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Yamareco

記録ID: 3812185
全員に公開
山滑走
槍・穂高・乗鞍

槍ヶ岳(新穂高〜飛騨沢滑走)

2021年12月05日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
10:44
距離
28.1km
登り
2,296m
下り
2,278m

コースタイム

日帰り
山行
8:58
休憩
1:46
合計
10:44
0:25
0:26
37
1:03
1:04
46
1:50
1:51
72
3:03
3:04
4
3:08
3:08
45
3:53
4:13
100
5:53
5:53
72
7:05
7:18
12
7:30
7:38
10
7:48
8:20
5
8:25
8:30
6
8:36
8:48
10
8:58
8:59
10
9:09
9:14
13
9:27
9:33
2
9:35
9:35
50
10:25
10:25
10
10:35
10:35
11
10:46
10:46
4
10:50
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2021年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
マイカーで新穂高センター前の駐車場まで。
冬季は無料解放されている。
コース状況/
危険箇所等
◆新穂高温泉〜白出沢出合
・スタート地点から積雪あり、スキーハイク可能。
・途中雪切れして水が流れているいる箇所が数か所あるのでシールを濡らさないように注意。
・この日は登山者トレースがあったが、その横にスキー用のトレースを新規に引いた。(帰りのため)

◆白出沢出合〜槍平小屋
・完全夏道トレース。
・すべてスキーでいけるがまだ石やブッシュが多い。
・槍平小屋の冬季小屋は前泊者1名。静かだった。

◆槍平小屋〜飛騨乗越
・2,200mくらいまでワカンの先行者1名のトレースあり。
・そこからはノートレースだったのでラッセル。
・上部は少しパックされているが全般的にパウダーで良いコンディションだった。
・飛騨乗越はいつも通り風が強く岩も露出しているので少し下でアイゼンに換装した方が良い。

◆飛騨乗越〜槍ヶ岳山荘
・風衝地で岩が露出しているのでアイゼン登行。(頑張ればスキーでもいけるがあまり効率的ではない)
・それほどカチカチというわけでもなく、アイゼンもよく利いて歩きやすいコンディションだった。

◆穂先往復
・登りルートも下りルートも問題なく使える。
・鎖は一部凍結して雪の下に埋まっていたがほぼ使えた。ハシゴもOK。
・もちろんアイゼン、ウィペット(ピッケル)は必須。

◆飛騨乗越〜槍平小屋(スキー滑走)
・飛騨沢は一面のパウダーでもうどこでも滑れる。

◆槍平小屋〜白出沢出合(スキー滑走)
・滝谷出合までは登山道滑走でボブスレー。滑走テクニックが求められる。
・滝谷出合から先はアップダウンがあるのでシールか滑走モードか好きなように。

◆白出沢出合〜新穂高温泉(スキー滑走)
・基本的にすべてスキーでいけるが雪が薄いところがあるので地雷に注意。この時期はどこでも板が傷つく覚悟で準備した方がいい。
予約できる山小屋
槍平小屋
今日は今シーズン初の槍ヶ岳へ。
雪は豊富で新穂高からスキーが使えた。
2021年12月05日 00:10撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
8
12/5 0:10
今日は今シーズン初の槍ヶ岳へ。
雪は豊富で新穂高からスキーが使えた。
白出沢出合に到着。
ここから夏道をシールで歩いて槍平まで。
2021年12月05日 01:50撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
4
12/5 1:50
白出沢出合に到着。
ここから夏道をシールで歩いて槍平まで。
槍平小屋。
去年の年末は人がいっぱいだったのに今日は閑散としていた。
2021年12月05日 04:02撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
6
12/5 4:02
槍平小屋。
去年の年末は人がいっぱいだったのに今日は閑散としていた。
2,200mくらいからワカンの先行者に代わってラッセル開始。トレースありがとうございました。
2021年12月05日 05:26撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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12/5 5:26
2,200mくらいからワカンの先行者に代わってラッセル開始。トレースありがとうございました。
飛騨乗越手前で段々明るくなってきた。
2021年12月05日 06:15撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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12/5 6:15
飛騨乗越手前で段々明るくなってきた。
ラッセルはパクの独壇場。
あの向こうはどうなっているのか。
2021年12月05日 06:16撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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12/5 6:16
ラッセルはパクの独壇場。
あの向こうはどうなっているのか。
飛騨乗越の直下でアイゼンに換装しているとちょうど笠のモルゲンロートが。
2021年12月05日 06:49撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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12/5 6:49
飛騨乗越の直下でアイゼンに換装しているとちょうど笠のモルゲンロートが。
鷲羽とか水晶とか。
2021年12月05日 06:51撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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12/5 6:51
鷲羽とか水晶とか。
笠のモルゲンと右肩に白山。
2021年12月05日 06:53撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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笠のモルゲンと右肩に白山。
パクと八ヶ岳から昇る朝日。
2021年12月05日 07:17撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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12/5 7:17
パクと八ヶ岳から昇る朝日。
パクと槍。
2021年12月05日 07:18撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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12/5 7:18
パクと槍。
笠を横目にアイゼンで夏道を登っていく。
2021年12月05日 07:17撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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12/5 7:17
笠を横目にアイゼンで夏道を登っていく。
雪は締まっていてアイゼンが良く効いた。
2021年12月05日 07:20撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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12/5 7:20
雪は締まっていてアイゼンが良く効いた。
ここから眺める笠は極上だ。
2021年12月05日 07:22撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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12/5 7:22
ここから眺める笠は極上だ。
大喰岳を背に
2021年12月05日 07:22撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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12/5 7:22
大喰岳を背に
テン場から槍ヶ岳!
2021年12月05日 07:28撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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12/5 7:28
テン場から槍ヶ岳!
槍ヶ岳山荘到着
2021年12月05日 07:30撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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12/5 7:30
槍ヶ岳山荘到着
いつも通り無人の山荘と槍ヶ岳。
2021年12月05日 07:31撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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12/5 7:31
いつも通り無人の山荘と槍ヶ岳。
冬季小屋は使えるらしい。(入ったことはない)
2021年12月05日 07:31撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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12/5 7:31
冬季小屋は使えるらしい。(入ったことはない)
今日は富士山も良く見えた。
2021年12月05日 07:32撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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12/5 7:32
今日は富士山も良く見えた。
小屋の前は暖かかった。
準備をしたら・・・
2021年12月05日 07:33撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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12/5 7:33
小屋の前は暖かかった。
準備をしたら・・・
穂先へ向かう
2021年12月05日 07:38撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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12/5 7:38
穂先へ向かう
登りルートは雪が少なかった。
2021年12月05日 07:46撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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12/5 7:46
登りルートは雪が少なかった。
来るたびにコンディションが全く異なる
2021年12月05日 07:52撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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12/5 7:52
来るたびにコンディションが全く異なる
ラストのハシゴへ。
2021年12月05日 07:55撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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12/5 7:55
ラストのハシゴへ。
登頂!
2021年12月05日 08:01撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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12/5 8:01
登頂!
360度の展望。
2021年12月05日 08:00撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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12/5 8:00
360度の展望。
キレット、穂高方面
2021年12月05日 08:01撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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12/5 8:01
キレット、穂高方面
黒部五郎も真っ白
2021年12月05日 08:02撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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12/5 8:02
黒部五郎も真っ白
薬師岳
2021年12月05日 08:02撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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12/5 8:02
薬師岳
山荘を見下ろす。
いつもながら高度感がすごい。
2021年12月05日 08:02撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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12/5 8:02
山荘を見下ろす。
いつもながら高度感がすごい。
常念岳
2021年12月05日 08:02撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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12/5 8:02
常念岳
さあ下山
2021年12月05日 08:03撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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12/5 8:03
さあ下山
フロントポインティングで。
2021年12月05日 08:12撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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フロントポインティングで。
今日はカチカチじゃなくてよかった。
2021年12月05日 08:22撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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12/5 8:22
今日はカチカチじゃなくてよかった。
槍沢はこんな感じ。
飛騨沢より雪は少ない感じだった。
2021年12月05日 08:25撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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12/5 8:25
槍沢はこんな感じ。
飛騨沢より雪は少ない感じだった。
飛騨乗越まで戻ってスキー滑走。
2021年12月05日 08:51撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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12/5 8:51
飛騨乗越まで戻ってスキー滑走。
思ったより良質なパウダーでした。
2021年12月05日 08:55撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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12/5 8:55
思ったより良質なパウダーでした。
飛騨沢は日が当たりにくいので雪が融けにくい
2021年12月05日 08:56撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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12/5 8:56
飛騨沢は日が当たりにくいので雪が融けにくい
槍平小屋まで自動運転
2021年12月05日 09:03撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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12/5 9:03
槍平小屋まで自動運転
滝谷出合にて
2021年12月05日 09:28撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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12/5 9:28
滝谷出合にて
まだ橋を渡る必要があったが・・・念のためシールで渡った。パクはツボで。
2021年12月05日 09:29撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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12/5 9:29
まだ橋を渡る必要があったが・・・念のためシールで渡った。パクはツボで。
アップダウンをこなして白出沢出合まで帰還。
さすがに雪が少ないのでこの辺はツボで。
2021年12月05日 10:17撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
10
12/5 10:17
アップダウンをこなして白出沢出合まで帰還。
さすがに雪が少ないのでこの辺はツボで。
白出沢からはスキーで林道滑走。
2021年12月05日 10:20撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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12/5 10:20
白出沢からはスキーで林道滑走。
お疲れさまでした。
2021年12月05日 10:50撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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12/5 10:50
お疲れさまでした。
新穂高から眺める笠ヶ岳が美しかった。
2021年12月05日 10:58撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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12/5 10:58
新穂高から眺める笠ヶ岳が美しかった。

感想

今日はパクと槍ヶ岳へ行ってきた。
槍といえばいつもクリスマス前後に行くことが多かったので、12月頭のこのタイミングで行くのは初めてだ。
林道や夏道、そして飛騨沢の降雪状況が気になったが結果的には問題なかった。
新穂高からの林道も出だしからスキーが使えたし、白出沢からの夏道も全部スキーでいけた。
トレースは全く期待していなかったが登山者のトレースがしっかりついていて、特に直前に出発したと思われるワカンの方のトレースが飛騨沢の2,200mあたりまでついていたのでありがたく使わせていただいた。
そこからは選手交代、今度はうちのパクが頑張ります!ってことでパクがガンガンラッセル。
自分がラッセルするよりパクがラッセルした方が最もパーティの効率が良いということがわかってきた。
自分がラッセルすると後ろでパクが暇になるし、パクが前に出るとセカンドでも追い付くのが大変だしペースも早くなる。
いつもは槍ヶ岳山荘まで板を担ぎ上げるが、さすがにこの時期はまだ滑れないので飛騨乗越でデポ。
そこからアイゼンでガシガシ穂先まで往復して戻ってきた。
飛騨沢の滑走は思ったより快適で、初冬にも関わらずブッシュもほとんどなくスムーズに槍平小屋まで滑ることができた。
槍平小屋から滝谷出合までの登山道滑走が最もテクニカル。狭いスペースをうまくコントロールして滑らなければならない。
滝谷出合からは自分はシールで、パクは滑走モードで白出沢まで戻った。
ラストは林道滑走。ちょいちょいアスファルトや石が出ている箇所があって板を傷つけてしまったが、ボロ板なので問題なし。というかそのうちチューンナップ出します。
そこそこ時間がかかるかもしれないと思っていたがパクのラッセルのおかげもあって思ったより早く下山できた。

まだ少し雪が足りないかもしれないが、それは行ってみなければわからない。雪が無ければ出てくるまで歩けばいい。ということで好きな槍へやってきた。例年、初冬の槍ヶ岳は12月末に行っている(それでも雪が少なくて難儀することもある)が、今年は結構降っているし気温の高い日も少ないのでいけるんじゃないか。予想通り12月はじめとしては中々の積雪量。そして飛騨沢には土曜日に一日かけて降った新雪がたっぷり溜まっていた。この夏、何度か飛騨乗越まで来ているが穂先は混雑して登れなかったので今回登ることができてよかった。なんだかんだ言って一番高いところには立つと嬉しい。

飛騨沢は期待を裏切らない。日陰の林道&登山道、安定のパウダー、振り返れば笠ヶ岳の朝焼け、笠ヶ岳を眺めながらの滑降。登って下りるだけなので頭を使わなくていいのが特に良い。もう毎週飛騨沢が良いです。

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この記録に関連する登山ルート

積雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
槍ヶ岳/飛騨沢ルート/新穂高温泉起点槍平経由
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [3日]
槍ヶ岳 〜新穂高から双六、西鎌経由〜
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
新穂高〜上高地
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5

この記録で登った山/行った場所

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