大盛況の南アルプス、赤石岳〜荒川三山縦走
- GPS
- 18:15
- 距離
- 29.7km
- 登り
- 3,264m
- 下り
- 3,240m
コースタイム
10:20夏季臨時駐車場(東海フォレストバス)-11:07椹島ロッジ入口(赤石岳登山口)11:15-13:54歩荷返し-14:11歩荷返し終了-14:29赤石小屋
2日目
5:50赤石小屋-6:34富士見平-8:05赤石岳分岐-8:17赤石岳山頂8:35-8:45赤石岳分岐-8:59小赤石岳-9:52大聖寺平-10:22荒川小屋11:11-12:26荒川前岳-12:46荒川中岳-13:58荒川東岳(悪沢岳)-14:44丸山-15:19千枚岳-15:53千枚小屋
3日目
6:00千枚小屋-6:26駒鳥池-7:03見晴台-7:39清水台-9:21鉄塔下-10:00吊橋-10:10千枚岳登山口-10:25椹島ロッジ11:00-12:00夏季臨時駐車場
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車場前より、東海フォレストの無料バスが出ます。 駐車場には仮設トイレがあります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは夏季臨時駐車場前、各登山口にあります。 登山道上は危険なところは特にありません。 とは言え、山頂直下などは浮石が多いので注意が必要です。 |
写真
感想
三連休・・・どこに行こうか迷ったあげく、2度目の南アルプスへ。
今回は赤石山脈の主峰の赤石岳と荒川三山(悪沢岳)。
小屋2泊でゆっくりと歩く計画でした。
県道の通行止を知らずに1時間近くもムダに走り、逆戻り・迂回をして畑薙ダム夏季臨時駐車場に着いたのは午前1時半過ぎ。
予想に反して既に30〜50台のクルマが停まっていました。
急いでビールを飲み翌日のお天気祭りをして2時半ころに就寝。
翌朝6時頃に周りが騒々しいことで目が覚め、外を見るとかなりのクルマの台数。
でもバスは8時だしと余裕で準備をしていました。
すると7時過ぎに東海フォレストのバスが来て出発。
「えっ!8時じゃねーんかい?」と独り突っ込みをしてみたり・・・。
でも寝起きの自分には急いで準備することなど出来ず。
その間に28人が乗れるマイクロバスが次々に出発。合計3台。
それでも何とか準備を終え7時半ころにバス待ちの行列に並びます。
なんとこの日は、東海フォレストの予想を遥かに超える人数が入山しようとしていたことから、慌ててバスを予定時刻に関係なく出発させピストン輸送にしたとのこと。
そんな事情を全く想定していなかった自分達は、9時半頃の2順目のバスにも乗れず。
8時のバスで椹島まで行き、ゆっくりと千枚小屋を目指す予定だったのですが・・・
次の11時半のバスで行くと椹島到着が12時半。
それから登って到着出来るのか・・・明るいうちに到着出来る気がしません。
その時同じくバス待ちをしていた人の「行き先は赤石小屋にするしか無いなあ〜」との会話が耳に入りました。
自分も同じ方針に決定。
2順目のバスに乗れなかった数人が諦めて帰る中で、諦めずに列に残ります。
すると、10時過ぎにマイクロバス3台の他に運用していた、ワンボックスの8人乗りデリカが到着。
運転手を除き乗れる人数は7人。
自分はギリギリ乗れない予定でしたが、列の前に並んでいた人達が5人パーティー。
一緒に全員が乗れないようなので、デリカを諦めて次のバスにするとのこと。
なんと、予定より1時間以上も早い10時20分に出発。
しかもマイクロバスよりも小さく速く、椹島ロッジ入口付近の赤石岳登山口に着いたのは11時10分頃。
登山口で下ろしてもらい、付近の写真を数枚撮ってすぐに登山開始。
林道からの急な階段を登ってスタート。
序盤からかなりの急登の連続。
しかも視界の殆ど無い林間を黙々と進みます。
暫く登ると、林の隙間から富士山が・・・
俄然やる気を出して、再び黙々と登り続けます。
すると小屋まで30分のかわいい看板が現れました。
ほっとしながら小屋まで急ぎます。
結局小屋に着いたのは14時半頃。
無事に到着後のビールを楽しむ時間を確保!
宿泊手続きの後に赤石岳を望む外のテーブルの一つを陣取り、ビールを飲みながらまったりと山の時間を楽しみます。
そしてこの辺りの紅葉も結構見ごろ。
そんな楽しい時間もあっという間に過ぎ、夕食タイム!
肉や生野菜など、豪華なメニュー!
かなり満足なものでした。
その後、さらにビールを飲みながら、他の登山者と話をしたり楽しい時間を過ごして午後8時に消灯。
宿泊者数は小屋の定員の半分ちょっとだったお陰で、余裕のあるスペースを確保出来て完璧に熟睡!
夜中に一度トイレに起きた後にも熟睡し、翌朝は4時過ぎに起床。
周りの動き出す時間に合わせて準備を始め5時に朝食。
朝食後の準備が終わり、日の出後の5時50分頃に出発。
ここからはドンドン視界が開け、それに伴い脚が軽くなります。
小屋から30分ほどで富士見平に到着。
日の出後の富士山が見事でした。
そして目指す赤石岳がドンドン近づきます。
稜線上に出てからも、風は思ったよりも強くなく何とか普通に歩けそうです。
分岐地点にザックをデポし、軽くなった身体でさらにペースアップして8時半過ぎに赤石岳山頂に到着。
富士山、南アルプス北部、そして夏に歩いた前穂〜槍の北アルプスが良く見えました。
絶景の中でいつまでもここに居たい気持ちを抑え分岐点まで下ります。
目の前にはこれから行く荒川三山が雄大に広がります。
あっという間に分岐点に到着し、ザックを背負い直し先を急ぎます。
これから行く縦走路を含む荒川三山の景色が常に眼前に広がり、一定のペースを維持して進むことが出来ます。
そして10時過ぎに周辺の紅葉がキレイな荒川小屋に到着。
早めですが名物のカレーに惹かれ昼食にします。
イロイロなスパイスが入っているようで美味しいカレーでした。
小屋もきれいで泊まってみたいとも思いました。
長めの休憩の後に再出発。
そして荒川三山へのチャレンジ開始。
まずは1時間ちょっとで、ちょっと寄り道気味に前岳に到着。
ここを忘れて通り過ぎると、荒川三山を制覇出来ませんね・・・(笑)
その後すぐに中岳に到着。
そこからコルを通過し、今回の最高地点である東岳を目指して登ります。
だいぶ疲れて来ましたが、東岳の山のボリュームに圧倒されながら脚は動きます。
ふと振り向くと赤石岳、小赤石岳から緩やかに湾曲した素晴らしい稜線が観られます。
そして午後2時頃にようやく東岳に到着。
素晴らしい景色と達成感でかなりの感動でした。
ここでもいつまでもこの場に居たいという気持ちを抑え、本日のビールに向かって先を急ぎます。
丸山、千枚岳と素晴らしい稜線を歩ききり、去年立替たばかりのキレイな千枚小屋に到着。
辛うじて夕食前のビールタイムは確保し、富士山を眺めながらの贅沢なビール。
そして程なくして夕食。
この日の夕食も肉と生野菜があり、本当に満足の行くものでした。
東海フォレストの小屋の食事は総合的にかなりレベルの高いものだと思いました。
夕食後には荷物を減らす為に、頑張ってつまみ、酒を消費します(笑)
この日も宿泊客は定員に対して半分程度で、余裕の寝床を確保。
行程が逆周りになったお陰で、小屋の混み具合は程々となり、2日間とも実に快適に寝られました。
最終日、早く出発される方の準備の音で目が覚めてトイレに。
夜明け前の空に富士山が浮かび上がってくるところでした。
夜と昼の狭間の色合いが実に美しい。
そして5時に朝食。
朝食にはバナナまで付いていました。
迷わず行動食の為に持ち帰り。
そして準備をして、外に出ます。
まもなく富士山の左側から日の出。
来年の素晴らしい年賀状写真が撮れることを目指して沢山シャッターを切ります。
日の出後も景色にみとれてナカナカ出発出来ず、結局6時過ぎに出発。
樹林帯を黙々と進みます。
途中、何度か林道と交差しガッカリしたりもします。
そして見晴台で、歩いてきた山々に分れを告げます。
その後、清水平の水で喉を潤しながら休憩を取り、その後もズンズン下ります。
鉄塔下付近の登り返しにちょっと辛くなりながらも、10時過ぎに滝見橋に到着。
さらに林道を進み10時半前に素晴らしくキレイなテン場のある椹島ロッジに到着。
4台に増車されピストン輸送のバスを30分ほど待って椹島を後にしました。
今回は本当に天候に恵まれました。
南アルプス好きになりそう・・・
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