記録ID: 3463798
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科
日程 | 2021年08月21日(土) ~ 2021年08月22日(日) |
---|---|
メンバー | |
天候 | 8/21土: 曇り時々雨、8/22日: 曇り時々小雨 |
アクセス |
利用交通機関
美濃戸口・八ヶ岳山荘駐車場(\500/日) (上の美濃戸山荘あたりだと\1,000)。
車・バイク
美濃戸山荘まで車で行けるがダートで、車高が低い車では厳しい。
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地図/標高グラフ


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コースタイム [注]
コースタイムの見方:
歩行時間
到着時刻通過点の地名出発時刻
コース状況/ 危険箇所等 | ▼美濃戸口〜美濃戸: 未舗装車道を行く。なだらか。 ▼美濃戸〜赤岳鉱泉: 堰堤広場を越えて橋を渡ると山道になる。 ▼赤岳鉱泉〜赤岳: 文三郎尾根は急だが登りやすい。キレット分岐は風の通り道。そこから赤岳山頂までは岩登りの急登。 ▼赤岳〜横岳〜硫黄岳: この区間は岩稜帯だがあるきやすい。硫黄岳手前から道幅が広がるので、悪天候時はケルンを目印に登る。 ▼硫黄岳〜赤岳鉱泉: なだらかめの良い道。登りに使うと良さそう。 |
---|---|
その他周辺情報 | ▼八ヶ岳山荘: 日帰り入浴\500 |
過去天気図(気象庁) |
2021年08月の天気図 |
写真
撮影機材:
感想/記録
by ichi11
初めての八ヶ岳。お盆休暇中はずっと天気がすぐれず、登山は諦めて計画だけ練るつもりだったが、最後の土日は少し回復するようだった。翌週末はさらに天気が
良さそうな予感がしたが、山の天気は当てにならないので行けるときに行っておこうという気になった。当然天気は期待できなかったが、八ヶ岳縦走をそのうちやりたいと考えていたもののまだ八ヶ岳に行ったことがなかったので、今回は経験を積むつもりで登った。
【初日】: この日は赤岳鉱泉までの予定だったので、ゆっくり出発した。前日まで行く気がなかったので、急遽夜になって準備を始めたため寝る時間が遅くなり、出発も遅くなった。美濃戸口に駐車して歩き出すが、車は少なかった。美濃戸山荘まではダートの車道。その先は北沢に沿って道を行き、橋を越えると本格的な山道が始まる。渓流沿いの道が涼やかで気持ち良い(天気が良ければなおさらだっただろう)。途中雨に降られる。きちんとした雨装備をしたがほどなく止み、装備を片付けて歩く。
2時間半ほどで赤岳鉱泉につく。大部屋だったが、客は少なく広々と使えた。コロナもあるし、天候のこともあるからだろう。さすが八ヶ岳の表玄関のような場所だからか、立派だった。鉱泉の風呂に入れたのも驚きだし(山小屋で初めて)、夕食が大変豪勢だったのにも驚いた。ステーキにポトフ、赤ワインの用意まであったのでハーフボトルを買う。ポトフが美味しくて、何度もお代わりした。珍しくたらふく食べた。700mを2時間半上がってきただけなのだが、とても疲れていた。さっさと寝落ちする。
【2日目】:朝は雨は上がっていたが、ずっと雲の中だった。一日中こんな調子だろう。きつい雨にならないことだけ祈った。行者小屋の手前で、横岳のあたりが一瞬だけ見えた。これがこの日の最初で最後の遠望だった。
文三郎尾根は傾斜はあるが良い道で、どんどん高度が稼げる。阿弥陀岳分岐の辺りでは強烈な西風が吹き曝し、きつかった。が、通過して山を少し巻くと、風は収まる。
赤岳分岐から岩場を一気に登る。昇った先が赤岳頂上だ。景色は全くなし。
休業中の頂上山荘の軒で風を避けて朝食をとる。天候を見て先に進むかどうか決めようと思ったが、風が強烈に吹いているが進めそうだった。この日、横岳・硫黄岳へ縦走する人は天候と強風のためか少なかった。
稜線に出ると西風が強烈に吹いていたが、そうした場所を過ぎると全く風が無くなる。そして地蔵の頭から硫黄岳山荘に向かう間は荒涼とした岩稜帯を進むのだが、思いがけずあちらこちらに高山植物が咲いていて、景色がまるで望めないこのような日は歩いていて最大の収穫だった。
硫黄岳山荘で一服して(やはり客は少なそうだった)硫黄岳へ。幅広の尾根を登っていくが、雲の中を進んでいくのでちょっと異様な感じだった。こんな日はケルンが目印になる。硫黄岳頂上も真っ白。広々とした頂上は晴れていると気持ちいいのだろうな。ここも風が強く、ただただ白い世界なので早々に下山する。
下山途中の赤岩の頭は白い砂が特徴のちょっと不思議な光景の場所だった。
赤岳鉱泉に戻り、ゆっくりと昼食を取る。赤岳・横岳・硫黄岳と無事周遊してきて、やれやれだった。
次は天気の良い日に、南から北へ縦走に挑みたい。
良さそうな予感がしたが、山の天気は当てにならないので行けるときに行っておこうという気になった。当然天気は期待できなかったが、八ヶ岳縦走をそのうちやりたいと考えていたもののまだ八ヶ岳に行ったことがなかったので、今回は経験を積むつもりで登った。
【初日】: この日は赤岳鉱泉までの予定だったので、ゆっくり出発した。前日まで行く気がなかったので、急遽夜になって準備を始めたため寝る時間が遅くなり、出発も遅くなった。美濃戸口に駐車して歩き出すが、車は少なかった。美濃戸山荘まではダートの車道。その先は北沢に沿って道を行き、橋を越えると本格的な山道が始まる。渓流沿いの道が涼やかで気持ち良い(天気が良ければなおさらだっただろう)。途中雨に降られる。きちんとした雨装備をしたがほどなく止み、装備を片付けて歩く。
2時間半ほどで赤岳鉱泉につく。大部屋だったが、客は少なく広々と使えた。コロナもあるし、天候のこともあるからだろう。さすが八ヶ岳の表玄関のような場所だからか、立派だった。鉱泉の風呂に入れたのも驚きだし(山小屋で初めて)、夕食が大変豪勢だったのにも驚いた。ステーキにポトフ、赤ワインの用意まであったのでハーフボトルを買う。ポトフが美味しくて、何度もお代わりした。珍しくたらふく食べた。700mを2時間半上がってきただけなのだが、とても疲れていた。さっさと寝落ちする。
【2日目】:朝は雨は上がっていたが、ずっと雲の中だった。一日中こんな調子だろう。きつい雨にならないことだけ祈った。行者小屋の手前で、横岳のあたりが一瞬だけ見えた。これがこの日の最初で最後の遠望だった。
文三郎尾根は傾斜はあるが良い道で、どんどん高度が稼げる。阿弥陀岳分岐の辺りでは強烈な西風が吹き曝し、きつかった。が、通過して山を少し巻くと、風は収まる。
赤岳分岐から岩場を一気に登る。昇った先が赤岳頂上だ。景色は全くなし。
休業中の頂上山荘の軒で風を避けて朝食をとる。天候を見て先に進むかどうか決めようと思ったが、風が強烈に吹いているが進めそうだった。この日、横岳・硫黄岳へ縦走する人は天候と強風のためか少なかった。
稜線に出ると西風が強烈に吹いていたが、そうした場所を過ぎると全く風が無くなる。そして地蔵の頭から硫黄岳山荘に向かう間は荒涼とした岩稜帯を進むのだが、思いがけずあちらこちらに高山植物が咲いていて、景色がまるで望めないこのような日は歩いていて最大の収穫だった。
硫黄岳山荘で一服して(やはり客は少なそうだった)硫黄岳へ。幅広の尾根を登っていくが、雲の中を進んでいくのでちょっと異様な感じだった。こんな日はケルンが目印になる。硫黄岳頂上も真っ白。広々とした頂上は晴れていると気持ちいいのだろうな。ここも風が強く、ただただ白い世界なので早々に下山する。
下山途中の赤岩の頭は白い砂が特徴のちょっと不思議な光景の場所だった。
赤岳鉱泉に戻り、ゆっくりと昼食を取る。赤岳・横岳・硫黄岳と無事周遊してきて、やれやれだった。
次は天気の良い日に、南から北へ縦走に挑みたい。
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- 赤岳天望荘 (2739m)
- 赤岳頂上山荘 (2899.2m)
- 行者小屋 (2350m)
- 赤岳鉱泉 (2215m)
- 竜頭峰 (2860m)
- 美濃戸山荘 (1720m)
- 赤岳山荘 (1690m)
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- 文三郎尾根分岐 (2737m)
- 美濃戸口 (1480m)
- 阿弥陀岳分岐 (2395m)
- 竜頭峰分岐 (2870m)
- キレット分岐 (2800m)
- yatsugatake J&N (1500m)
- 美濃戸 (1716m)
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- Yatsugatake-Sansou (1520m)
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ichiさんが八ケ岳お初だったとは超・意外でした。もう私は八ケ岳大好き人間なので熱烈にお勧めしますが
・・・と八ヶ岳を絶賛する私ですが、未だに赤岳鉱泉は泊った事がなく、あの豪華なお食事を食べられて羨ましいです
もうichiさんとお会いした北穂小屋の一夜から7年も経ってしまったんですねぇ。時間が過ぎてゆくのは本当に早いと思いますが、あの北穂小屋の夕暮れ時、少なかった宿泊者皆さんで一緒に見た大キレットを流れる大雲海は今でも忘れ得ぬ素晴らしい思い出です。このコロナ禍で以前よりなかなか自由が利かない日々になってもどかしいところではありますが、このレコなどであの日のような経験を時に振り返るのは自分に自信を持たせてくれます。ぜひ互いに健康にこの時期を乗り切り、また何処かの山でお会いしましょうね
気付くのが遅れて恐縮です。
ryoさんが八ヶ岳に大変詳しいのであれば、先に聞いておくべきでした。。。
実は、明日から再挑戦で観音平から麦草峠まで二泊で縦走の予定です。
帰ってきたらまた連絡します。
取り急ぎ。
ichi11
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