冬季百名山44座目:伊吹山


- GPS
- 07:25
- 距離
- 11.2km
- 登り
- 1,264m
- 下り
- 1,256m
コースタイム
- 山行
- 5:48
- 休憩
- 1:33
- 合計
- 7:21
天候 | 晴→曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
空木岳の後は御嶽山行こうと思ったんよ。
でも筋肉完全にやられてて
ラッセルする元気残ってなかったので断念('A`)
丁度寒気でガッツリ積雪しているらしい
伊吹山にターゲット変更。
チンタラ下道移動して登山口にて夜を明かす。
翌日周囲の騒がしさで目を覚ます。
車を出ると朝から次々と登山者がゲートを潜っていく。
4人しか居なかった山とはえらい差だ・・・
たまにはこういう賑やかな雰囲気も新鮮でいい。
最初はビチャビチャの樹林帯歩きで少し心配したけど
1合目からは見事な雪原が目の前に。
登山者はアリのような行列を作り山頂を目指す。
太陽も朧げな日暈を纏い優しく雪面を照らしてくれている。
よし、ステージは整った。上には何があるか確かめにいくぞ!
伊吹山ってこんなキツかったっけ( ?? ?)
夏道はジグザグしているが
冬場は直登。足の負担は段違いだ。
斜面を見ると45°を超えていそうな角度
周りは皆ピッケルとかアイゼン持ってるけど
がむしゃらに上を目指していて
ここまでツボ足・・・ま、いけるっしょ( ゜∀ ゜)
前日に難易度の高い山を踏破したので
少し頭のネジが飛んでいた←
幸いにも踏み跡がしっかりあるので恐怖感は無かった。
そのまま目の前の一歩に集中しつづけ
ノーストック、ノーアイゼンで急登踏破!
振り返ると鈴鹿山脈と琵琶湖の一部
そして開けた山頂平野からは
雪化粧した両白山地が出迎えてくれた。
山頂にて小休止。
夏に来た時は霧と雨で何も見えなかったから
目の前の景色全てが新鮮に映る。
それらをゆっくり楽しもうと食事休憩するが
山頂は弱い季節風がずっと吹き続けており
どんどん体温が持っていかれる辛い時間に。
山頂にも人が増えてきたので少し東の方へ歩いてみると
見事な雪原の向こうに乗鞍と御嶽山が見え始めた。
そうだ・・・山頂は周回路になっていたはず。
この先に進めばもっと近づける。
好奇心のままに、誰の踏み跡も無い雪原へと歩き出した!
足跡の無い雪原を下る。
登山道のガイドポールはギリギリ出ているので
これを辿れば迷うことは無さそうだ。
山頂の賑わいから一転して静寂に包まれる。
時折の深雪で転びながら進むのが楽しくて仕方ない。
やはり俺の登山はこうじゃないとな
雪と格闘しながら進むと
伊吹山ドライブウェイの駐車場が見えてくる。
誰もいない駐車場に足跡をつける快感
レストハウスも半分埋まってて
屋根伝いに登れるようになっていた。
ここが俺の山頂だ!/ ^o^\
再びドライブウェイから山頂へ向けて登る。
日の陰りから雪は硬くなり始めており
踏み込みに力を要するがまだまだノーアイゼン。
ジグザグ路も直登してショートカット!
冬山は自分で路を造ればいい。
これにて山頂庭園一周完了。
山頂の端からは夕陽に照らされる琵琶湖が一望。
霞の中に浮かぶ街並み、山、湖は幻想的な眺めだった。
下りは流石にストックを装備。
しかしアイゼンは装着しない。
この急斜面も楽しまなきゃ勿体無いだろう。
滑りを足裏でコントロールしてやる!( ゜д゜)
スキーの要領で斜面を一気に加速!
が、足が負荷に耐えきれず見事に滑落。
うーんスネの筋肉の負担がハンパねぇ・・・
速さは出るけど普通に歩いたほうが楽だわ←
けどこのスタイルもなかなかに楽しく
滑落と徒歩を繰り返してあっというまに下山!
伊吹山は盛況と静寂、緩斜面と急斜面、登山と滑落。
相反する要素を登り方、コース、スタイルで
自在に楽しめる名山であることを
改めて教えてもらった・・・実に楽しい冬山だった!
欲を言うと・・次こそは快晴で登りたいな。
冬季百名山44座目・踏破!
★ルートレビュー★
難易度:C
関西の冬山入門的な所があり冬でも登山者は多いため
トレースは豊富で安心感があります。
五合目までは緩い斜面のためツボ足で歩けますが
その先は急斜面を直登することになるためアイゼン&ストックは必携。
アイスツールの使い方を学ぶにはうってつけの山と言えます。
体力度:D
標高1377m 標高差1164m 平均斜度14.0°登り2:58(5.5km) 下り3:26(7.7km)
距離は短くとも標高差と斜度の大きさで体力度のバランスが取れる山。
ヒップソリを用意すれば下りは緩斜面を滑って楽できるのでオススメ。
展望:A
1合目の時点で樹林を抜け周辺に大雪原と眺望が広がります。
背後に霊仙山・鈴鹿山脈・琵琶湖を眺めながら登れ山頂は360度の展望。
白山・御嶽山・乗鞍岳や北アルプスの南部まで見ることができます。
総評:B
緩→急斜面の登山道変化による必要技術の差。
登ったり滑ったりもできどんな山行スタイルに対応する幅広さを持ち
総合的な冬山遊びを楽しめます。
冬はほぼ人の居ないレストハウスまでの周回路を巡れば
静寂と盛況の緩急まで味わうことができる実に奥深い山です。
★ルートレビューリスト(冬季百名山)
https://wp.me/PcUql6-1aj
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