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Yamareco

記録ID: 40836
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
丹沢

丹沢古道巡りとシロヤシロ 鍋割峠-ユーシン-(南尾根経由)蛭ヶ岳-檜洞丸-西丹沢

2009年06月09日(火) [日帰り]
 - 拍手
GPS
11:06
距離
20.7km
登り
2,519m
下り
2,253m

コースタイム

寄7:39-鍋割峠9:55-10:55熊木沢出合11:10-14:25蛭ヶ岳14:35-17:01檜洞丸17:05-西丹沢18:45
天候
過去天気図(気象庁) 2009年06月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
平日は新松田発、寄行きの始発バスが少し遅いため、土日よりスタートが24分遅れますので注意が必要です。

鍋割峠と雨山峠の分岐には、ちゃんと道しるべが有るので、前回の僕の様にピンクの目印に騙されて早めに右に行かなければ間違う事は有りません。

分岐の道しるべから右に川沿いに登っていくと、川が二股に分かれますが、その直ぐ手前に左に上がる目印が有ります。そこから鍋割峠までは目印が頻繁に有り、迷うことは無いと思います。

点線ですが全般的に判りやすい道です。ユーシンに下る道はここから鍋割山に登る道の途中で、鍋割山の方が近いです。

ここからユーシンに下る道は、旺文社の山と高原地図には載っていませんが、目印が多く、特に危険性は感じません。

ユーシンから蛭ヶ岳へのルートは、点線ですが今まで歩いた他の地図に載っていない廃道のどれと比べてもきつく、危険なコースです。頂上に近づくと勾配が急峻になり、崩落が激しくなっています。多分年々厳しくなっていると思いますので、お勧めできません。 どうしても行きたい方の為に、下記に詳細を記入します。

熊木沢出合から、最初の堰堤は川の右を巻きます。次の堰堤は真ん中を通り、そこからは左側に、川沿いに林道の残骸が有るので、それを歩きます。
そうすると東沢堰堤と書かれた高い堤が右に見えます。これを越えてから、少し先で道は左に上がりますが、そのまま川沿いに進みます。
少し先で川が左から合流して来ますがそちら側です。この合流前に左に崩れた所があるのですが、多分これを登るのが正解でしょう。僕は判らずそのまま左の川に左折し、その先の堰堤を左側から登ってkoshibaさんの記録に有った廃車を見つけました。

廃車の有る駐車場をそのまま堰堤に進むと、堤に赤ペンキで右に蛭ヶ岳のサインが有るので、川を渡ります。この堤から少し下る(戻る方向)と左に黄色のビニールが有り、そこから登りが開始です。 これはちょっとした小さな谷(水は無い)なのですが、急な登りで暫くすると目印が無くなります。そこから左の小さな尾根に道は変わっており、この尾根からはまた目印が有ります。

これをかなり登ると、道は急峻になります。 そうなる少し前から目印が無くなりますが、左を注意すると目印が有り、この尾根から左に曲がる事になります。
この目印は3つ位で無くなります。 この辺りはかなり急峻で崩落が激しいので、目印が落ちてしまったのではと思います。道らしい道も無く、急峻でずるずる落ちるので、非常に体力を使います。

ここからの正解はは判りませんが、30分ほど直登したり、元の尾根に戻ったり、左にそのまま巻いたりした結果、左を崖で進めなくなるまで行って、そこの尾根を直登すると、そのうちにまた目印が出てきました。そこまで行くと右側も左側同様に崖になってきて、この尾根以外に進み様は無くなります。そのまま登って行くとロープが有りますので、そこまで来たら頂上はもうひと頑張りです。

写真にもコメントしているので、そちらも参考にして下さい。
遊歩道の終点から、川の右を高巻く所には雨山峠の道しるべが有りますが、この鹿柵には有りません。このまま鹿柵をくぐって行きます。
2009年06月10日 21:22撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
6/10 21:22
遊歩道の終点から、川の右を高巻く所には雨山峠の道しるべが有りますが、この鹿柵には有りません。このまま鹿柵をくぐって行きます。
河原に出るところ。
2009年06月10日 21:23撮影 by  FinePixViewer Ver.5.4, FUJIFILM
6/10 21:23
河原に出るところ。
川は右側から歩き始め、3度ほど左岸を往復しますが、最後はまた右岸を高巻きします。そこではシロヤシロがまだ綺麗に咲いていました。
2009年06月10日 21:23撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
6/10 21:23
川は右側から歩き始め、3度ほど左岸を往復しますが、最後はまた右岸を高巻きします。そこではシロヤシロがまだ綺麗に咲いていました。
ここもまだまだ咲き誇っています。
2009年06月10日 21:23撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
6/10 21:23
ここもまだまだ咲き誇っています。
霞と花です。
2009年06月10日 21:23撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
6/10 21:23
霞と花です。
花とトンネルです。
2009年06月10日 21:23撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
6/10 21:23
花とトンネルです。
前回はピンクのビニールにつられ、ここを右に行きましたが、ここはまっすぐ尾根を登ります。
2009年06月10日 21:23撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
6/10 21:23
前回はピンクのビニールにつられ、ここを右に行きましたが、ここはまっすぐ尾根を登ります。
下に雨山峠と鍋割峠の分岐の道しるべが見えます。ここを右の沢に入ります。
2009年06月10日 21:23撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
6/10 21:23
下に雨山峠と鍋割峠の分岐の道しるべが見えます。ここを右の沢に入ります。
沢が二股に分かれるすぐ手前に、左に登る目印が有ります。岩の赤い丸と木に巻いている黄色のビニールです。
2009年06月10日 21:23撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
6/10 21:23
沢が二股に分かれるすぐ手前に、左に登る目印が有ります。岩の赤い丸と木に巻いている黄色のビニールです。
鍋割峠はガスっていました。
2009年06月10日 21:23撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
6/10 21:23
鍋割峠はガスっていました。
ユーシンへの下りは、だいたい判りやすい目印が有り、尾根沿いに下りますが、川が近くなったこの地点で、左側の沢に降ります。よーく注意すると赤いビニールが巻いているのが判ります。
2009年06月10日 21:23撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
6/10 21:23
ユーシンへの下りは、だいたい判りやすい目印が有り、尾根沿いに下りますが、川が近くなったこの地点で、左側の沢に降ります。よーく注意すると赤いビニールが巻いているのが判ります。
鍋割山の方を振り返って。
2009年06月10日 21:23撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
6/10 21:23
鍋割山の方を振り返って。
熊木沢出合いの壊れた橋の近くから。
2009年06月10日 21:23撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
6/10 21:23
熊木沢出合いの壊れた橋の近くから。
同じくここで食事。
2009年06月10日 21:23撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
6/10 21:23
同じくここで食事。
2番目の堰堤は真ん中を通って、そこからは川の左側を歩く。
2009年06月10日 21:23撮影 by  FinePixViewer Ver.5.4, FUJIFILM
6/10 21:23
2番目の堰堤は真ん中を通って、そこからは川の左側を歩く。
壊れた林道はここから左に登るが、このまままっすぐに川沿いに少し進む。
2009年06月10日 21:23撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
6/10 21:23
壊れた林道はここから左に登るが、このまままっすぐに川沿いに少し進む。
昔の駐車場に放置された車。
2009年06月10日 21:23撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
6/10 21:23
昔の駐車場に放置された車。
堰堤に右矢印で蛭ヶ岳のサイン。
2009年06月10日 21:23撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
6/10 21:23
堰堤に右矢印で蛭ヶ岳のサイン。
川を渡った先にも堰堤に右矢印。でもここは川下に少し下る。
2009年06月10日 21:23撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
6/10 21:23
川を渡った先にも堰堤に右矢印。でもここは川下に少し下る。
先ほどの堰堤を少し下った所から振り返って。ここから本格的な登りのスタート。
2009年06月10日 21:23撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
6/10 21:23
先ほどの堰堤を少し下った所から振り返って。ここから本格的な登りのスタート。
先ほどの写真の地点から、登る方を見たところ。川下を見て左側がこれ。画面中央付近に黄色のビニールが木に巻いている。
2009年06月10日 21:23撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
6/10 21:23
先ほどの写真の地点から、登る方を見たところ。川下を見て左側がこれ。画面中央付近に黄色のビニールが木に巻いている。
頂上近くで登ってきた方向を振り返って。
2009年06月10日 21:23撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
6/10 21:23
頂上近くで登ってきた方向を振り返って。
檜洞丸への道にはまだ花が残っていた。
2009年06月10日 21:23撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
6/10 21:23
檜洞丸への道にはまだ花が残っていた。
ちょっと逆光でピンとぼけ。でも綺麗。疲れ切った体が少し休まる。
2009年06月10日 21:23撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
6/10 21:23
ちょっと逆光でピンとぼけ。でも綺麗。疲れ切った体が少し休まる。
これは違う花。地面には花弁が沢山落ちていた。
2009年06月10日 21:23撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
6/10 21:23
これは違う花。地面には花弁が沢山落ちていた。
檜洞丸の山頂近くで、余り逃げ無い鹿。
2009年06月10日 21:23撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
6/10 21:23
檜洞丸の山頂近くで、余り逃げ無い鹿。
檜洞丸の山頂は濃い霧。
2009年06月10日 21:23撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
6/10 21:23
檜洞丸の山頂は濃い霧。
檜洞丸からの下り。この木道はいつ歩いても気持ちが良い。
2009年06月10日 21:23撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
6/10 21:23
檜洞丸からの下り。この木道はいつ歩いても気持ちが良い。
さらに木道は続く。
2009年06月10日 21:24撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
6/10 21:24
さらに木道は続く。
一瞬だが少し日が射してきた。
2009年06月10日 21:24撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
6/10 21:24
一瞬だが少し日が射してきた。
でも直ぐにガスる。5時半頃か。
2009年06月10日 21:24撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
6/10 21:24
でも直ぐにガスる。5時半頃か。

感想

前回の5月31日に行くはずだったルートの再挑戦です。仕事の締めで土日を働いたので9日に休みを取って行きました。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail.php?did=40334&com_id=9754&com_rootid=9754&com_mode=flat&com_order=0#comment9754

ひたすらしんどかったに尽きる山行でした。ユーシンから蛭ヶ岳の登りがとにかく大変でした。山頂に着いた時、2時30分頃だったので、よっぽど大倉側に降りようかと思いました。 しかしdailumiさんの山行のお花が綺麗だったので、もう終わっているとは思いましたが、駄目もとで檜洞丸から西丹沢のコースにしました。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-40236.html#viewcomment

まあ少しは花も残っていましたし、寄からの登りに結構花も咲いていたので、それが救いでしょうか。まだ筋肉痛です(´_`。)グスン

ちなみにクリーンハイクに参加しなかったので、ゴミ拾いをしました。流石に始めの方のルートは人があまり通らないせいか、ゴミは有りませんでした。 結局拾ったゴミは檜洞丸からの下りで3つでした。結構皆さんマナーは良い様です(^_^)


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コメント

ゲスト
蛭ガ岳南尾根
Futaroさん
再挑戦お疲れ様でした
毎度 長〜い縦走ですね

霧に包まれた 洞丸の木道歩き いいな
あの場所は 大好きなひとつです。
2009/6/12 10:11
お疲れさまでした!
私の檜洞丸・記録へのコメントを拝見して参りました。ありがとうございました

相変わらず、すごい体力・気力ですね!
悪路を1日に20キロ以上なんて、考えられません
私なら途中で遭難しちゃいます、きっと^^;

シロヤシオも、下の方はまだ残っていたのですね、良かった
うん、やっぱり、とてもキレイですね
赤い花はヤマツツジですか?こちらもいいですね〜。
Futaroさんが少しでもお花を楽しめて、私も嬉しいです

山頂付近のバイケイソウも元気だったみたいですね^ー^

あぁー、やっぱり丹沢はいいな〜
2009/6/12 14:19
シロヤシロでは無かった様です
koshibaさんの話ですと、私の見た白い花は違っていたようです。確かに時期からすると下の方が後なのは変ですよね(;^_^A 

そうすると今年は見損なった事になります( ̄▽ ̄;)!!ガーン dailumiさんはピークの時に見れて良かったですね

ところでkoshibaさんの、以下の記録だとユーシンから蛭ヶ岳への登りで特に迷った風では有りませんが、急峻になってからのホントの道はどうなっているのですか?
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-25532.html
2009/6/13 20:44
え??
あらら…
シロヤシオじゃなかったんですか…

よく見てみると、そういえば、花の付き方とか葉っぱが違うかも…
私も気づきませんでした

では、何の花でしょうね?
これはこれで、綺麗で、見る価値ありますよ!
2009/6/16 0:06
ゲスト
蛭ガ岳南尾根
Futaroさん
遅くなりました 夜勤でした
写真の「花」は、ひめウツギと思います
ウツギも種類が多くて良く判りません。

南尾根=取り付くと写真の様に2度程曲がりながら
尾根に取り付きます。尾根通しに行くと 少し平らな尾根になり そこから再び登り 西側に大きく巻き道あり
倒木のため 現在は尾根を直進 急峻な岩の多い尾根を登り 今度は 東に巻きながら進み 再び尾根に戻ります 更に急峻な尾根を登ると ロープのあるザレに到着
します 東側よりにジグザグ登ると頂上
イメージ出来ましたか?

歩く人が少なく(現在は蛭ヶ岳から下りは禁止)踏み跡も落ち葉で隠れてしまい 分かりにくいかもしれません。
2009/6/16 9:59
西側に巻かなかったんですね?
多分、僕は倒木を乗り越えて西側に大きく巻く道を通ったのですが、直ぐ先でテープが無くなり、ぐるぐるその付近を捜していました。

そのまま尾根を直進した場合、”東に巻きながら進み。。。”とか印は有るのですか?

もし無いなら僕のルートと同じという事ですかね。難易度も変わらないかも。
2009/6/16 21:27
ゲスト
蛭ガ岳南尾根
「東に巻きながら進み」

もうこの辺は 落ち葉も少なく 古い印等の有無は
さだかでありませんが 踏み跡がしっかりしています。
(ここでも 尾根を強引に登れば巻くこともないのですが 疲れがピーク?)
2009/6/16 21:44
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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