巻機山 夏のクラクション♪無垢なる夏の終わり・・・！
新潟県
クライムジャンキー
体力度について
- GPS
- 06:03
- 距離
- 10.8km
- 登り
- 1,375m
- 下り
- 1,373m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 5:44
- 休憩
- 0:17
- 合計
- 6:01
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2021年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
駐車場前泊の登山者が増えそうです。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
登山ポストは桜坂駐車場トイレ前、桜坂駐車場登山口にあり。登山道に危険箇所はありません。4合目手前と六合目手前のスリッピーな箇所はチョット要注意。 |
| その他周辺情報 | 下山後の日帰り温泉は｢金城の里｣(350円)がお薦めです。月曜日が定休日です。久し振りに利用いたしました。やはり、肌がすべすべして気持ち良い・・・。美人の湯ですので、美人の方はもっと美人になりますし、それなりの方は美人になります・・・。 お土産には 高千代酒造株式会社「純米吟醸酒巻機」、八海醸造株式会社｢清酒坂戸山」を是非・・・「飲みやすくスッキリした味わい」ですよ！ そして お酒好きの方には❝雄々しくキリッと締まった原酒の味わい❞の八海醸造株式会社「清酒金城山」もお勧めです。 |
写真
桜坂登山口駐車場。AM11:00前は真夏の様相・・・。この日の地上での最高気温は33度となっていて、この時点で30度はあったかと・・・。因みに正面のピークは巻機山の前衛峰、威守松山。
1
谷川連峰方面。谷川岳〜一ノ倉岳〜茂倉岳〜武能岳〜七ツ小屋山〜大源太山、大障子ノ頭〜万太郎山〜エビス大黒ノ頭〜仙ノ倉山〜平標山。
1
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
レジャーシート
地図（地形図）
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ガイド地図（ブック）
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
カメラ
|
|---|
感想
【山に感謝、自分に称賛を、この景色を見る為に生まれて来た・・・】
【山に登るたびに新たな発見や新しい学びがあり、山の魅力は尽きる事がありません】(by 今上天皇、元平成皇太子殿下)
クライムジャンキー（登山中毒者）でございます。
本日は 今年度4回目、ソロで登って参りました。最近雨続きで坂戸山以外の山には登れなくて困っていましたが、今日日中は雨が降らなそうなので、急遽夜勤明けの強行軍ですが、決行致しました。もしかしたら午後から雷雨があるかもしれませんが・・・。帰宅後、準備をし予定より少し遅れて自宅を出発。桜坂駐車場を予定より約20分遅れてAM10:50にスタート（AM10:30スタートの予定で、山頂までのピストンでPM4:00の下山予定）。前日の雨の影響で、登山道は一部湿っている箇所はありますが、今回も酷い泥濘などはほとんど無く、上りも下りも比較的安全に歩けました。しかし、下山時湿っていた石で数回滑り、一回は軽く尻もちをついてしまいました。がしかし、ケガも無く大事に至りませんでしたし、ウエアーも汚れませんでした。晴れの予報で南魚沼市の今日の最高気温は33度となっていて登り始めは暑いのなんの・・・。前半で大量に汗をかきました。水分補給のペースも上がります。（因みに水と麦茶とスポーツドリンクを合わせて4リットル持参しましたが、最終的に3リットル消費しました。ゼリー飲料は2個）樹林帯は日差しは遮られていますが、風も無く暑い・・・。おまけに 夜勤の疲れもあり体調が悪い・・・。少し吐き気を催すも、気力を振り絞り、ゆっくりと登っていきます。標高を上げて6合目少し上のいつもの休憩ポイントを過ぎると、気温も下がって来て日陰だと涼しく感じて来ました。この辺りで体調も回復。一時は途中撤退も考えましたが、先に進めます。森林限界を越えて7合目以降は風も出て来て、晴れたり曇ったりで、この辺りからは快適に歩く事が出来ました。しかし、8合目付近で少し離れた所から雷鳴が轟き始めました。一瞬、下山かと考えましたが、頭上にはまだ晴れ間もあり、目の届く範囲の雲の状態も悪くは見えなかったですし、雨の兆候も無かったのでチョット急ぎ足で先に進みます。ニセ巻稜線出でると取り敢えず雷鳴は治まり ホッと一安心して先に進みます。この辺りはワタスゲがスゲーっ・・・は終わり、キンコウカとイワショウブが咲き乱れていました。避難小屋はスルーして先を急ぎます。竜王の池近辺も、キンコウカとイワショウブが咲き乱れていました。程なく御機屋に到着。いつもの様にザックをデポして山頂に向かいます。喪黒福造に見える三ツ池で写真を撮り、山頂に到着。ここで、本日最後の登山者とスライドしました。しかし、ここで再び少し離れた所で雷鳴が・・・。急いで下山します。御機屋で休憩し軽く食べて下山予定でしたが、雷が怖いので速攻で7合目下の樹林帯まで下りて落雷に遭わないようにしなければならないので、超先を急ぎます。避難小屋前付近からは雲が広がり山頂の後ろには黒いイヤーな雲が沸き上がって来ました。とにかく 急ぎます。と言っても 疲れていますし足も痛いしいつもとペースはそんなに違いませんが、気持ち急ぎます。すると、8合目を過ぎると雲を取れ、雷鳴も聞こえなくなり、何とか危機を脱出出来ました。しかし、逆にここからは標高を下げるごとに暑さが堪えます。水分補強をしながら、何とか無事に下山出来ました。
一応、晴れでしたが稜線上には雲もあり、眺望はあまり良くありませんでした。近くの山々が少し見えただけでした。谷川連峰（平標山〜仙ノ倉山〜エビス大黒ノ頭〜万太郎山〜谷川岳〜一ノ倉岳〜茂倉岳〜武能岳〜七ツ小屋山〜大源太山〜朝日岳〜笠ヶ岳〜白毛門）、武尊山、至仏山、燧ケ岳、越後三山、平ヶ岳、金城山、坂戸山、飯士山、弥彦山、刈羽三山etcギリギリ見えました。
尚 本日は平日の金曜日でしたが、AM10:30過ぎに桜坂駐車場に到着すると、先行車両20台位。途中スライドした方々は20数名でした。静かな巻機山を予想していたんですが、予想していた以上にチョット賑やかな巻機山でした。
結局、休憩は六合目少し上で1回だけで小さいお稲荷さん1個と小さいバナナ1本とゼリー飲料1個。御機屋でゼリー飲料を1個流し込んだだけでした。
お花は、登り始めにミヤマウズラを発見。その後4合目先まで葉っぱは20株以上、花が付いていたのは10株位。花が終わったイチヤクソウも数えきれない位たくさんありました。今が盛りなのはアキノキリンソウ、キンコウカ、イワショウブ、シラネニンジンetc。咲き残りはイワイチョウ、タテヤマリンドウ、モミジカラマツ。5合目手前のカニコウモリとクルマバハグマは暑くて朦朧としていて確認出来ませんでした。
今回は時間が無くて歩けませんでしたが、時間に余裕と体力のある人にお薦めなのが「井戸尾根コースのフルコース」です。今日はいけませんでしたが、米子沢源頭付近の甌穴(おうけつ)付近ではまだ春の花々が咲いていたかもしれません。
因みに 井戸尾根コースのフルコース(個人的に名付けているだけです)とは 桜坂駐車場登山口から井戸尾根コースを御機屋、御機屋から山頂、牛ヶ岳先のVS までのピストン、御機屋から割引岳までのピストン、御機屋から避難小屋まで下り、避難小屋から水場、米子沢源頭付近の甌穴(おうけつ)までのピストン、ニセ巻経由井戸尾根コースを桜坂駐車場登山口までのルートです。
お花畑はニセ巻から避難小屋間、朝日岳分岐から牛ヶ岳間、御機屋から割引岳への鞍部、避難小屋から水場に向かう左側斜面、米子沢源頭付近の斜面です。
それぞれ 若干の植生の違いや 雪の残りかたによる季節感の違いが見られたり、眺望も場所によって少し違いが感じられます。
危険な所はありませんので 時間と体力のある方にはお勧めです。
出来れば 残雪(ソリ遊びも出来ます)と春の花が咲き始める5、6月と7月のニッコウキスゲがスゲーッ！と8月のコバイケイソウと錦秋に染まる紅葉の9、10月etc と季節を変えて登って見ると 巻機山の魅力が益々感じられると思います。
お花畑以外の見所は 五合目から見える米子沢越しのニセ巻、大源太山や谷川連峰の一部が見える眺望、六合目手前のブナの美人林、六合目から見えるヌクビ沢越しの天狗岩と割引岳、森林限界を越えた七合目からの北アルプスや谷川連峰の見える大展望、八合目から富士山も、八合目からの階段を登りきって稜線に出ると向かい右に熊の足形、向かいの“大きい土手”には巻機山本峰山頂、御機屋、割引岳が見え、眼下には水量豊富な米子沢や点在しているオオシラビソの林が広がります。避難小屋先の竜王の池に“逆さ巻機山”が映りますし、御機屋から山頂の中間にある三ツ池はよく見ると人の顔に見えます。御機屋や山頂からは西から南にかけての眺望が良く、牛ヶ岳先のVS と割引岳からは東から北にかけての眺望が良いです。
皆さんに早く日常が戻ります様に・・・。
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