常念岳〜蝶ヶ岳(三俣から周回ルート)
- GPS
- 14:36
- 距離
- 21.0km
- 登り
- 2,294m
- 下り
- 2,274m
コースタイム
03:45 三又登山ポスト
07:35 前常念岳 P-2661.8
08:40 常念岳-常念小屋分岐
08:55 常念岳山頂 2857m 小休憩20分
09:15 移動開始
12:45 蝶槍
13:00 P-2664.3
13:15 P-2625
13:50 蝶ヶ岳 2677m
14:00 下山開始
14:05 分岐
17:40 三又登山ポスト
18:00 三股駐車場
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
22日0:45分頃 三股駐車場到着車中で2時間ほど仮眠 3時に起床して出発準備 3:30出発 |
コース状況/ 危険箇所等 |
三股登山口へは鳥川林道で行きます。 駐車場標高1340m 駐車場70台(山と高原の地図2013年版) 三股駐車場から林道で〜三股登山ポストまで800mです。 山と高原地図に登山ポスト付近に水場有り表記有り 三股〜常念岳 登坂コースタイム約7時間20分(山と高原の地図) コース自体は看板等も整備されておりますが、斜度が有り体力は使います。 前常念手前までの岩場は急坂で岩も大きく目印を見つけながら登ります。 視界が悪い時は目印を見失わないよう注意が必要と思います。 また浮石もところどころあるので落石等にも細心の注意しながら登る必要があります。 常念岳〜蝶ヶ岳 コースタイム約4時間10分(山と高原の地図) 常念岳から一気に岩場を下りますが場所によってルートを見失いやすい 箇所も一部あります。 蝶ヶ岳〜三股 下山コースタイム約3時間20分(山と高原の地図) 特に危険な箇所はありません。段差がかなりあるので膝にかなり負担が かかります。最終ベンチから三股までかなり距離はありますが、 ところどころ休めるスペースはあります。 GPSデータ iPhoneアプリ 山と高原地図での記録 合計時間14時間36分 gpxデータ上 総歩行距離20.99km 今回はHOLUX M-241は途中電池切れで途中で記録途切れになってしまったので 上記iPhoneアプリでのログデータとなります。 日帰り入浴施設 ホリデー湯 四季の郷 入浴料 大人500円 http://www.holiday-you.co.jp/ 宿泊もできるみたいです。 日の入り時刻 17:43 |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
感想
9月に入って大菩薩嶺も雨で中止・・・最初の3連休も台風でボツ・・・最後の3連休も家の用事やらでどこも行けず仕舞い・・・このままではあまりに空しすぎる!!ということで連休最終日の前夜になって他の方のレコを見ている内にメラメラと常念岳〜蝶ヶ岳縦走ルートに挑戦したくなり速攻支度して車に乗り込み中央フリーウェイ〜鳥川林道を経由して午前0時半過ぎに起点駐車場である三股に私はいました(笑)
車中で2時間ほど仮眠し、早朝3時から出発準備して3時半に満天の星空の元三股からスタートです。
出だしの樹林帯からかなりの急坂が続きます。体力に自信のない方は一の沢ルートを
勧める表記をどこかで見ましたが、このルートしか知らなければ「とりあえずこんなもんか?ってのがここまでの時点での私の素直な感想。
もちろんこの先の苦行など知るよしもありません(笑)その苦行の始まりが靴擦れです・・・今回でまだデビュー戦から3回目の新調した靴で初めて右のかかと部に違和感を感じ始めました。ただこの時点では真っ暗のこの樹林帯の中でしたので明るくなるまでひたすら我慢して登り続けました。
樹林帯を抜けるちょっと前にようやく明るく日の明かりが射してきたので、いったん靴と靴下を脱いでみると、すでに痩せ我慢してただけのことはあり、右かかとは水ぶくれができてました・・・(;´∀`)「あちゃ〜」と思いつつ絆創膏で応急処置をして痛みを堪えながら再び歩き始めます。
樹林帯を抜けたあとは一気に視界も開けて大展望に感動して痛みの事はすっかり忘れてしまいました。その後はひたすら前常念を目指し登り続けます。岩場地帯はルート目印(ペンキ印)を見失わないよう慎重に登っていきました。
前常念から先の岩稜を約1時間ほど登ると常念小屋と常念岳分岐に着きます。山頂に8:55に着いたんで(5時間25分)ここまでのコースタイム(7時間20分)から大分早くに行程を終えて精神的に余裕が生れたものの・・・この先待ち受けるであろうさらなる苦行など想像だにせずただひたすらアルプスの絶景に見とれながら同じようなカットを飽きずに何枚も撮りまくってました。(笑)
そして次なる未知の景観を求め常念岳を後にし蝶ヶ岳に向かいます。今考えるとこの時点で引き返しす判断をすればそれはそれで良かったのかも・・・。でも全ての行程を無事に終えた今は絶対に行って良かったと言えるのだが、苦行している間はそんな余裕は言ってられないんですよね。
常念岳〜蝶ヶ岳の稜線歩きは序盤は大岩をつたりながら一気に下って行き、湧き出た霧で視界があまり良くなかったでんですが、そんな視界の悪さも一時ですぐお天道様が顔を出し、再び素晴らしい景観が私の眼前に現れてくれて今日ほど最新のコンデジ(できればデジ一眼)が欲しいと思った日はありませんでした。途中、蝶槍の付近だったと思うんですがそこで路肩を見たら、チョコンって2羽の雷鳥があまりに至近距離に佇んでてたのでこっちが「ビクっ」てなってしまいました(笑)デジカメで撮ってる時は無反応でじっと被写体となってくれてましたが、iPhoneで撮った時のシャッター音で「ビクっ」て猛ダッシュを見せてくれました。
常念岳〜蝶ヶ岳はコースタイム約4時間のところ私は4時間35分ほどで蝶ヶ岳に到着。本当はここでゆっくりアルファ米で山ご飯作ろうと準備してきたものの・・・残された体力を考慮して山頂で写真を撮ってすぐ下山開始〜。
ところが!!下山開始して大きな段差を下りる時に絶望的な異変をすぐ感じました。膝が痛くてまともに曲がらない(痛みで曲げられない)・・・げげ!!!
本来下山は得意っていうかやや小走りで駆け下りて行くくらいが好きなんで、ここから本領発揮で4時頃には下山できるかな〜なんて甘い考えが完全にネガポジに!!
だましだまし高齢者のおじいちゃんのようなヨチヨチ歩きで超スローペースで一歩一歩確実に先へは進んでいる・・・っておい!1時間も歩いてるのに1kmも進んでないぞ・・・。脳内でペース計算したら19時頃になりそうな試算が(泣)
ここから三股への下山路は後悔の念で脳内が支配されていきます・・・ところが限界って中々こないもんですね。ランナーズハイじゃないけど、神々の山嶺の1シーンで「想え!」ってあの名フレーズをこの程度の苦行で思いだし奮起します。(笑)
自分の場合、起点駐車場へのゴールへの想いですがwww)それを思い出したのが良かったのか途中痛みが完全にマヒして火事場のクソ力的なパワーを発揮できました。おかげかなんか知らんけど結果的に日の入りギリギリで間に合いそうな望みが出てきたとはいえまだこの時点で2.5kmもある・・・覚悟を決めて休憩ついでにザックからヘッデン出して頭に装着しておきました。
しかしこの永遠に続くかのような下山道は今回一番しんどかったです。ただ「ゴジラみたいな木」の現物を見たときはホッとしました。ゴールが近づいてるのも実感できたので・・・。
もうこの時は疲れで景色を見る余裕なんてなかったんで、スルーしちゃったかな?なんて思いながら歩いてたんで・・・でもあれをスルーしちゃう方ってもし居たら相当視界が狭くなってないとwww
下山途中に抜きつ抜かれつで出会った他のハイカーさん4名(2+2)さんとラスト2kmは同行させて頂くことにしてペース維持させて頂きました。
その後無事に三股登山ポストに17時40分に到着!日の入り3分前(笑)
せっかくなんでご一緒したメンバー全員で記念撮影させて頂いて後、皆さまとは駐車場でお別れ。終わり良ければすべて良し!!
山行の終焉を気持ちよい出会いと別れで締めくくれた事に感謝です。
皆さま本当にありがとうございました。
さて私の山行や他の日帰りレコを参考に今後トライする際はくれぐれも余裕を持った計画してください。
また万が一にも小屋泊等も考慮されて行くことも大事かと思います。
また訪れたい山であることは間違いないですが、次回は小屋泊もしくはテン泊で行くことは間違いない!(笑)
以上
このルートを日帰りとは凄いの一言です。リベンジ?果たしましたね!
帰りの運転大変だったのでは…(^^;;
ゆっくり休んでくださいね。
conroyさんこんばんは。
コメントありがとうございます。
リサーチ不足でこんな苦行を伴う行程と知らずに他の方の
ヤマレポを参考に軽い気持ちで行ってしまいました・・・。(反省)
翌日仕事を控えてたんで眠くても帰らなくては
ならなかったんで運転というさらなる苦行でした。
大月ICから先が大名行列表記(渋滞)だったので、
途中ゆっくり仮眠して渋滞解消したあと翌日午前2時に
無事帰宅の途につきました。
なんだかんだ2泊3日(笑)
かなりの苦行登山お疲れ様でした!!体に異変が出たときほど怖いものはない(^o^;)
でも、絶景や雷鳥や途中一緒に下ったハイカーさんと、プライスレスな出会いも盛り沢山でかなり思い出深い山になったことは間違いないですね(* ̄∇ ̄)
是非また、アルプスに再訪して、その絶景&感動&ツラさ(笑)を教えてください♪ヽ(´▽`)/
とにもかくにも、無事下山できて良かった×2♪お疲れ様でした!!
-NOB-さんこんばんは。
不思議なことに苦行だったことは全て忘れてるんですよねぇ(笑)
今回まさか雷鳥を見れるとは思ってなくて、
自分から2mも離れていないところに普通に佇んでいた
雷鳥に最初はこっちがギョットしたくらいですw
是非-NOB-さんもアルプスの絶景&感動もとより
忍耐&辛抱&根性を訪れて体感実践してみてください(笑)
正直なところ無事に下山できて本当に良かったです。
ということでこのコースは小屋泊とかテン泊で
次回は行きたいですね
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