塔ノ岳〜鍋割山(富士山を眺めに丹沢表尾根から)


- GPS
- 08:06
- 距離
- 17.9km
- 登り
- 1,183m
- 下り
- 1,651m
コースタイム
8:35 表尾根登山口
9:32 二ノ塔
9:49 三ノ塔
10:23 鳥尾山
10:48 行者ヶ岳
11:28 新大日
12:01 塔ノ岳-12:42
13:37 鍋割山-14:05
15:22 二俣
16:26 大倉
天候 | 快晴、午後はやや曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所:三ノ塔後と行者ヶ岳前後に鎖場あり。行者ヶ岳後の鎖場は鎖の長さの割に支点が少ないため左右に振れやすく体重を預けるのは危険です。混雑時は1人が下降し終わる前に次の登山者が鎖を掴んで進もうとする状態になるので、岩を三点保持で下りるほうが安心。 塔ノ岳〜鍋割山間の尾根、一部やせた部分あり。 |
写真
感想
久しぶりに丹沢に。
どうせ登るなら初めて行くルートを、とヤビツ峠からの表尾根を登ることにしました。
このルートは景観もいいって聞きますし、天気予報で晴れを確認して出発。
秦野駅からヤビツ峠まではバスで40〜50分。バス待ちの列はロータリーの端まで届く勢いで登山者の多さにびっくりです。警察官が登山者カードの提出を促してました。
幸い、1台目のバスに乗れたので、後の臨時便が出たかどうかは不明です。
バスのあとに登山者を乗せたタクシーが2,3台付いてきました。リッチな人はいるものですね・・・。
ヤビツ峠からしばらくは林道歩き。アップダウンもないので良い準備運動です。
登山口からいよいよ山道、特に急でもなく木の階段がついてますが、ちょっと個々の段差が大きいのでしんどいような。
二ノ塔にはたくさんの登山者が休憩していました。木々の間からくっきりと見える富士山に満足して先へ。二ノ塔からの下り斜面は前日の雨でぬかるんでおり、階段の丸太が滑りやすくてストックを持っていない方は難渋していました。
三ノ塔は周りをさえぎるものがほとんどないので、すばらしい展望です。富士山をバックに記念撮影している人も多数。この景色だけで今日来て良かった!と思えましたね。遠くに見える塔ノ岳山頂とそこまでの道のりを見据えて進みます。
三ノ塔からはちょくちょくと鎖場が出てきます。支点が少なく振り回されるので、あまり鎖を頼りにしないで岩を掴んだほうが良いでしょうね。1本の鎖に複数の登山者が干渉してかえって危ないところもありましたし。なお、私はストックをしまうのを横着して確保不十分で鎖に取り付き、案の定滑りかけた模様。猛省です。
新大日から塔ノ岳までは緩やかな尾根道、若干アップダウンはありますが大変ではない感じ。頂上へ向かって粛々と登り、塔ノ岳山頂へ。
残念なことに、さっきまで見えていた富士山は姿を隠しており、「一歩遅かったか」とがっかり。塔ノ岳山頂での富士山を未だに見てません。昼頃に雲が湧くのはいつものことなので朝から登る行程では難しいのかも・・・。やっぱり山頂で一泊しないとダメかな。
塔ノ岳から鍋割山への尾根は、人がぐっと少なくなります。(それでも夏の時期よりずっと多い感じですが)
途中でパラグライダーを目撃して思わず撮影。通りがかった男性によると二ノ塔あたりからよく飛んでいるのを見るとのことです。あれって、すぐに降下してしまうものと思っていましたが、気流に上手く乗っているのかなかなか下りてくる気配はなし。ふわりふわりと旋回して優雅でした。
鍋割山の山荘は登山者でごった返し中。名物の鍋焼うどんを目当てに人だかりができていました。山荘に足を踏み入れることも出来ないくらいです。繁盛はけっこうですが、確かココって原料はおろか水も全部、主人が歩荷で担ぎ上げてるはずですよね・・・。この状態を見る限り、1日100食や200食ではすまなそうな勢いですし、どんだけ体力あるんだ小屋主。
鍋割山からの下りはほぼ樹林帯。景観はあまりなく淡々と下ります。後沢乗越を過ぎ、林道に入ってからは高低差はほとんどない中をひたすらに歩く道のりに。二俣での木橋がトランポリンのように激しく振動する点以外は特筆すべきところはないでしょう。
なお、林道から大倉バス停へ向かう脇道は、暗くなったら分かりづらいかもしれません。気付かずにまっすぐ進んだとしたら歩いて駅まで向かうことになるのかな?
−−−−−
今回の丹沢山行は、表尾根〜鍋割山稜というかなりの遠回りルートでしたので日没直前に下山というギリギリのスケジュールになってしまいました。大倉尾根を下ったほうが時間的には余裕あるのでしょうが、この時期は混雑しているでしょうからマイペースで進みたいときには良いでしょう。
ヤビツ峠からの表尾根は、噂にたがわぬ最高の景色の中を進めるのでいいですね。アップダウンや鎖場など初心者向きでないところはありますが、行程にいろいろ変化があるので登っていて楽しいルートだと感じました。
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