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Yamareco

記録ID: 3763087
全員に公開
ハイキング
東海

愛知県最奥の山々(3)離山 周回ルート

2021年11月18日(木) [日帰り]
 - 拍手
てっぱん その他1人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:26
距離
10.3km
登り
952m
下り
944m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:52
休憩
0:29
合計
6:21
7:07
7:21
141
9:42
9:57
164
【トラックログ】
SHARP AQUOS sense4 SH-M15 SIMフリー(Android Ver.11)
+カシミール3D・スーパー地形-GPS対応地形図アプリVer.3.8.12
天候 くもりのち晴れ
過去天気図(気象庁) 2021年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
新豊根ダム公園駐車場
Mapcode: 386 721 565*72
Googleマップ: https://goo.gl/maps/Kgg6fNmEWHSjZBoeA
コース状況/
危険箇所等
(新豊根ダム公園〜登山口)
・トンネルを抜けて通行止めになっている県道429号を下る(約2.6キロ 30分〜40分)作業車が通行する場合があるので注意。

(登山口から離山山頂)
・落石防止ネットの扉が登山口
・標高650m地点から50度くらいの急斜面の山腹に付けられた狭い道を約300m水平移動する。もし滑落したら無事では済まされないので細心の注意が必要です。
・尾根に乗った後は山頂西にある最高点まで一直線の急登が続く。

(離山山頂〜豊富林道:バリエーションルート)
・山頂から北東の尾根を下る。所々新しい赤テープ目印あり。標高860m付近で尾根の北側を巻くように踏み跡が付いている。その先の鞍部から登り返して次の尾根に乗ったら北西へ進む。
・標高780m地点の鞍部から西の谷に下り、山腹を高度を下げないようにトラバースして豊富林道につながる尾根に乗ろうとしたが、山腹が急な上に間伐の倒木だらけでとても難儀しました。たまたま新しいトラロープが設置してある地点に出たので助かったが、鞍部から谷に降りずに登り返して尾根伝いに遠回りした方が確実だったかもしれません。(未調査なので実際はどうだかは不明)
※降りた沢は県道の庚申沢橋までつながっているが、そのまま下ってしまうと危険だと思われる。

・豊富林道に出た後は、ひたすら下って行けば県道428号に合流する。
その他周辺情報 【日帰り温泉】
 ・兎鹿嶋温泉 湯〜らんどパルとよね(日帰り温泉)
  毎週木曜定休
  http://www.chausuyama.jp/spot/2014022514193914.html
 ・とうえい温泉 花まつりの湯(日帰り温泉)
  毎週水曜定休
  https://toueionsen.com/71282/
新豊根ダム公園をスタート
2021年11月18日 06:16撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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11/18 6:16
新豊根ダム公園をスタート
みどり湖は水がいっぱい
2021年11月18日 06:17撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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11/18 6:17
みどり湖は水がいっぱい
県道429号は通行止 車止めを抜けてトンネルへ
2021年11月18日 06:19撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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11/18 6:19
県道429号は通行止 車止めを抜けてトンネルへ
トンネル内は真っ暗でした 長さは約400m
2021年11月18日 06:24撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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11/18 6:24
トンネル内は真っ暗でした 長さは約400m
大入川(おおにゅうがわ)沿いの道、右は大岩岳
2021年11月18日 06:28撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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11/18 6:28
大入川(おおにゅうがわ)沿いの道、右は大岩岳
道路沿いにはニホンミツバチの巣箱がたくさんあったけど、どれも空屋の様でした
2021年11月18日 06:39撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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11/18 6:39
道路沿いにはニホンミツバチの巣箱がたくさんあったけど、どれも空屋の様でした
離山の稜線がチラリ あの斜度を見るとため息が出ますな…
2021年11月18日 06:40撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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11/18 6:40
離山の稜線がチラリ あの斜度を見るとため息が出ますな…
県道沿いは秋たけなわでした
2021年11月18日 06:51撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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11/18 6:51
県道沿いは秋たけなわでした
庚申沢橋を渡ると、
2021年11月18日 06:54撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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11/18 6:54
庚申沢橋を渡ると、
もうひとつ車止めがある
2021年11月18日 06:55撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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11/18 6:55
もうひとつ車止めがある
庚申沢橋から約500m、この扉が離山登山口
2021年11月18日 07:02撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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11/18 7:02
庚申沢橋から約500m、この扉が離山登山口
四駆でここまで這い上がり、
2021年11月18日 07:04撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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11/18 7:04
四駆でここまで這い上がり、
フェンスを吊っているワイヤーを潜る
2021年11月18日 07:06撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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フェンスを吊っているワイヤーを潜る
こんな所に小屋がありました
2021年11月18日 07:06撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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こんな所に小屋がありました
下部は長い水平移動のようなジグザグ
2021年11月18日 07:12撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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11/18 7:12
下部は長い水平移動のようなジグザグ
登る尾根筋が定まったあたり
2021年11月18日 07:31撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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登る尾根筋が定まったあたり
面白い割れ目が入った岩 良く見ると花が咲いていた
2021年11月18日 07:51撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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面白い割れ目が入った岩 良く見ると花が咲いていた
道は途中から尾根を登らずトラバースして行きます
2021年11月18日 08:05撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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11/18 8:05
道は途中から尾根を登らずトラバースして行きます
ここで1本右の尾根に乗り換え
2021年11月18日 08:14撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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ここで1本右の尾根に乗り換え
少し尾根を歩くと、今度は左にトラバースが始まった
2021年11月18日 08:21撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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少し尾根を歩くと、今度は左にトラバースが始まった
急斜面に付けられた山腹道 恐ろしい…
2021年11月18日 08:23撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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急斜面に付けられた山腹道 恐ろしい…
落ちたら一巻の終わり、狭いところは靴3つ分くらいの道幅💦
2021年11月18日 08:24撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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落ちたら一巻の終わり、狭いところは靴3つ分くらいの道幅💦
最後まで油断しないように
2021年11月18日 08:25撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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最後まで油断しないように
ここから山頂まで尾根道
2021年11月18日 08:42撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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ここから山頂まで尾根道
所々紅葉に癒やされながら
2021年11月18日 08:57撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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所々紅葉に癒やされながら
落とせば気が付くと思うけどね
2021年11月18日 09:14撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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落とせば気が付くと思うけどね
奥三河の里山でたまに見かける書体
2021年11月18日 09:15撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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奥三河の里山でたまに見かける書体
写真よりずっと急です、ロープがありがたい
2021年11月18日 09:16撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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11/18 9:16
写真よりずっと急です、ロープがありがたい
全部植林じゃないのが救い
2021年11月18日 09:24撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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全部植林じゃないのが救い
どこの山だかは不明
2021年11月18日 09:35撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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どこの山だかは不明
離山最高点に到着
2021年11月18日 09:37撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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11/18 9:37
離山最高点に到着
最高点から結構下って登り返すと山頂です
2021年11月18日 09:41撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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11/18 9:41
最高点から結構下って登り返すと山頂です
THさんのレーザー標識
2021年11月18日 09:41撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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THさんのレーザー標識
三等三角点「庚申」917.06m 木に飲み込まれてしまいそう
2021年11月18日 09:41撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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三等三角点「庚申」917.06m 木に飲み込まれてしまいそう
帰りは北東の尾根を下り豊富林道に着地する 所々案内テープあり
2021年11月18日 09:57撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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帰りは北東の尾根を下り豊富林道に着地する 所々案内テープあり
枯れた笹を分けながら適当に斜面を下って谷間に降りる
2021年11月18日 10:01撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
4
11/18 10:01
枯れた笹を分けながら適当に斜面を下って谷間に降りる
登り返して尾根に乗ったら東方向へ
2021年11月18日 10:06撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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11/18 10:06
登り返して尾根に乗ったら東方向へ
鞍部に出た、この手前で北西方向の尾根に入らないよう注意
2021年11月18日 10:25撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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11/18 10:25
鞍部に出た、この手前で北西方向の尾根に入らないよう注意
登り返して別の尾根に乗ったら、今度は北西方向(左)へ 小旗風のテープマーカーあり
2021年11月18日 10:28撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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11/18 10:28
登り返して別の尾根に乗ったら、今度は北西方向(左)へ 小旗風のテープマーカーあり
途中大きめのモミとブナの木があった
2021年11月18日 10:31撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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11/18 10:31
途中大きめのモミとブナの木があった
赤テープ(ハナレ)、黄テープ(サワ)、白テープ(オネ)と書いてあります ここは”オネ”方向へ
2021年11月18日 10:44撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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11/18 10:44
赤テープ(ハナレ)、黄テープ(サワ)、白テープ(オネ)と書いてあります ここは”オネ”方向へ
鞍部手前にあるco810ピーク モミ(ツガ?)の木が立っていた
2021年11月18日 10:46撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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11/18 10:46
鞍部手前にあるco810ピーク モミ(ツガ?)の木が立っていた
この鞍部から西の谷へ下降
2021年11月18日 10:50撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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11/18 10:50
この鞍部から西の谷へ下降
谷底からトラバースして目的の尾根に乗りたい
2021年11月18日 10:52撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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11/18 10:52
谷底からトラバースして目的の尾根に乗りたい
高度を下げたくないけど、結局ズリ落ちて谷底歩きに…
2021年11月18日 11:03撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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11/18 11:03
高度を下げたくないけど、結局ズリ落ちて谷底歩きに…
急な斜面と倒木に行く手を阻まれて思い通りに平行移動ができず、だんだん高度が下がっていく
2021年11月18日 11:03撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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11/18 11:03
急な斜面と倒木に行く手を阻まれて思い通りに平行移動ができず、だんだん高度が下がっていく
どうしたものかと思案しながら進んでいると、おやっ?こんなところにトラロープが垂れてるじゃありませんか!
2021年11月18日 11:14撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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11/18 11:14
どうしたものかと思案しながら進んでいると、おやっ?こんなところにトラロープが垂れてるじゃありませんか!
ありがく使わせていただきますm(_ _)m
2021年11月18日 11:15撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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11/18 11:15
ありがく使わせていただきますm(_ _)m
写真では分かりづらいけど、ロープで登った所から倒木の中を踏み跡が続いていました
2021年11月18日 11:19撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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11/18 11:19
写真では分かりづらいけど、ロープで登った所から倒木の中を踏み跡が続いていました
鞍部から約300m、目的の尾根に乗ることができてヤレヤレ
2021年11月18日 11:24撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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11/18 11:24
鞍部から約300m、目的の尾根に乗ることができてヤレヤレ
下って行くと間もなく豊富林道が見えてきた
2021年11月18日 11:27撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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下って行くと間もなく豊富林道が見えてきた
ここで未舗装の林道に着地
2021年11月18日 11:32撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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11/18 11:32
ここで未舗装の林道に着地
右の道から出て来ました
2021年11月18日 11:33撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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11/18 11:33
右の道から出て来ました
カエデの黄葉
2021年11月18日 11:37撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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11/18 11:37
カエデの黄葉
錦に彩られた斜面
2021年11月18日 11:37撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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11/18 11:37
錦に彩られた斜面
林道の銘板 現在法面の工事中みたいで、林道脇に重機や設備が置いてありました
2021年11月18日 11:50撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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11/18 11:50
林道の銘板 現在法面の工事中みたいで、林道脇に重機や設備が置いてありました
植林も遠目には整然として美しいものだな
2021年11月18日 11:54撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
6
11/18 11:54
植林も遠目には整然として美しいものだな
遠くに見える尖った山は静岡県の「登気野」
2021年11月18日 12:00撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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11/18 12:00
遠くに見える尖った山は静岡県の「登気野」
一段と赤かったカエデ
2021年11月18日 12:01撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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11/18 12:01
一段と赤かったカエデ
整った山容の大岩岳を眺めながら
2021年11月18日 12:12撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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整った山容の大岩岳を眺めながら
県道に合流して、
2021年11月18日 12:31撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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11/18 12:31
県道に合流して、
トンネルを抜ければハイク終了です
2021年11月18日 12:35撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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トンネルを抜ければハイク終了です
展望台までダムの写真を撮りに行こう
2021年11月18日 13:05撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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11/18 13:05
展望台までダムの写真を撮りに行こう
アーチ式の新豊根ダム 佐久間湖から水を汲み上げて発電しているそうです
2021年11月18日 13:07撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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11/18 13:07
アーチ式の新豊根ダム 佐久間湖から水を汲み上げて発電しているそうです
ハイク後は東栄温泉へ
2021年11月18日 14:11撮影 by  SH-M15, SHARP
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11/18 14:11
ハイク後は東栄温泉へ
お風呂上がりはこれ♪
2021年11月18日 15:05撮影 by  SH-M15, SHARP
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11/18 15:05
お風呂上がりはこれ♪

感想

ご訪問ありがとうございます。愛知県最奥の山々探訪シリーズ、最後を飾るのは離山レコです。

 離山については、旧版「愛知の100山」ガイドブックでは佐久間ダム付近から沢を遡行するルートが紹介されていましたが、山主からクレームがあったとのことで、「愛知の130山」ガイドブックでは大入側からのルートが紹介されています。登山者がタバコの吸い殻やゴミを捨てたりした事がクレームになったと書いてありました。
 里山のほとんどは私有地なので、趣味で歩かせてもらう私達は、最低限のマナーとしてゴミを放置したり、食べ残しや飲み残しを捨てたりしないように心がけたいものです。

 初めてガイドブックの離山ページを見て印象的だったのが、落石防止ネットの金網扉が登山口として紹介されていたことです。扉は斜面に沿って倒れていて、はたしてザックを背負ったまま通れるのだろうか?な〜んて要らぬ心配が頭に浮かんだのを覚えています。

 これまで離山を登ることはないだろうと思っていましたが、いよいよその金網扉に対面する事になり、ちょっとワクワク(ヘンタイかな?😅)しながらスタートしました。いきなりトンネルの通過から始まるのも他の山には無い面白さ、トンネル内の道は結構な傾斜があり、登山後に疲れた体で戻るのは辛いだろうなと思いました。

 かつてこの流域に存在した大入集落は大昔に廃村となり、訪れる人も希になった大入川沿いでは、鮮やかな紅葉が誰にも観賞されることもなく谷間を彩っていて、2人だけの贅沢な紅葉狩りが楽しめました。

 金網扉は気にしていないと通り過ぎてしまいそうな場所で開いたまま私達を待っていました。これが例の扉か〜 対面できてちょっと嬉しかったです。
 早速潜って(”通る”じゃなくて”潜る”が相応しい)みますが、さすがに四つん這いにならないとダメでした。思ったとおりだったな〜と妙に納得😁
 
 前置きが長くなりましたが、ようやく登山開始。標高650m地点で核心部に差し掛かりました。地形図で割り出す平均斜度は約40〜50度、そんな急斜面の山腹に水平歩道が300mほど続いているのです。狭いところでは靴3つ分くらいの幅しかなく、下り気味の部分もあり、おまけに落葉がタップリ積もっていて、倒木もあったり…
 転落すればおそらく命はないので、ビビリまくって通過しました。この日はピストンではなく、帰りに通らなくても済むのが救いでした。

 核心部を通過したら、後は尾根を山頂まで登るだけ。ほぼ一直線の急登なので辛かったです。山頂は植林に囲まれて展望なしの、愛知の里山に良くあるパターン。その代わり静かなのがせめてもの救いか?

 帰りは別のバリルートで戻ります。時間は掛かるけど地図読みトレーニングを兼ね、所々コンパスを当てながらの歩き、要所で見かける先人のマーカーが間違っていない事を示してくれます。
 予定していた鞍部までは順調、谷間に降りて山腹のトラバースに入りました。踏み跡やテープは無く、歩き易そうな場所を探りながら進みますが、間伐した倒木がいっぱい転がっている上に斜面が急なため、なかなか水平にトラバースできません。比較的歩きやすい谷底に降りてしまいたくなるが、あまり高度を下げると登り返しが大変です。できるだけ上へ上へ進路を取ろうと意識するのですが、なかなか思う様にはいきませんでした。

 このままだと、どんどん高度が下がって予定の尾根に乗り損ねるかもしれない。いっそのこと登って尾根に乗った方が得策か?と考え斜面を見上げるが、その激急さを見て現実に戻される。
 ジリジリと高度を下げながら谷沿いを進んで行くと、谷間に垂れる真新しいトラロープが目に入った。おおっ!これぞ神のお導きだ!(ちょっと大げさ😅) ありがたくロープを頼って小尾根に出ると、微かな踏み跡が山腹に続いているのが見えたのでした。結果先人とおなじルートを進んできたと言うわけです。

 林道に出たら後はノンビリ下るだけ。しかし、2日間の疲労が蓄積した足では、思った程楽には歩かせてもらえないという事を身を持って知ったのでした…

 以上、ダラダラとした感想にお付き合い頂きましてありがとうございました。

・愛知県最奥の山々(1)猿ヶ鼻と水神滝レコ
 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3755958.html

・愛知県最奥の山々(2)八嶽山&袖山レコ
 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3757232.html

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コメント

こんばんは teppan&奥様
 周回ということをみて、林道コースへと思ってました。それでも大変なコースの様でたいへんだったように思います。あの山頂への急登はほんと苦労したことが思い起こされました。そこを連日でお疲れモードなのに登ってしまう貴方らの体力に驚きを隠せません。
 もう少しで、130山。楽しんできてください。
 お疲れ様でした。
2021/11/21 19:07
こんにちはsireotokoさん、いやあ〜疲れました離山。
 皆さんそうだと思いますが、基本ピストンは避けたいので周回できないか地形図で検討するんですが、この山の場合は林道に出るルートが行けそうな感じ、ヤマレコを見ると先人がいらっしゃったので試してみました。

 ガイドブックのコースは想像通りトラバースが危険で、ビビリながら通過しました。その後の尾根歩きも急登で、疲れているのに良く歩けたなと思います。
 林道に出る前のトラバースは難儀しました。地形図で眺めると簡単に行けそうに考えてしまうのですが、歩いてみると全然違うと言うことを今回も思い知らされました。

 残りの1山はこれまでの130山行を回想しながら、ノンビリ歩いてこようと思っています。
2021/11/22 12:20
 テッパン家の皆様、お疲れ様です。
 しかし結構ハードな山行ってますね〜何がすごいって、やっぱ奥さまですね^^
 東栄♨私も好きなお湯です!いいな〜
2021/11/21 19:15
こんにちはitooさん
 奥奥三河の山々は結構ハードでした。家のカミさんも弱音を吐かずによく頑張ってくれました、いつも大したものだと感心してばかりですよ。

 久しぶりの”とうえい温泉”良かったです。spa
2021/11/22 12:22
てっぱんさんこんばんは(^o^)
ひえ〜、愛知130山ほんと侮りがたしですね!斜度50度の落ち葉つもりトラバース、登りでも嫌なのにトラバース😱
難しさがありありと想像できました💦
せっかくだから愛知130山完登したいなぁと思いはじめたこの頃ですがそうすると避けては通れない道ですね💦
入口の柵が倒れてるなんて見たら帰ってしまいそうだ🥲
それはさておきいよいよ残すところ一座となりましたね、もしかしてと思っていたあのお山ですね!
2021/11/21 22:48
こんにちはmakoさん
 愛知県の果てにある山々はなかなか手強かったです。hatto'sさん達みたいな体力があればなあ…なんて思いながら歩いておりました(笑)

 今回の山々は技術的に難しいところはなく、トラバースは危険だと分かっていれば注意しながら歩くので大丈夫なものなんです。アクシデントは何でもない所で起こるものなので、動いている間は油断しない様にってことですかね。踏み跡や道標がないルートを歩く場合は、多少経験が生きてくるという事はありますね。

 残りの一座は、海が近い某都市?にある展望のない山です。(行ったことがないので分かりませんが) 公共交通機関でアプローチする事だけ決めてありますが、さてどんなフィナーレにしましょうかね😊
2021/11/22 12:26
teppanさん、奥さま、お疲れ様でした。
この周回は、次への序章と受け取らさせていただきます。
それにしても、序章でこのハードさですと、本編はもっとハードになりそうですね

山頂近辺の笹薮、笹枯れでなくなってしまったのでしょうか?
山頂も、笹薮の中にポッカリとした空間が空いていただけだったような記憶が・・・
2021/11/21 23:13
こんにちはkameさん
 ”序章”ということで、やる気でいらっしゃると理解しました(笑)

 あのルートはもしかしたら進退窮まる様な場所があるかもしれないので、やるならkameさんのようなエキスパートがいらっしゃると心強いです。下山ルートは今回偵察してきましたので大丈夫ですが、問題は私達2人の体力が持つかどうかです。

 数年前に三河一帯の山々で笹枯れがありましたが、離山の笹も全て枯れていましたね。
 
2021/11/22 12:31
teppanさん、奥様、こんにちは。

「離山」大変な山歩きでしたね。
思わず手持ちの”愛知の130山”を読み返してみました。
するとガイド本、ルート図の間違い発見!
お二人がご苦労された標高650mでのトラバースは標高が違うし
位置も方向も間違い。2011年版で古いからなのでしょうか?
それはさて置き、ヤマレコのみんなの足跡は今回とほぼ同様の
軌跡ですね(便利な世の中になったものだ
トラバース途中で北(上部)を目指す直登はなんじゃこりゃ〜ですが?

この山は踏み跡はあるものの、一年にどれだけの人が歩くのだろ
う?と思いながら歩むルートですね←自分の想像です
急斜面の落ち葉まみれのトラバース、心中お察し致します。
心して挑まれて、無事の帰還なにより、お疲れ様でした。
2021/11/22 8:49
こんにちはredsさん
 離山ですが、愛知の里山の中ではどちらかと言えば玄人向けではありますが、レコはやや大げさに書いてますので、受ける印象ほど大変ではなかったんです。

 ガイド本のルート図は一本隣の尾根になってますね。この本の取材をした頃はGPS機器なんて無い頃ですから、大目にみてあげて下さい(笑)

 みんなの足跡には確かに途中から北を歩いた軌跡が載ってますね。トラバースが始まってすぐの場所なら登下降可能な斜度だった様な気がしますが、そんなルートで行こうだなんて、かなりの変人(もとい玄人)かもしれませんね。

 ガイド本に載ってなかったら、おそらく私を含めて誰も歩く人は居ない山だと思います。130山完登をめざす人は意外に多く、レコを見ると今年も結構歩いている方がいらっしゃいますね。
2021/11/22 12:38
teppanさん、こんにちは。

登山口までの状況は
同じ愛知県なのかと思うほど
落差がありますね。
廃村、閉鎖された林道
低いトンネル、荒れた登山道など、
人の往来が頻繁だったころは、
また違ったのでしょうね。
劇的なタイミングでの、ロープの登場は
自分も同じように感じるだろうなと
思いました。
2021/11/24 22:47
こんばんはkomakiさん、年末に向かって日が短くなってきましたね。

 奥三河は私達が普段過ごしている愛知とは随分生活様式が違いますよね。趣味で訪れるだけなら”良い所だな”で済みますが、生活していく為の糧を得るのがどれほど大変なのかは、住んでいる人でなければ決して分からないでしょう。それでも故郷がなくなるのは寂しい事だったと思います。

 わざわざリエーションルート選んでを歩いていましたので、先人のロープはありがたかったです。
2021/11/25 17:52
お疲れ様でした😃
小生、離山のルートから外れ、あの登山道の標札に助けられました。
そうそう、ルート上にサングラス🕶落ちていませんでしたか?3個目のサングラス、ここで無くしたました💦😆
2021/11/25 11:47
こんばんはkarlさん
 当時アップされた時にレコ拝見しましたよ、”スゲー山だった”ってやつ

 正規ルートがどうしてそのまま尾根を登らないで、わざわざ危険なトラバース道を付けたんだろう?karlさんの尾根直登ルートで登山道を開いてくれたら、たとえキツくても安心して歩けただろうなあ・・・と思いました。

サングラス?見かけたのは伊勢神宮の鈴と、クマ鈴とマグカップだけでしたけどね・・・
2021/11/25 18:01
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