'13 重すぎた荷物で標高差2,000M以上、黄葉の南岳新道 1日目/4日間
- GPS
- 10:57
- 距離
- 12.8km
- 登り
- 2,189m
- 下り
- 301m
コースタイム
白出沢出合 8:20-30
滝谷出合 9:50-10:05
槍平小屋 11:10-12:10
南岳小屋野営場 17:20
天候 | 1日目:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
明日から平日ということもあり、3列シートのみの運行のようでした。結構空席あり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
早朝に新穂高に到着し、その日のうちに南岳小屋まで登るコースです。 南岳新道は通る人があまり多くないためか、特に木の階段などが崩れている場所がたくさんあります。角度が急なため、下山時には特に注意が必要です。 (もともとは帰りもここを下山する予定でしたが、歩きづらいためほかの道にしました。) 水場:槍平小屋で無料でもらえます。その手前藤木レリーフの前には水がたくさん流れています。また、さらにその前には穂高平避難小屋に行く途中に、量は少ないですが飲めそうな水が流れています。 |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
感想
今回の山行の目的は、穂高・滝谷と槍沢・天狗池の紅葉の撮影。初日に稜線上に泊まりたかったので、最短で南岳小屋に到着できるルートを選択。しかしこれは標高差2100-2200Mもあるルートなので、重い荷物を背負ってでは、あまりにも過酷でした。
今回特にきつかった理由を以下のように分析しました。
1.体重の5割近くが、自分にとって荷物の限界点。
食料は4日分と撮影の機材はいつもと変わらないとして
・この時期、天候によっては雪も降るので念のために真冬の装備を準備
・天水はおいしくないので、下から水を担ぎ上げた(4L近く)
のため今回特に重くなりました。
荷物は普段より4-5kgほど重いだけなのですが、荷物が体重の5割近くになると急にパフォーマンスが落ちるのかもしれません。途中「だめかも」と思ったときもありました。
2.気の抜けない急坂が続く。
南岳新道は歩きづらく、斜面が急です。この斜面でも荷物が軽ければそんなに大変ではなかったかもしれません。重いと、ちょっとしたことでバランスを崩してしまい、特に後ろに倒れそうになります。これは急斜面ではとても恐いことです。たいした斜面でないのに転落なんてこともありうると思いました。
3.標高差があり、空気が薄い。
標高差2000M以上は今まで歩いた1日の標高差で一番です。しかも終点は標高約3、000M。
海抜0Mからの2000Mとは違います。3,000M近くでは空気が薄いので、荷物が重いときは特に実感します。
槍平小屋までは、山と高原地図の標準タイムよりはやく歩いていましたが、南岳新道からが違いました。標準は4時間ですが、実際には5時間かかってしまいました(撮影していたこともありますが)。最後のほうは、ちょっと歩いてはぜーぜーしてました。普段、登りは早めに登れる方なので、これは大きな誤算でした。
重い荷物は、転落などの危険が急に増し、遭難につながる可能性が増えることを十分に認識するようになりました。
暗くなる前になんとかたどりついてよかったです。
さて、天気は上々。滝谷側の紅葉も進んでおり、きれいな黄色い斜面でした。
南岳新道では、降りてくる人たち2−3組に出会った以外は誰とも会いませんでした。
遠く白山までよく見え、日の入り近くなると雲海が上まで上がってきて、とてもきれいでした。残念ながらアーベントロート?にはならずでしたが夕刻まで写真を撮り続けました。
南岳小屋での天気予報は、ありがたいことにヤマテンの有料予報が表示されています。。なので細かく山域ごとに予報がでます。残念ながら本日台風が発生したようで、明日は曇り、あさっても霧雨とのこと・・・。さて明日以降どうしようかと考えながら、はやくも眠りに落ちました。
テント泊の夜はまったく寒いことなく、ちょっと拍子抜け。風もほとんどなく雲の影響もあり最低気温も5度以上あったのではないかと思います。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する