日高幌尻岳/戸蔦別川本流〜
- GPS
- 56:00
- 距離
- 29.4km
- 登り
- 2,143m
- 下り
- 2,143m
コースタイム
戸蔦別林道6号ゲート08:00−10:20八ノ沢出合−12:50 Co955三股−14:10 Co1350滝
−17:40 ハズレCカール BC
9/22(日)BC 06:00−07:00 1881P西コル−08:00戸蔦別岳−10:40日高幌尻岳11:20
−13:30戸蔦別岳−15:30 BC
9/23(月)
BC 06:10−10:00 955三股−14:00八ノ沢出合−15:306号ゲート
天候 | /21 晴時々曇 /22 快晴 /23 晴夕方曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
週末天候悪化のスパイラルと夏のイベントの間の悪さで、
1ヶ月半のブランク。
月半ばの連休も台風で没ったとあっちゃ、いいオヤジでも
ちょいとグレた。
気を取り直してテルテル坊主を100個も作り、護摩祈祷もしてのぞんだ
彼岸の三連休。
今年の夏は戸蔦別流域の遡行を中心にと目論んでいたが果たせず、
せめて本流遡行だけでもと稜線歩きと共にクラシックルートを目指した。
初日。
前日の仕事が遅いのは常のことだが、出が遅れて8時過ぎのデッパツ。
6号堰堤ゲートから林道を行く。
7号堰堤工事を横に見てカタルップ橋から先は林道跡、その先は踏み跡。
一本で八ノ沢出合。
手前と反対の河岸に立派な幕場。
踏み跡と川原をつないで十ノ沢。明るそうな出合。
本格的に入渓。
大きな段差と時折滑。
巻きの踏み跡もしっかりしている。
きれいな釜と淵。
夏ならば飛び込みたい。
次第に函っぽくなってくる。
995三股はみつまたという感じではない。
Aカールに至る真ん中の流れが大きく左と右の流れは藪の中から注ぐ。
B、Cカールへは右に入る。
右手の支流沿いの幕場から焚き火の煙。
遅出のせいもあって、ここまでも想定していたが、
時間も早いので上まで行くことに。
間もなく屈曲した滝。
直登無理。
左から高巻く。
両足が交互に攣る。
両岸が立った渓相の中高度を上げる。
一本で1120二股。
左に入る。
ぼちぼち涼しくなってきた。
陽が落ちるまでに上まで届くか心配になる。
いよいよ直登沢の様相。
傾斜が立ち始め、10m前後の滝がぽんぽん続く。
巻きも付いているので体力勝負。
足の攣りは慢性化。
腿をブン殴りながらの登高。情けなし。
1350で35mの大滝。
手前を左に入りCカールを目指す。
が、詰めるにつれて沢型が怪しくなる。
何度か行きつ戻りつし夕暮れ前にやっとこカール。
どうも、BカールとCカールの間の小さなカールに出た模様。
薄暗い中の行動はいけません。
ビール飲んで、ラーメン、マーボ春雨喰って、ホットラム飲んで8時には沈。
2日目
4時起床。ぐっすり。
ニョボ、おニューのダウンシュラフで快適そう。
春雨ワンタン喰って発。
最短のBカール経由で上がろうとするも尾根乗っ越しの藪で止め。
Cカールにトラバースしてモレーンを上がる。
稜線は早くも北トッタからの縦走者がちらほら。
バントをずり落ちながらなんとか1881p西のコル。
岩稜と這松のを縫って走る夏道が快適。
早くもひーこら行ってるふくらはぎで戸蔦別到着。
戸蔦別川の遡行を完了する。
ポロシリが大きく遠い。
七ツ沼がきれいだ。
カムエクが見える。
エサオマンがとんがってる。
おお、ナメワッカだ。
1967がかっこいい。
30年も同じ感想だ。
うちが見えないかなぁ。
うちからは見えるんだけど。
さて、ポロシリ詣で。
よくもまぁ、こんなに下らせるのさ。
日高側からの風がとってもひゃっこい。
カール側の這松に入るとまだ夏の匂い。
雪の多さか、沼の水はいまだ満タン。
周囲はうっすらと色づき始めている。
前に張ったのはあの辺だったろうか。
してみると、アイツらがいたのはあの辺だな。と
大昔のぜいたくな時間を思い出す。
大バテして肩。
わかっているのに手前のコブにだまされて
賑わいの頂上。
マッ晴れの空の下、心地いい風。
30年前の自分に自慢してやる。
今は日高の沢で遊んでるぞ。
こんな遠くまで来てしまって、帰るのが大変だ、
と思ってたら、チロロ川から日帰りというヒトが結構いる。
登りで6時間だそうだ。恐れ入る。
幸いにも天気に心配はない。
目いっぱいバテてトッタを登り返す。
昔と違って、また来ることができるのはわかっている。
が、名残りは惜しい。
縦走者たちに見られながらカールを下る。
ショートカットしそこなってちょい這松漕ぎ。
驚くほど近くでナッキーの声多数。
姿は見えない。
チンチロリンのカックンでBC着。
北トッタの頂上のテントが見える。
小川で冷やしたビール。
角煮雑炊。
日ハムの負けを聞いて沈。
3日目
5時起床。
残り雑炊と味噌汁、コーヒー。
カールは見事なモルゲンロート。
稜線は早くも人。
今朝はテントも凍った。
霜の中、うりゃっと水に入る。
ビパイロ、伏美を見ながらの下降。
泥の巻き道をずり落ちて、振り返るとイカす沢筋。
何度も振り返ってしまう。
沢はいいねぇ。
空は青いし、風は涼やか、なにより下山だ。
朝方、ラジオで流れていた「サルビアの花」がヘビーローテーション。
もう、しばらくは戸蔦別には来ないぞ、と思う頃、ゲート着。
3日間、フルでぼろ雑巾の幸せでした。
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