言おうと思いましたが、幸いな事に鎖場が終わったので声を掛けずに済みました。
まぁそんな事もありましたが、概ね自分でも鎖に絶対頼らなければならないという箇所はほとんどなかったです。でも、無ければ怖かったと思いますが...
山荘からのすぐのハシゴ、クサリが続く場所は行く前は自分的に大丈夫かなと、少し心配はありましたが意外と怖さは感じずに、3点確保を意識しながら慌てずに焦らずに行けば大丈夫でした。
山頂は流石に狭いので登頂記念撮影は順番にお互い声を掛け合い、撮影しあうという感じで、なんとなく良い感じの登山者達のコミュニケーションの場になっていました。
自分もここで撮影し合った水戸から来られていた3人の方々と、この後同じルートで何度もお会いする事があり、何かとっても嬉しい気持ちになれました。
【奥穂高岳→涸沢岳】
奥穂山頂も名残惜しいのですが、時間もいつまでもあるわけではないですし、午後からの天気の崩れは予報されていたので山頂を後にし、涸沢岳に向かうことにします。
下りの鎖場ではやはり渋滞が起こりますが10人程度の待ちなので、それほどではなかったです。ただ場所によってはすれ違いをお互いに考えながら、すれ違う場所の広さを考慮しながら行わないと危険が伴うので譲り合いの気持ち、安全確保しつつ下りました。
しかしどこでもせっかちな方はいるもので、困ったもんです...
ある意味遠慮してばかりいては団体が来た時に、いつまでも進めないのでしょうがないとは思いますが。
山荘を横切りそのまま涸沢岳を登り始めました、が途中で体がキツイ...(>_<)
体が下りモードになってしまっていたところで、上りモードに変わってくれないなぁ、という感じです。
まぁそれもありましたが体調も昨日夕方から実は今一。原因不明の下痢で食欲もあまりないし、という感じだったので補給は朝オニギリ一個だけ?、ここまで水だけといのも影響しているのかな。
それでもゆっくり涸沢岳に到着。こちらも絶景です。
北穂岳方面、険しいです。いつかはチャレンジしたいと思います。
【涸沢岳→穂高岳山荘→涸沢】
涸沢から下山中、体調やっぱ今一...
これは絶対山荘でトイレ行っておこうと思いながら、何とか下りて行く。
で用を足して涸沢へ向かいます。まあまあ体は復活している感じ。この調子のよいうちにおりてしまおう。
下山はパノラマコースで下りましたが、見晴らし岩を過ぎたあたりで何かバテ気味。少し前に調子が悪くなり空腹のまま正露丸を飲んだのが良くなかったかな。
やはり補給無しが影響してきたか。それでもなんとか涸沢の自分のテントに辿りついてザック下ろしてそのまま横の岩に横になる。
なにか無性に眠たい。まだ時間は昼過ぎ?なのになぁと思いつつ。
今度は無性に喉が乾いてきた。気持ち悪くもなってきた。参ったな。多分目もうつろだな。
しばらくして何とか動ける様になってきたので水場で冷たい水を飲む。
少し体調復活、やはりこれは無理やりにでも補給せにゃいかんと、下痢も怖いがもう破れかぶれ的感じで出るなら出ろ!(^^;という感じで、アルファ米+カレーを無理やり食べた。これが功を奏したか元気が出てきた。やはり栄養補給は大事だと本当に実感。正直下痢といってもお腹がごぼごぼする感じで時々便意もという感じで、トイレにいっても特に…という訳ではなかったのでいったい何だったのでしょうか。
汚い話ですみませんが自分的記録として同じ事態になった時の教訓としたいので。
夜は遅くまで喋くる方々、やっぱり周りの雰囲気読めない方々いますね〜
自分はそれほどイライラせずに何とか大丈夫でしたが、ちょっと間違うと特に笑い声は気に障ると思いますね。
ま、昼間少し昼寝したこともあってなかなか寝付けず結構深夜までウダウダして朝を迎えました。
いつのころからか降り出した雨で朝のテント撤収は雨中作業でしたが、何とか手際よく自分的にはできたつもりです。
【涸沢→横尾→徳澤→明神→上高地】
涸沢から本谷橋の間で雨も上がり、本谷橋で小休止しレインウェアを脱ぐ。
ここから横尾まではもう傾斜もゆるくなってきているのペースも上がる。
横尾では1分小休止。ここから途中で雨が降ってきたのでレインウェアを着るために止まった以外は、上高地までほぼノンストップでストイックにウォーキングペースで歩き通しました。 本当は明神池や木道を通ったり散策でもしていこうと当初は考えていましたが、結局雨ということもあり涸沢から上高地まで4時間を切るペースで歩ききった〜、と云う感じで別の意味で達成感を感じました。
上高地は時間帯にもよるとは思いますが、ほんと観光客の方が多く登山者はなんとなく肩身が狭い?感じが...
今回も事故なく安全な山行が出来ました。
どうもありがとうございました!
〜〜〜〜〜〜〜今回山行の自分的メモ〜〜〜〜〜〜〜
・整腸剤の準備
・こちら方面行くときのヘルメット準備
・耳栓
・テント張り綱反射もの検討
(夜トイレ行く時、他人のテント張り綱足引掛けて文句、言われてた人居た
そのあと自分のも引掛けられないか気になってしまった)
・歩き方姿勢
苦しいと思ったときは猫背になっていることが多い。
背筋伸ばして胸を張り肺に新鮮な酸素を十分取り込めるようにする
横隔膜が開くように
肩甲骨は歩くとき重要。(山で当てはまるのかよくわからないけど)
以下記録
【料金関連】
<高速代>
相模湖IC〜松本IC \2,000
松本IC〜相模湖IC \2,000
<タクシー・シャトルバス代>
乗合タクシー(5人割) 沢渡→上高地 \800
バス 上高地→沢渡 \1200
<沢渡第二足湯公園・駐車場>
駐車場代3日分 \1500
<食事関連>
涸沢ヒュッテ(他では利用なし)
生ビールおでんセット\1400
缶ビール\500
テント代 \700 x 2 = \1400
トイレ協力費
【食事記録】
1日目 朝 200ml野菜ジュース、オニギリ1個
行動食 ソイジョイ1本
昼 オニギリ2個 横尾休憩中
夕 生ビール+おでんセット
他 水随時 約1.2L
2日目 朝 オニギリ1個
行動食 飴1個
昼 無し
12:59 行動終了
中間食 缶ビール500ml+焼き鳥缶詰1個
夕 尾西白飯+カレー
他 水随時 約1.5L、アミノバイタルPRO 3本
※体調不良(原因不明下痢)の為食欲無しの為、AM中は基本無しだった。
飴は山頂で知り合った方から頂いたもの。
行動終了テント到着後、気持ち悪くなり、また眠気及び強烈な虚脱感。 その為テント外で(テント内暑かった為)横になり数十分仮眠。
3日目 朝 尾西五目飯、カップス―プ
行動食 ドリンクゼリー 1個
他 水随時 約1.2L
AM10:10過ぎ駐車場到着の為行動終了
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