西穂高岳 独標
- GPS
- 24:15
- 距離
- 4.5km
- 登り
- 608m
- 下り
- 396m
コースタイム
9日:6:55西穂山荘-7:20西穂丸山-8:40西穂独標-10:10西穂高山荘
-11:55新穂高ロープウェイ西穂高口
天候 | 8日:雪 9日:晴れ後雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
新穂高温泉へ、BT無料駐車場を利用しました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
西穂初心者向け、独標までのピストンコースです。 西穂山荘まではトレースも目印もあり迷わず行く事が出来ます。 独標までの稜線では風や積雪があるとトレースも短時間で消えます。 また強風やガスが発生すると難易度がグッと上がります。 今回登山届けは高松からバスで帰宅中ギリギリまで考えた末 ヤマレコの登山計画から岐阜県警へメールで届けました。 下山届けは新穂高登山指導センターへ投函しました。 |
写真
感想
今回は10日に有給休暇を頂いて8日〜11日で
山行を計画します。行き先は散々迷った挙句北アルプスへ、
西穂へ行こうと決めました。もちろん妻も同行です・・・
という事で「西穂独標」が目標です。
ただ8日に出発と考えていましたが全国的に低気圧+大寒波で
7日金曜の晩に赴任先の高松を出る時に既に雪は降っていました。
バスに乗り舞子BTまでずっと雪は降り続けていました。もちろん
自宅に帰るまでも降っています。帰宅後早々に0時30分出発です。
妻の軽自動車で一路、新穂高温泉を目指します。が・・
郡上八幡からチェーンを装着し8時間ほど掛けて到着しました。
正直高速道路の積雪と早朝の高山市街の雪は怖かったし疲れた。
今回山行の核心部はこの8日のアプローチだと言えるくらいです。
この朝はいつもの無料駐車場は封鎖されており
BT駐車場を利用させて頂きました。
到着して狭い車内で着替えをして出発です。
新穂高ロープウェイ乗り場ではこの天気でも観光客は絶えません
登山パーティもいます。・・・普段通りだな。
で、西穂高口に到着し山荘を目指します。吹雪の中雪の回廊を抜けて二人で
てくてく歩いて行きますがトレースも目印もあり順調に進んで行きます。
結構のんびりと歩いてきましたがお昼には西穂山荘へ到着しました。
ニシホくんお出迎え(?)の中、結構激しい雪に顔を煽られつつ山荘内へ
カップめんで昼食です。食後は宿泊の申し込みをして外でスノシュ訓練です。
実は私テン泊装備でしたが昨夜の運転の疲れもあり小屋泊としました・。
妻はスノシュを装着し尾根取付きの新雪上をガシガシと登って行きます。
私もツボ足で付いて行きます。このまま行ってしまうと丸山まで行く勢いだな・・。
と、昨夜緊張のアプローチで寝不足を思い出した二人は引き返し
片付けて夕食まで睡眠をとる事にしました。
18時の夕食前に起きてビールを買って乾杯です。
この日の夕食は大きなチキンカツでした。豚汁もお替りし放題で
満腹で大満足のまままた就寝してしまいました。
翌朝は5時過ぎに起きたのですが外に出てみると天気が急速に良くなってきています。
ただ予断できないのでもう少し明るくなるまで待ちます。
朝食を頂きいよいよ出掛けます。
外は奇跡的と言えるくらいの快晴です!厚い雲海ともう直ぐご来光のため
空も深い蒼で吸込まれそうなくらい澄んでいて神秘的です。
間もなくご来光がきました。辺りはキレイなオレンジ色に染められていきます。
同時に私達は独標へ向け出発します。
今朝までの積雪で稜線まではラッセルを覚悟していましたが意外にも
雪は締まっていてアイゼンで楽に歩いて行くことができます。
妻も少し登る毎に周りの景色を見ながら「ウヮーー!」と奇声を上げています。
私もキョロキョロしながら登ってゆき「素晴らしい!」を連呼していました。
間もなくして丸山に到着しました。この丸山からの景色も絶景で少し日も高くなり
雲海の動きも厚いながら流動的になってきます。
行く先には独標、ピラミッドピーク、西穂と続いて見えますが舞い上がる雪と
深い蒼の空でまるでハイビジョンのデモ映像なのかというくらい素晴らしい光景が
目の前に広がります。また独標までの距離感もハッキリしてきました。
稜線を歩き少しトラバース気味になる所を過ぎて独標の肩まで来ました。
ここから少しですが岩場と急坂があります。
妻は必死にアイゼンとピッケルを使って這い上がって行きます。
幸いなことに鎖も露出しているし比較的安全に登頂する事が出来ました。
まだ先には続きがあるのですが今回はココまでです。
しかし独標からの景色も素晴らしい。しかも風も弱く山頂で少し休憩できました。
歩いてきた稜線を見るとガスが上がってきて丸山あたりまで覆われています。
「じゃ、ぼちぼち戻ろうか」と私。妻は緊張と絶景で少しおとなしくしてます。
下りに関しては滑落すると果てしなく落ちて行く所ばかりですし
去年飛騨沢での滑落の記憶が妻の脳裏を過ぎったようで下りは登り以上に
必死にダガーポジションでじっくり降下して行きます。ある程度下ってゆけば
少し落ち着いたのか、また景色を見て感動していました。
途中でブロッケン現象を見たり舞い上がるダイヤモンドダストなど・・
距離も短いため丸山を過ぎた後はあっと言う間に西穂山荘へ戻って来ました。
少しガスり気味で雪もチラついています。山荘でコーヒーを頂いた後は
下山します。西穂高口までやはり天候は安定していません。あの早朝のひと時
快晴だった事が信じられないくらいです。
無事、西穂高口に到着しロープウェイに乗って駐車場まで戻ってきました。
心配していた車ですが思っていたより雪まみれではありませんでした。ですが
常に雪が降っているので近くの中崎山荘へ行き温泉に入るとともに
簡単に片づけをして帰路に着きました。
快晴になるとトンでもない景色が拝める北アルプス。
・・・聖地ですねこれは。
妻も大大満足だったようです。
#GPSログですが山荘からの帰りを取り忘れております。
こんちわ
7日からの予報で・・西穂高ですか
よくぞ、行かれましたね
悪天で幾度か厳冬期には山荘までも撤退してますので(^^;
よほど普段の行いがいいのでしょうね
でわでわ
uedaさん、ご無沙汰してます
コメントありがとうございます。
3日くらい前から天気図と睨めっこでした。
赴任先の高松から神戸へ帰る道中も雪は降りっぱなしで
バスの中でも悩みましたが少なくとも9日岐阜側は
行ける可能性が高いと決めました。
それより新穂高温泉へのドライブの方が心配でしたね。
夜中あの吹雪の中、高山界隈ではー8℃位の峠道で(ワンワンパークの辺)
危うく立往生しそうになったり・・・。
でも道中どこも通行止めになっていなかったしラッキーでした
9日朝の山の天気はラッキーどころか「奇跡」だったかもしれません
御来光、
澄みきった冬の山、
そして雲の上の世界、
こんなの見れたら立っていられないほどに感動しそう
距離はありますがやっぱり日本の屋根はいいですねぇ
〈山からの贈り物〉
akiraj さん夫妻に最高の景色のプレゼントでしたね
見てみた~い
pore-poreさん、コメントありがとうございますっ。
9日の朝はホントに運が良かったです。
丸山や独標であの景色ならもっと上を目指す人の
気持ちが分かる気がします
この季節も晴れればこんなにも素晴らしいって
改めて気づいた山行でした。
短い行程でしたが妻も頑張ったし良かったと思います
pore-poreさんこのコースお手軽でイイですよっ
(天候次第ですが・・・)
夫婦で登山のご様子なので書き込みいたしました。
新穂高温泉から双六岳登ったことがあります。
東北の山も楽しいですよ。
tokiyosi64さん、はじめまして。
コメントありがとうございます
私もtokiyosi64さんご夫婦の楽しそうな
レコをみつけ拝見しておりました。
私の自宅は神戸なのですが去年から香川県高松市で
単身赴任中です。山行計画も大変な事もありますが
じっくり楽しんでおります。
東北も駒ケ岳など魅力的なお山があるので
いつか行ってみたいなと思っています。
もし何処かのお山でお会いした時は
よろしくお願いしますっ
秋田駒は素晴らしいところです。近くには乳頭温泉郷や八幡平があって良いたびが楽しめるところです。私の住んでいるところは世界遺産白神の麓なので雪との戦いの毎日です。
昨年は木曽駒・仙丈ヶ岳・甲斐駒へ登ってきました。今年も信州の山登りを計画中。
北東北への旅は何時でも情報をお知らせいたします。
tokiyosi64さん、こんばんは。
ありがとうございます
信州の山はGW時期も良いですよねっ
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