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Yamareco

記録ID: 402001
全員に公開
講習/トレーニング
甲信越

金峰山

2014年01月25日(土) 〜 2014年01月26日(日)
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
13:33
距離
18.8km
登り
1,630m
下り
1,641m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

25日
11:12駐車場-12:28富士見平小屋13:50-14:50鷹見岩15:20-16:10富士見平小屋

26日
6:46富士見平小屋-7:30鷹見岩分岐7:36-7:55大日小屋-8:18大日岩8:27-10:27山頂10:52-12:05大日岩12:13-13:17富士見平小屋13:46-14:10駐車場
天候 25日:晴れときどき曇り
26日:雪のち曇りときどき晴れ
過去天気図(気象庁) 2014年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
瑞牆山荘のそばの駐車場を利用しました。
増富温泉からの道はスリップにご注意ください。
コース状況/
危険箇所等
富士見平小屋まではアイゼンなしでOKでした。下るときはアイゼンがないと怖いのでは、というレベルでしたが、登りはやや滑りはしたものの、さほど問題はありませんでした。
富士見平小屋からしばらくの間は雪はあまり多くなかったです。石や木の根っこが気にならなくなったのは飯森山南側のトラバースのあたりからと記憶しています。
大日岩から砂払ノ頭までは、トレースから察するに、25日夜に結構積もったようです。トレースがなくとも道を見失うとまでは思いませんが、降雪後は下の方であまり降らなかったときでも注意が必要かと思います。
砂払ノ頭からは森林限界を超えるため、強風時は注意が必要でしょう。26日は冬型になっていたため、風はやや強めでした。

時間の関係で行きませんでしたが、下山後の温泉は増富温泉が最寄りです。
鷹見岩より
2014年01月25日 14:59撮影 by  DSC-TX30, SONY
1/25 14:59
鷹見岩より
小さく五丈岩が見えます
2014年01月25日 14:59撮影 by  DSC-TX30, SONY
1/25 14:59
小さく五丈岩が見えます
2014年01月25日 15:00撮影 by  DSC-TX30, SONY
1/25 15:00
2014年01月25日 15:00撮影 by  DSC-TX30, SONY
1/25 15:00
2014年01月25日 15:00撮影 by  DSC-TX30, SONY
1/25 15:00
慣れないアイゼン歩行で疲れつつも、眺望で癒やされる講習生の皆さん
2014年01月25日 15:03撮影 by  DSC-TX30, SONY
1/25 15:03
慣れないアイゼン歩行で疲れつつも、眺望で癒やされる講習生の皆さん
2014年01月25日 15:03撮影 by  DSC-TX30, SONY
1/25 15:03
ザイルがあったので簡単に登れました。
2014年01月25日 15:03撮影 by  DSC-TX30, SONY
1/25 15:03
ザイルがあったので簡単に登れました。
富士山もしっかりと見えました。
2014年01月25日 15:05撮影 by  DSC-TX30, SONY
1/25 15:05
富士山もしっかりと見えました。
富士見平小屋の前でビバークの仕方について講習中。
2014年01月25日 16:24撮影 by  DSC-TX30, SONY
1/25 16:24
富士見平小屋の前でビバークの仕方について講習中。
これは搬送訓練です。
2014年01月25日 16:34撮影 by  DSC-TX30, SONY
1/25 16:34
これは搬送訓練です。
2014年01月25日 16:34撮影 by  DSC-TX30, SONY
1/25 16:34
2014年01月25日 16:40撮影 by  DSC-TX30, SONY
1/25 16:40
2014年01月25日 16:40撮影 by  DSC-TX30, SONY
1/25 16:40
2014年01月25日 16:42撮影 by  DSC-TX30, SONY
1/25 16:42
26日朝に鷹見岩分岐にて。
2014年01月26日 07:39撮影 by  DSC-TX30, SONY
1/26 7:39
26日朝に鷹見岩分岐にて。
2014年01月26日 07:39撮影 by  DSC-TX30, SONY
1/26 7:39
山頂直下。あらためて人数が多いですね。
2014年01月26日 10:25撮影 by  DSC-TX30, SONY
1/26 10:25
山頂直下。あらためて人数が多いですね。
とりあえず標識。
2014年01月26日 10:52撮影 by  DSC-TX30, SONY
1/26 10:52
とりあえず標識。

感想

1 講習の概要
日本山岳会にはYOUTH CLUBと称する組織があります。
YOUTH CLUBでは、年に3回程度若い雪山初心者を対象に雪山入門教室を開いています。
組織形態には若干の変遷がありますが、日本山岳会の雪山入門教室は今回で5期目です。
講習場所は多少変わりましたが、このところは金峰山、八ヶ岳の硫黄岳および谷川岳となっています。
雪山入門教室は、日本山岳会会員のプロガイドを講師に招き、日本山岳会会員がスタッフとなって行っています。
だいたい講習生は20人程度で、今回の金峰山は17人の参加者がありました。


2 記録
(1)25日
ア 駐車場から富士見平小屋まで
富士見平小屋まではアイゼンを付けませんでした。
ちょっとアイゼンが欲しいところもありましたが、なくても問題はないでしょう。
雪山デビューの講習生もいましたが、しっかりと歩いていました。


イ 富士見平小屋
富士見平小屋に不要な装備をデポするとともに、昼食をとりました。
富士見平小屋は最近新しい管理人が着任され、綺麗になりつつあります。
瑞牆山荘からあまり距離がない等の理由により、泊まる人は少なかったのではないかと思われますが、
後述するとおり朝ゆっくりできるというメリットもあり、もっと利用されていい小屋と思っております。


ウ 富士見平小屋から鷹見岩まで
25日は山頂には行かず、鷹見岩まで往復しました。
富士見平小屋からはアイゼンを付けました。
講習生のアイゼン装着を逐一チェックして問題がないことを確認したうえで、
講師からアイゼン歩行時の注意事項の説明があり、しかる後に出発です。

さすがにぎこちない歩き方の講習生が多かったですが、鷹見岩までは特に問題になる箇所もなく、
何事もなく全員(ただし、現在の富士見平小屋ではご飯は提供していないので、
CLとSL1名はお湯の準備のため小屋にとどまりました。)で到着できました。


エ 鷹見岩から富士見平小屋まで
鷹見岩で眺望をしばし楽しんでから小屋に戻りました。
特に問題はない……と思っていましたが、namemaniaのすぐ後ろを歩いていた講習生が
木の根にアイゼンを引っかけて転倒してしまいました。
幸い滑落等にはつながらなかったのですが、石や根には十分注意をしないといけないことを再認識した次第です。


オ 富士見平小屋にて
講師からビバークの仕方や搬送方法のレクチャーがありました。


(2)26日
ア 富士見平小屋にて
従来の雪山入門教室は岩根山荘泊で、5時ころ出発して瑞牆山荘に移動していましたが、
今回は富士見平小屋発なので、7時出発をめどに準備しました。
従来の例と富士見平小屋発の時間はほぼ同じでしたが、
かなりゆっくりできました。

この日は歩き始めからアイゼンを付けました。
25日にはアイゼンをもう片方のアイゼンに引っかける事故はなかったのですが、
26日は小屋の前で発生しました。
慣れないアイゼンなので、難しいところではありますが、
アイゼンの引っかけは常に意識して欲しいところです。
なお、26日はほかに、アイゼンをオーバーズボンに引っかけて破いてしまった事件もありました。


イ 富士見平小屋から鷹見岩分岐まで
25日は講師がトップでしたが、26日はスタッフのうちの3人が交代でトップを歩きました。
この区間はO女史がトップです。3人ともゆっくり歩いたつもりではありましたが、
講習生はかなりヘロヘロになっていたようです。ちょっと反省です。
ペースの点を除けば特に問題はありませんでした。


ウ 鷹見岩から大日岩まで
この区間はF君がトップでした。
ここもペースの点を除けば問題はありませんでした。


エ 大日岩から山頂まで
ここはnamemaniaがトップを歩きました。

砂払ノ頭までは25日の夜にある程度降雪があったようです。
先行パーティーのトレースを利用できたため、
講習生もさほど体力を消耗しなかったことでしょう。
富士見平小屋ではそれほど降雪がなかったので、
上でもたいしたことはないと高をくくっていましたが、
意外と降雪量は多かったようです。
降雪直後は、下の方ではあまり降っていなくとも、
ラッセルすることも念頭に置く必要がありそうです。

砂払ノ頭から先は森林限界を超えるため風が強くなりますが、
総勢24人の大所帯のため、休憩をどうするかがずっと気になっていました。
案の定、全員が一度に休めるような場所はなく、パーティーを2つに分けましたが、
このあたりはあらかじめ考えておく必要がありそうです。
すれ違うパーティーにも迷惑ですし。

山頂の気温は氷点下7℃くらいだったようですが、
風が強く、体感温度はかなり低かったです。
歩いているときはいいですが、休憩時はすぐに
羽織れるようにしておく必要があることを、
講習生は身をもって感じてくれたことでしょう。
これは冬山に限ったことではありませんが。


オ 山頂から大日岩まで
またO女史がトップを歩きます。
ちょっと早い感もありましたが、下りということもあってか
namemaniaが見ている範囲では遅れる講習生はいませんでした。

ひそかにnamemaniaが心配していたのはこの区間でした。
慣れないアイゼンで通常よりも疲労が増しているであろうこと、
アイゼンを引っかけた場合滑落の危険が大きいこと、および、
講習生がアイゼンを信用できていないであろうことが原因です。

これもnamemaniaが見ていた範囲でしかありませんが、
やはりアイゼンを利かせて、それを信用して下ることはできていませんでした。
初っ端からできるはずもないのですが、ぜひあと2回の講習でもう少しでも慣れて欲しいものです。


カ 大日岩から富士見平小屋まで
またF君がトップ。
危険箇所もなく、特にコメントはありません。


キ 富士見平小屋から駐車場まで
富士見平小屋にデポさせていただいていた装備類をピックアップして下山を再開します。
トップはまたnamemaniaでしたが、やはり特にコメントはありません。


3 感想
スタッフとして参加して特に思ったのは、講習生はまだ体力が足りないということです。
結構ヘロヘロになっていた人もいましたが、暑がりのnamemaniaもほとんど汗をかきませんでした。
沢で鍛えて/やせ我慢をして薄着をしていたせいもあるかと思いますが。
どんどん(雪山に限らず)山を歩いて体力を付けて欲しいと考えています。

あとは、アイゼン歩行に慣れて欲しいと思っています。
折角高い買い物をしたのですから、これからも雪山に行って欲しいですが、
そのためにはなによりもアイゼン歩行に慣れることが肝心です。
今年の1月5日にアイゼンを引っかけたnamemaniaが偉そうにいえることではないのですが。

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