まさかの赤岳。


- GPS
- 10:55
- 距離
- 15.3km
- 登り
- 1,431m
- 下り
- 1,435m
コースタイム
二日目: 赤岳鉱泉 5:00 ー行者小屋 5:45 ー文三郎尾根頭 7:00 ―赤岳山頂 7:35
―行者小屋 8:45 ―美濃戸 10:40 −美濃戸口 11:20
天候 | 快晴。稜線風強し |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車券がオリジナルステッカー! |
写真
感想
都合がつかず行けなかった恒例の年末山行の代わりに、一泊でのんびりのつもりで赤岳鉱泉に泊まり硫黄でも往復して来るつもりでした。
天気は約束されたも同然。案の定雲ひとつない快晴。しかも春のような(赤岳鉱泉スタッフさん談)陽気。
期待の夕飯はカツ煮込み!最高でした。
ここでshiikenがとんでもない事をのたまった!小屋番さんの、トレースは硫黄方面より赤岳の方がはっきりしているとの言葉を受け、「赤岳行きたい!」。
そりゃ行きたいけど我々の技量ではどうなの?まぁとりあえずの装備はあるし、天気も問題なさそうだが・・・。
想定もしていなかったが、その言葉にmonmonchinも火が付いてしまい、行ける所まで。ヤバいと思ったら躊躇なkく戻るよ、ということで了承。
意外な展開にもわくわくしながら翌朝を迎えました。4時起床。前日作ってもらったお弁当を食堂で食べ、5時にヘッデン付けて出発。
行者小屋もひとけ無し。樹林帯を抜け、斜度が急になって来たところで、ストックをピッケルに持ち替えます。この急斜面は夏道だとあの延々と続く階段だ!グングン高度をあげいつの間にいか行者小屋がはるか下に。しばらく進むと吹き溜まりでトレースのない雪壁が登場。高さは3〜4mでしょうがここが少し大変でした。というか帰りがもっと大変そうで心配・・・。
この辺りから夜が明け始め、素晴らしい絶景のなか進みます。道も緩やか、前方に稜線の道標も見え、気も早まります!文三郎尾根を登り切ると権現越しの南アルプスが目に飛び込んで来ます!きれいなモルゲンロート!最高です!
この先の岩場も凍結部分もなく雪も適度に付いていて意外にすんなり龍頭峰の窓に登り着きました。この先で富士山登場!見事な雲海の上に。最後のハシゴを登ると見覚えのある祠と道標が!
いや〜やっちゃいました!厳冬期の赤岳登頂です!
360°の展望!ですが強風と寒さで10分と居られません。しかもカメラの電池がダウン。手で温めては1〜2枚、の繰り返しであまり写真も撮れませんでした・・・。ちなみにログを取っていたiphoneもここでダウンしていて、下山後気づきました・・・。
さあ下りですが、例の雪壁、やはり苦労しました。この強風だと降雪していなくても舞う雪でトレースが消えてしまうのです。往きに作ったステップもなくなっていてアイゼンも効かず肝を冷やしました。
まぁ、ありがちな事ですがこの後続々と登って来る方がいました・・・。あと10分遅かったらあんなに苦労しないで済んだのに。長〜い階段地帯もゆっくりクリア。樹林帯に戻りひと安心。行者小屋に帰還!
朝はひとっこひとりいなかったのに、10人位の方々が登攀準備していました。行動食をかじり、さあ、のんびり下りますか!今日も昨日に続きかなり気温が高く山肌も樹々が黒々とし様子が違います。
夏は長く感じた林道も短く感じ、無事下山。
好天に助けられ思わぬ山旅となりましたが、いつでもこううまく行くとは限らないと肝に銘じたいと思う今日この頃。
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