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Yamareco

記録ID: 3726362
全員に公開
雪山ハイキング
剱・立山

初冬の立山、奥大日岳

2021年11月06日(土) 〜 2021年11月07日(日)
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
11:47
距離
15.7km
登り
1,278m
下り
1,268m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
3:30
休憩
1:10
合計
4:40
11:00
55
11:55
11:59
47
12:46
13:08
30
13:38
13:40
28
14:08
14:47
3
14:50
14:50
11
15:01
15:03
3
15:06
15:07
19
15:26
15:26
14
2日目
山行
5:48
休憩
0:43
合計
6:31
6:28
6:29
32
7:01
7:02
30
7:32
7:34
37
8:11
8:12
7
8:19
8:25
20
8:45
8:47
17
9:04
9:26
11
9:37
9:38
14
9:52
9:52
7
9:59
10:01
31
10:32
10:32
15
10:47
10:47
11
10:58
10:59
51
11:50
11:51
19
12:10
12:11
27
12:38
12:39
3
12:42
12:43
11
12:54
12:54
0
12:54
ゴール地点
天候 1日目 晴れのち曇り 2日目 終日快晴
過去天気図(気象庁) 2021年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
扇沢駅から電気バス→ケーブルカー→ロープウェイ→トロリーバスで室堂まで。
8時半の始発で出ても室堂着は10時前です。
コース状況/
危険箇所等
積雪も少ない(約25cm)ですから、室堂ターミナル1F入山安全相談窓口の人にビーコンの携行も必要ないと言われました。一応3点セット(ビーコン、エンピ、ゾンデ棒)は持っていましたが、テント設営の際にエンピを使っただけで、他は全く使いませんでした。

雄山までのルートは踏み跡明瞭で積雪も浅いので概ねチェーンスパイクで十分かと思いました(ぼくはアイゼン歩行練習をしたかったので終始12本でした)。滑り止め無携行の人も結構いましたがさすがにズルズル滑り危険です。
奥大日岳は基本夏道通しでOK。早朝は凍結しており、12本刃アイゼンがよく効きました。昼前はグサグサ。
その他周辺情報 山域でも雷鳥荘で日帰り700円で入れるし、下山後も大町温泉郷に行けばあちこちあります。
扇沢8時半始発の電気バスに乗って黒部ダムへ。立山連峰も冬支度。
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扇沢8時半始発の電気バスに乗って黒部ダムへ。立山連峰も冬支度。
ダムの向こうに見える読売新道も冬支度。
ダムの向こうに見える読売新道も冬支度。
丸山はまだまだだけど、その向こうの後立山は冬支度。
丸山はまだまだだけど、その向こうの後立山は冬支度。
黒部平から東一ノ越。三段紅葉。。。ではないかな。
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黒部平から東一ノ越。三段紅葉。。。ではないかな。
室堂は雪景色。ちょっと前よりは融けたようですが。
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室堂は雪景色。ちょっと前よりは融けたようですが。
浄土山。
一ノ越と立山三山。
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一ノ越と立山三山。
地獄谷の向こうに奥大日岳。このあたりは観光に来た人たちもいっぱい。
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地獄谷の向こうに奥大日岳。このあたりは観光に来た人たちもいっぱい。
一ノ越へ登る。室堂から見えるけれどそこそこ時間がかかる。
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一ノ越へ登る。室堂から見えるけれどそこそこ時間がかかる。
室堂から1時間。一ノ越から見るお山はまだまだ雪が少ない。
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室堂から1時間。一ノ越から見るお山はまだまだ雪が少ない。
北アルプス中部が一望。
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北アルプス中部が一望。
雄山神社。昨年夏に来たときは大行列でしたが、今回は流石に空いていました。
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雄山神社。昨年夏に来たときは大行列でしたが、今回は流石に空いていました。
後立山のほうがちと雪が少ないような。
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後立山のほうがちと雪が少ないような。
雄山山頂道標。
大汝方面。時間があれば行こうかなと思いましたが、室堂出発が11時だったからなあ。
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大汝方面。時間があれば行こうかなと思いましたが、室堂出発が11時だったからなあ。
後立山の爺、鹿島槍、五龍など。
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後立山の爺、鹿島槍、五龍など。
雲が厚くなってきましたが、劔がやっと見えた。
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雲が厚くなってきましたが、劔がやっと見えた。
室堂に帰ってきました。青空が雲の門に閉ざされようとする瞬間。
室堂に帰ってきました。青空が雲の門に閉ざされようとする瞬間。
と思ったらまた天気回復。デポした荷物を回収してから雷鳥沢のテン場へ向かいます。
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と思ったらまた天気回復。デポした荷物を回収してから雷鳥沢のテン場へ向かいます。
みくりが池からの鏡立山。
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みくりが池からの鏡立山。
雷鳥沢のテン場から立山。室堂より200m近く標高が低いので結構下ります。
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雷鳥沢のテン場から立山。室堂より200m近く標高が低いので結構下ります。
ファインの1人用テントに2人で泊まります。まあ狭めだけれど普通に過ごせます。
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ファインの1人用テントに2人で泊まります。まあ狭めだけれど普通に過ごせます。
暮れなずむ奥大日。
暮れなずむ奥大日。
2日目朝、明け始める立山三山。この日も快晴の気配。
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2日目朝、明け始める立山三山。この日も快晴の気配。
6時20分すぎに出発してから40分ほど、日が山肌に当たり始めました。
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6時20分すぎに出発してから40分ほど、日が山肌に当たり始めました。
新室堂乗越にあがり、奥大日方面へ。まだ日があたっていないので雪面は固め。12本アイゼンではオーバースペックかと思ったけれどもなかなかどうして。
新室堂乗越にあがり、奥大日方面へ。まだ日があたっていないので雪面は固め。12本アイゼンではオーバースペックかと思ったけれどもなかなかどうして。
7時20分頃、ようやく日が当たり始めた奥大日。
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7時20分頃、ようやく日が当たり始めた奥大日。
劔北方の赤谷山など。
劔北方の赤谷山など。
ダイヤモンド立山。。。というか富士ノ折立。
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ダイヤモンド立山。。。というか富士ノ折立。
奥大日、距離は近いのになかなか遠い。
奥大日、距離は近いのになかなか遠い。
劔に当たる太陽の光。
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劔に当たる太陽の光。
2510Pを南側の夏道から登る。もっと雪が増えたら直登かな。
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2510Pを南側の夏道から登る。もっと雪が増えたら直登かな。
その先のトラバースルートも夏道沿い。雪が増えたら確実に稜線通し。雪庇もすごそう。
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その先のトラバースルートも夏道沿い。雪が増えたら確実に稜線通し。雪庇もすごそう。
だいぶ近づいてきました。雪の筋が奥大日最高標高点(2611m)を巻く夏道で、その先が奥大日の三角点(2606m)があるところ。
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だいぶ近づいてきました。雪の筋が奥大日最高標高点(2611m)を巻く夏道で、その先が奥大日の三角点(2606m)があるところ。
奥大日がすぐそこに。夏道沿い。もう少し雪が増えたらこんなところは怖くて歩けない。
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奥大日がすぐそこに。夏道沿い。もう少し雪が増えたらこんなところは怖くて歩けない。
そして雷鳥沢のテン場から3時間で奥大日岳登頂。
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そして雷鳥沢のテン場から3時間で奥大日岳登頂。
別山乗越と並ぶ劔展望台です。劔バッチシ。
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別山乗越と並ぶ劔展望台です。劔バッチシ。
立山も室堂も白く輝く。
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立山も室堂も白く輝く。
槍、鷲羽、薬師、五色などなど、北アルプス中部が一望。
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槍、鷲羽、薬師、五色などなど、北アルプス中部が一望。
更に西側の大日岳と左奥には白山も。
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更に西側の大日岳と左奥には白山も。
立山のアルペンルートとその手前の断崖地形、その向こうの薬師など。すごい光景だ。
立山のアルペンルートとその手前の断崖地形、その向こうの薬師など。すごい光景だ。
さて、帰ります。気温が上がってきたのでところどころ夏道が露出し、雪はグサグサ。12本はこういうときが辛いけれど、今回はアイゼン・ピッケルでの雪山歩行練習も兼ねているので外しません。
さて、帰ります。気温が上がってきたのでところどころ夏道が露出し、雪はグサグサ。12本はこういうときが辛いけれど、今回はアイゼン・ピッケルでの雪山歩行練習も兼ねているので外しません。
劔が雪と岩の殿堂とはよく言ったもんです。もちろんそんな時期には到底行けませんが、11月でもそれが垣間見える。
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劔が雪と岩の殿堂とはよく言ったもんです。もちろんそんな時期には到底行けませんが、11月でもそれが垣間見える。
ピッケルの基本操作に忠実にトラバース道を慎重に歩く。
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ピッケルの基本操作に忠実にトラバース道を慎重に歩く。
あまりに素晴らしい光景に、ついつい足を止めてしまう。
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あまりに素晴らしい光景に、ついつい足を止めてしまう。
こうやって見ると、奥大日まで結構アップダウンがあります。見た目より大変かも。
こうやって見ると、奥大日まで結構アップダウンがあります。見た目より大変かも。
雷鳥沢のテン場まであと少し。
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雷鳥沢のテン場まであと少し。
名残惜しく奥大日。
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名残惜しく奥大日。
立山三山を背に室堂までを喘ぎ登る。
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立山三山を背に室堂までを喘ぎ登る。
最後に鏡立山のプレゼントを再び頂く。
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最後に鏡立山のプレゼントを再び頂く。
そして扇沢へ向かって帰ります。
そして扇沢へ向かって帰ります。
無事帰還。黒部ダムはまだ紅葉の名残がありました。
無事帰還。黒部ダムはまだ紅葉の名残がありました。

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 雨具 ゲイター マフラー ネックウォーマー 毛帽子 ザック サブザック アイゼン ピッケル 行動食 非常食 飲料 水筒(保温性) 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック カメラ

感想

立山黒部アルペンルートの割引キャンペーンだかで扇沢と室堂の往復チケットを予約した関係で、早いうちからこの日に立山に行くことを決めていましたが、昨年に比べて雪の降り出しが早く、結果的に雪山シーズンの足慣らしとしては最高の2日間となりました。
雷鳥沢のテン場は結構寒かったですが、いい耐寒トレになったかもしれません。

1日目は室堂から雄山をピストンし、雷鳥沢キャンプ場でテン泊。
2日目は早朝にテン場を出発して奥大日岳をピストンし、テントを撤収して昼過ぎに室堂へ戻りました。
雄山には結構人がいましたが、奥大日岳には誰もおらず、また2日ともほぼ無風だったので静寂の世界の中を歩きながら色々と想いを巡らせました。

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それにしても、立山は色んな人がやってきます。老若男女、古今東西。

スニーカーでやってきて雄山まで行こうとして室堂の入山安全相談窓口のおっちゃんに「滑ったらすぐ帰ってきなさいよ!」と止められていたアジア系の外国人らしき若い女性、結局日本語が通じなかったんだかで雄山まで登ってきて自力で降りられず、日本人の若い男性が雪面にステップを切って下ろしてあげていました。

そういう人もいるのが立山というところ。
そこからほんの近くに悠然と構える、ほとんど誰も寄り付かない奥大日岳。
その向こうに聳える岩と雪の殿堂、劒岳。
いろいろな人が色々な想いを抱いているのでしょうが、お山は委細構わず其処におります。

いろいろな人がきて、それぞれ楽しみにきているお山。事故が起こらず、いい思い出を携えて笑顔で家に帰れることが一番。

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利用交通機関:
技術レベル
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体力レベル
1/5

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