蓬新道・朝日岳・宝川温泉
- GPS
- 31:14
- 距離
- 22.8km
- 登り
- 1,809m
- 下り
- 1,903m
コースタイム
- 山行
- 4:29
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 4:54
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
宝川温泉-ふれあい交流館 タクシー¥6720 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・登山口から蓬峠 手入れされた気持ち佳い峠道 ・蓬峠から清水峠まで刈り払いされておらず。下道が見えない箇所がある。 朝露で下半身はずぶ濡れに、新品の防水のきいた靴が上からの浸水でぐちゃぐちゃ。 ・朝日岳前の分岐から小尾根に乗るまでが不明瞭。雨裂を道と勘違いした。 ・ナルミズ川の徒渉は膝下。 ・徒渉後は細かいアップダウンあり歩き辛い。 |
その他周辺情報 | ふれあい交流館 |
写真
感想
2日間に好天が期待できたので夜勤明けで越後湯沢へ直行、タクシーで登山口へ。初日はアプローチ程度の行程だがさすがにヘロヘロ。二日目も笹藪と宝川のルートの細かいアップダウンで体力を削られた。しかしそれを差し引いても稜線の眺望と花は申し分なく素晴らしかった。
一日目
10:21 林道終点にはミニバンが駐車していた。ショートゲイターと日除け着用、トレッキングポール2本出して河川崩落迂回の注意書きのある緑濃い登山道へ。
10:39 蓬新道入口道標の所には水場があった。鬱蒼としているがコースは明瞭。
沢が近づき何度か小沢の渡渉を繰り返す。対岸に武能岳西尾根が見える。910mAL902(-8)で河原に出る。正面は蓬峠方向。少し進んだ後、崩壊地を高巻き一旦河原に復帰してから、
11:29 アルミ梯子で二度目の高巻きを終えると渡渉を繰り返し、
サワグルミ シモツケソウ
11:40 東俣沢出合 940m 尾根筋を行くようになる。
トリアシショウマ、ノギラン、アカモノの実
1050mで気持ち佳い道になる 武能岳側に山抜けを見る。
12:29 中の休場 1130mちょっとした平坦地 足拍子岳の稜線が見えた。
1210mから蓬沢側をトラバースするようになる。沢筋を何度か横切る。天気が回復して行く。セメントで固められた小尾根を越える。1300m標高線辺りをトラバースして行くが沢筋には水流があり残置カップのある沢もある。このルートは水に困らない。
道は1520m圏からの尾根で高度を稼ぎながら本流に向けトラバースして行く。25.4℃
対岸の登山道が見えるようになると源頭部が近い。
苗場山 平標 日白山 タカマタギ コマノカミノ頭 足拍子岳
オニアザミ ミヤマクルマバナ シシウド カラマツソウ コバイケイソウ
14:23 蓬沢源頭部 水場だと思い宿泊と翌日用の水を汲む。浄水して飲んだがうまかった。対岸に渡り笹の中に気持ち好い道が続く。
ヨウラクツツジ
14:41 少し進むと最終水場があった。先ほどの水を廃棄して汲み直す。4.5L
シシゴヤノ頭が見えてくると蓬峠は近い。
ハクサンフウロ ヨツバヒヨドリ ニッコウキスゲ蕾
15:07 蓬ヒュッテ着 1529mAL1507(-22) CAL1529
ビール購入して飲みながら設営。 巻機山 七ツ小屋山 朝日岳 笠ヶ岳 白毛門を望む。ニッコウキスゲがそこそこ咲いている。 設営完了後、ベンチでウイスキーをやりながら炊飯。暮れ行く山並みを眺めながらぼーっとする。ツェルトに入りいつの間にか眠りに落ちた。
ミヤマクルマバナ シシウド アザミ
二日目
3:00 起床 結露はほどほど 18.1℃ 朝食後、撤収しながらマジックアワーを楽しむ。白毛門の右から夜が明ける。雲海に浮かぶ朝日岳。モルゲンロートに染まる袈裟丸連峰 赤城山
オキノ耳 一ノ倉岳 武能岳 コマノカミノ頭 足拍子岳 苗場山 日白山 タカマタギ 仙ノ倉 平標 清水峠を滝雲が乗越す。
5:05 下草が朝露で濡れているのでショートゲイターと日除けを着用して出発。日が登るにつれ斜光に照らされる山々が美しい。1550m圏峰手前で登山道に草が被るようになる。シシゴヤノ頭への気持ち好さそうな尾根を見てすぐに1544m道標分岐。
オオバギボウシ コバイケイソウ実 アザミ ウツボグサ バイケイソウ ニッコウキスゲ オオバギボウシ蕾 ミヤマクルマバナ シシウド シモツケソウ ヨツバヒヨドリ アキノキリンソウ
仙ノ倉 平標 佐武流山 岩菅山 裏岩菅山 烏帽子岳 赤倉山 シシゴヤノ頭 飯士山 七ツ小屋山 大源太山 巻機山 袈裟丸連峰 尼ヶ禿山 赤城山
5:39 1544m道標 1550m圏峰AL1537(-13) ニッコウキスゲが群生し、また登山道に草が被る。茂倉岳が見えるようになる。濡れた笹が深く覆う。1600m圏峰を越える頃には古いティフォンパンツからの漏水で新品の靴が水浸しになる。コマノカミノ頭の上に妙高、火打を遠望する。七ツ小屋山への登りでは万太郎山が見えてきた。
ニッコウキスゲ コオニユリ ミヤマキオン シシウド イブキトラノオ トリアシショウマ カラマツソウ
シシゴヤノ頭から足拍子岳 七ツ小屋山 大源太山 金城山 割引岳 湯沢の町 妙高 火打 白毛門 鉄砲尾根 湯檜曽川 尼ヶ禿山 赤城山 オキノ耳 一ノ倉岳 武能岳
6:42 七ツ小屋山道標 △1647.7AL1672(+24) ニッコウキスゲ咲く西尾根に踏み跡あり、辿ってみると南尾根の登山道に接続する。旧道だろうか。
ハクサンフウロ
6:58 大源太山分岐1670m また登山道を笹が覆う。降る先の鞍部に雪田がある。切れ落ちた大源太山東面を見る。
上越国境 割引岳 巻機山 柄沢山 檜倉山 大烏帽子山 奥に利根川源流の山々 小沢岳辺り 景鶴山辺り 至仏山
シロバナニガナ ニガナ ミヤマクルマバナ コバイケイソウ
7:35 冬路ノ頭1580m圏峰AL1595(+15) 25.1℃ から清水峠へ気持ち好い笹原の中の道を降る。
オキノ耳 一ノ倉岳 茂倉岳 武能岳
オオバギボウシ
7:56 清水峠 1440mAL1451(+11) 送電線管理所は立入禁止。白崩避難小屋の中は十分綺麗だ。鉄鳥居と山の神がある。
小休憩の後、鉄塔の立つ1504m峰へ 旧国道分岐を過ぎ登り切って鉄塔を見上げる。電線は朝日岳西尾根を経て鉄砲尾根に向かって行く。振り返ると冬路ノ頭の山腹を旧国道と十五里尾根の登山道が横切っている。1460m鞍部に池塘があった。振り返ると芝倉沢に雪が残る。鞍部からの登りでまた笹被る。
登り切った1570m圏峰で傾斜は緩み、ジャンクションピークと朝日岳を望む。D31.5℃ 1650mから傾斜が増す。
1710mAL1713(+3)で越後駒ヶ岳が見えてきた。ここからがハイライトで登るにつれ隠れていた利根川源流、尾瀬、日光の山々が見えだす。歩みはますます遅くなる。1830mで藪っぽくなる。次第に檜倉山、大烏帽子山を見下ろすようになり。布引尾根が見えだした。
一ノ倉岳から冬路ノ頭、仙ノ倉 平標、二居俣ノ頭 日白山 苗場山 佐武流山 岩菅山 焼額山 妙高火打 米山 割引岳 柄沢山 檜倉山 大烏帽子山、越後駒ケ岳 中ノ岳 小沢岳 本谷山 平ヶ岳 景鶴山 ススヶ峰 燧ケ岳 至仏山 笠ヶ岳 日光白根山
リンドウ ママコナ? シラネセンキュウ ゴゼンタチバナ シャクナゲ
10:41 ジャンクションピーク分岐道標1930mAL1911(-19) コブを越えて朝日岳へ。トンボがたくさん飛んでいる。
次のコブを巻くと多数の池塘が見られる。降った鞍部は伸びやかな平原1910m木道が設置されている。宝川温泉分岐の道標は真新しい。
武尊山 赤城山
リンドウ コバイケイソウ トキソウ? ウスユキソウ
11:08 朝日岳△1945.2 三角点と石仏あり。D25.2℃ ランチ後11:26出発
三峰山 子持山 小野子山 榛名山 大烏帽子 小烏帽子
11:30 分岐から宝川温泉へ 宝川温泉へ280分表示、16:10に着けるか?確りとしている木道を降る。1900mに流水があったが地図の水場かどうか不明。
アズマギク
木道はすぐに終わり、道は右に見える尾根に向かって行く。1860mで尾根に乗ると道に石が敷き詰められており明瞭だったが、南側を巻くようになると道を失い誤って雨裂を降った。途中で登山道の尾根の一本手前の尾根を降っていることに気付く。登り返して巻道の続きを発見すると徐々にはっきりしてきた。1700m枝尾根の下降からは道は明瞭になる。1640mで行先に大石沢出合見る。1470mでブナの切りつけを見る。1460mAL1478(+18)で傾斜が緩み、
13:26 大石沢 1290m 渡渉後、水平道は山水が多い、細かいアップダウンを繰り返し何度も小沢を渡る。1230mで宝川の水線に近づき、沢に降りられる場所もあった。
14:27 広河原 1180mAL1215(+35) ウツボギ沢を渡渉した先には広河原の道標が倒れていた。1180mでブナ林となり
14:45 渡渉点 1150m 対岸の登山道が目視できる。既に濡れているので靴のまま膝まで没して渡渉を終えると朝日岳渡渉点の道標があった。ここから水平道と思いきやアップダウンが多い。ロープも出てきて体力を削られた。
16:02 登山口 1000m 既にバスは間に合わない。水上のタクシーは17:00に沼田に戻ってしまうので、それまでに配車を依頼する必要があるが、当然携帯の電波は届かない。焦って操作する内GPSのログが切れてしまった。林道は崩落箇所あり、人がやっと通れるのみ。
16:45 ゲート
17:48 宝川温泉 その後何とか電話が繋がり無事配車依頼でき、身支度の間に到着したタクシーでふれあい交流館へ。温泉で終了。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する