雲取山 西武秩父駅から歩いて縦走 見事な雲海に、ハセツネロスの気持ちも解消

2021年10月10日(日) [日帰り]

• GPS: 15:52
• 距離: 47.2km
• 登り: 2,946m
• 下り: 2,637m

コースタイム

日帰り

• 山行: 13:52
• 休憩: 1:57
• 合計: 15:49

0:10 西武秩父駅
0:49 0:50 椿森諏訪神社
1:34 1:34 武州中川駅
1:53 1:55 武州日野駅
2:33 2:33 白久駅
2:52 3:06 三峰口駅
3:24 3:24 猪鼻熊野神社
3:36 3:37 強石バス停
3:44 3:44 強石〜大輪ハイキングコース入口
4:02 4:07 太陽寺入口バス停
4:29 4:31 大達原バス停
4:42 4:42 竈三柱神社
4:47 4:47 大輪バス停
5:06 5:06 大輪駅跡地
5:34 5:44 清浄の滝
5:51 5:55 薬師堂跡
6:53 6:55 三峯神社
7:07 7:08 山麓亭
7:28 7:29 妙法ヶ岳分岐
8:29 8:33 地蔵峠
8:35 8:43 霧藻ヶ峰
8:49 8:59 霧藻ヶ峰休憩舎
9:11 9:11 お清平
9:42 9:49 前白岩山の肩
10:03 10:04 前白岩山
10:20 10:23 白岩小屋
10:40 10:40 白岩山
11:25 11:30 大ダワ
11:53 12:00 雲取山荘
12:26 12:31 雲取山
12:33 12:49 雲取山避難小屋
13:02 13:03 小雲取山
13:18 13:19 ヨモギノ頭
13:49 13:49 ブナ坂
13:57 13:58 上段と下段の分岐
14:10 14:14 七ッ石小屋下分岐
14:42 14:42 堂所
14:55 14:55 茶煮場
15:38 15:38 小袖緑道あがり
15:43 15:44 丹波山村村営駐車場
15:59 鴨沢バス停

天候

曇り一時小雨　晴れてた時間もあった

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

西武秩父駅（終電）〜鴨沢バス停
　西武線は、ガラガラ。
　西東京バスは、増便していたそうでゆったり座れた。

コース状況／危険箇所等

三峯神社表参道は、一部柵の支柱が全部露出するほど崩落している所もあった。
三峰から雲取山頂は、滑落注意の立て札が多数。
雲取から鴨沢は、このコースでは一番安全。

その他周辺情報

バスも電車も、ほぼ待ちなし乗車だったので、寄り道なし。
青梅線のホリデー快速は、快適。
（奥多摩からも御岳からも、ほぼ座れていた。）

写真

10/10 0:05

西武線終電車にて、西武秩父駅到着。5分ほど延着です。

10/10 0:09

人のいない、駅前スタートです。

10/10 1:58

2時間ほどで、武州日野駅。公衆トイレをお借りします。

10/10 2:57

秩父鉄道終点、三峰口駅に到着。雨でした。

10/10 4:11

大陽寺入口バス停。まだ暗いので大血川沿いの車道を進むか考えましたが、三峯神社に参拝するため大輪に向かいます。

10/10 4:32

大達原バス停前のトイレ。

10/10 4:47

大輪バス停付近は、明るいです。

10/10 4:48

トイレもあります。

10/10 4:52

鳥居をくぐると、表参道です。

10/10 4:53

登竜橋で、荒川を渡ります。

10/10 4:57

まだ暗い山道に入ります。ただし、ロープウェイ駅跡までは、歩きやすい。

10/10 5:03

是より本社五十二丁。

10/10 5:08

真っ暗ですが、この上がロープウェイ駅跡。

10/10 5:09

ヘッドランプで進みます。

10/10 5:29

右側の柵。支柱の根元まで崩落しているところもあり、注意が必要。

10/10 5:37

まだ暗い清浄の滝。

10/10 5:38

3つ置かれた祠に参拝しているうちに・・・

10/10 5:43

明るくなってきました。

10/10 5:58

東屋のある、薬師堂跡。

10/10 6:02

木で見にくいのだけど・・・

10/10 6:03

ほら、向こう側は、雲海。

10/10 6:19

なかなかいい写真にならないなあ。

10/10 6:36

神社が近づいてきた。

10/10 6:41

このあたりの白い花。ヨメナで合っているかな。

10/10 6:45

あともう少しと思っていたら、

10/10 6:45

ありゃ、上はガスガス！

10/10 6:51

到着した『奥宮遥拝殿』からの眺望。雲の中では、雲海は見えない。

10/10 6:52

雲取山と逆方向になりますが、参拝に向かいます。

10/10 6:53

立派な「随身門」をくぐり、

10/10 6:56

拝殿です。

10/10 7:02

日本武尊の像も、ガスの中では・・・

10/10 7:09

これまた立派な鳥居をくぐると、

10/10 7:10

まだ開店前の、おみやげ屋さん。

10/10 7:10

ハセツネのつもりで水3Lちょっとを担いできたけど、ここで買えば楽だ。

10/10 7:11

見事な色の、マムシグサの実。

10/10 7:19

気を引き締め直して、雲取山へ。

10/10 7:20

軽い気持ちで登らせないための注意。

10/10 7:21

登山届は、こちらへ。

10/10 7:21

たくさんの注意。

10/10 7:28

登山道より高いところで、動物の動く音。「熊か！」と思ったら・・・

10/10 7:36

標高が100m上がるごとに、これがあります。

10/10 7:49

二股檜。看板だけしか見なかった。

10/10 7:51

お、日が差してきた！

10/10 8:02

炭窯跡。

10/10 8:02

竈門炭治郎の家は、ここか？

10/10 8:24

おー！見事な雲海！

10/10 8:34

地蔵峠の看板と、

10/10 8:34

お地蔵様。

10/10 8:40

霧藻ケ峰三角点からの雲海。

10/10 8:41

両神山の右に、浅間かな。

10/10 8:43

ただし、景色に見とれて向こうの崖に落ちないように！

10/10 8:44

人のまねして三角点タッチ。

10/10 8:51

霧藻ヶ峰休憩小屋のトイレ。登山道もトイレも管理してくださっている方々に感謝。

10/10 8:52

そのトイレの上には、ナナカマドの赤い実。

10/10 8:53

大きな石灰岩に・・・

10/10 8:53

レリーフおじさんは、秩父宮殿下。40年前はお一人だったのに、奥様まで。

10/10 8:56

霧藻ヶ峰の看板。

10/10 8:56

ところどころまだ濡れてて、やや見にくい。

10/10 8:57

何度見ても、ギザギザだけの両神山。

10/10 9:02

休憩小屋は、無人販売状態。

10/10 9:03

500円で、バッチをいただきました。

10/10 9:13

お清平で、大陽寺からの道に合流。もし、その道を選んでいたら、ここまでの雲海は見られなかったんだと、ちょっと良かった気分。

10/10 9:51

前白岩の肩という看板を発見。つまりこの先、『前白岩』と『白岩山』と、2つのピークを上り下りすることを悟った。

10/10 10:06

ほうら出てきた、前白岩山。

10/10 10:23

白岩小屋が見えてきました。

10/10 10:23

ただし、けっこうな荒廃。

10/10 10:24

小屋前の展望。少しずつ雲海が晴れて、好天の中歩ける物と楽観視していました。7

10/10 10:44

白岩山で、また。

10/10 10:52

芋ノ木ドッケ。「芋ノ木」は「コシアブラ」のことで、「ドッケ」は、「突起」のことらしい。

10/10 11:27

この「雲取山〇km」が減っていくのが、元気のもと。あと少し。

10/10 11:28

大ダワ。いろいろな山で聞く地名。

10/10 11:28

男坂と女坂の、分岐地点。地図に「歩きやすい」と書いてあったので、女坂を進みました。

10/10 11:38

なのにこのあたりで、両足に激痛。左右内股の筋肉が、つってしまった。ハセツネリタイヤと同じ状況。（この話は、感想欄へ）

10/10 11:45

男坂の方に、40年前に泊まった雲取ヒュッテを発見。

10/10 11:47

ちょっと下るけど、現状を見るために・・・

10/10 11:48

男坂を少し下ります。

10/10 11:49

入り口。

10/10 11:49

でも、けっこうな崩壊ぶり。

10/10 11:50

あのあたりにベンチがあって、寝る前少し外で休んだ記憶がある。

10/10 11:50

ただ、これを放置してよい物か？

10/10 11:55

登り直して、雲取山荘が見えてきました。

10/10 11:57

トイレをお借りします。厳重に、土足厳禁。

10/10 11:59

そして4年前に見つけた、転用看板。

10/10 11:59

現役でした。

10/10 11:59

トイレ全景。

10/10 11:59

小屋全景。

10/10 12:00

4年前は凍結していた、水場。気分は10才以上若くなりました。

10/10 12:04

そうそう、ここにもレリーフおじさん

10/10 12:13

道をふさぐ倒木。

10/10 12:20

あと、ちょっと。

10/10 12:29

やった！登頂！ただし、雨。

10/10 12:30

三角点も、写すだけ。

10/10 12:34

3都県の境にあるので、これが埼玉県の実質山頂標。

10/10 12:42

雨のため、避難小屋入り口の軒下で、おにぎり写真。

10/10 12:52

山梨県山頂標は、写すだけ。

10/10 13:04

悲しい雨のため、黙々と下ります。でも、前回スルーした小雲取山へ。笹で足が濡れました。

10/10 13:06

そのすぐ下。日原方面への分岐。

10/10 13:25

2年前に廃業した、奥多摩小屋跡地。

10/10 13:25

ヒュッテと違って、こちらはきれいに撤去。

10/10 13:25

水場は残るものの、テントは禁止と書いてあった。

10/10 13:28

ヘリポートをすぎると。

10/10 13:44

ダンシング！幹が二つに分かれて、ペアダンスになっている。

10/10 14:15

一気に下り、七ツ石山を巻いて小屋からの道と合流する地点。

10/10 14:40

この看板。前回しっかり読んだから、今回はいいか。

10/10 15:02

間伐された木が放置され、苔むしている。

10/10 15:41

あれ、2017年モニュメントは撤去されたのか。

10/10 15:41

気をつけましょう、。

10/10 15:41

こういう情報も、大事です。

10/10 15:44

トイレまで来ました。

10/10 15:47

ちょっと紫がかったのもあるけど、これもヨメナなのかな？

10/10 15:47

バス停への近道は、トイレの裏。

10/10 16:04

4時1分鴨沢西を出るバスに乗ろうと、最後は小走りでバス停へ。バスは増便していたようで、数分待ちで乗れました。

撮影機器：

PowerShot SX710 HS CANON

感想

takasanpo

40年前に初めて登った、雲取山。秩父から奥多摩への縦走。
そのときは、三峰ロープウェイで上がり、雲取ヒュッテに泊まる1泊2日でした。
それを一気に1日で歩けないかと考えたのが、去年の春。
しかしロープウェイも廃止され、バスも減便している秩父側の交通が不便です。

そこで考えたのが、このコース。バスが不便なら、歩いてしまえという発想。
秩父に終電で行けば、大輪に5時頃になるので、夜が明けるという読みです。
ただ、新型コロナでずっと棚上げでした。

一方、ハセツネの準備を着々と進めていたのに、中止を知ったのは十月になってから。私の所に、中止メールは届きませんでした。
3度目のハセツネロスの気持ちをおさめるため、準備した装備でこの計画を実現させることにしました。

終電で西武秩父駅に到着し、真っ暗な国道140号を歩くこと、約5時間。予定通りに、大輪到着。雨が降ったりやんだりの嫌な天気でしたが、夜明け前には雲が切れ、オリオン座が見られました。

三峯神社への表参道は、ロープウェイ駅跡をすぎると意外と狭く、足元への注意が必要です。清浄の滝あたりですっかり明るくなり、楽な気持ちで歩けるようになりました。
残念ながらガスの中だった三峯神社にお参りをした後、雲取山に向かいます。
今回の絶景は、霧藻ヶ峰から白岩山の間あたりで見られた雲海。このまま気持ちよく、石尾根を奥多摩駅まで歩くつもりでした。

が、突然、女坂を登り始めた途端に両足がつってしまい激痛。3年前のハセツネと同じ状態です。そのときは、レースをリタイヤし、痛む足をだましだまし下山しました。その反省から、今回は「芍薬甘草湯」持参です。どれほど効く物かと、すぐ1回の規定量飲むと、飲んだ薬がまだのどを通過中じゃないかと思うくらいあっという間に、痛みは引き、つった状態も元に戻りました。
・・・この「魔法の薬」があれば、3年前もゴールできたのか・・・

この日の天気予報は、「朝方まで雨が残るものの、日中は晴れ」でした。その通りに晴れたので、安心して山頂に向かっていたのに、雲取りヒュッテの跡あたりからガスの中に戻り、雲取山荘から先はしっかりと雨になってしまいました。
そのため、石尾根歩きはあきらめ、鴨沢までの最短下山ルートをとりました。

秩父側に比べて奥多摩側の交通は本数も多く、増便されたバスとホリデー快速とで予定よりも早く帰宅できました。

久々に、距離も時間も長い山歩きで、楽しい思いができました。
気持ちを切り替えて、来年のハセツネに臨みたいと思います。
長文をお読みいただき、ありがとうございました。