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Yamareco

記録ID: 39614
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
奥秩父

雪山の甲武信岳

2009年01月17日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
07:02
距離
13.9km
登り
1,605m
下り
1,617m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:35
休憩
0:17
合計
8:52
6:52
306
道の駅みとみ
11:58
12:15
209
15:44
ゴール地点
道の駅みとみ6:52−7:20徳ちゃん新道分岐7:25−9:15近丸新道合流9:35
−11:15木賊山11:25−11:35甲武信小屋11:41−11:58甲武信岳12:15−
12:26甲武信小屋12:31−12:51木賊山13:00−14:00近丸新道合流14:10−
15:15徳ちゃん新道分岐15:20−15:44道の駅みとみ
総合時間:8時間52分
歩行時間:7時間25分
天候
過去天気図(気象庁) 2009年01月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
道の駅みとみから、出発。
車道は除雪され、塩化カルシウムもまかれているようだが、
歩道は、除雪もされていない。
なんか変だけど、、、。
車優先ですか、、、。

今日も徳ちゃん新道を登る。
途中まで、西沢渓谷の遊歩道を通る。
一部は凍り付いている部分もあるが、注意して、
そうした部分は迂回すればよい。
特にアイゼン着けるほどでもないし。

徳ちゃん新道は、時に緩やかに、時に急登り。
時に石楠花のトンネルに、岩尾根のやせた部分。
急登りの部分は、アイゼンを履いていないから、大変。
時折、ずるずるッと。
でもアイゼンを着けても行動が遅くなるから、、、。

近丸新道の分岐を過ぎると、石楠花トンネル
そして、樹林帯。

昨年2月21日には、ここをスノーシューで必死に歩を進めた。
今日は、トレースがあるから気分的、体力的にかなり違うのだ。
それにしてもこの樹林帯の急な登り。

トレースあるが、縦走路にぶつかるあたりから、
一部とレース消えており、自分でトレースをつける。
つらい作業だ。

ところどころ、風の通り道のようで、トレースが消されている。
ここからは、甲武信小屋に一度下る。
その際、風の通り道を通る。
さすがに雪がしまり、一部はクラスト状態。
でもやはり、アイゼンは着けなかった。

このあたりから、甲武信岳が見えてきた。
いい形である。

時折、トレースを自ら作りながら、進む。


甲武信小屋は、雪が50cmほどだろうか、屋根に積もっている。

小屋から頂上までは、初めこそもぐったが何とかなった。

下山もアイゼンを着けずに。
下るにしたがって、一部はぐちゃぐちゃになっていた。


徳ちゃん新道までの道、しまっている、アイゼン着けず
徳ちゃん新道までの道、しまっている、アイゼン着けず
徳ちゃん新道入り口
徳ちゃん新道入り口
徳ちゃん新道のしばらくの急のぼりのあと
徳ちゃん新道のしばらくの急のぼりのあと
左に見える山梨百名山の難関、鶏冠山
左に見える山梨百名山の難関、鶏冠山
シャクナゲのトンネル、石楠花が咲く頃は気持ちよいだろう
シャクナゲのトンネル、石楠花が咲く頃は気持ちよいだろう
樹林帯の登り、トレースはあった
樹林帯の登り、トレースはあった
縦走路にぶつかるところ
縦走路にぶつかるところ
かなりの雪。一部トレースが吹き消されていた。
かなりの雪。一部トレースが吹き消されていた。
木賊山山頂
木賊山を少し進んだところから見た甲武信岳
木賊山を少し進んだところから見た甲武信岳
木賊山を一旦下り、甲武信小屋。雪が深い。
木賊山を一旦下り、甲武信小屋。雪が深い。
甲武信小屋。
甲武信岳山頂の指導標。
甲武信岳山頂の指導標。
セルフタイマーでY-chan
セルフタイマーでY-chan
国師が岳方面だ。
国師が岳方面だ。
下山にかかる。
破風山も見えていた。
破風山も見えていた。
破風山。
やせた岩尾根。

感想

2009年1月17日(土曜日)

昨年2月21日には、この甲武信岳を今日と同じく、西沢渓谷から日帰りしたが、トータルで、12時間近く、歩行時間も10時間程度に及ぶ、凄まじいものだった。
今回は、14日にC-chan他が登っており、ある程度のトレースが期待できるので、スノーシューなどは持たず、アイゼンだけにした。
アイゼンは、結局使用しなかった。

しばらく多忙で、やっとひと段落。
だから少し落ち着いて登れるかな。
いずれにせよ、西沢渓谷からの甲武信岳は、きついから充実感は大きいだろう。

昨年の記録を見たら、同じ、1月17日にやはり、

甲武信岳に登ろうと、西沢渓谷まで車を進めていたが、
強風に少し雪も混じり、気弱になって大菩薩に変更した苦い思い出がある。
それに比べたら、少しは精神的にも強くなったか?

4:30起床
5:10自宅発。
食料を購入していないのでコンビニへ。
朝食、昼食購入。
まだ真っ暗だ。

一路、国道20号線、140号線を道の駅「みとみ」へ。

6:30道の駅「みとみ」駐車場
1台の車も停まっていない。
西沢渓谷の入り口には、登山者用の駐車場もあるから、
そちらに停めても良いが、坂があり、そこが雪などで、凍りつくと厄介だ。
今日は、その登山者用の駐車所も問題はなかったようだが、、。

6:52道の駅みとみ出発
身支度に時間がかかった。
手も冷たくなったし、、、。
はじめだけ、少し140号線を歩くが、車道は除雪され、
塩化カルシウムもまかれているようだが、歩道は、除雪もされていない。
なんか変だけど、、、。
車優先ですか、、、。

今日も徳ちゃん新道を登る。
途中まで、西沢渓谷の遊歩道を通る。
一部は凍り付いている部分もあるが、注意して、
そうした部分は迂回すればよい。
特にアイゼン着けるほどでもないし。

7:20徳ちゃん新道入り口
7:25徳ちゃん新道入り口発
早くも雪の登山道。
この徳ちゃん新道は、時に緩やかに、時に急登り。
時に石楠花のトンネルに、岩尾根のやせた部分。
急登りの部分は、アイゼンを履いていないから、大変。
時折、ずるずるッと。
でもアイゼンを着けても行動が遅くなるから、、、。
左には、山梨百名山の難関「鶏冠山」。
そのまま、これから向かう甲武信岳の手前にある
木賊山(とくさやま)に連なっている。

今日もそれほど寒くない。
そもそもほとんど風がないではないか。
鶏冠山を眺め、先の木賊山を眺め、急な登りをこなし、
やせた岩尾根を過ぎれば、近丸新道との分岐。
この近丸新道は、徳ちゃん新道の入り口より手前に、
「戸渡尾根」の立派な看板がある。

9:15近丸新道合流点。
近丸新道にもトレースは付いていたが、そういえば、
しばらく歩いていないのです。
今度歩いてみようかな。
夏道で。

9:35近丸新道合流点発

さて、これからも再び石楠花トンネル。
石楠花が左右に迫り、登山道が狭くなっている。
その前に、右手を見れば、いつぞや登った、破風山が聳えている。

さて、この石楠花トンネルを抜けると今度は、樹林帯。
しかもかなりの急な登りだ。
昨年2月21日には、ここをスノーシューで必死に歩を進めた。
今日は、トレースがあるから気分的、体力的にかなり違うのだ。
それにしてもこの樹林帯の急な登り。
下山時に気が付いたが、かなり続くのだ。
よく頑張った。

よく頑張るとやっとガレて見晴らしの良いところにでた。
ここまで、こんなに時間がかかったのか、、、。
家に電話する。

いい感じで富士山や周囲の山が見える。

しばらくは又樹林帯。
高度的には、もう甲武信岳の高さまで来ているが、
木賊山まで行って、一度甲武信小屋まで、下り、
最後に登り返さねばならない。
これがつらい。

さらにしばらく樹林帯を進むと、奥秩父縦走路。
右に行けば、破風山、左は木賊山、甲武信岳。
雪が多くなる。
時折、トレースがかき消されていて、自分でトレースをつける。
つらい作業だ。

11:15木賊山
11:25木賊山発

ところどころ、風の通り道のようで、トレースが消されている。
ここからは、甲武信小屋に一度下る。
その際、風の通り道を通る。
さすがに雪がしまり、一部はクラスト状態。
でもやはり、アイゼンは着けなかった。

このあたりから、甲武信岳が見えてきた。
いい形である。

時折、トレースを自ら作りながら、進む。


11:35甲武信小屋。雪が50cmほどだろうか、屋根に積もっている。
屋根が弓なりに反って見えるほどだ。
冬季小屋があるので、それに向かったトレースがあった。
一番手前の方にトイレが設置されていた。

11:41頂上に向け出発。
はじめの10歩ほど。
30cm以上も埋まり、又、いつかの再現かと思ってしまった。
でもごく一部であり、疲れを感じる他は順調に登る。
昨年2月21日には、この甲武信小屋から、頂上まで、40分もかかっていた。
それほど、過酷な登りであった。

11:58甲武信岳山頂
誰もいない。
独占。
ヤッケを着込む。
北アルプスや関東の山々は雲に隠れていた。
0℃。
それほど寒さは感じない。

12:15甲武信岳出発

12:26甲武信小屋戻り
12:31甲武信小屋発

さて登り返し。
これがつらかった。
とにかく一歩一歩進むしかない。

木賊山まで、つらい登り返しだった。
この登り返しは、夏でもつらいだろう。

12:51木賊山
13:00木賊山発
甲武信岳山頂から、ここまで来ていたヤッケを脱いだ。
暑く感じた。

しばらく行くと、2名の登山者。
日本人と白人男性。
日帰りという。
時間的には、かなり遅く感じたが、大丈夫だっただろうか?

さて、アイゼンも着けていないが、軽快に下る。
樹林帯が長く、すごい急坂に感じた。
これを登ってきたのだから、すごいな、なんて関心もする。
前方には、西沢渓谷からも登れる三角錐の黒金山が目立つ。

14:00近丸新道との合流点
14:10合流点発。

今日は暖かいので、この辺りからの雪は、ひなたではかなり融けている。
最初が岩のやせ尾根を通過するので、注意して進む。

途中では、ぐちゃぐちゃしたところもあった。

15:15徳ちゃん新道入り口
15:20徳ちゃん新道入り口発

15:44道の駅「みとみ」

からだを拭いて着替えた。
頼まれた子供の土産も買った。
17:00までには、一宮三坂から高速道路に乗りたい。
甲府昭和で下りれば、半額だし、下の道の混雑も回避できる。

18:00前には、自宅に着いた。


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利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

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