硫黄岳から横岳縦走、初冬の八ヶ岳
- GPS
- 10:00
- 距離
- 18.7km
- 登り
- 1,443m
- 下り
- 1,430m
コースタイム
天候 | 快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2013年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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コース状況/ 危険箇所等 |
八ヶ岳は雪が少なく、横岳の危険箇所は鎖が出ており通過できました。厳冬期に入って鎖が埋もれたら横岳は危険でしょう。 |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ、LEDランプ 1
GPS NV-U37、USBバッテリー 1
地図、手持ちコピー 1
コンパス、笛 1
バンドエイド、湿布、テープ 1
エマージェンシーシート 1
保険証、jRO会員証 1
高度計 1
ストック 2
水 2L
カップラーメン 1
ビーフシチュー 1
カメラ、予備バッテリー 1
ゴミ袋 1
お湯 0.5L
4本爪アイゼン 1
冬ジャケット 1
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感想
先週は赤岳に登りました。まだ初冬で雪も少なく、安全に登れました。今日は、硫黄岳とできれば横岳を縦走したいと思います。厳寒期の横岳は、私の手に負えるものではありませんが、今ならいけるのでは?と思ってます。
家は5時20分に出発。5時50分に到着。赤岳山荘の駐車場は、ほぼ満杯状態でした。後の方々は、やまのこ村の駐車場に停めたと思われます。6時10分にスタート。ヘッドライトを点けて歩きます。7時40分に赤岳鉱泉到着。1時間半は、まあまあのペースです。
ここで10本爪に換えたが、4本爪でも良いくらいでした。最初は雪がありません。雪道となったのは2500m以上からでした。赤岩の頭にでると10m強の風が吹きます。ローソク岩の陰で着込みます。
硫黄岳は、そこそこ人がいます。とはいっても10人はいないくらい。まだ時間は10時20分、天気、コンディションもいいので、予定通り横岳に向かいます。ただ、だれも横岳方面にはいません。ちょっと心細かったですが、歩いていると、横岳から来た人と数回すれ違います。また、硫黄岳から横岳に向かう人も2人ほど発見。
歩いてゆくと、どんどん大同心が迫ってきます。夏の大同心も迫力ありますが、冬の大同心も格別です。硫黄岳までは元気だったのですが、台座の頭に登るのに結構体力を消耗しました。そこからいよいよ鎖場を通り奥の院です。鎖は一部埋もれていましたが、危険なところの鎖は全部出てました。なんとか突破し、奥の院の到着。
ここで、硫黄岳へピストンで帰るか、それとも縦走し地蔵尾根から帰るか、すこし悩みましたが、本日の状況では多分行けるとふみました。もし、行き詰ったらそこでUターンします。無理に突破しない。現在11時40分、Uターンする時間はあるでしょう。
実際行ってみると、難しいところは鎖が出ており、問題なく通過できました。ただ、鎖があるからいいのですが、厳冬期で鎖が埋もれていると単独のロープなしでは厳しいだろうなという局面が何箇所もありました。登れない、降りれない、無理すると滑落してそのまま崖から落ちる、という場所です。やはり厳冬期に横岳くるのは無理そうです。
奥の院から地蔵尾根は、1時間強で着きましたが、へろへろ状態です。夏もそうなのですが、横岳は段差の大きい岩を登ったり、降りたりするので、ひざや腰を深く曲げながら、力を入れる局面が多々あります。これは消耗するのみならず、ひざや腰を痛めやすいです。今日も、左ひざと左腰にダメージが蓄積され痛くなりかけ、下山時に気を使いました。
地蔵尾根から下山し、行者小屋に降り、赤岳鉱泉に戻り、北沢を帰ります。北沢では先週同様、氷のオブジェクトが楽しめます。また、林道歩きはほっとします。4時前に駐車場に戻れました。
本日は、雪の横岳を初縦走しました。雪の横岳、私でもいけるのかいな?と思ってましたが、案ずるより産むがやすしでいけました。雪がすくなく鎖が出ており、また、風も弱かったおかげと思います。厳冬期は無理なので、チャンスがあれば残雪期にでもまた来たいです。
すばらしい天気とともにすばらしい山行でしたね。
雪が少ないのに驚きましたが・・・。
赤岳鉱泉から赤岩の頭に向かう道は昨シーズンに歩いてその霧氷の美しさに圧倒されましたが、このレコでも特別の美しさです。
気象条件や地形などでこういう景色が生まれるのでしょう。
硫黄からの先の景色も絶景ですが、惜しいのはこの時期は赤岳方面は一日中逆光で、良い写真が撮れませんね。
今度の火曜日(あした)は天気が崩れるようなので、このルートの積雪も一気に増えるのかもしれません。どこもかしこも「落ちたら死にます」の連続ですから怖い。
もう私には歩けなくなりそうです。
お疲れ様でした。
西岳ではお世話になりました
実は・・よくコッソリ拝見させていただいております
日曜日はいい青空でしたね
私はどこにも出かけませんでしたが、ウェザーニュースのライブカメラ映像で
八ヶ岳、ずっと見えてるな〜〜 と韮崎目線で眺めておりました
パソコンさんが仰るとおり意外に・・まだ意外に雪が少ないような
これなら我が家も硫黄までくらいはなんとか行けるような気がしたりして
とはいえ、一晩くらいで状況は変わってしまうんでしょうね
近寄りがたい冬の八ヶ岳レコ、楽しませていただきました
お疲れ様でした〜
すばらしい天気、すばらしい山行きでした。
冬、赤岳鉱泉から赤岩の頭は今回3回目ですが、たしかにいつも美しく霧氷化した樹木に魅了されました。ここは、風もなく、比較的日影で、でもダケカンバが多数あり、そのような当たりの場所なのでしょうね。
明日は、八ヶ岳は雪のようです。これで美濃戸までノーマルで入れなくなるでしょう。積雪量によっては、横岳も私のような素人さんは通れなくなるかも。もし雪が増えたり、岩に凍り付いて鎖が使えない場合に通れるか?自問自答しながら、歩きましたが、
・奥の院に行く途中、諏訪側から垂直に近く上る鎖場
・鉾岳手前、諏訪側に下る鎖場
・鉾岳の横、日の出岳に登るトラバースの途中、登る鎖場、諏訪側
・日の出岳から降りてゆく、両脇に鎖がある広い鎖場、佐久側
・日の出岳と二十三夜峰の中間、ハシゴと鎖場、佐久側
この5箇所が、厳しい感じがしました。特に諏訪側は崖ですから、足を滑らせたら数100m落ちて死にますね。
レコ、こっそり見ていただいているようで、ありがとうございます。
今年は八ヶ岳の雪は少ないです。でも、明日降りますのでこれからどんどん冬山になってゆくでしょう。nyagiさんは、チェーンスパイクは持っていて、入笠山や西岳は、クリアされていますね。であれば、冬の八ヶ岳、是非おいでください。
美濃戸口から赤岳鉱泉にアイスキャンディを見に来たり、あと行者小屋への途中にある中山展望台(赤岳と横岳の大展望)もお奨めです。私の初の冬シーズンは、それを狙いました。
それから、赤岩の頭までなら行けますよ。森林限界を超えてちょうどぐらいなので、本格装備不要。展望は硫黄岳と同等ですのでお得感があります。
北八ヶ岳エリアでは、坪庭、縞枯山、茶臼山、白駒池、高見岩、この辺の散策も楽しいです。山小屋も沢山あっていざというとき安心です。
totoro san はじめまして
8日は本当に良い天気でしたね
を読むと私より1時間前に硫黄岳
の山頂でしたね。山頂から横岳を見たとき足を
伸ばしたい気がしました
計画通り赤岳鉱泉に下りましたがそこから見た
横岳の稜線も素晴らしかったですね。
次は縦走して見たいと思ってます。素晴らしい と ありがとうございます。
私が横岳に向かっているときに、soratokazeさんは硫黄岳にいらしたのですね。8日は本当によいお天気でした。soratokazeさんも、天狗岳、根石岳から縦走されてきて、眺望を満喫されたことと思います。
黒百合ヒュッテ泊まって、ご来光も楽しまれたのですね。
この数日、八ヶ岳も本格的な降雪があり、いよいよ厳冬期に突入です。また、八ヶ岳にいらしてください。
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