双六岳と三俣蓮華岳 黒部五郎まで届かず
- GPS
- 21:34
- 距離
- 37.0km
- 登り
- 2,595m
- 下り
- 2,576m
コースタイム
- 山行
- 8:27
- 休憩
- 1:31
- 合計
- 9:58
- 山行
- 3:41
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 4:11
- 山行
- 5:44
- 休憩
- 1:37
- 合計
- 7:21
天候 | 1日目:晴れ 2日目:早朝雨、午前小雨&ガス、午後ガス 3日目:曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
小池新道の新穂高〜弓折乗越間は7月に歩いていたので、勝手がわかっていました。 7月に歩いた時は暑い日で、岩からの照り返しで焼き芋になるんじゃないかという大変な登りでしたが、今回は涼しくて良かったです。ただ荷物が重すぎて・・・ <弓折乗越〜双六小屋> 尾根に乗っかってしまえばあとはラクか?と思っていましたが地味にアップダウンがあり疲れました。30分おきに休憩してなんとか双六小屋に着いた感じです。小屋が見えてからが長いし。 <双六小屋〜双六岳> 双六岳の台地に乗るまでがちょっと頑張る登りです。乗ってしまえば広大な稜線歩きプラス絶景!というところでしょうが、ガスっていて景色は全然なしでした。でも台地に乗っかってすぐのハイマツ帯でライチョウファミリーに遭遇。全部で5羽くらいいたかな。 <双六岳〜三俣蓮華岳> 双六岳の山頂から中道分岐まで15分ほど下り、その後は緩やかなアップダウン。弓折〜双六小屋間よりはラクな気がしましたが、荷物が軽かったからかもしれません。 <三俣蓮華岳〜双六小屋(中道)> 双六小屋までは中道で帰りました。アップダウンが少なく歩きやすい道でした。 <双六小屋⇒新穂高(下山)> 荷物が多少軽くなったとはいえ、テント泊荷物での下山は膝に不安を持つ私にとって心配でした。結果的には適度に休憩を入れつつ順調に下りてこれました。鍋平高原の駐車場までロープウェイ使おうかと考えていましたが、その最後の登りを登る気力と体力が残っていたのが我ながら意外でした。 |
その他周辺情報 | 中崎山荘 奥飛騨の湯(大人900円) https://www.okuhida.or.jp/roten_catalog/detail?id=3311 新穂高登山指導センターの裏(上?)にある日帰り温泉。食事処もありますが、温泉のみで営業中でした。湯の華が漂う内湯と笠ヶ岳を眺められる露天風呂はとても良かったです。また休憩スペースもありゆっくり寛げました。無料駐車場あり。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
|
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感想
当初の予定は、1日目:双六小屋テント泊、2日目:黒部五郎小屋テント泊(黒部五郎登頂)、3日目:黒部五郎小屋から新穂高へ下山、の予定でした。ですがその計画は1日目の登り(鏡池付近)で脆くも・・・
<1日目>
7月に笠ヶ岳登山に来た時、新穂高の第3駐車場は営業前閉鎖中で、第5無料Pはすでに満車。鍋平高原の駐車場に停めて片道30分のロスという経験をしました。それをふまえ今回は何としても第5Pをゲットしようと前の晩から車中泊(道の駅上宝)をして臨みましたが、ほんの少しの差で停められませんでした・・・平日だから大丈夫か?と朝ゆっくり向かったのがいけませんでした。
気持ちを切り替え、駐車場から30分かけて新穂高センターへ。荷物は5年ぶりのテント装備。ザックは新調したモンベルの75L。数字よりもたくさん入るような気がするのは私だけでしょうか。
下調べによると岐阜県の緊急事態宣言を受け、山小屋でのアルコール提供は宿泊者に対しての夕食時のみ。テント泊の人や休憩の人はアルコールを販売してもらええません(泣) それならばと合計約1.4Lのアルコール飲料とパウチおでん2パック(900g)+冷凍煮物総菜(里芋と鶏肉、約300g)+通常の食料(初日に食べるおにぎりとパン+翌日以降用アルファ米やラーメン等)を詰め込んで、双六小屋に向けてスタートです。
林道歩きまでは良かった、いや秩父沢出合いまでは良かったのですがそこからシシウドヶ原までが辛かった・・・7月に歩いた時は暑さにやられましたが今回は重さにやられました。アルコール減らせば良かった。そしておでんは1パックで良かった・・・この荷物を持って2日目に黒部五郎小屋まで歩くのは・・無理だと思いました。そこで歩きながら考えました、双六小屋を拠点に、サブザックに詰め替え、早出をして黒部五郎ピストンならいけるんじゃないかと。
弓折乗越からのアップダウンにあえぎ、双六小屋が見えてからの距離の長さに辟易しながらなんとか16時半に双六小屋に到着。それからテント設営です。ここで次なる試練(というほどでもないけど)が。1本のポールのショックコードが伸びてる・・・去年チェックした時は大丈夫だったけど、直前チェックを怠った結果です。なんとかテントを設営し夕食。酒や食材を持って来たものの疲れ切っていてあまり食が進まず。ビール350mlを一本だけ飲んで、テントの中でストレッチ。この時はまだ翌朝5時に黒部五郎に向けてサブザック装備で出発する気持ちでした。
<2日目>
夜中、雨の音で目が覚める。まあまあ降っている様子。5年ぶりに使用するテントですが浸水はしていない様子でひと安心。ただ、雨の中黒部五郎まで行くのは嫌だなと思い始める。朝まで寝袋の中で寝ながら悶々と考え続け、一応予定通りの朝4時に起きて朝ごはんのパンを食べながら天気予報をチェックしたところ朝9時頃まで降り続く予報。やーめたと再び寝袋の中へ。「雨が上がったら双六岳だけ行ってあとはテントの中で酒盛り」という案に変更しました。
予報通り9時ごろには雨が上がりましたがガスは取れず。でも午後は晴れるかもしれないし三俣蓮華岳までなら4時間半くらいだから行ってみようと考えました。サブザックにしたら快調で、前日の辛さが嘘のようです。双六や三俣蓮華の山頂でガスが取れるかと期待しましたが結局景色は望めず、しかしライチョウ家族に出逢うことができたので良かったです。
この日の夕食はゆっくり支度して、テントの中でお酒(と、おでん)をゆっくり楽しめました。
<3日目>
この日は下山するのみ。荷物を軽くするために朝ごはんにおでんのもう1パックを食べました。水は鏡平山荘までの最小限度。鏡平まで下りられれば、その先はなんとかなるだろうと思っていました。問題は弓折乗越まででどれだけ体力(と脚力)を消耗するか。しかし意外にも鏡平まで余裕で下りてこれました。食料と酒類の消費が功を奏したようです。(というか最初から持ってくる量を減らせば良かった)
わさび平小屋まで来たらもう膝の心配も無さそうです。美味しいカレーと水槽に浮かぶトマトでエネルギーチャージ。最後の最後、新穂高センターから鍋平駐車場まで歩けたのはこのカレーパワーのおかげです。
というわけで5年ぶりのテント泊で、反省点や勉強になった点、自信になった点といろいろ収穫の多い2泊3日となりました〜
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