栃ノ木峠〜下谷山〜上谷山☆江越国境稜線遥かなり


- GPS
- 10:59
- 距離
- 24.7km
- 登り
- 1,054m
- 下り
- 1,040m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・数日間、降雪が続いた後だったのでスノーシューでほぼmax(30cm近く)の沈み込み、標高1000mのあたりでようやく雪が締まるようになる ・下谷山のあたりは尾根地形が非常に複雑、GPSがあっても地図の読図のみならず周囲の地形を慎重に読む必要あり ・下谷山以降は上谷山まで好展望の雪稜が延々と続く(積雪が多ければ問題ないが、積雪が少ないと猛烈な藪が雪の下から顔を出す) |
写真
感想
福井県の風力発電が計画される尾根の一つ、栃ノ木峠から下谷山へと続くブナ林が続く稜線を今年こそは歩きたいものだと心に決めていた。当初は中河内まで余呉バスで入り、庄野からタクシーで今庄まで戻るということも考えたが、この方法は栃ノ木峠の出発が非常に遅くなるので、現実的ではない。
計画をあれこれと思案するうち、栃ノ木峠から上谷山まではおよそ12km少々であることに気がつく。ヤマレコにおいてはこの長大な尾根を往復した記録は見当たらなかったが、往復の距離が25kmほどであるならば、大きなアップダウンもないので、雪の条件が悪くない限り無理な距離ではないだろう。
この週末は関西から北陸に至るまで広く範囲で晴天の予報だ。しかも、北陸地方における前日の降雪の後となるので、霧氷も期待できそうだ。この上谷山までの江越国境稜線を往復を試みるのに格好のタイミングに思われた。
ピストン往復のいいところは復路では往路のトレースのせいでスピード・アップが計れるところだ。しかし、往々ににしてエスケープ・ルートがないので、登頂が無理と判断した場合の引き返すタイミングの判断が難しい。コース・タイムを予測すべく、三年前に滋賀県側から上谷山を周回した自分の過去の山行からおおよそのコースタイムを予測し、下谷山から上谷山まで行きは3時間、帰りは2時間と読む。下谷山は上谷山までのほぼ中間地点なので、全体では行きは6時間、下りは4時間半の行程だ・・・勿論、順調にいけばの話であるが。
以前、naojiroさんが積雪期に栃ノ木峠から下谷山にいかれようとして山頂のわずか300m程手前で撤退されていたことがあったので、naojiroさんとhanaさんに私の山行計画をお伝えする。お二人とも私のトレースを追って後から出発するとのことであり、それでは「13時に下谷山で」ということにする。
目覚ましをセットしたのは2時45分であったが、2時過ぎに目が覚める。ウクライナ情勢が気になり、最新のニュースに目を通す。目にするニュースはいずれも気分を暗澹とさせるものばかりだ。プーチンに対する憤りで、一気に覚醒する。キエフがロシア軍に陥落しないことを願いつつ、出発する。
琵琶湖のほとりを北上すると東の空には赤い三日月が昇ってくる。マキノから木ノ本に向かうと、道路の先が見えないような濃霧が立ち込めるので、速度を落として運転することになる。
中河内に向かってR365を北上すると、北上するにつれ道路には雪が現れるようになる。椿坂トンネルと越えると、道の両側は雪の壁となり、高いところでは2mを越えている。スキー場の広々とした第二駐車場の片隅に車を停めて車外に出ると、意外なほどに空気が生暖かく感じられる。アウターを着込む必要はなさそうだ。
駐車場からりベルク余呉のスキー場に向かって上がる林道を探すが、道路沿いには雪の壁が続いているばかりで、林道の入口がわからない。雪の壁の低くなっているところだろうとあたりをつけて、壁の中にスノーシューを蹴り込んで這い上がると林道が現れた。もちろん、林道には圧雪された痕跡も見当たらない。
積もったばかりの新雪のせいだろう。スノーシューにtailを装着しているの沈み込みは少しは緩和されているのだろうが、それでもかなり深く沈み込む。先が思いやられるが、行けるところまで行くしかない。
尾根の末端の下には小さな池が記されているが、確かに池と思われる窪地がある。池の端を回り込んで、左側から尾根に取り付く。この尾根の最初の100mほどの登りが本日、一番の急登だろう。尾根に沿って電信柱が立っているのは電波塔に電気を送るためのものだろう。
急登を登りきると、すぐにも傾斜は緩やかになりあとは尾根伝いに緩やかに高度を上げてゆく。尾根には電柱が立ち並び、ヘッデンの明かりが闇の中に向かって伸びてゆく白い尾根をぼんやりと照らす。樹木の切り払われた尾根はルート・ファインディングに苦慮しないで済む。尾根の左手には樹間からスキー場の煌々とした明かりが目に入る。
尾根が東向きから北向きに方向を転じるp741、尾根からは東側に大きく眺望が広がる。うっすらと東の空が明るくなり始めると、なだらかな下谷山と、左手には電波塔と下谷山のシルエットが東雲の空に浮かび上がる。
尾根を進むうちに急速に空は明るくなってゆく。気がつくと電信柱の間を繋ぐ電線がほぼ目線の高さにある。掴もうと思えば余裕で掴める高さだ。積雪は一体、何mほどあるのだろう。以前、武奈ヶ岳の山頂で出会った中河内出身という方が、大雪の後で小学校に行くのに道路にロ線があり、誰かが親切にロープを張ってくれたのだろうと思ってそれを伝って歩くと送電線そのものだったことに気がついた、という話を思い出す。
谷を回り込んで電波塔のあるピークにたどり着く。尾根の周辺にはブナの樹林が広がっているようだが、尾根上は広く切り払いされており、電波塔までは林道が続いているのだろう。
電波塔を先に進むと送電線鉄塔が連続するので、その下の広々とした雪原を歩いてゆく。尾根の先に広がるブナの樹林からは空に向かって突き出した風況観測計の鉄塔が目に入る。この尾根に風力発電機がずらりと並ぶことになる日もそう遠くないのだろう。
風況観測計の脇を通り過ぎると、細いブナの樹林の中へと入ってゆく。やがて東の空が急に明るくなってゆく。雪庇の張り出した尾根の好展望地に出る。北西の鉢伏山から伸びる稜線、雪化粧した山肌が綺麗なピンク色に染まっている。尾根の南側には大音波谷側の谷間の展望が広がり、彼方には大黒山、妙理山を望む。まもなく朝陽を浴びて、着雪した周囲の樹々が黄金色に輝きはじめる。
すぐにも大きく南側に雪庇の張り出した音波山に到着する。南側には大きく雪庇が張り出し、その上からは展望が広がる。後からこのピークを踏むことになるnaojiroさんやhanaさんのことを思うと、山頂に広がる綺麗な雪原の上にトレースによる瑕疵をつけてしまうのが躊躇われ、なるべく雪原を踏まないように歩く。
尾根を先に辿るとすぐにも山影に入り濃密なブナの若木の樹林が始まった。樹林の先がうっすらとピンク色を帯びた黄金色に輝いている。何かと思えば朝陽を浴びた霧氷が樹林の先で輝いているのだった。樹冠が見上げるとブナの樹冠についた霧氷が青空を背景に
やがて尾根が南東に向きを変えると朝陽が樹林の中に差し込むと、まるで照明器具に一斉に光を灯したかのように霧氷が輝く。この霧氷の樹林があまりにも美しすぎて、中々先に進めなくなる。ここで大幅にペースダウンすることになるのは大きな誤算であった。
しばらくはほどんどアップダウンもなく、なだらかな尾根筋を辿る。p902を越えて、東側に伸びる支尾根を見ると、尾根の先に展望が広がっているようだ。支尾根に寄り道すると、霧氷を纏った尾根の先には下谷山が見える。
やがて右手に尾根が現れるといよいよ下谷山の山頂付近の複雑な二重山稜の地形が始まったことを理解する。このあたりの地形の複雑さはnaojiroさんからもhanaさんからも事前に聞かされてはいたが、「山登りはこんなにも面白い」でも壇上氏がコースメモで「この山で出遭った山慣れた人でさえもリング・ワンデリングを余儀なくされ2時間くら彷徨ったという」と記されているのを読み、山頂付近のこの地形を覚えるほど地図を読んでいたのだった。
しかし、実際には地図には現れない起伏や谷のせいで、単なる二重山稜という言葉では表現できないほど複雑な地形となっているようだ。下谷山のピークのある方角を定めると尾根の右手から登ってくる谷の源頭を進む。それまでブナの若木の尾根から雰囲気は一転し、ブナの大樹の疎林が谷の周囲には広がっており、なんとも壮麗な雰囲気だ。
下谷山の西側から尾根に乗ると山頂の手前では霧氷を纏ったブナの大樹が視線を惹きつける。箒のような繊細な樹影のブナと異なり、あたかも抱擁するかのように横方向に大きく枝を広げたその樹影はひときわ大きな存在感を放っていた。
霧氷に彩られた樹々の傍を抜けて山頂にたつと、東側の展望が大きく開け、緩やかに波打つたおやかな雪稜の先には上谷山が霞んだシルエットを見せている。時間は8時17分、当初の見込みより少し遅れてはいるが、ここに至るまでの霧氷の樹林での停滞を考えればこんなものだろう。
山頂からわずかに下ってブナの叢林を抜けると、すぐにも船ヶ洞山から登ってくる尾根と合流し、尾根には広々とた雪稜が広がるようになる。ここでも綺麗な雪原にトレースを刻んでしまうのが勿体なくて、なるべく樹林の傍を歩くことにする。
緩やかではあるものの小さなアップ・ダウンが繰り返しながら尾根を進む。上谷山は遥か彼方ではあるが、山頂に至るまで延々と雪原の広がる尾根を進むことが出来る愉悦は他では堪能することの出来ない愉悦だろう。
なだらかな斜面に疎らに生える杉の樹々がまるでジオラマのようだ。杉の樹々が一様に雪の塊を纏っているのは前日の降雪のせいだろう。そのせいか、足元の雪もなかなか沈み込みが浅くならない。滋賀県側の針川へと下ってゆく送電線鉄塔尾根を過ぎると、標高が1000mに近づいたからだろうか、ようやく締まった雪面がところどころに現れるようになる。それでも10cmは沈み込むことが多い。
送電線鉄塔が近づくと鉄塔の下には点々とトレースが刻まれているように見えるが、動物のものには見えない。登山者のものだろうかと怪訝に思ったが、近づいて見ると送電線から落下した霧氷が新雪に沈み込み、遠目にはトレースのように見えたのだった。上を見上げると送電線にも鉄塔にも霧氷がついている。微風が吹くたびに霧氷が鉄塔にぶつかって金属的な音を立てながら落下してゆくのだった。
先に進むといよいよ樹木も少なくなり、広々とした雪原を進む。雪が多いからこそこの雪原を自由自在に歩けるのだが、三年前の残雪期に歩いた時には灌木の藪に悪戦苦闘しながら進んだのだったが、やはりこの稜線を雪が藪を覆い隠してくれる時期に限る。
雪原を福井県側の送電線鉄塔尾根の分岐に至ると先ほどまでは尾根の左手の遠方で霞んでいた三周ヶ岳、美濃俣丸、笹ヶ峰へと続く越美国境の山々がかなり明瞭に見えてくる。その左手に見える部子山の彼方に見える白山は相変わらず朧げに霞んでいる。
上谷山までは残り2kmほどの距離となるが、上谷山のピークがすぐ近くに見えているのだが、なかなか山頂にたどり着かないような気がする。疲労のせいもあるのかもしれないが、斜度が緩いせいもあって実際の距離よりも。視覚的に近く感じられるせいもあるのかもしれない。山頂が近づくと、尾根の両側に樹木にはまだ霧氷がしっかりと残っていた。
上谷山の到着は11時前、当初の予定通りのタイミングではある。山頂からは東側に三国岳と左千方の大きな山容、そしてその左手には三周ヶ岳と高丸が視界に飛び込む。この好天なので福井県側の庄野から登ってくる登山者が他にもいるかと思ったが、登ってくる人の気配は感じられない。
山頂で一息つくと、自分のトレースを辿って復路につく。ようやくラッセルから解放されることになり、一気に足元が楽になる。
左右に広がるパノラマを眺めながらなだらかな雪原を下ってゆく。福井県側の橋立に向かう送電線鉄塔尾根を過ぎると、広々とした雪原を歩いて来る登山者の姿が目に入る。hanaさんだ。ラッセルが深いので、早い時間帯に追いつかれるものかと思っていたが、出発が遅くなったとのことだった。
hanaさんは将来に上谷山を広野から周回することを見越して、その時のために赤線繋ぎの布石を置きに行くという固い意志があるようだ。ジャンクション・ピークまでは後300mほどですよとお伝えする。hanaさんには「私のことは放っておいて下さい」と云われ、尾根分岐のピークを目指して足取りも軽く登っていかれた。hanaさんを見送ってから差し入れしようと思っていた京都の八つ橋を渡しそびれたことに気がつくが、時すでに遅しであった。
広々とした雪原を歩き、再び送電線を過ぎると、尾根の樹の影で上谷山を眺めながらランチ休憩をしておられる単独行の男性がおられる。その男性が被っておられる緑色の帽子には見覚えがあったので遠くからでもすぐに誰か判った。昨年、赤樽山でご一緒させて頂いたOさんだ。
Oさんも下谷山を西から辿ってきて上谷山に向かってゆくトレースを私のものではないかと推測しておられたとのこと。ご明察の通りであった。山中での奇遇に思わず話し込むことになる。Oさんにお別れして先に進むと、まだ12時半より前ではあったが、naojiroさんから姿が見えないので下谷山から下山するというmailが入る。
振り返ると午前中に見た時と違って、陽ざしの向きが変わったせいだろう、蒼空を背景に上谷山が綺麗に見える。午前中に見た時には杉の樹々が纏っていた雪はかなり落下したようだ。下谷山にかけて小刻みに繰り返されるアップダウンが徐々にしんどく感じられる。おそらくベルク・スキー場の方角から頻繁にモーター音が聞こえてくる。この冬の最中に樹を伐採しているのだろうか。
下谷山が近づき、宇津尾へと下る尾根には先ほどのOさんのものと思われるスノーシューのトレースがついている。尾根の分岐からは見慣れたnaojiroさんのスノーシューの跡がある。
下谷山の山頂広場の雪原にもスノーシューのトレースを刻むことを遠慮していたのだが、その後にこのピークを訪れた人たちは皆、足を踏み入れなかったようだ。南側には横山岳から土蔵岳へと続く尾根、彼方に金糞岳を眺めながら行動食でエネルギー補給をすると、naojiroさんのトレースの跡を追ってすぐに出発する。naojiroさんに遅れることおよそ50分だ。
山頂直下のブナの大樹は格別な存在感を放っていた。朝にみた霧氷はすっかり落下していたが、却ってその特異な枝ぶりが際立って見える。ブナの樹から見下ろすと、確かに山頂周辺はいくつもの小ピークが集簇し、トレースがあるから楽に辿ることが出来るものの、そうでなければルート・ファインディングに苦心するかもしれない。しかし、この複雑な地形の中を気儘に漫歩するのも一興だろう。ブナの樹に再訪を誓って、トレースを辿る。
尾根を北上するつにれ尾根筋も明瞭になると、周囲のブナの樹々は一様に細い若木となる。このあたりのブナは二次林らしい。霧氷がすっかりなくなるといささか単調に思えてくる。先行者のスノーシューの跡を追って可能な限りスピードを上げる。
音波山のすぐ手前のピークでブナ林を抜け出すと、丁度、音波山にnaojiroさんが到着されたのが見えた。音波山に到着したのは14時過ぎ、naojiroさんが待っていてくれた。
後はnaojiroさんと共に出発地までのんびりと降ることにする。16時までには余裕で帰着出来るだろう。左手のベルク・スキー場から聞こえてくるモーター音がより大きく聞こえてくる。スキー場を眺めると、なだらかなゲレンデを忙しく動き回るスノー・モービルが目に入る。「気分が削がれるな〜」とnaojiroさんが仰る。この奥深い山の静けさが台無しである。
ベルク・スキー場のゲレンデにもこの尾根と同じような風況観測計が立っている。遠目に見るとなだらかな尾根をかなり大きく切り開いてスキー場を作ったようだが、実際に営業されたのはわずか数年であったらしく、2010年に廃業したらしい。今後はこの尾根と同様に風力発電機が立ち並ぶことになるのだろう。なだらかな斜面は雪の時期には気持ち良さそうなところではあるが、忙しなく走り回るスノー・モービルはすっかり興醒めである。
やがて西側に余呉高原スキー場が見えてくると、こちらも多くの人が訪れているようだった。ゲレンデから音楽がわずかに聞こえてくるが、スノー・モービルの音に比べれば大した音量でもない。傾いてゆく夕方の太陽を正面に見ながら、好展望の尾根を下降してゆく。
駐車場に戻るとスノー・モービルを車に積んでいる若者たちがいた。すぐにも軽トラックで駐車場の管理人がやって来られる。「ここに勝手に入られたら困るんですけど・・・」と文句を云われる。こことはどうやらベルク・スキー場のことを言っているらしい。naojiroさんが登山であり、スキー場には入っていないことを説明されると「それなら全く問題ありません」と、今度は恐縮しながら我々に駐車料金を請求されるのだった。
hanaさんの車の上に差し入れのお菓子を載せるとnaojiroさんとお別れして京都への帰路につく。琵琶湖の湖岸を走るとマキノのあたりでは雲ひとつない空に夕陽が沈んでゆくところだった。
参照(お二方のレコの方が霧氷がはるかに綺麗です)
naojiroさんのレコ
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4032300.html
hanabana31さんのレコ
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4036998.html
コメント
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hanaさんも書いておられましたが、yamanekoさんのトレースだと分かっているので安心感が違います。
音波山では木々に着雪していたので、その先のブナ林も同様に見ていたのですが、拡大するとご指摘の通り霧氷でした。もっとじっくり鑑賞すべきだった。
下谷山では怖がって樹林側を歩いたのですよ。それとフライングスタートしなければ置いてきぼりされかねませんから😁 hanaさんにも追い付かれたかも知れません。
無雪期の下谷山は灌木と背丈を越える笹や萱の藪のピークですが、今冬は深雪に覆われて360度の展望を存分に堪能できました。3人揃って共有できなかったのが残念ではありますが。
下谷山西の複雑な起伏の地形は無雪期でも歩くことは可能ですが、藪も多く自由度が低いので残雪期か冬枯れの時期がよろしいかと思います。あのアンジュレイションが堪りません。
音波山で合流してからは私のペースに合わせてくださり助かりました。話しながら歩けたので楽しかったですよ。いつも殿なので
2/12に下見したらベルクの林道は圧雪してありました。風力発電絡みかと思っていたのですが、理由はスノーモービル走行のためかも知れません。有料で入場させているとか。ネットで散見されます。しかし山中に響く爆音にはホントに興醒めです。
何時までにどこに戻ってくる・・という約束があれば、万が一、上谷山が目前でも諦めて引き返す決意をするでしょうから・・・さもないとつい山頂まで足を伸ばして下山が大変なことになる・・・ということをしかねないだろうと思うので
今回は歩き始めのスノーシューの沈み込みの深さから上谷山までは辿り着けない可能性が高い・・・と覚悟しておりました。
hanaさんのレコへのコメントで書いたのですが、霧氷は私が通過した時間よりもhanaさんやnaojiroさんが通過した時間の方が綺麗だったようです。でも、いつも思いますが、霧氷は儚い夢のようですね。
今回は確かに3人揃う機会がなかったのは残念ですが、また次回はご一緒しましょう・・・できればhanaさんの赤線繋ぎの任務のないところで
あるいはuriさんの快気祝いかな
音波山まではかなりハイ・ペースで飛ばしたので、こちらこそ最後は山行の余韻に浸りながらのんびりと下ることが出来て良かったです。
ベルクの圧雪とスノー・モービルはそんな裏事情があるのですか
でも今回は全く圧雪もされていなかったですよね。
風力発電機が立ったら・・・心配ですね。
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