蓬莱山〜堂満岳〜北比良峠
- GPS
- 08:37
- 距離
- 25.1km
- 登り
- 1,972m
- 下り
- 1,963m
コースタイム
- 山行
- 6:47
- 休憩
- 1:51
- 合計
- 8:38
天候 | 晴れときどき曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
(帰り)JR比良駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
比良比叡トレイル協議会により5年がかりでトレイルルートが整備され、2021年8月にはトレイルマップが発売されました。(11月現在品切れ) そのお蔭で危険箇所というほどのところはありませんが、六甲縦走路に較べるとワンランク上、という印象です。 アプローチの薬師ノ滝道も含めて全体的に道幅は狭く、片側が崩落したりして慎重を要する箇所はそれなりにあります。季節柄落ち葉で道が判りにくいところもありました。念のため比良山遭難防止対策協議会のレスキューポイントマップを持って行くといいかもしれません。 https://hirasan.otsu.jp/rescue-map/index.htm 万一遭難した時に役立つのはもちろん、要所要所に多数設置されているので道標の代わりになります。 |
その他周辺情報 | 蓬莱駅にはトイレがありません。駅内と駅前に登山ポストがあります。 イン谷口から比良駅までちょっと遠回りすると「天然温泉 比良とぴあ」に寄れます。比良駅の斜向かいにある「ほっとすていしょん比良」には定食・弁当・特産品などがあります。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
フリース(携行)
靴下
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
携帯
時計
タオル
|
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感想
7時過ぎJR蓬莱駅を出発。駅前に3人ほど同じく山行の準備をされていました。「駅から標高450mまではずっと舗装路歩きか…気が滅入りそう」と思っていましたが、左右は田畑か植林なので気分としては半分山の中でそう悪くありませんでした。時折振り返ると琵琶湖が見えるポイントもあったり。
登山口から小女郎峠までは2人とすれ違って1人追い越しただけ (しかも一人は犬の散歩の方)とすれ違っただけでハイシーズンの鉄板コースだと思っていただけに意外。ところどころ片側が崩落した箇所があるので(ちゃんとロープやテープが張ってあるものの)薄暗くなってから下りに取るときは十分気をよけた方がよさそう。
小女郎峠から蓬莱山、打見山にかけての展望は見事のひとこと。遮るもののない草原の向こうに琵琶湖や京都北山を見るのは爽快。蓬莱山から打見山のゲレンデには鹿の落し物がそこら中に散らばっていましたが…景色ばかりでなく足元も見て歩きましょう。
打見山はロープウェイで上がってきた人たちでさすがの混雑。売店にも行列ができていました。登りがだいぶハイペースだったので時間が余ってしまったが、せっかくなので10時半の開店を待ってびわ湖バレイの「エキナカキッチン」で早めの昼食。ハーブメカジキバーガー1300円。お高めですが美味しかったです。東、琵琶湖を向いて食事をしているとみるみるガスがかかってきて一時は10m先のロープウェーの建屋も見えないほどに。ほとんどホワイトアウト。ところが先行きに不安を覚えながら店を出ると西側は晴れていて安心したもののちょっと吃驚。高島しぐれっていうのはこんな感じなんでしょうか。
さて木戸峠からのトレイルは一転してひと気がなくなりました。尾根道なのでそう迷うことはないものの、落ち葉が降り積もっていて判りにくい箇所もあり。道幅も六甲全山縦走路に較べると全体的に狭いので、一段レベルが高いなあという印象でした。
荒川峠あたりから向こう側からやってきた人たちとしきりにすれ違うように。時間的に青ガレあたりから登って来た人たちでしょうか。北から南の方がメジャーなんですね。烏谷山からの展望も見事でした。
続いてトレイルを少し外れて堂満岳に寄り道。頂上には先客がおひとりだけ。昼時には狭い山頂が混雑するという話なので運がよかったようです。しばしご一緒させていただき琵琶湖を眺めながらおやつタイム。
金糞峠でひと休みしていると続々と皆さん青ガレ、正面谷へ下りて行かれます。もともとここを下るつもりはなかったものの、こんなに人が多いのでは初心者の私はなおさらやめた方がよさそう(落石の危険的に)、ということで予定通り北比良峠へ。
北比良峠はかなり大勢が休憩されているものの、なにしろ広いので開放感があります。11/7にここでのGPS位置情報発信を最後に行方不明になった男性がいるというニュースがあったので、まだ捜索されているかと思ったが、もう物々しい雰囲気は全くなし。断定できないものの遭難されたなら残念です。単独行の私も気をつけねば。予定より早く着いたので釈迦岳ピストン、あるいは北小松に下山、という考えも一瞬頭に兆したのですが、冷静に却下しました。ダケ道で下山。麓は紅葉が見頃でした。
比良駅からいったん帰り道とは逆向きの安曇川駅に移動して「とも栄 藤樹街道店」に寄り道してお土産選び。ここの創作洋菓子は美味しいです。さらにもう少し先の「道の駅 藤樹の里あどがわ」にも足を延ばす。ついついいろいろ買ってしまいます。安曇川はアドベリー(ボイセンベリー)を推してるみたいです。あとは農産物と鯖。新快速に乗って帰途につきました。
全体を通して比良山系のレベルの高さを感じた山行でしたが、蓬莱山からの展望はその厳しさを補って余りある素晴らしさ。トレイル自体まだ半分も歩いていないので是非再訪したいものです。ヤマビルと雪を避けると登山適期が短いのが惜しいですね。
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