伊豆山稜線1泊2日の冬休み（天城峠・猫越岳・達磨山）

2013年12月29日(日) 〜 2013年12月30日(月)

• GPS: 13:30
• 距離: 28.9km
• 登り: 1,657m
• 下り: 1,520m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:30
• 休憩: 0:45
• 合計: 6:15

9:10 天城峠バス停
9:22 9:27 旧天城トンネル
9:45 0:00 天城峠
11:00 0:00 二本杉峠（旧天城峠）
12:20 0:00 三蓋山
13:50 14:00 猫越岳
14:08 14:28 猫越岳山頂の池
14:35 14:45 猫越岳展望台
15:25 仁科峠

2日目

• 山行: 6:00
• 休憩: 0:10
• 合計: 6:10

8:10 仁科峠
9:30 0:00 魂の山
10:00 0:00 土肥峠
11:20 0:00 船原峠
12:30 0:00 伽藍山
13:25 13:35 達磨山
14:20 戸田峠

1日目 (13.05km +1013m -748m EK26.92)
天城峠バス停 9:10
旧天城トンネル 9:22-27（トイレ）
天城峠 9:45
二本杉峠 11:00
三蓋山 12:20
猫越岳 13:50-14:00
猫越岳山頂の池 14:08-28（昼食）
猫越岳展望台 14:35-45
仁科峠 15:25

2日目 (15.89km +826m -988m EK29.09)
仁科峠 8:10
魂の山 9:30
土肥峠 10:00
船原峠 11:20
伽藍山 12:30
達磨山 13:25-35
戸田峠 14:20

天候

1日目 晴れ　2日目　曇り→晴れ（終日強風）

アクセス

利用交通機関：

電車 バス タクシー

■登山口まで　修善寺駅8:15〜湯ヶ島8:40〜天城峠8:58　東海バス河津駅行（湯ヶ島から540円）
http://dia.tokaibus.jp/OrangeGuide/pc/table.do?pole=4&busstop=6001&kind=0

■仁科峠〜宿泊先　タクシー約5,000円　伊豆土肥交通（松崎）0558-43-1110

■下山口から　戸田峠14:41〜修善寺駅15:10　東海バス修善寺駅行（720円）
http://dia.tokaibus.jp/OrangeGuide/pc/table.do?pole=1&busstop=6071&kind=0

コース状況／危険箇所等

■登山ポスト　見つかりませんでした
■トイレ　旧天城トンネル脇のみ

■道の状況
・全区間　およそ800m以上で残雪、凍結していないので軽アイゼンは使わず。
　　　　　泥んこもスパッツを使わなくていいレベル。
・天城峠〜三蓋山手前　トラバースが一部崩れかけていて通行注意。

■温泉
・前泊地　湯ヶ島温泉共同浴場「河鹿の湯」（〜22時、250円）
・宿泊地　祢宜ノ畑温泉「やまびこ荘」立ち寄り湯あり（〜17時、500円）

■宿泊
・西伊豆町 祢宜ノ畑温泉「やまびこ荘」素泊3,200円、食事提供可（年末年始以外）
http://nishiizu-yamabiko.com/

・仁科峠から徒歩圏に「西天城高原牧場の家」コテージあり（12〜2月休み）
http://www.town.nishiizu.shizuoka.jp/kakuka/kankou/syouko/yado_shisetsu/makibanoie.html

写真

12/29 9:09

おはようございます。今日は国道沿いの天城峠バス停からスタート。

12/29 9:26

旧道の天城トンネルまで上がり、いよいよ本格的な登山スタートです。

12/29 9:38

稜線までは朝日のあたらない斜面を登っていきます。

12/29 9:42

明るい空が近づいてきました。

12/29 9:45

天城峠に到着しました。

12/29 9:48

ここから長いトラバースの始まりです。

12/29 9:56

歩き始めてさっそく、麓からは見えなかった、

12/29 9:57

富士山がおはようございます！

12/29 10:13

橋フェチさんにもきっとご満足いただける道のりです。

12/29 10:20

ただし、足場の悪いところの残雪は気をつけて！

12/29 10:33

古峠です。この先、麓の集落の数ほど多くある峠を通過して行きます。

12/29 10:59

二本杉峠に到着。ここからは稜線の南側に登山道が移ります。

12/30 17:21

日差しがあっていいけど、海からの風が直撃して冷たい！

12/29 11:33

滑沢峠に到着。静かな山中、後ろから物音がします。

12/29 11:33

トレランさんでした。このコースは一般登山者はほとんどいません。

12/30 17:23

「こんにちは！」最後尾の激カワトレラン女子が颯爽と走り抜けていきました。

12/29 11:40

気を許していると危ないところがあります。

12/29 11:40

おっとっと。

12/29 11:40

この日は滑り止めなしで大丈夫でしたが、必ず準備した方がいいですね。

12/29 11:55

長かったトラバースが終わり、急登が始まります。

12/29 12:05

ブナの美林の中を登っていきます。

12/29 12:09

雪もほどほど。今日丹沢で雪遊びしている皆さんを想像します。

12/29 12:12

美林好きの方に自信持っておススメです！

12/29 12:22

三蓋（みかさ）山山頂です。伊豆の奥地にこんな素敵な山がありました。

12/29 12:38

ツゲ峠に下ります。今日のハイライト、猫越岳までまだ4kmあります。

12/29 12:48

映画で探検隊が通りそうな橋。「そんなことより遠いよ〜」

12/29 12:48

温暖なイメージの伊豆ですがこのツララです。

12/29 13:08

マダガスカルのような雰囲気（想像）の場所を通り過ぎると、

12/30 17:33

不思議な雰囲気の植生の合い間に、ぽっかり富士山が顔をのぞかせます。

12/29 13:30

そんな道を辿ってゆくと、いよいよ猫越峠。

12/29 13:32

さあ、ここから猫の国の始まりです。

12/29 13:32

さっそく獣の足跡が。

12/29 13:41

人の往来を拒むかのように、猫の身長サイズの樹のトンネルが現れます。

12/29 13:54

不思議な道を登っていくと、1034m猫越岳山頂に到着しました。

12/29 13:53

「やっと着いたニャー」

12/29 13:55

「好物の三角点タッチニャー」

12/29 13:57

「猫になって越えてみるニャー」

12/29 13:58

「陽だまりでゴロゴロするニャー」おやこれでは遭難者？

12/29 14:01

伊豆の秘境・猫越岳、ニャーニャー言いながらすっかり楽しみました。

12/29 14:08

山頂の先には大きな池があります。以前は猫越火山の火口湖と考えられていたそうです。

12/29 14:13

トントントン。氷の厚さは5cmくらいでしょうか。

12/29 14:16

寒いけどここでランチにしましょう。品川エキュート満のパンと、湯ヶ島で買った猪コロッケです。

12/29 14:31

さあ、人間の国に帰れなくなる前に猫の国から出なくちゃ。

12/29 14:45

でもその前に、素敵な展望のプレゼント。

12/29 14:35

おおーっ。いきなりの大展望。

12/31 10:54

富士山もよーく見えています。

12/29 14:36

波打ち際はマリンブルー、きらめく海です。

12/29 14:37

来れてよかった、大満足の猫越岳でした。

12/29 15:05

今日最後のピーク、後藤山を過ぎると、

12/29 15:08

1日目のゴール、仁科峠への下りに入ります。

12/29 15:22

峠の手前にも展望台があり大パノラマが楽しめます。

12/29 15:23

今日は1日穏やかな天気でした。

12/29 15:29

お願いしていたタクシーがちょうど来ました。宿でゆっくりしましょう。

12/29 16:12

今日の宿は西伊豆町・祢宜ノ畑温泉（大沢里）にある町営やまびこ荘。

12/29 16:13

見てのとおり廃校を再利用した宿泊施設です。

12/29 16:11

内部は可愛らしくリノベーションされています。年末年始は食事が休み。

12/29 18:38

アルファ米とレトルトカレーを持参、サラダを作って食べました。

12/30 8:09

2日目。タクシーで再び仁科峠へ。なにこの天気？

12/30 8:12

昨日とぜんぜん違う！「帰りたい」

12/30 8:33

風早峠で風に煽られる！

12/30 8:51

寒々しい道のり。

12/30 8:56

実際に寒い。

12/30 9:03

むひょー？

12/30 9:04

いやただの霜のようでしたが。

12/30 9:28

魂の山（こんのやま）山頂は雲の中。カラ元気で「こんなもんじゃい！」

12/30 9:59

土肥峠に下ります。ここからエスケープも不可能ではなく...

12/30 10:06

おや、少し晴れ間が見えてきました。

12/30 10:11

木々の合い間から見える白いものは、雲じゃなくて南アルプス。

12/30 10:11

しかも白峰三山です。びっくり。

12/30 10:52

753mの棚場山でしばしナゴミます。

12/30 17:37

ここは赤石あたりが見えました。天候回復を期待していいかも。

12/30 11:21

ピクトグラムの真似して達磨山方面へGO！エスケープ地点の船原峠を通過。

12/30 11:34

船原峠から先は、ところどころ車道歩きの区間があります。

12/30 11:36

天城の方も晴れてきました。鳶が飛んでいる。

12/30 12:19

伽藍山まで登り返すとアレが見えるかも。

12/30 17:40

笹原の向こうに青空が広がってきました！

12/30 12:29

伽藍山山頂はただの道路沿いのでした。少し進むと太平洋展望台（駐車場）。

12/30 12:36

道路からあっさりアレ見えちゃった。でもここでは見なかったことに。

12/30 12:42

今日は、歩いたからこそ見えるアレが見たいから。再び登山道へ。

12/31 10:31

達磨山へと続く道の向こうに富士山！ここから先は富士山が見えっぱなしです。

12/31 10:30

古稀山からも富士山。強風のためしゃがんで見ます。

12/30 13:20

さあ、青空に向かって最後の登りを詰めていくと、

12/30 13:25

達磨山の山頂です。朝方あんなに曇ってたのに晴れた〜！

12/30 13:26

貫禄十分の一等三角点タッチ。達磨山は万二郎・万三郎のお兄さんですから。

12/30 13:27

そして海に浮かぶは富士山です。

12/31 13:05

今日はもう見えないと思ってました。ヨカッタ。

12/30 13:27

左手には南アルプスが並びます。

1/4 12:56

灯台下暗し、海に浮かぶ白い雪のアルプスって富山湾だけじゃないんですね。

12/30 13:28

富士山の右手には沼津アルプスや箱根。

12/30 13:28

南東に目をやると、何とも風格のある天城の山並みです。

12/30 13:28

そして南の方から2日間、この稜線をずっと歩いてきました。

12/30 13:30

富士山をバックに、達磨のつもりのポーズで今年1年を締めくくります。

12/30 13:36

それでは、戸田峠へと下山しましょう。

12/30 13:38

富士山へと向かって下りていきます。

12/30 13:42

山行もこの1年も、穏やかな終わり方が出来てよかったです。

12/30 14:18

赤く色づきはじめたアセビに、春遠からじ。

12/30 14:23

おつかれさま、今日も無事に下山できました。1年分まとめてありがとう！（終）

撮影機器：

GR DIGITAL IV リコー

感想

guru

2人揃って9日間休みという年末年始。
せっかくの休みですが雪山はやらないし、
ハワイや沖縄に行くお金はないし・・・

そうだ、近くて暖かそうなところ？伊豆があるじゃないか！
と思い立ち、天城縦走路から伊豆山稜線歩道を2泊3日で巡る計画を立て、
途中の天城峠・仁科峠と往復しやすい地点（湯ヶ島温泉と祢宜ノ畑温泉）に
宿泊予約をしました。どちらも三千円台前半の素泊まりで・・・

しかし、まだ12月というのに丹沢も奥多摩も雪山になるという今年の天気、
出発前日も平地で冷たい雨だったことから、天城へは早朝のアクセス
（天城高原シャトル）に影響が出ることが懸念されました。
このため天城をやめて湯ヶ島は前泊とし、残りの2日間で伊豆山稜線を辿ることに計画変更。

2日間になりましたが、それでもこの季節としてはたっぷりの山旅となりました。
前半はヤマレコにもあまりレコが上がっていないマイナーなエリア。
トレランさんと4組ほどすれ違っただけで、一般登山者は誰も会いませんでした。
しかし道標は昨今の静岡クオリティ？完璧でまったく道に迷う心配もなく、
ブナの美林や不思議な雰囲気の山を巡る静かな山歩きが楽しめました。

後半は、朝方かなりひどい天気でどうなるかと思いましたが、奇跡的な回復を
遂げました。トレランが多いかと思ったら船原峠までの区間で会ったのはわずか1人、
一般登山者が1組だけで、やはり静かな山旅。その先は達磨山の周辺になると
マイカーでアクセスしてくる観光客が増えますが、それでも東京、神奈川、
山梨界隈の富士山が見える人気の山と比べて至って静かなものでした。

今年はホントいろいろな個性の山に行きましたが、どの山とも違った魅力満載、
締めの富士山もバッチリ見えて、登り納めとしては完璧なものとなりました。
そして何より1年間この山行まで、合計54日の無事に感謝したいと思います。
来年もヤマレコの皆さんとともにいい年になりますように。

コメント

tabidori

天城越え〜ではなかった？！
guruさん、guraさん こんばんは!

百名山のほうじゃなくて天城トンネルから西伊豆の方に向かったん
ですか。これではさすがに三浦半島からは見えません

それにしても、アップダウンの激しそうなコースです。
ゴール地点の戸田峠から東へ向かえば沼津アルプスにつなげられ
そうですね

今年はいろいろと楽しい企画をありがとうごさいました。
あと2時間で年が明けますが、よいお年を〜

guru

まさかの！
tabidoriさん、あけましておめでとうございます
こちらこそ、今年も宜しくお願いします

天城越え といえば石川さゆりですが、昨日紅白で 津軽海峡〜
を歌っている時のテロップ「熊本県出身」というのが、
騙された感たっぷりでした

沼津アルプスは残念ながらつながっていません
稜線上を市境が伸びていますが、標高が低くなっていくので
藪がすごいんじゃないかと思います

房総、三浦を踏破したら是非次は伊豆へどうぞ

kerosummer

今年もよろしくお願いします！
あけましておめでとうございます。
やまびこ荘はなかなか良さげな雰囲気ですね〜〜。
私も泊まってみたい と思いました。
私も旧天城トンネルから天城山を目指して歩いた事がありますが、
猫越岳はなかなか楽しそうなルートですね
ほどんど人とすれ違わないのに、道標がしっかりしているなんて
素晴らしいです。
今度チャレンジしてみようかな〜

guru

新年おめでとうございます♪
keroさまも新バージョンですね

静岡県は富士山 とあわせて各地の道標を整備しているようで、
南アルプス南部 の静岡県内も素晴らしい道標でした

猫越岳 のお勧めは冬枯れから新緑の頃じゃないでしょうか。
葉っぱが多くなると、低い木 も多いので少しうるさいかも知れません。
でもきっと3月？のトレラン大会 の日以外は年中貸切で楽しめます

仁科峠からやまびこ荘のタクシー がちょっと高いこともあり、
3〜4人の仲良しグループで行くと良さそうです

barolo

ダルマさん、転んだ？
guruさん、guraさん。
あけましておめでとうございます( ´ ▽ ` )ﾉ
今年も楽しいレコお待ちしております！

伊豆方面はさぞかし暖かかったでしょうね！ダルマさんのポーズも決まってますね！

今年も機会があったら、是非ご一緒させてください！
できればユルフワ系で！

では今年もよろしくお願いします(^_^)

guru

転ばず滑らず！
今年１年いきましょう〜

昨年はご一緒できた回数は少なかったですが
いろいろお世話になりました

ハイ、今年はユルフワ で！
大倉高原山の家でメルヘンキャンプ の
闇練をするのが今年の夢です