阿弥陀岳・中岳・赤岳
- GPS
- 32:00
- 距離
- 18.6km
- 登り
- 1,649m
- 下り
- 1,663m
コースタイム
美濃戸口10:15−11:02美濃戸山荘11:12−11:54堰堤広場−12:54赤岳鉱泉
12/30
赤岳鉱泉7:11−7:38行者小屋7:41−8:39中岳のコル−9:11阿弥陀岳9:34−9:50中岳のコル−10:08中岳−10:59赤岳11:14−11:39赤岳展望荘−11:48地蔵の頭−12:20行者小屋−12:40赤岳鉱泉13:19−13:50堰堤広場−14:17美濃戸山荘−14:59美濃戸口
天候 | 12/29 晴→曇 12/30 晴(稜線雲有り) |
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過去天気図(気象庁) | 2013年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
全体的に雪が新雪でフカフカしているのでアイゼンの利きがあまりよくない。 阿弥陀岳 中岳側からの登りは急登なので登りも下りも要注意。 赤岳 地蔵尾根は階段や鎖が多いのでアイゼンをひっかけないように 急登になるので下りは要注意 |
写真
感想
3シーズン連続となる年末年始の赤岳登山。
今回は初めて年末にうかがった、単に日程と天気予報が良かったから。
いつもの通り早朝の出発、八王子駅で武蔵野うどんを食べて始発のスーパーあずさで茅野駅へ。
茅野駅からのバスは2台出ていて美濃戸口に到着するとその駐車場はすでに車であふれていた。
到着後すぐに出発。
美濃戸まではいつもの林道歩き、ただし所々ショートカットの道があって
思わぬところから登山者が飛び出てくる。
美濃戸山荘で一息ついたあと北沢を選ぶ。
この日の目標は赤岳鉱泉
電車からバス、そして歩いていく内に青空を雲が覆うようになってきた。
北沢は美濃戸山荘を出てすぐで地図上のショートカットの道を登り切ったところに
落石のための迂回路と表示があったのだけれど下からは何も表示がなかったのでちょっと不親切かなと思う。
雪に覆われた沢沿いの道を橋を渡りながら赤岳鉱泉へ到着。
宿泊手続きのあとカレーライスを食べる。
6種類から選べるカレーライスの内マレーシアカレーというものを食べる。
この日は中山展望台まで行こうかとも思っていたのだけれども
そもそもの展望があまりなかったのでそのままビールを飲んでそして寝た。
赤岳鉱泉での夕食は念願のステーキだった。
翌朝、星空が広がっていた。天気は期待通り。
朝食後7時少し過ぎに小屋を出発、行者小屋を過ぎ中岳のコルへ向かう。
文三郎尾根からすぐに道を分かれ沢を登り詰めていく。
県警のヘリコプターが上空を旋回しているのが気になていたのだが
そのヘリコプターは赤岳展望荘上空でホバリングしそして一人が降りてきて
しばらくして二人が上がっていった。
下山後他の方から聞いた話だと前日に滑落して捻挫した登山者を翌朝ピックアップしたものらしい。
沢を上り詰める直前で左手に迂回するとコルに出る。
コルに出るとその目の前に富士山が姿を現す。
ここまでの道は魅力的。
ここから休まずに阿弥陀岳を目指す。
阿弥陀岳への登りは急登になる。
雪がまだフカフカでアイゼンがしっかりと利くという状況ではないので
登りはじめ、鎖場を過ぎるあたりまではそこそこ苦労した。
そこを越えると傾斜が少し緩みあとは登りつめるだけ、
この頃稜線を雲が覆い始めていたのだけれど頂上にたどり着くと
眼前に南アルプス、諏訪の平野が広がる。
背後の赤岳、横岳は雲に覆われていたものの北八ヶ岳はしっかりと見える。
広くなだらかな山頂をしばし満喫。
下り始めるころには赤岳も姿を現していた。
下りが心配だったけれど案外すんなりと中岳のコルにたどりつきここからは雪の稜線。
中岳を越えると風が強いからか雪があまりない、赤岳への登りは
つづら折りで折り返すほどに分岐の標識が近づく。
何より雪面がしっかりとしているので歩きやすく心地よい、
分岐を越えると岩場になるけれど鎖がしっかりとしているのでスムースに登っていく。
そして赤岳山頂。
山頂はもちろん風は強いものの驚くほどではなく
撮影の為に手袋を外していてもしばらく耐えられるほど。
先ほど登った阿弥陀岳への稜線には沢山の登山者、南には権現岳、その先に南アルプス。
目線を左に向ければ富士山。
阿弥陀岳から目線を右に動かしていくと眼下には行者小屋、赤岳鉱泉。
そして横岳から硫黄岳そして北八そして蓼科山への稜線が続く。
赤岳の山頂も満喫後に
赤岳展望荘側に下る、下る時に恐れていたけれど小屋の周りで雪が舞っている。
案の定小屋周辺は地吹雪が顔に吹き付けるほどで長居できないほど。
地蔵の頭から地蔵尾根を通って下山する。
地蔵尾根は雪の無い9月に下った時にもそう思ったのだけれど。
急こう配でそこに階段や鎖を設置しているので下りは結構危ない。
アイゼンの爪を鎖や階段にひっかけないように注意しながらやっと樹林帯。
そして行者小屋を通り過ぎ赤岳鉱泉に戻る。
赤岳鉱泉で昼食、荷物のピックアップそして美濃戸へ下山。
美濃戸口、八ヶ岳山荘で風呂に入りビールを飲んで
あまちゃんの総集編を見て最終のバスに乗った。
当初の予定では赤岳鉱泉に2泊して赤岳のあと横岳、硫黄岳と縦走していくつもりだったのだけれど。
稜線の強風で今回は断念。
というよりも2泊をしようと思った最大の要因が
赤岳鉱泉で2泊すればステーキにあたるだろうという目論見があったから。
なもので1日目でステーキだったので2泊する気持ちが少し薄れた。
それでも今回はほとんど寒さを感じずに実に楽しい雪山歩きになった。
残したルートはまた次の機会に。
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