BTに着くと本格的な雨だったが建物内で雨具を着込み出発。雨でも登山者は多く横尾まではずっと渋滞していた。
横尾からは雪を被った明神岳が見え、すっかり雪山の雰囲気に怖気づく。冬山装備もないのにこのまま先に進んでよいものか……
そしてここから先は涸沢の紅葉を観に行く人が多いのか槍沢方面の登山道はガラガラ……すっかり心細くなった。
槍沢ロッヂに着くと、ここで槍ヶ岳から下山してきた雪まみれの人と遭遇。命からがら下山してきた様子にかなり不安になった
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BTに着くと本格的な雨だったが建物内で雨具を着込み出発。雨でも登山者は多く横尾まではずっと渋滞していた。
横尾からは雪を被った明神岳が見え、すっかり雪山の雰囲気に怖気づく。冬山装備もないのにこのまま先に進んでよいものか……
そしてここから先は涸沢の紅葉を観に行く人が多いのか槍沢方面の登山道はガラガラ……すっかり心細くなった。
槍沢ロッヂに着くと、ここで槍ヶ岳から下山してきた雪まみれの人と遭遇。命からがら下山してきた様子にかなり不安になった
【12:35 槍沢キャンプ地(ババ平)付近】
槍沢ロッヂで思わずラーメンを注文し身も心も温まったあとはいよいよ槍ヶ岳へ出発。
アイゼンなど冬山装備は一切持ってないので、とりあえず行ける所まで行ってみて無理そうだったら即撤退ということにした。
←槍沢を登りながら振り返ってみると、今が見ごろの槍沢の紅葉がとても綺麗
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【12:35 槍沢キャンプ地(ババ平)付近】
槍沢ロッヂで思わずラーメンを注文し身も心も温まったあとはいよいよ槍ヶ岳へ出発。
アイゼンなど冬山装備は一切持ってないので、とりあえず行ける所まで行ってみて無理そうだったら即撤退ということにした。
←槍沢を登りながら振り返ってみると、今が見ごろの槍沢の紅葉がとても綺麗
雨は小降りのまま降ったり止んだりを繰り返していたけど、周りを紅葉に囲まれてなかなか素敵な雰囲気♪
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雨は小降りのまま降ったり止んだりを繰り返していたけど、周りを紅葉に囲まれてなかなか素敵な雰囲気♪
と、ここまでは良かったのだが、大曲を曲がった直後いきなり世界が大変化!割と穏やかだった空気が一変!!
突如目に飛び込んできたのは寒々しい雪景色と吹き付けてくる冷たい風と雪!
ここからは気温も一気に下がり完全に雪山の世界!!!
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と、ここまでは良かったのだが、大曲を曲がった直後いきなり世界が大変化!割と穏やかだった空気が一変!!
突如目に飛び込んできたのは寒々しい雪景色と吹き付けてくる冷たい風と雪!
ここからは気温も一気に下がり完全に雪山の世界!!!
まさしく空気が違う!というか、世界が違う!違い過ぎる!!
初めて間近で見た雪山の圧倒的な存在感と、肌でビシビシと感じる本能にも似た恐怖感に、ちょっと目がうるうる
・・・いや、ほんとマジでヤバい・・・
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まさしく空気が違う!というか、世界が違う!違い過ぎる!!
初めて間近で見た雪山の圧倒的な存在感と、肌でビシビシと感じる本能にも似た恐怖感に、ちょっと目がうるうる
・・・いや、ほんとマジでヤバい・・・
【13:35 天狗原分岐】
しかしそれでもまだ大曲付近は雪も少なく、ひょっとしたら「殺生ヒュッテ」までは行けるかも・・・
という甘い希望を持ちとりあえず天狗原分岐まで向かうが、ここから先は途中で諦めて下山してきた人達と多くすれ違うようになった。
そのうちのひとりと言葉を交わした所「頂上付近は膝まで約50cmの積雪なので雪山に慣れてないと危ないかも」とのこと
そして徐々に深くなっていく雪と強くなっていく吹雪に少し恐怖感を覚えた頃、天狗原分岐に到着。
←このガスの先に槍ヶ岳があるはず
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【13:35 天狗原分岐】
しかしそれでもまだ大曲付近は雪も少なく、ひょっとしたら「殺生ヒュッテ」までは行けるかも・・・
という甘い希望を持ちとりあえず天狗原分岐まで向かうが、ここから先は途中で諦めて下山してきた人達と多くすれ違うようになった。
そのうちのひとりと言葉を交わした所「頂上付近は膝まで約50cmの積雪なので雪山に慣れてないと危ないかも」とのこと
そして徐々に深くなっていく雪と強くなっていく吹雪に少し恐怖感を覚えた頃、天狗原分岐に到着。
←このガスの先に槍ヶ岳があるはず
【14:00 天狗原分岐から下山】
天狗原で進退に迷うものの、殺生まで行けても明朝アイスバーンになったら身動きが取れなくなるという事で今回はここで撤退する事に決めた
そして天狗原分岐からUターンし、今まで歩いてきた道を槍沢ロッヂまで下る。
分厚いガスの中にあるであろう槍ヶ岳の姿が奇跡的に見えたりしないかな?などと思いつつ、時々振り返りながら下っていった
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【14:00 天狗原分岐から下山】
天狗原で進退に迷うものの、殺生まで行けても明朝アイスバーンになったら身動きが取れなくなるという事で今回はここで撤退する事に決めた
そして天狗原分岐からUターンし、今まで歩いてきた道を槍沢ロッヂまで下る。
分厚いガスの中にあるであろう槍ヶ岳の姿が奇跡的に見えたりしないかな?などと思いつつ、時々振り返りながら下っていった
←大曲まで来るとここはもう安全地帯といった雰囲気
さてのんびりと下山してきて、槍沢ルート最後のお風呂がある槍沢ロッヂに到着したのは15:45ごろ。
出来れば横尾山荘まで行きたかったのだが、この天気で涸沢からの引き上げ組も合流する横尾はきっと混雑してるに違いない!
という事で槍沢ロッヂに泊まることにした。
因みにこの日の入浴時間は「男性:1500〜15:50 女性:16:00〜16:50」※男女の入浴順は日替わりらしい
宿泊者も多く最後の方に入ったので多少湯垢ってたもののいいお湯でした。
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←大曲まで来るとここはもう安全地帯といった雰囲気
さてのんびりと下山してきて、槍沢ルート最後のお風呂がある槍沢ロッヂに到着したのは15:45ごろ。
出来れば横尾山荘まで行きたかったのだが、この天気で涸沢からの引き上げ組も合流する横尾はきっと混雑してるに違いない!
という事で槍沢ロッヂに泊まることにした。
因みにこの日の入浴時間は「男性:1500〜15:50 女性:16:00〜16:50」※男女の入浴順は日替わりらしい
宿泊者も多く最後の方に入ったので多少湯垢ってたもののいいお湯でした。
【2日目】
4:00に起床しロッヂの外で朝御飯を作る
←外の気温は2℃(起きがけの頃は0度だった)
このぶんだと槍ヶ岳は間違いなく氷点下・・・やっぱり昨日下山してきて良かったかも・・・
その後外のベンチで朝食を食べ、小屋の中に再び戻って荷物のパッキングを済ませて出発の準備をした。
※先客がいたため遠慮しただけで自炊室はあります
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【2日目】
4:00に起床しロッヂの外で朝御飯を作る
←外の気温は2℃(起きがけの頃は0度だった)
このぶんだと槍ヶ岳は間違いなく氷点下・・・やっぱり昨日下山してきて良かったかも・・・
その後外のベンチで朝食を食べ、小屋の中に再び戻って荷物のパッキングを済ませて出発の準備をした。
※先客がいたため遠慮しただけで自炊室はあります
【6:15 槍沢ロッヂ出発】
この頃になるとガスが下がってきたのか、上空は晴れてきてあと少しで靄も消えていい天気になりそうだった。
ここから先は昨日登ってきた道を再び横尾まで下っていくことになる。
小屋脇の細い道を下ってしばらく行くと思ったとおり靄も晴れていい天気になってきた。
昨日は雨で最悪な気分で登ってきた登山道を、この朝は期待に胸を膨らませながら下っていった。
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【6:15 槍沢ロッヂ出発】
この頃になるとガスが下がってきたのか、上空は晴れてきてあと少しで靄も消えていい天気になりそうだった。
ここから先は昨日登ってきた道を再び横尾まで下っていくことになる。
小屋脇の細い道を下ってしばらく行くと思ったとおり靄も晴れていい天気になってきた。
昨日は雨で最悪な気分で登ってきた登山道を、この朝は期待に胸を膨らませながら下っていった。
【6:40 二の俣通過】
ロッヂから約25分程で二の俣に到着。
そういえば昨日は雨で全然余裕がなかったので写真を撮る暇もなかった
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【6:40 二の俣通過】
ロッヂから約25分程で二の俣に到着。
そういえば昨日は雨で全然余裕がなかったので写真を撮る暇もなかった
←梓川の流れ
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←梓川の流れ
←一の俣通過
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←一の俣通過
【7:10 槍見河原到着】
ここからはほんの少しだけど槍ヶ岳の穂先が見えていました。
実はこれが人生初の槍ヶ岳との対面。昨日の雪で真っ白に雪化粧した槍ヶ岳の姿は感動的。
←それにしても、画面中央に見える1本の木が槍の姿を隠すように育っているのが気になるw
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【7:10 槍見河原到着】
ここからはほんの少しだけど槍ヶ岳の穂先が見えていました。
実はこれが人生初の槍ヶ岳との対面。昨日の雪で真っ白に雪化粧した槍ヶ岳の姿は感動的。
←それにしても、画面中央に見える1本の木が槍の姿を隠すように育っているのが気になるw
【7:55 横尾山荘到着】
まずは山荘の中に入り公衆電話で常念小屋へ電話。登山道の積雪の確認をする。
「数センチ程度の積雪はあったが昼前にはすべて溶けてしまいそうだ。日陰などは多少の残雪はあると思うけどアイゼンなどの装備は必要ない。」との言葉に常念岳への登山を決行することにした。
←横尾山荘
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【7:55 横尾山荘到着】
まずは山荘の中に入り公衆電話で常念小屋へ電話。登山道の積雪の確認をする。
「数センチ程度の積雪はあったが昼前にはすべて溶けてしまいそうだ。日陰などは多少の残雪はあると思うけどアイゼンなどの装備は必要ない。」との言葉に常念岳への登山を決行することにした。
←横尾山荘
電話を終えて小屋の外に出てみると、真っ白な雪を被った前穂高岳がどーんと聳えていた。
←昨日はガスに包まれていて登山者の不安を煽るかのように雪雲の中に見え隠れしていたのに今日は晴れ晴れとした姿
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電話を終えて小屋の外に出てみると、真っ白な雪を被った前穂高岳がどーんと聳えていた。
←昨日はガスに包まれていて登山者の不安を煽るかのように雪雲の中に見え隠れしていたのに今日は晴れ晴れとした姿
【8:30 横尾出発】
山荘を後にして、まずは蝶が岳へ向かう分岐へと歩き出した。
ここから蝶が岳の稜線までは3時間20分の長丁場・・・気を引き締めていきます。
←ここから槍ヶ岳方面と蝶が岳方面への道が分かれている
さて、蝶が岳への登山道に入るとそこは樹林帯の中で、今までの沢沿いの道とは雰囲気がずいぶんと変わります。
展望のない木立の中を約20分ほど歩いていくと、ちょっとした休憩ポイントの広場があってここでいったん休憩。
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【8:30 横尾出発】
山荘を後にして、まずは蝶が岳へ向かう分岐へと歩き出した。
ここから蝶が岳の稜線までは3時間20分の長丁場・・・気を引き締めていきます。
←ここから槍ヶ岳方面と蝶が岳方面への道が分かれている
さて、蝶が岳への登山道に入るとそこは樹林帯の中で、今までの沢沿いの道とは雰囲気がずいぶんと変わります。
展望のない木立の中を約20分ほど歩いていくと、ちょっとした休憩ポイントの広場があってここでいったん休憩。
ここでやっと木々の間から穂高方面の展望が開け、みんな立ち止まってこの景色を食い入るようにして眺めていた。
この日はやっと天候が回復したので朝から何機ものヘリが穂高上空をぐるぐると旋回していた。
そしてここで10分ほど休憩をした後は、またしても樹林帯の中を徐々に標高をあげながら登って行きます。
もう一度穂高方面の景色が見えないか振り返りながら登って行ったが、この後は樹林に阻まれてか見る事が出来なかった。
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ここでやっと木々の間から穂高方面の展望が開け、みんな立ち止まってこの景色を食い入るようにして眺めていた。
この日はやっと天候が回復したので朝から何機ものヘリが穂高上空をぐるぐると旋回していた。
そしてここで10分ほど休憩をした後は、またしても樹林帯の中を徐々に標高をあげながら登って行きます。
もう一度穂高方面の景色が見えないか振り返りながら登って行ったが、この後は樹林に阻まれてか見る事が出来なかった。
そんな樹林帯の登りでしたが、約2時間も登ると森林限界も超え辺りはハイマツが生い茂る気持ちよい風景に変わった。
ふと前方を見ると夢中になってシャッターを切りまくってるカメラマンが!その方向に目を向け背後を振り返ってみると・・・
←どどーん!とSE込みの勢いで目に飛び込んできたのは、初冠雪に覆われた槍〜穂高連峰の雄大な姿
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そんな樹林帯の登りでしたが、約2時間も登ると森林限界も超え辺りはハイマツが生い茂る気持ちよい風景に変わった。
ふと前方を見ると夢中になってシャッターを切りまくってるカメラマンが!その方向に目を向け背後を振り返ってみると・・・
←どどーん!とSE込みの勢いで目に飛び込んできたのは、初冠雪に覆われた槍〜穂高連峰の雄大な姿
もうね、言葉を失うというのはこういうことを言うんでしょうね。
一瞬息を呑んでその後に出てきた言葉は、もう文章にならないような「凄〜〜〜〜い!なにこれ凄い!!」の感嘆詞ばかりw
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もうね、言葉を失うというのはこういうことを言うんでしょうね。
一瞬息を呑んでその後に出てきた言葉は、もう文章にならないような「凄〜〜〜〜い!なにこれ凄い!!」の感嘆詞ばかりw
←今回断念した槍ヶ岳〜穂高の稜線・・・あの槍ヶ岳から大キレットを行く予定だった
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←今回断念した槍ヶ岳〜穂高の稜線・・・あの槍ヶ岳から大キレットを行く予定だった
【10:55 蝶が岳〜常念岳の分岐到着】
ハイマツ帯で景色を楽しんだ後は、ちょっとひと登りしただけで稜線へ到着。CT3時間20分のコースだったが1時間近く短縮した。
ちなみにここの分岐からは常念岳がものすごく大きく見えて、常念岳へと向かう登山道もはっきりと見えた。
地図上ではここから常念岳まではCT3時間40分といったところなのだが、実際に見た感じだと約1時間〜1時間半程度で辿りつきそうな感じに見えて途端に気が緩んだ。そしてここからはゆっくりと蝶が岳〜常念岳の稜線を楽しむことにした。
(この判断が後で大きな間違いを生むことになる)
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【10:55 蝶が岳〜常念岳の分岐到着】
ハイマツ帯で景色を楽しんだ後は、ちょっとひと登りしただけで稜線へ到着。CT3時間20分のコースだったが1時間近く短縮した。
ちなみにここの分岐からは常念岳がものすごく大きく見えて、常念岳へと向かう登山道もはっきりと見えた。
地図上ではここから常念岳まではCT3時間40分といったところなのだが、実際に見た感じだと約1時間〜1時間半程度で辿りつきそうな感じに見えて途端に気が緩んだ。そしてここからはゆっくりと蝶が岳〜常念岳の稜線を楽しむことにした。
(この判断が後で大きな間違いを生むことになる)
【11:05 蝶が岳へむけて出発】
稜線の道標から右手方向に針路を取り歩いていくと、道はハイマツに覆われた気持ちのいい散歩道♪
←雪の槍穂連峰を眺めながら、なだらかな稜線を辿っていく
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【11:05 蝶が岳へむけて出発】
稜線の道標から右手方向に針路を取り歩いていくと、道はハイマツに覆われた気持ちのいい散歩道♪
←雪の槍穂連峰を眺めながら、なだらかな稜線を辿っていく
【11:25 蝶が岳ヒュッテ到着】
稜線の分岐から20分ほどで蝶が岳ヒュッテの手前にある方位盤(瞑想の丘)に到着。
ここからヒュッテまではもう目と鼻の先・・・
←でも折角だからと方位盤と周りの景色を照らし合わせ遊ぶ。
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【11:25 蝶が岳ヒュッテ到着】
稜線の分岐から20分ほどで蝶が岳ヒュッテの手前にある方位盤(瞑想の丘)に到着。
ここからヒュッテまではもう目と鼻の先・・・
←でも折角だからと方位盤と周りの景色を照らし合わせ遊ぶ。
方位盤で遊びつくした後は、ヒュッテ前のベンチに荷物を置いてちょっと早いお昼ご飯。
ここのヒュッテ前は本当に最高の景色!景色のおかげでリッチな気分でお昼を楽しむ事ができました。
←前穂と奥穂・・・そして奥穂上空に天使の輪のような雲
さて食事を済ませたらいよいよ蝶が岳山頂へ向かいます。
ここから山頂までは約5分位
ヒュッテ裏手の小高い丘を少し登るだけなので、ここに荷物をデポして出発!
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方位盤で遊びつくした後は、ヒュッテ前のベンチに荷物を置いてちょっと早いお昼ご飯。
ここのヒュッテ前は本当に最高の景色!景色のおかげでリッチな気分でお昼を楽しむ事ができました。
←前穂と奥穂・・・そして奥穂上空に天使の輪のような雲
さて食事を済ませたらいよいよ蝶が岳山頂へ向かいます。
ここから山頂までは約5分位
ヒュッテ裏手の小高い丘を少し登るだけなので、ここに荷物をデポして出発!
【12:20 蝶が岳山頂(2677m)到着】
←蝶が岳山頂から見た『蝶が岳ヒュッテ』と、その奥に『常念岳』(常念岳すごく近くに見えませんか?)
そして再び小屋に戻って常念岳へと向かう出発の準備をした。
と、このとき一台のヘリが穂高方面から超低空飛行で急接近!小屋の屋根すれすれを通過……
風圧で小屋が揺れるし爆音が地鳴りのように轟くしホント墜落するのかと思った!
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【12:20 蝶が岳山頂(2677m)到着】
←蝶が岳山頂から見た『蝶が岳ヒュッテ』と、その奥に『常念岳』(常念岳すごく近くに見えませんか?)
そして再び小屋に戻って常念岳へと向かう出発の準備をした。
と、このとき一台のヘリが穂高方面から超低空飛行で急接近!小屋の屋根すれすれを通過……
風圧で小屋が揺れるし爆音が地鳴りのように轟くしホント墜落するのかと思った!
【13:00 蝶槍通過】
蝶が岳ヒュッテで随分と長い間休憩した後は、ここから一旦稜線上の分岐まで戻り今度は常念岳を目指す。
←そしてヒュッテから約20分程で蝶槍が目の前に見えてきた。
蝶が岳から続いていた散歩道のような気持ちのいいハイマツ帯はここで終わり。
蝶槍を過ぎ右手に回り込むように進むと、道はいよいよ本格的に下り坂になった。
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【13:00 蝶槍通過】
蝶が岳ヒュッテで随分と長い間休憩した後は、ここから一旦稜線上の分岐まで戻り今度は常念岳を目指す。
←そしてヒュッテから約20分程で蝶槍が目の前に見えてきた。
蝶が岳から続いていた散歩道のような気持ちのいいハイマツ帯はここで終わり。
蝶槍を過ぎ右手に回り込むように進むと、道はいよいよ本格的に下り坂になった。
【13:20 蝶が岳〜常念岳鞍部到着】
蝶槍から20分下ると、蝶が岳と常念岳間の稜線の鞍部に到着した。
ここからは今度は上り坂が待っている。
登り道を前にこの鞍部で少し息を整えてから出発することにした。
←ここの鞍部はちょっとした広場のようになっていて紅葉が真っ盛りだった
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【13:20 蝶が岳〜常念岳鞍部到着】
蝶槍から20分下ると、蝶が岳と常念岳間の稜線の鞍部に到着した。
ここからは今度は上り坂が待っている。
登り道を前にこの鞍部で少し息を整えてから出発することにした。
←ここの鞍部はちょっとした広場のようになっていて紅葉が真っ盛りだった
朝、槍沢ロッヂを出発するときに作ってきた温かいお茶を飲みながら、誰も来ない静かな鞍部でくつろぐ。
←鞍部から常念岳が見えた。
ここで約20分ほど休憩して先を急いだ。
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朝、槍沢ロッヂを出発するときに作ってきた温かいお茶を飲みながら、誰も来ない静かな鞍部でくつろぐ。
←鞍部から常念岳が見えた。
ここで約20分ほど休憩して先を急いだ。
鞍部を出発して約1時間後、、アップダウンを繰り返しながらいくつものピークをこなして来て、たぶん2512mピークに到着。
・・・つか、分岐から常念を見た時には1時間位で辿り着きそうと思ったんだよね?・?あれ?まだ半分も来てませんが???
これからの長い道のりを目の当たりにして疲労が倍増・・・ここでちょっと休憩。
ふと周りを見渡してみるとに小さく見えていた槍ヶ岳も、常念が近づくにつれだんだんと大きく見えるようになった。
なかなか辿りつかないけどとりあえず常念には近づいているようだ。
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鞍部を出発して約1時間後、、アップダウンを繰り返しながらいくつものピークをこなして来て、たぶん2512mピークに到着。
・・・つか、分岐から常念を見た時には1時間位で辿り着きそうと思ったんだよね?・?あれ?まだ半分も来てませんが???
これからの長い道のりを目の当たりにして疲労が倍増・・・ここでちょっと休憩。
ふと周りを見渡してみるとに小さく見えていた槍ヶ岳も、常念が近づくにつれだんだんと大きく見えるようになった。
なかなか辿りつかないけどとりあえず常念には近づいているようだ。
←2512ピークを下って最後の鞍部に到着!ここからはもう下りはありません。一気に常念山頂に向かって登りつめるだけ。
大きな岩がごろごろしている岩稜地帯もあるしかなりの急登・・・これから先は落ち着いて休む場所もなさそうだ。
ここからは岩場ありの急登ありのロングコース。鞍部から見た感じだとそんなに長い距離には見えなかったけど、
登っても登ってもなかなか山頂にたどり着かない。時々足を止めて立ったまま休憩し、息を整えながら標高を稼いでいった。
・・・いや本当に思ってたよりもキツかった・・
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←2512ピークを下って最後の鞍部に到着!ここからはもう下りはありません。一気に常念山頂に向かって登りつめるだけ。
大きな岩がごろごろしている岩稜地帯もあるしかなりの急登・・・これから先は落ち着いて休む場所もなさそうだ。
ここからは岩場ありの急登ありのロングコース。鞍部から見た感じだとそんなに長い距離には見えなかったけど、
登っても登ってもなかなか山頂にたどり着かない。時々足を止めて立ったまま休憩し、息を整えながら標高を稼いでいった。
・・・いや本当に思ってたよりもキツかった・・
【16:00 常念岳(2857m)到着】
蝶が岳ヒュッテから3時間20分で常念岳に到着。
(誰ですか?1時間くらいで行けそうじゃん♪なんてナメた事を言ってたのはっ!!←私です)
そして山頂に着くと沢山の人が!ここまで誰1人会わなかったのでちょっとたじろぐ。
どうやらみなさん常念小屋からピストンで登ってきているようだった。
←常念岳の道標の後ろには槍ヶ岳の姿も見えた
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【16:00 常念岳(2857m)到着】
蝶が岳ヒュッテから3時間20分で常念岳に到着。
(誰ですか?1時間くらいで行けそうじゃん♪なんてナメた事を言ってたのはっ!!←私です)
そして山頂に着くと沢山の人が!ここまで誰1人会わなかったのでちょっとたじろぐ。
どうやらみなさん常念小屋からピストンで登ってきているようだった。
←常念岳の道標の後ろには槍ヶ岳の姿も見えた
しばらく山頂からの景色を楽しんでいたが、もうそろそろ夕方。
今夜は小屋泊まりで夕食も小屋の食事を利用する予定なので、早めに小屋に到着しなくては。
15分程山頂を満喫して早速下山に取り掛かる。
←最後に蝶が岳から歩いてきた道のりを振り返ってみる。
稜線の奥に見えるのが蝶が岳。そこからいくつものピークを超え、アップダウンを繰り返してここまできた。
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しばらく山頂からの景色を楽しんでいたが、もうそろそろ夕方。
今夜は小屋泊まりで夕食も小屋の食事を利用する予定なので、早めに小屋に到着しなくては。
15分程山頂を満喫して早速下山に取り掛かる。
←最後に蝶が岳から歩いてきた道のりを振り返ってみる。
稜線の奥に見えるのが蝶が岳。そこからいくつものピークを超え、アップダウンを繰り返してここまできた。
【16:15 常念岳出発】
ここからは常念小屋のある常念乗越までは標高差400mの下り。ひたすら下ります。
←目の前に見えるのが横通岳。写真では見えないけど横通岳とここの間の鞍部に常念小屋がある
山頂直下の岩場を降りると、登山道は滑りやすいジグザグ道に変わります。
それでも常念小屋方面の登山道は、蝶が岳方面とは違ってなだらかな感じ、それに加えきちんと整備されているので歩きやすい。
小屋の夕食の時間に間に合わせるためか、同じように常念小屋へ向かって下山する人達の列に混ざって小屋への道を急いだ。
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【16:15 常念岳出発】
ここからは常念小屋のある常念乗越までは標高差400mの下り。ひたすら下ります。
←目の前に見えるのが横通岳。写真では見えないけど横通岳とここの間の鞍部に常念小屋がある
山頂直下の岩場を降りると、登山道は滑りやすいジグザグ道に変わります。
それでも常念小屋方面の登山道は、蝶が岳方面とは違ってなだらかな感じ、それに加えきちんと整備されているので歩きやすい。
小屋の夕食の時間に間に合わせるためか、同じように常念小屋へ向かって下山する人達の列に混ざって小屋への道を急いだ。
【1630 三股(前常念岳との分岐)通過】
山頂から約15分ほどで三股(前常念岳との分岐)に差し掛かった。
明日はもう一度ここまで登ってきて、この分岐から前常念岳を経由して三股へと下山する予定。
明日のルートの確認をして、再び小屋に向かって歩き始めた。
※しかし三股ルートは今秋の長雨で登山道が崩壊してしまった為に現在通行禁止だった
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【1630 三股(前常念岳との分岐)通過】
山頂から約15分ほどで三股(前常念岳との分岐)に差し掛かった。
明日はもう一度ここまで登ってきて、この分岐から前常念岳を経由して三股へと下山する予定。
明日のルートの確認をして、再び小屋に向かって歩き始めた。
※しかし三股ルートは今秋の長雨で登山道が崩壊してしまった為に現在通行禁止だった
【16:45 常念小屋(2466m)到着】
今日は3連休後ということもあって小屋はガラガラでなんと1部屋貸し切り!もう完全に個室利用だった。
←部屋に荷物を置いたあといったん外に出てみると大キレットに沈んだ夕日の残光がみえた。今頃は北穂の小屋にいたかもと未練タラタラ…
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【16:45 常念小屋(2466m)到着】
今日は3連休後ということもあって小屋はガラガラでなんと1部屋貸し切り!もう完全に個室利用だった。
←部屋に荷物を置いたあといったん外に出てみると大キレットに沈んだ夕日の残光がみえた。今頃は北穂の小屋にいたかもと未練タラタラ…
←そして小屋から常念岳を見上げてみる。蝶が岳側とは違いとても穏やかな山容
やはり常念岳に登るのならこちら側から登ったほうが良さそうだ。
そしてこの夜は予定していた三股が通れないので予定を立て直したりと作戦会議。
結局下山後に温泉にも入りたいしということで一の沢から下る事にした。
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←そして小屋から常念岳を見上げてみる。蝶が岳側とは違いとても穏やかな山容
やはり常念岳に登るのならこちら側から登ったほうが良さそうだ。
そしてこの夜は予定していた三股が通れないので予定を立て直したりと作戦会議。
結局下山後に温泉にも入りたいしということで一の沢から下る事にした。
【3日目】
今日はもう下山するだけなので横通山までピストンする事にした。小屋を出ると日の出はもう間近。
横通山へ登り始めてしまうとすぐに樹林帯の中に入ってしまうので、このまま常念乗越から日の出を見るかどうかしばし迷う。
が、多分日の出まではまだ時間があるだろうということで、とりあえず登り始めた。
←小屋前からみた夜明け前の槍穂の稜線
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【3日目】
今日はもう下山するだけなので横通山までピストンする事にした。小屋を出ると日の出はもう間近。
横通山へ登り始めてしまうとすぐに樹林帯の中に入ってしまうので、このまま常念乗越から日の出を見るかどうかしばし迷う。
が、多分日の出まではまだ時間があるだろうということで、とりあえず登り始めた。
←小屋前からみた夜明け前の槍穂の稜線
そして約5分ほど樹林帯を登ったところで視界が開け、ちょうど朝日が顔を出した。
←東の空から昇る朝日。写真右手、常念岳の奥には小さいが富士山も見える
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そして約5分ほど樹林帯を登ったところで視界が開け、ちょうど朝日が顔を出した。
←東の空から昇る朝日。写真右手、常念岳の奥には小さいが富士山も見える
←常念岳も赤く染まる
そしてふと朝日とは反対側の槍ヶ岳の方に目を向けてみると・・・
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←常念岳も赤く染まる
そしてふと朝日とは反対側の槍ヶ岳の方に目を向けてみると・・・
それは見事なモルゲンロート!!
朝日で赤く染まった槍穂連峰が視界いっぱいに広がって大感動!!
(因みに槍ヶ岳下部に映るU字型の影は常念乗越の影)
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それは見事なモルゲンロート!!
朝日で赤く染まった槍穂連峰が視界いっぱいに広がって大感動!!
(因みに槍ヶ岳下部に映るU字型の影は常念乗越の影)
←ここで槍穂の景色を堪能し日の出を楽しんだ後はもう少し登って横通山へ。
まもなく岩場に差し掛かったのだが、そこは大きな岩が石畳状重なった道で、山頂を巻くように続いていた。
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←ここで槍穂の景色を堪能し日の出を楽しんだ後はもう少し登って横通山へ。
まもなく岩場に差し掛かったのだが、そこは大きな岩が石畳状重なった道で、山頂を巻くように続いていた。
ちょうど登山道の西側を通るこの道
日陰になっている場所は踏み固められた雪が凍結してるので滑らないように気をつけながら進む。
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ちょうど登山道の西側を通るこの道
日陰になっている場所は踏み固められた雪が凍結してるので滑らないように気をつけながら進む。
【6:35 横通岳付近】
←横通山の山頂を巻いた先にはちょっとした広場がりちょうど日当たりもいいので、ここで朝ごはんを食べることにした。
朝沸かしてきたお湯を使ってスープを作り常念小屋のお弁当(パンセット)を食べたのだが、これが正解だった!
お弁当はおにぎりとパンどちらかを選べるのだがおにぎりだったら水分が凍結してポロポロになってたかも……
そして今日はもう下山するだけなので、時間を気にせず朝食を楽しんだ。まるで遠足のような気分だった。
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【6:35 横通岳付近】
←横通山の山頂を巻いた先にはちょっとした広場がりちょうど日当たりもいいので、ここで朝ごはんを食べることにした。
朝沸かしてきたお湯を使ってスープを作り常念小屋のお弁当(パンセット)を食べたのだが、これが正解だった!
お弁当はおにぎりとパンどちらかを選べるのだがおにぎりだったら水分が凍結してポロポロになってたかも……
そして今日はもう下山するだけなので、時間を気にせず朝食を楽しんだ。まるで遠足のような気分だった。
【7:25 横通山(2767m)到着】
朝食を済ませると体も温まってきたので辺りを少し散策。
そして散策ついでに、ここに来る時に巻いてしまった切通山の山頂に登ってから常念小屋へ戻ることにした。
すっかり重くなってしまった腰を上げ、休憩場所脇のザレた細い踏み跡を辿るように登っていくとあっという間に山頂に到着。
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【7:25 横通山(2767m)到着】
朝食を済ませると体も温まってきたので辺りを少し散策。
そして散策ついでに、ここに来る時に巻いてしまった切通山の山頂に登ってから常念小屋へ戻ることにした。
すっかり重くなってしまった腰を上げ、休憩場所脇のザレた細い踏み跡を辿るように登っていくとあっという間に山頂に到着。
そして横通山に着いて周りを見渡してみると・・・360度の大パノラマ!!思わず感嘆の声を上げる!
←まずはお馴染みの槍穂連峰
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そして横通山に着いて周りを見渡してみると・・・360度の大パノラマ!!思わず感嘆の声を上げる!
←まずはお馴染みの槍穂連峰
←大天井岳とその先に見え隠れする北アルプスの山々
私にとってはまだ未知の世界の立山・剱岳・そして黒部五郎岳が、大天井岳の稜線の影から頭を覗かせていた。
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←大天井岳とその先に見え隠れする北アルプスの山々
私にとってはまだ未知の世界の立山・剱岳・そして黒部五郎岳が、大天井岳の稜線の影から頭を覗かせていた。
「時間があったら燕岳まで縦走すればよかった」
とここで思いついたのがいけなかった
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「時間があったら燕岳まで縦走すればよかった」
とここで思いついたのがいけなかった
北アの景色をもっと見たくて我慢できない!
とにかく小屋に戻ってもう一度地図を確認してみるために横通岳を後にした。
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北アの景色をもっと見たくて我慢できない!
とにかく小屋に戻ってもう一度地図を確認してみるために横通岳を後にした。
←横通山からみた常念岳
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←横通山からみた常念岳
最後に名残を惜しみながら表銀座方面を振り返ってみた。
←上空には既に光を失った白い月がひっそりと浮かんでいた
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最後に名残を惜しみながら表銀座方面を振り返ってみた。
←上空には既に光を失った白い月がひっそりと浮かんでいた
【8:30常念小屋到着〜9:20出発】
小屋に到着し表銀座のCTを確認すると、やっぱり早発ちすれば十分に行けるコースだった。でもまぁもう遅い。
気を取り直して下山の準備に取り掛かり、9:20頃常念小屋を出発した。
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【8:30常念小屋到着〜9:20出発】
小屋に到着し表銀座のCTを確認すると、やっぱり早発ちすれば十分に行けるコースだった。でもまぁもう遅い。
気を取り直して下山の準備に取り掛かり、9:20頃常念小屋を出発した。
【最後の水場で休憩】
小屋を出発し安曇野側の一ノ沢を下り始めると、槍穂の姿は全く見えなくなった。
この晴天のなか下山するだけというのはかなり悔しい気分
そしてそのままダウナーモードで樹林帯の中に突入し一気に標高を下げていく。
←常念乗越から約30分下ったところで水場に到着
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【最後の水場で休憩】
小屋を出発し安曇野側の一ノ沢を下り始めると、槍穂の姿は全く見えなくなった。
この晴天のなか下山するだけというのはかなり悔しい気分
そしてそのままダウナーモードで樹林帯の中に突入し一気に標高を下げていく。
←常念乗越から約30分下ったところで水場に到着
←水場から見上げた景色・・・真っ青な空が恨めしい
水場を出発すると、まもなく登山道は高巻道になって『胸突八丁』を通過。
その後再び沢沿いの道に戻って、だらだらと樹林帯の道を下っていくと約2時間ほどで『山ノ神』に到着した
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←水場から見上げた景色・・・真っ青な空が恨めしい
水場を出発すると、まもなく登山道は高巻道になって『胸突八丁』を通過。
その後再び沢沿いの道に戻って、だらだらと樹林帯の道を下っていくと約2時間ほどで『山ノ神』に到着した
【11:45 山ノ神到着】
大きな古木が祀られている山ノ神。いい感じにベンチまであったのでここで休憩。
もうちょっと歩けば林道に出るので大抵の人はここを通過して行くようだが、なんとなくこの山行が終わってしまうのが名残惜しくて、ここで休憩しながら余韻を楽しんだ。
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【11:45 山ノ神到着】
大きな古木が祀られている山ノ神。いい感じにベンチまであったのでここで休憩。
もうちょっと歩けば林道に出るので大抵の人はここを通過して行くようだが、なんとなくこの山行が終わってしまうのが名残惜しくて、ここで休憩しながら余韻を楽しんだ。
【12:25 ヒエ平到着】
山ノ神からほんの10分ほど歩くとヒエ平に到着。
ここで山道は終わり・・・この先からは舗装された林道歩きになる。
ヒエ平には広い駐車場があって本来はここまで車が入れるのだが、この年は大雨で林道が崩壊してしまったので通行止めで入ることが出来ない・・・もちろんタクシーも入れないので長い林道歩きを余儀なくされた。
しかしトイレなどの設備は利用できたので、ここで少し休憩。
管理小屋の前の日当たりの良いベンチで軽く行動食を食べ、長い林道歩きに備えた。
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【12:25 ヒエ平到着】
山ノ神からほんの10分ほど歩くとヒエ平に到着。
ここで山道は終わり・・・この先からは舗装された林道歩きになる。
ヒエ平には広い駐車場があって本来はここまで車が入れるのだが、この年は大雨で林道が崩壊してしまったので通行止めで入ることが出来ない・・・もちろんタクシーも入れないので長い林道歩きを余儀なくされた。
しかしトイレなどの設備は利用できたので、ここで少し休憩。
管理小屋の前の日当たりの良いベンチで軽く行動食を食べ、長い林道歩きに備えた。
【12:35 ヒエ平出発】
10分ほどの休憩を終えてヒエ平を出発。林道に入るといきなり土砂崩れの形跡が現れた
←かなりの巨木が行く手を遮っている。
近づいてみるとその大きさが良く分かる。
というか、崩れた土砂の上でもしっかりと立っている樹木の生命力に感心した
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【12:35 ヒエ平出発】
10分ほどの休憩を終えてヒエ平を出発。林道に入るといきなり土砂崩れの形跡が現れた
←かなりの巨木が行く手を遮っている。
近づいてみるとその大きさが良く分かる。
というか、崩れた土砂の上でもしっかりと立っている樹木の生命力に感心した
【12:45頃 崩壊地通過】
そして巨木の脇をすり抜けそこから10分位歩いた所で、今度は本格的な崩壊現場に出くわした。
←完全に橋が崩壊している
橋への道はしっかりと封鎖されているので、登山者用の迂回路を登り、山を高巻しながら進む。
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【12:45頃 崩壊地通過】
そして巨木の脇をすり抜けそこから10分位歩いた所で、今度は本格的な崩壊現場に出くわした。
←完全に橋が崩壊している
橋への道はしっかりと封鎖されているので、登山者用の迂回路を登り、山を高巻しながら進む。
←高巻道から見下ろしてみると崩壊の激しさが分かる。
復旧工事用の車両が何台か待機していたが、完全に林道が復旧するのはまだ先になりそうな感じだった。
これじゃぁ通行止めになるのも納得・・・因みにここから先はひどい崩壊は無かったので、ここまではチャリくらいだったら来れそうだ
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←高巻道から見下ろしてみると崩壊の激しさが分かる。
復旧工事用の車両が何台か待機していたが、完全に林道が復旧するのはまだ先になりそうな感じだった。
これじゃぁ通行止めになるのも納得・・・因みにここから先はひどい崩壊は無かったので、ここまではチャリくらいだったら来れそうだ
その後も長い林道歩きは続き、通行止めの為すっかり荒れ果てた舗装道路は野趣たっぷり。
サルの群れが我が物顔で普通に歩いていますw
写真には写ってないけど、私たちの前後には常に10頭〜20頭のサルが入れ替わり立ち代わり現れてまさに野生の王国状態。
ずっとサルの群れに囲まれながら歩いていきました。
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その後も長い林道歩きは続き、通行止めの為すっかり荒れ果てた舗装道路は野趣たっぷり。
サルの群れが我が物顔で普通に歩いていますw
写真には写ってないけど、私たちの前後には常に10頭〜20頭のサルが入れ替わり立ち代わり現れてまさに野生の王国状態。
ずっとサルの群れに囲まれながら歩いていきました。
【13:25頃 事件発生!熊との遭遇】
サルの軍団に囲まれて歩くこと約30分。徐々にサルの姿が消えてまた静かな林道歩きになった。
←そしてこの先の林道のカーブを左に曲がろうとすると、進行方向しかも至近距離から低く威嚇する重低音サウンド・・・獣の声!?
・・・クマだっ!!(((((((( ;゜Д゜))))))))ガクガクブルブルガタガタブルブル
本能のままにダッシュで逃げ出す!・・・って、クマに背を向けて逃げたらダメだろ自分!!
焦って最悪な行動を取ってしまったが、どうやらクマは気付かなかったようだ。本当に良かった・・・つか、クマって本当にいるんだ!!!
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【13:25頃 事件発生!熊との遭遇】
サルの軍団に囲まれて歩くこと約30分。徐々にサルの姿が消えてまた静かな林道歩きになった。
←そしてこの先の林道のカーブを左に曲がろうとすると、進行方向しかも至近距離から低く威嚇する重低音サウンド・・・獣の声!?
・・・クマだっ!!(((((((( ;゜Д゜))))))))ガクガクブルブルガタガタブルブル
本能のままにダッシュで逃げ出す!・・・って、クマに背を向けて逃げたらダメだろ自分!!
焦って最悪な行動を取ってしまったが、どうやらクマは気付かなかったようだ。本当に良かった・・・つか、クマって本当にいるんだ!!!
その後ほかの登山者が来るのを待ち集団で鈴を鳴らしながら通過すると、約1m弱のツキノワグマが林道から山の方へ逃げていくのが見えた
林道には空になったイガ栗がたくさん落ちていて食事中だった様子が伺えた。
とりあえずそのまま集団で警戒しながら歩き、ほどなく駐車場のある青年の森に到着。
ここから先は、途中ショートカットルートを探して探検したりしつつ、半分遠足気分でひたすら車道を下っていった。
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その後ほかの登山者が来るのを待ち集団で鈴を鳴らしながら通過すると、約1m弱のツキノワグマが林道から山の方へ逃げていくのが見えた
林道には空になったイガ栗がたくさん落ちていて食事中だった様子が伺えた。
とりあえずそのまま集団で警戒しながら歩き、ほどなく駐車場のある青年の森に到着。
ここから先は、途中ショートカットルートを探して探検したりしつつ、半分遠足気分でひたすら車道を下っていった。
【17:10 穂高駅到着】
常念岳登山道から3時間ちょっとで穂高駅に到着。
歩きやすい舗装道路ながらもこの3時間はかなり疲れた。
でも穂高駅のホームから蝶が岳〜常念岳の稜線が綺麗に見え、文字通りあの山々からここまで歩いてきたんだと思うととても感慨深かった
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【17:10 穂高駅到着】
常念岳登山道から3時間ちょっとで穂高駅に到着。
歩きやすい舗装道路ながらもこの3時間はかなり疲れた。
でも穂高駅のホームから蝶が岳〜常念岳の稜線が綺麗に見え、文字通りあの山々からここまで歩いてきたんだと思うととても感慨深かった
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