安全祈願に赤城山（快晴の大展望。おまけに地蔵岳ひとり占め）
群馬県
Casei
- GPS
- 05:20
- 距離
- 8.4km
- 登り
- 865m
- 下り
- 864m
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標高グラフを拡大コースタイム
10:24 駒ケ岳登山口
11:05 駒ケ岳
11:52 黒檜大神石碑
11:59 黒檜山 昼食〜12:25
12:30 山頂北 展望場所 〜12:35
13:13 猫岩
13:20 黒檜山登山口
13:35 赤城神社
13:56 地蔵岳登山口
14:46 地蔵岳 休憩〜15:00
15:32 地蔵岳登山口
15:40 赤城公園ビジターセンター
| 天候 | 午前中快晴、午後から部分的に曇 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2014年01月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
※車でのアクセスも可能ですが、完全に雪道なのでチェーン・スタッドレスタイヤ必須。夏タイヤの場合は、「富士見温泉」で駐車してバスに乗り換えるという手段も。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
◆駒ケ岳〜黒檜山 しっかりしたトレースがありますが、崩れやすい雪質のようでステップはほとんど残っていません。スノーシューの方も多いため、トレースは溝状の雪の斜面です。つま先・かかとに爪のあるアイゼン必須です。簡易アイゼンの方は難渋しているようでした。トレース以外に踏み込むと、容易に踏み抜きます。場所によっては雪庇になっているので危険です。 ◆地蔵岳 駒ケ岳〜黒檜山よりは踏まれていませんので、そこそこ潜ります。トレースはほぼ一直線の直登、もちろんアイゼン必須です。むしろアイゼンがあってもズルズル滑ります。雪質のせいか、やっぱりステップはあまり残りません。 |
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感想
神社のある山に登って今年の山登りの安全祈願しようと考え、良い感じの山がないか探したところ、ちょうどいい山がありました。バスで行けるっていう点も、冬タイヤ持ってない私にはありがたいですね。
快晴、雪山、さらに今年の百名山1本目、気分も高まります。
バスで行けるとは言っても本数は限られていますので、始発の直行バスに乗っても取り付きは10時過ぎ。普段の山行スタイルからするとかなり遅いスタートになりますが、行程は長くないので割と余裕を持って登ってもOKです。私は焦ってオーバーペース気味に登り始めて失敗しましたけども。
駒ケ岳登山口からの登りはじめはジグザグの急登。トレースはしっかりしてるので迷ったり踏み抜いたりすることはないのですが、雪質がもろいようで非常にズルズル滑ります。一歩登って半歩分ずり落ちるような斜面なので、思うように進まずなかなか難渋しました。キックステップで足を打ち込んでも崩れ落ちることが何度かありましたから、軽アイゼンでは大変でしょうね。
稜線上に出るとようやく進みやすくなり一安心。このあたりからは景色も楽しめます。皇海山方面はバッチリ。浅間山もくっきりと、遠く富士山も望めました。ただし所々に雪庇が出来ているので景色に気をとられて不用意にトレースから外れたりするとと危ないですね。駒ケ岳の意外に地味なピークを過ぎて急斜面を下り、鞍部を過ぎるといよいよ黒檜山です。
黒檜山の上部に来ると、植生が変わるようで幹の皮が特徴的な木（ダケカンバ？）が目立つように。枝先に雪がついて花のようになっている姿もキレイですね。空の青さがまた素晴らしく、天頂部の群青かと思うくらいの濃い色に感嘆するほど。頂上かと思われる場所に石碑と鳥居がありますが、ここはまだ頂上ではありません。景色が非常に良いのと、頂上は混雑するので休憩するならここの方が良いかもしれませんね。もうしばらく歩けば、いよいよ黒檜山頂上です。
黒檜山頂上からは東方向以外の景観は得られませんが、5分ほど北に進んだ展望場所からは谷川連峰を始めとした北西〜北方向の山々がずらりと眺められます。山座同定ができずどれがどれやら曖昧でしたが、真っ白な峰々が広がる光景は最高でした。
頂上から少し下ったところの分岐から、大沼(おの)方向へのルートを下山します。大沼越しの地蔵岳を眺めながらの下山は雪がやわらかいこともあって実に快適。滑りやすい雪質も下山の際にはありがたいような気がします。上からだと点にしか見えず「何だろう」と不思議だった湖面上のテント群、どうやらあれはワカサギ釣りの一人用ドームだったみたいです。釣りは門外漢ですが、ちょっと体験してみたいと思ったりしました。
登山口まで下山し、赤城神社へ山行安全を祈願に参拝。さらにお守りを購入します。冒頭で赤城山がちょうどいいと書いたのはまさにこの点、この神社には「登山御守り」なる珍しい御守りが置いてあるのです。赤・水色・黄・白・濃茶の5色がありました。これで今年の安全もバッチリです。
さて本日はもう1本、地蔵岳も登ってしまおうと企んでおりまして、大沼を迂回して地蔵岳登山口まで向かいました。考えてみればせっかく凍結していたのですから道なりに回らずに湖面をまっすぐに歩いて向かっても良かったですね・・・(笑)
地蔵岳への道は、下から見ても「何だこれ？」と思うくらい直線で上に向かう直登ルート、しかも急傾斜。しかもあまり人が通らないのか、けっこうズボズボと足が沈みます。ふうふう言いながら延々と登ること50分、通信設備群が林立する手前に頂上がありました。午後遅くになっていたので景色は大分かすんではいましたが、展望がよいという評判は頷けるものでした。陰影のついた谷川岳、カッコいいなあ。なお一等三角点も最高峰の黒檜山でなく、ここにありました。地蔵岳に入ってからここまでの行程、誰とも出会っていません。時刻もあるのでしょうが不思議な感じ。地蔵岳独り占め！贅沢！とか独り言を言いながら、ちょっと得した気になりました。
アンテナの間からチラとシルエットを見せる富士山を背に、来た道を滑り降りるように下山。溝状の斜面はまるでボブスレーのコースのようでしたので、ソリとかであればかなり早く下りるんじゃないかと。結局、下山まで誰とも会いませんでした。
登山口からビジターセンターに辿りついて山行は終了。実はそれからバスの時間までかなりあり、前橋でも電車の待ち時間が随分かかったので帰途はけっこうな長旅になったのでした。公共交通機関を使っての移動は、予定が立てにくい復路が難点ですねえ・・・
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